痴漢と仲良くなった話をする

2018/06/24

ことの始まりは朝の通勤電車だった。
電車が動き始めてすぐに自分の尻に手が伸びてきて、咄嗟に「あ、痴漢だ」と思った。
しかし、つい先日まで違う人にずっと痴漢されていたのもあり、「今度は違う人かー」くらいの感覚でその日はハーフパンツにタイツも履いていたから大したことも出来なかろうと思い、そのまま無視を決め込んだ。
するとこっちが何も抵抗しないので痴漢は尻をがしがし揉みしだきだした。
初めから様子見することもなく、変に積極的だなとずれたことを自分は思っていた。
私の目的の駅は3駅くらいなのでその日はすぐに解放されて終わった。
次の日、同じ電車に乗り特に何の違和感もなく目的の駅に着いた。
-----正確にいえば、尻に多少のなにか当たるような感覚はあったけれど、この日は電車もそこまで混んでおらず人と人の間隔もあったため鞄か何かだろうと思った。
電車を降りようとすると誰かが一緒にくっついて降りてきて、三十代くらいのスーツの男に声をかけられた。
すぐにピンと来て「あー、昨日の痴漢か」と思った。
前にも痴漢には声をかけられたことがあったので、たいして驚きはなかった。
単に今回の人は思ったよりも若いなという印象だった。
何がしかを言っていたがうまく聞き取れず、所詮痴漢なのでこちらも関わろうとせずそのまま立ち去った。
しかし、それからも特に痴漢が居るからといって車両を変えたりすることもなかったため、週2?4くらいのペースで痴漢にあっていた。
毎日寒くてタイツを履いていたから、タイツの上から触られる分には別に問題なかろうという考えだった。
痴漢されることが日常化し、痴漢も目的の駅が近づくと手を離し乱した身なりを整えてくれるようになった。
痴漢のくせに意外と紳士だなとか、矛盾したことを思った記憶がある。
多少顔見知りにもなったような変な感じで、痴漢プレイと考えればいっかと気楽に考えそのままにしていた。
私のスペック25歳、会社員158cmやや痩せ形似てる芸能人はあまり居ませんが、小動物系らしいですwそして、去年の年末。
仕事納めの日に痴漢にあった。
今年も最後だなーなんて考えていると、痴漢がいつもと違う行動に出た。
タイツの中に手を入れてきたのだ。
―――それはいかん。
軽く抵抗しようかと思ったけど、周りに人が沢山いる状況でこっちが派手に動けば周りに悟られると思い動けずにいると下着の中に手が入ってきた。
うわー、まずいと思ったけれど指が伸びてきてさっきまでタイツの上から撫でられていた所をなぞられる。
そこが濡れているのは自分でも分かっていたため、すごく恥ずかしかった。
思ったよりも優しい手つきでなぞられて、思わず体がビクビクしそうになる。
クリトリスにも指が伸びてきて、優しい手つきで撫でられ変に感じてしまった。
そこで目的の駅に着き、痴漢はいつものように手を離し身なりを整え、私もいつものようにそのまま電車を出た。
その晩は今朝のことを思い出してオナニーした。
年が明けて、少し自分は悩んでいた。
いつもの車両に乗るべきか否か。
服や下着の上から触られるだけならまだしも、見ず知らずの人間に生で性器まで触られているのはうら若き乙女としてはどうなんだ、と。
少し悩んだあげく、自分はいつもの車両に乗り込んだ。
よくよく考えてみなくても、自分はうら若きでも乙女でも純真でもなかった。
そして年が明けてからの痴漢との初遭遇。
やはり痴漢は下着の中に手を入れてきた。
服の上から触るときは、ぐいぐいと強めに触ってきていたのに対し下着の中に手を入れてきてからは優しい指使いで触ってきた。
もともと、少し乱暴に扱われるくらいの方が好きな自分としては少し物足りないくらいだった。
そして、その日から今度は胸を揉まれるようになった。
初めはコートの上から、次に会ったときは服の上から、その次は服の中に手を入れられて直に揉まれた。
そんな頃、痴漢に再び声をかけられた。
今度は電車の中で。
耳元で「今日の夕方時間ある?」と小さな声で囁かれた。
内心、遂に来たかと思った。
この時点で、初めて痴漢されてから数カ月は経過していたと思う。
正直、自分自身も段々と痴漢に興味を持ち始めていて少し話してみたいと思っていた時期でもあった。
けれど、ここで行ったら確実にすることは決まっているだろうなと思い、小さく首を横に振った。
「明日は?」と聞かれてここでも首を振る。
というか仕事がその日、いつ終わるのか分からないという理由もあった。
「じゃあ、今度連絡先紙に書いて渡して」と言われて、手を握られた。
その日はそれから痴漢も手を握る以外のことはせず、そのまま別れた。
次に痴漢に会ったのはその日から一週間を過ぎてからだった。
壁に寄り掛かって電車を待っていると、隣に男の人が来た。
「紙持ってきた?」と聞かれて、相手の顔を見た。
そうだろうと思ったが、痴漢だった。
目をきちんと合わせて顔を見たのはこれが初めてだったと思う。
少し悩んで、痴漢に紙を渡した。
