ラノベの主人公のようにモテる友人

2018/02/03

語らせてくれ 友人
イケメン
めんどくさがりや

全体的に普通
自分なりに高校デビューして
入学当初はいろんな人に声をかけてたんだが、
その友人も俺から声をかけた1人だった
そいつは全体的にやる気無いような雰囲気を出すやつで、
会話は弾まなかったが嫌味とかそういうのは出さず
意外と話しやすかったから
結局この友人との会話が多くなった
クラスにめっちゃ可愛いのに物静かな女子がいたんだが、
この子もこの子なりにいろんな人に声をかけて、
最終的に会話相手は同じ友人に落ち着いたんだ
たぶん人の話をしっかり聞くしそれに適当じゃない
ちゃんとしたコメントするから人見知りだけど一方的な会話は
得意なやつが話しかけやすかったんだと思う
割とこの三人でよく会話する仲になったんだが
それでその美少女と友人の趣味が一致していたことが発覚したんだ美少女も友人も結構コアな映画好きで
俺がついていけないレベルにどんどん映画の会話が広がっていった
俺も映画は人並み以上に観ているつもりだったがそれでもついていけなかった
うちの学校では部活はいろいろと承認が必要だけど
同好会は一枚の書類さえ提出すれば勝手に活動出来たから
俺と友人とその美少女で映画同好会を発足して、
同好会が共同で使える空き教室でポータブルDVD使って三人で映画を見るとか
適当に活動していた
ただ二人に比べて映画の知識が少なかったから
俺は二人と距離を感じ始めていた映画同好会を発足して数か月経って
名前を聞きつけた一つ上の学年の先輩が入会してきた
この先輩もすごい可愛く、俺はその先輩にひとめぼれをした
四人の少人数編成の同好会だったから美少女も先輩も俺とよく話してくれたけど
日が経つにつれ映画の知識が少なかったからか
この二人とも会話が少なくなってきた
それに反比例するように友人はこの美女二人とべたべたな
学校生活を送るようになってきていた
が、友人はこの二人との関係をめんどくさそうに俺に語ってきていた先輩は友人のいる教室に昼休みに突然やってきて昼ごはんを
一緒に食べようとせがんだり、美少女は友人とことあるごとに
一緒のグループを作ったりして
2人して友人に異様なアプローチを仕掛けるようになった
この関係のまま夏休みに突入した意味もなく合宿として学校に泊まって視聴覚室のプロジェクターを
使ってひたすら映画を見た個人的には映画をここまで大量に見ることなんて
なかったからいい経験になったとは思おうが
この合宿の夜同好会が使う空き教室で寝泊まりをしたんだが
俺がふと目を覚ますと友人と美少女と先輩は空き教室から姿を消していた夜の学校に一人って意外と怖いもので、
俺はとりあえず三人を探し始めた
そしたら校庭のど真ん中で三人が寝転んで夜空を見ていた
友人は二人に挟まれるような形で、三人はとにかく密着していた
ただ友人はむかつくほどに表情を変えていなかった
なんだか腹の底が熱くなって見なかったふりをして俺は教室に戻った三人はどんどん近づき、俺はどんどんこの三人から離れていった
俺は夏休みが終わったら活動にはほとんど顔を出さなくなった
友人は声をかけてくれたが、ほかの二人は活動に参加しなくなった途端
全く会話しなくなり、俺は帰宅部になった他の人よりも早く家に帰ってネットやったり特に生産性の無い放課後を過ごして
そんな日々を過ごしていき2年になった
ある日の朝、通学で使う電車を待っていると顔見知りの女子と出会った
それは幼馴染の子だった
幼馴染と言えば聞こえはいいけど、家は少し距離があり小中学校同じだっただけで
さほど会話はしたことがない
幼馴染は美人過ぎるわけでもない普通の顔立ちでメガネをかけて読書を
してる物静かなタイプ
飢えていたのか、「幼馴染」として認識し始めた途端その子に不思議なほど
急にその子に恋心を抱き始めたなんか...寂しいな...>>20
本当にそう
二次元行きたいっていう人多いけど
きっとこんな感じになる映画の知識が乏しかったためにあの三人との距離が
できてしまったという反省を生かして
幼馴染が読んでいる本を見て、その作者とかそういう本を読みまくった
そしたら幼馴染と会話をよくするようになった
「趣味が合う」と言ってあまり見せない笑顔を見せてくれた
本当に幸せだったし、彼女になってくれると思っていた幼馴染が大好きだった本が映画化された
俺と友人が会話していた時に幼馴染はその映画化の
話題を振ってきたんだ
もちろん映画の話は友人の方が詳しいから
幼馴染に映画の話をし始めて、流れで幼馴染は
映画同好会に入ってしまった幼馴染が入部したのをきっかけに俺もまた活動に参加したんだが
友人ら三人は幼馴染に積極的に会話をして俺は空気のように扱われた
幼馴染はそれから映画の話ばかりするようになり
心なしか、性格も見た目も明るくなっていたんだ幼馴染とは朝と帰りに楽しく会話できて、
その時間くらいしかまとまった会話できてなかったけど
その時間がとてつもなく幸せで、楽しかった
けどいつの間にか俺とは疎遠になって一人で登下校をすることになっていた
友人と幼馴染が同日にサボって、
後で聞いたら「映画観にいってた」なんて言う日もあって
幼馴染を自分のものにした気は一切無いけど
幼馴染は完全に友人のものになっていた
少し服装とか髪型・髪色を崩してる美少女に習ったのか
幼馴染の髪はきれいな艶のある黒髪から抜けた濃い茶色になったり
スカートの丈が短くなったりと変化が現れていた年の夏休み、最後の合宿は俺には予定は告げられていなかった
いつの間にか行われて、そこでいつの間にか決着がついたらしい
友人は美少女と付き合い始めた。
美少女が友人に告白したらしい
幼馴染が友人のことが好きだったと確信を持って言えないけど、
きっとそうだったに違いない
夏休み明け、学校ではこの二人が付き合い始めたことは話題になった
そして同じく夏休み明け、幼馴染は明らかに落ち込んでいた嫌なやつだと思われるの承知だが、
落ち込んでいる幼馴染を見てチャンスだと感じた
ここで幼馴染を励まして、また小説を読み合った関係に戻して
そしてできることなら付き合いたいと思った
幼馴染が落ち込んでいるのを発見した次の日の朝
偶然を装って幼馴染とばったり会うふりをした
俺との会話は昔のままで話せば話すほど明るい表情になっていっていたただ普通の話題だけでは会話は持ちそうになかったから
幼馴染が好きな小説家の小説の話題を振った
この時俺は大きな失敗をした。
もしかしたら小説の話題自体が
ダメだったのかもしれないけど、その小説家は友人と幼馴染が
話すきっかけとなった映画化した原作を書いた小説家だった
このとき急に表情が曇ったのがすごい印象に残ってる
「そういうのもう見なくなったから」と暗い声で言ってそこから会話せずに
気まずいまま学校に到着した
そこから幼馴染とは気まずくて俺から避けるようになってしまったというお話でした。
何か質問ありますかえ?終わり?
全然救われないじゃん42 名無しさん@おーぷん 2014/…

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