目の前でのセクハラショー

2018/12/12

私田中31歳、彼女あけみ22歳、彼女と出会ったのは、近所のラウンジで、たまたま体験入店の初日に私の席に付いたのが始まりであった。
非常に人懐っこく明るい彼女に恋するのは、そう時間は掛からなかった。
店以外で何度もデートを重ねる内に、彼女も好意を寄せてくれ、付き合う事になり、付き合いを機に、彼女は店を辞めて、昼間の仕事に付いてくれた。
全てが順風満帆であった。
あの事件があるまでは・・・。
彼女が出来てからは全く飲みに行っていなかった私に、ある晩、飲み屋を経営している友達から電話が入った。
「おぉ久しぶり♪飲みに来いよ」周りの雑音から自分の店らしい。
「彼女が出来てからは控えてるから」と明日も仕事が早い私は友人の誘いを断ろうと話しをしていると「そういえばお前の彼女ってあけみちゃんって言うんじゃなかった」突然なぜ彼女の話になったのか、不思議に思いつつも「そうだけどなんで」と尋ねると「いやぁ前に写メみせてもらったじゃんうちの店に面接に来た子がよく似てるなぁと思ったらお前の彼女でびっくりだったよ」と全く内容を掴めず動揺しまくった私は「えちょ、ちょっと待てよってそこにいるの」
「え知らなかったの」何がなんだかよく分からない。
夜の仕事を辞めて昼の仕事をしている彼女は既に夜半を過ぎているこんな時間には寝ている、というか「おやすみ♪」のメールが1時間前にきていた。
動揺を隠し切れない俺は友人に「似てるだけじゃねのってか彼女夜は辞めて昼の仕事行ってるしもう寝てるし」と言い終えるか否かの次の瞬間、電話の奥で「やだ♪」という甘えた聞き覚えのある声がとりあえず真相を確かめるべく友達に「俺としゃべってるのバレてないよなお前、俺の友達ってあいつわかってないだろうな」友人曰く、彼女は俺の友人とは全く気づかずに面接をしてきたらしく、友人も面識写メをみたぐらいは無いので私の話しは全くしていないとの事だった。
「今から行って本当か確かめたいんだけど」と御願いするともちろん友人はOKしてくれ、友人の店へ向かった。
店は、駅前の商店街の路地裏で、一見そこに店があるのか分からない場所に、友人の店はある。

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