ひと晩中、中出しされた妻[第7話(終)]
2018/05/24
舐めると言ってしまえば、舐めさせてくれるかもしれません。
しかしそれでは完全に浮気を認めて許してしまうことになります。
浮気のセックスの残り汁まで舐めさせて欲しいと懇願するような人間に、浮気を非難することが出来るはずがありません。
しかし一度認めてしまえば、これからずっと妻の性欲の続く限り、私は妻の浮気に嫉妬し続けなくてはならないのです。
妻は子供を欲しがりませんが、私は欲しいのです。
誰の子とも分からないような状態で、赤ちゃんの顔を眺めるのは嫌です。
そんなことも考えました。
それでも、内心では、舐めたいと思いました。
真実を知りたいし、サディスティックな妻が巨根に中出しされたのなら、それを目の当たりにしながら、舐めさせられたいとも思うのです。
そして・・・射精したい・・・。
「・・・」
「どうするの?」
「・・・」
「出来ない?」
「舐める・・・」
「何を舐めるか分かってるの?」
「・・うん・・」
「ほんと好きね。汚いと思わないの?」
「汚いけど・・」
「それでも舐めたいのね。変態さん。こんなに興奮しちゃって」
フフンと笑いながら、勃起のことを揶揄します。
足の指で器用に挟んでみたりもします。
「・・・」
「じゃあ、舐めさせて下さいでしょ?」
「・・・舐めさせて・・下さい・・・」
「なにを?」
「・・美歩の、あそこ・・」
「それだけじゃないでしょ?ベニスの商人じゃないんだから・・ハハ・・」
「・・・」
「素直になって」
「・・男の・・精子・・」
「他の男の精液舐めるの?」
「・・・」
力なく、頷くしかありません。
現実とも妄想とも判断のつかない妻の卑猥なイメージに引きずり込まれてしまっています。
「ちゃんと言って」
「他の男の精子も・・・舐める・・・」
「じゃあ言わなきゃ・・。・・・『若い男の子の巨根に中出しされたオマンコ、僕の口で掃除させて下さい』って」
あまりにダイレクトな表現にギョッとしました。
『掃除』という言葉が、異様な生々しさを生み出します。
クリトリスの包皮に溜まった性滓や陰毛にこびり付いた精子までも舐め取らされることをイメージします。
そのような屈辱に塗れることすら、嫌悪感よりも性的興奮を高めます。
「もう、・・舐めさせてよ・・」
「そう・・いいわよ、言えないならおしまいにしましょ」
「いやだ・・・言うから・・」
「じゃあ言って」
「・・・ねえ、これプレイなんでしょ?嘘だよね?・・・」
「それでもいいわよ。好きなように解釈していいわ。それに舐めてみれば分かるかも知れないじゃない」
「・・・」
「何考えてるの?怖いの?」
「・・・」
「おしまいにする?いいわよ」
「い、言うから・・・」
「・・・」
「・・・若い男の・・・きょ、巨根に・・・。中出しされたオマンコ・・・舐めさせて下さい」
「僕の口で掃除させて下さいでしょ」
「・・若い男の・・巨根に、中出しされたオマンコ・僕の口で・・そ・・掃除させて下さい・・・」
「よく言えました、・・うふ・・」
「・・・」
私の前に立って長い脚を見せつけていた妻は不意にソファーに戻りました。
深くもたれた姿勢で、右脚を私の膝の間から差し込み、足の甲でぶっきらぼうに勃起を擦ります。
一向に、ジーンズを下げる気配はありません。
「ねえ・・・舐めるのは?・・・」
「やっぱりなしにした。なんか、たーくんが変態過ぎて意地悪したくなっちゃった」
「そんな・・」
「そんなに、他の男の精子舐めたかった?」
そう言われると、恥ずかしさと屈辱が込み上げてきます。
「ねえ、そんなに、精子の味が楽しみだったのかって聞いてるの」
「・・ちがう・・」
「ならいいじゃない。それに、舐めさせても、いかせてあげるとは言ってないわよ。いいの?」
それはそれで辛すぎます。
右手ではジーンズの上から割れ目を縦にゆっくりとなぞり、左手は乳首を弄っています。
そんな妻の自慰行為さえも羨ましく思えます。
「ここ、おちんちん、つらいでしょ・・」
「・・つらい・・・」
「他の男の精液舐めるのと、自分の精子、射精させてもらうの、どっちがいいの?」
「・・・」
正直に言えば舐めたかったと思います。
浮気は冗談よ、という結末を早く聞きたかったのもあります。
しかしそれ以上に、自分の射精を我慢してまで、他の男とのセックスで出された精子を舐めたいと懇願する姿は、あまりに異常だと妻に思われるのが嫌でした。
その上、実際、勃起自体も身の置き所が無いほどに切実に解放を求めてもいました。
「口篭るっていうことは、本当は、相当、舐めたいんでしょ?」
「違う・・」