痴漢は後ろ手に受け取って、「ありがとう、後で連絡するね」と言って先に電車に乗り込んだ。
どうすべきかと思ったが自分も同じ車両に乗り込んだ。
その日、痴漢は痴漢をしてこなかった。
会社に着くと、痴漢からメールが来ていた。
アドレスを教えてくれてありがとう、届いたかなという内容だった。
どういう返信の仕方をすべきか悩んだが、事務的に届きましたという文面だけ書いて送信した。
痴漢相手に絵文字付きのきゃぴきゃぴしたメールも可笑しかろう。
それから、互いに事務的なビジネスメールのような文面で何通かメールを交わした。
そこで、相手から「今日は時間はありますか?」という内容のメールが届いたので「遅くはならないと思いますが、残業があると思います」と書いて送った。
相手からは、自分も残業があるので、もし時間が合うなら話したい。
先にそちらが終われば帰っていいと返信が来た。
ちょうど金曜日で、仕事も早めに終わる予定の日だったので「了解しました」と送った。
そして、その日は思った以上に仕事も早く終わり、さてどうしようかと思った。
まだ痴漢からのメールは来ていない。
このまま帰ってもいいけれど、せっかくの給料日後でもあったので買い物に行くことにした。
実際お給料が出たら買いに行こうと思っていたものもあったのだ。
しばらく買い物を続けていると、痴漢から連絡が来た。
今、仕事が終わったとのことだ。
今買い物していることを告げると、こちらに来るまで30分くらいかかるが待てるかと来た。
待つと伝え、それから30分後に痴漢と合流した。
痴漢は至極自然に待ち合わせ場所に来た。
手を軽く上げて親しげに声をかけてきた。
傍から見たら、とても痴漢とその被害者という間柄には見えなかっただろう。
そのまま一緒に街を歩き始めた。
少しして、痴漢から「この辺、知り合い居そう?」と言われておそらく居ないと告げると手を繋がれた。
相手のコートにそのまま手を入れられて、手を温めてくれた。
こんな状況でなければ、最高に萌えてたと思う。
「まず、二人きりで話したいんだけどいいかな?」と言われて、うなづくと繁華街から少し逸れた方向に歩き始めた。
華やかなネオンや喧騒が遠くなって、人通りが少ない道を二人で歩いた。
歩いてる最中、相手がこちらの仕事や趣味なんかを聞いてきたり寒くないか歩くのは辛くないかと気遣ってきたりした。
私自身はそれに言葉数少なげに答えて、どこに行くんだろうと模索していた。
個室の居酒屋?ホテル?もしかして公園のトイレ?とか。
もし外なら寒いから嫌だなーなんて思ってた。
しばらく歩いて、私も痴漢と一緒に居ることに慣れたころ空を見上げて「あー、今日は月がきれいだなー。都会だけども星は見えるんだなー」なんて一人で考えているといきなりぐいっと手を引かれた。
そちらの方向を見るとまず真っ先に目に入ったのは「HOTEL」と書かれた看板だった。
「あ、まずい」と思って、形ばかりに抵抗したが、手を引かれた勢いでそのまま中に入ってしまった。
中に入るとすぐ受付で他のカップルも居るのを見て、私は黙った。
普段から他人に対して、ええ格好しいの私は咄嗟に「男に恥をかかせちゃいけない」と思ったのだ。
よくよく考えると謎心理だが、私がホテルに入るのを嫌がっていたら周りは男が無理やり連れてきたと思うだろう。
それはちょっと可哀そうだ、と思ってしまったのである。
そして、そのまま部屋に入ってしまった。
ここまで来たら、することは一つだろう。
アドレスを渡した時点である程度覚悟はしていたが、この時点で本当に覚悟を決めた。
逃れることは不可能と感じた私はあっさりと気持ちを切り替えることにした。
二人でベットに腰かけると「もっとこっちにおいで」と言われて抱き寄せられ、そのままキスをした。
初めは軽いキスだったが、舌が口の中に入ってきた。
開き直ってここで自分も舌を絡めるべきか悩んだけれど、控えめに受け入れることにした。
そのまま服の上から軽く胸を揉まれる。
よく人から感じやすいと言われる体質なので、この時点で体が既にビクビクしていた。
「寒いからお布団入ろうか」と言われて、シワになるからという理由で上を脱ぐように言われた。
そんなのは建前に決まってるけれど、良い通りに服を脱いだ。
下もその理由で脱がされて下着だけの姿になった。
下着姿で布団の中に一緒に入ると抱きしめられた。
ほどなくしてブラも外されてそのまま乳首をなめられた。
思った以上に優しく舐められて、刺激はないのになぜかビクビクと体が反応した。
前に体の関係があった人は、乱暴なセクロスをする人だったので新鮮に感じたのかもしれない。
下のほうは言うと肝心の部分には触れてこず、太ももを何度も撫でられる。
焦らしというものなのだろうが、思わずこちらから触ってほしいと懇願したくなるような触り方だった。
しばらくして、下の下着も脱がされる…

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