妹にプレゼント

2018/05/07

「ねぇ?、お兄ちゃ?ん」
「ん??」 首に巻きつけられた細い腕と、耳元で囁く甘い声。
半ば眠りに落ちようとしていた俺は、抱きついてきた妹によって現実へ引き戻された。
「どうした?」
「んふふ……お兄ちゃん、ちょっと目ぇ瞑って?」
「え?」 よく分からないが、とりあえずまぶたを閉じる。
次の瞬間、俺の顔の目の前に何かが覆いかぶさってくる気配を感じた。
かすかにアルコールの香る吐息が、俺の頬をくすぐる。
「おい……?」 と、開きかけた口に、柔らかくて湿ったものが押し当てられる。
「んっ!?ん、んん?……」
「んちゅ、ちゅっ、むぅぅ……ん……ぷはっ」
「なっ!?な?」 キス……された?妹に? 俺は頭の中が真っ白になって、とんでもないことをしてきた妹を呆然と見た。
----- 今まで半ば寝ぼけていたせいで気付かなかったが、妹は顔を赤くして、トロンと瞳を蕩けさせていた。
「モテないお兄ちゃんにクリスマスプレゼント……ふふ♪」
「お前……酒飲んでるだろ」
「えへへへ」 『えへへ』じゃないっ! 俺は妹に口付けされた唇を、急いで袖で拭った。
「あ、ひど?い」 目は笑ったままで、妹は頬を膨らませる。
こいつ、完全に酔っ払ってるな。
俺は妹を睨みつけた。
さっきのキス……実は俺にとってのファーストキスだったのだ。
それが、まさかこんな形で、実の妹に奪われることになろうなんて…… 向こうはふざけ半分でやったのかも知れないが、俺にとっては冗談ではないことだった。
腹が立った俺は、もたれかかってくる妹を振り払って立ち上がり、部屋に戻ろうとする。
「あんっ、待ってよお兄ちゃん」
「なんだよ」 ぶっきらぼうな口調で答えても、妹はニコニコ笑ったままで、俺の怒りには全然気付かない様子だった。
それどころか、こんなことまで言い出す。
「私がお兄ちゃんにプレゼント上げたんだから、今度はお兄ちゃんの番でしょ?クリスマスプレゼント、ちょうだい♪」 無理やりキスしといて、今度は自分がプレゼントをねだるとは……おおかた、何か買って欲しい物があるとかで、酔っ払っていたこともあってキスなんてことを思いついたんだろう。
「プレゼントなんかない」
「え?っ、そんなのズルイ?」
「うるさい。お前ももう寝ろよ」 俺は自分の部屋へ向かおうとするのだが、妹がまとわりついてきてそれを邪魔する。
「プレゼント。欲しいの」
「ないもんはないんだからしょうがないだろっ!」 俺は強引に妹を振り切って、早足で部屋へ向かった。
後ろを妹が追いかけてくるが、かけられる言葉は全て無視する。
「待ってってばっ。もうっ!」
「うわっ!」 部屋まで着いたところで、妹が飛び掛ってきて一緒に俺の部屋に入ってきた。
「おい、早く出てけよ。プレゼントなんかないんだから」
「んふふ、お兄ちゃんの部屋に入るの久しぶり」 妹は俺の言葉に耳を貸さず、勝手にベッドの上に飛び乗った。
「お兄ちゃ?ん、今日は一緒に寝よっか?」
「ば、バカ、何言ってんだ。お前もう中学生だろ」
「そうだよ?。もう中学生」
「だったら子供みたいなこと言ってるなよ。早く自分の部屋に帰れって」 布団に包まった妹を、俺は無理やり抱き起こそうとした。
「あん……」
「えっ?」 柔らかいものが手に触れて、思わず手を引っ込める。
「お兄ちゃんのエッチ♪」
「た、たまたまだっ!お前が俺のベッドで寝てるからだろ」
「……お兄ちゃん、私、もう中学生だよ?」 突然、今までは違うトーンで、妹が言った。
俺はいきなりの大人びた声にドキッとしながらも、平静を装って言葉を返す。
「だ、だから子供みたいなことは止めて……」
「一緒に寝るってどういう意味か、知ってるよ?」
「なっ!?ば、バカ!何を……!」 予想外のことを言われてうろたえる俺を、今度は妹の方が掴んでくる。
さっきみたいに無理やり振りほどくことも出来たはずなのに、混乱した俺はそれをせず、妹に引っ張られるまま、ベッドに乗ってしまった。
何をやってるんだ、俺は…… 頭ではそう思っているのに、体が言うことを聞かない。
「……お兄ちゃん。クリスマスプレゼント、お兄ちゃんの童貞ちょうだい」
「ど……ど……」 童貞…… キスすらしたことがない。
そんな俺が童貞なのは当然だ。
妹も、きっとそれくらい知っていたんだろう。