「じゃあいいわよね・・・」
「そ・・それなら、出させてよぉ・・・」
痛いほど勃起しています。
思わず、頭の後ろで組んだ手を解いて、妻の足を両手で掴み、自分の股間に押しつけます。
「だめ!手はこっちでしょ」
起き上がり、軽くおでこにキスをすると私の手を取って頭の後ろに戻します。
「・・・それとも手はお尻がいい?」
「え?」
「頭の後ろと、お尻を開いてるの、どっちがいい?」
「ここでいい・・」
さすがに、自分で尻たぶを開かせられるのは、マゾなだけでなくホモにされたようで嫌です。
「じゃあお尻ね」
「じゃあって・・・」
「早くして!」
きつく言われると、仕方ありません。
尻たぶを両手で左右に開きます。
肛門が空気に触れてスースーします。
「膝、もっと開いて」
膝立ちになった状態のままの私の股の間に、両足を差し込んで私の膝を内側から蹴るようにして、両膝を拡げさせてきます。
屈辱的な姿勢です。
しかし、興奮していたのも事実です。
私のとてつもなく恥ずかしい体位に満足した妻の目が、いっそう激しく、邪悪とも言えるような光を放ちます。
「この格好、いや?」
「やだ・・」
差し込んだ足の指を、私の玉の奥に伸ばし、肛門のあたりを擦ります。
「もっとお尻も開かないとダメよ。ここ、後ろにいる人に見えるように」
前のソファーに座ったまま伸ばした足で、親指を肛門に押し込む勢いでつついてきます。
「なんか、犯してくださいって感じの姿勢だね・・・エロいよ、たーくん似合ってる。どんどんいじめたくなっちゃう。美歩、こういうの、したかったんだよね」
妻は興奮した表情で熱心に自分の股間を弄り続けています。
あの、性器の中には他の男の精子が注がれたままなのかも知れない・・・。
それを指であんなに塗り込んで・・・。
正直、驚いてすらいました。
それまでも私に対して、対等以上の関係ではありましたが、あまりにも自然に、SMの調教師のように妻は振る舞います。
どこにこんなサディスティックな『プレイ』の可能性を溜め込んでいたのでしょうか。
妻も私のあまりに従順にマゾに慣れていく姿にいっそう興奮していくようです。
何かが壊れていくようで、怖くなってきます。
「ねえ、これ・・プレイなんでしょ?・・・」
「マゾのくせに、いちいちごちゃごちゃ言わないで」
「マゾじゃない・・・」
「どう考えても寝取られマゾじゃない」
「・・ちがう・・・」
「私が他の男にやられまくった話で興奮してるくせにどこがマゾじゃないの?説明できる?浮気の精子で汚れたマンコ舐めたいなんて、完全にMじゃない。違う?ほら、もっとちゃんとお尻開いてなさいよ」
「・・・」
「同級生だった奥さんの前で跪いて、アナル自分で開かされて・・・。それでもこんな勃起してるんだよ、たーくん・・・。分かるでしょ?」
「・・うん」
「普通、女の子がこういう事されるのよ・・。ふんぞり返った男の前でそういう風に膝開いて跪いてケツ掴んでオマンコ開いとけよ、なんて言われるの。見せびらかすみたいにズボンから出した大きなおちんちんを見せつけられたりして。そういうことされると、マゾの女の子は触られてもいないのにあそこヌルヌルにしちゃうの。たーくんの勃起も一緒でしょ?違う?」
「・・違う・・」
「じゃあ、もしマゾじゃないんだったら、この勃起何とかしてみなさいよ」
躊躇いなく股間を蹴ります。
「・・ウグウッッ・・」
「そんな床なんか見てたって、言い訳書いてないわよ。美歩の目を見なさいよ」
反論できない私の表情を見ては楽しんでいる顔です。
獲物をどう料理するか思案する貪欲な狩人のようです。
「マゾでいいじゃない。私こういうの好きなのよ、すっごく。あそこが、ズキズキしちゃうわ。たーくんがこんなにマゾだって分かってすごく嬉しいの。私におちんちんが生えてたら絶対、たーくんのアナルのバージン奪ってあげるのに」
「・・僕は好きじゃない・・・」
「じゃあアナルレイプね。たーくんきっと好きになるよ」
「そんなわけないよ」
「ふーん、それじゃあ、お尻に何も入れられたこと無いっていうことだよね」
「あるわけないじゃない」
「じゃあ、アナル処女っていうことになるよね?」
「・・・」
言葉で『処女』と定義されること自体が嫌でした。
「違うの?もしかして、こんなマゾさんなのは男の人に掘られちゃったりしたことあるからなんじゃない?」
「無い、違う!」
「じゃあ自分で言って、僕はアナルバージンですって」
「もう・・こういうの、変だよ・・」
「いいの?バージンじゃないの?私、友達に言っちゃうわよ。
うちの旦那ってアナル犯されたことあるらしいのよって。
たぶんその時精子の味覚えちゃって、…