でも、いざ言葉にしてそれを言われると、心臓が締め付けられるような衝撃がある。
増してや、今自分は「童貞が欲しい」と言われたのだ、血の繋がった妹に。
部屋が薄暗いせいもあってか、俺には突然、目の前にいるのが妹ではなく……いや、妹ではあるのだけれど、それ以上に一人の女であるよう思えてきた。
さっき無理やりキスをされたことが頭に思い浮かぶ。
もしかしてアレは、冗談とかではなく、最初からこうしようと思っていて……「お兄ちゃん興奮してる?」
「し……てない………」
「してるでしょ?」
「誰が、お前なんかに」
「ふ?ん、『私に』興奮してるんだ?」
「あ……」 気付くと、妹の顔が間近に来ていた。
今度は目を閉じていない。
ゆっくり近付いてくる妹の顔がはっきり見える。
でも、それなのに俺は、避けることが出来なかった………「ん……」
「んむっ……」 俺が無抵抗でいると、妹は口の中に舌を差し込んできた。
ぬるぬるとした互いの粘膜がこすれあう。
「んちゅっ……ちゅ……、ん、んむっ、むちゅ……ん、んはぁっ……、ちゅっ………」 中学生のしてくるキスとは思えない激しい舌使いに、俺はただ翻弄されるだけだ。
キスがこんなに気持ちいいなんて初めて知った。
まるで口の中ではなく、脳みそを直接かき回されているような気分だ。
頭の中が甘いクリームで満たされたように、何も考えられなくなって行く。
「んはっ!」 そのとき、俺の下半身に鮮烈な快感が走った。
「あっ……、や、止め……ん、はっ……」
「んふっ♪やっぱりこんなに勃起させてる」
「あ、やっ……、そんな……」 妹は手馴れた感じで、俺のものをズボンの上から扱き始めた。
自分でするのとは比べ物にならない快感が俺を支配する。
「ねぇ、良いでしょ?お兄ちゃんの童貞、私にくれるって言って?ね?」
「ダメッ……だ……!そんなの………」 そうだ、ダメに決まってる。
兄妹なのに、そんなことが出来るわけがない。
でもそんなこととは無関係に、俺のものはどんどん高められて行く。
手で軽く扱かれているだけなのに、今にもイッてしまいそうだ。
時折思い出したかのように唇を据われるたび、震えるように腰が動いてしまう。
「もうイッちゃいそうなんでしょ?私の手で」
「違っ……!あ、う……」
「イキそう?イク?お兄ちゃんもうイクの?妹におちんちん扱かれながら、精液ドピュドピュ出しちゃうの?」 信じられないような恥ずかしい言葉を言われて、脳みそが沸騰するような羞恥に襲われる。
しかしそれが、余計に俺の快感を高めてしまう。
「あっ、ああっ……!出……、イクッ!あっ!イクッ……!!精液出る!」 俺は妹の言葉に操られるように言葉を吐き、そのまま腰を跳ね躍らせて熱い精液を……「あぐっ!!」 ……出せなかった。
今にも精液が噴き出すという瞬間になって、突然妹の手が俺のものをちぎれるほどの強さで握ってきたのである。
尿道に向かいかけていた精液は逆流し、俺は快感と言うよりも強い苦痛を感じていた。
「なん……で………?」
「ふふ、どうしたの?もしかして、イキたかったの、お兄ちゃん?」
「!?」 俺はようやく自分が射精を望んでいたことに気付いて愕然とした。
妹が何を考えて、敢えて射精を止めさせたのかもわかった。
こうして限界まで高めて、俺が自分からセックスを望むのを待っているんだ。
しかしそれがわかってもどうにもならない。
妹の手は俺のものが落ち着いたのを確認すると、再び巧みな手つきで扱き始める。
「ああっ……そんなっ、くっ、う……」
「んふふふ、ほら、お兄ちゃん、イキたいんでしょ?私のおまんこに精液注ぎたくないの?私に童貞上げたくなって来たでしょ?」
「うぁああっ……!」 もはや俺は、完全に妹のなすがままだった。
30秒としないうちに再び限界まで高められ、今度は射精に届く手前で手を離されて寸止めされる。
あとひと擦りしてくれたら、精液が噴き出せるという状態。
思わず股間に伸ばしかけた手を、妹は最初から予想していたように食い止める。
「ダ?メ、自分で出しちゃうなんてもったいないでしょ?」
「だ、出させて……」
「私とセックスするなら良いよ?」
「それは………」 それは、それだけはダメだ。
「じゃあオアズケ?♪」
「あぁぁっ!」 亀頭をこね回すように一瞬だけ刺激され、一気に跳ね上がった快感が射精に届く寸前でまた止められる。
「んふふ、夜は長いよ、お兄ちゃん。ずっとそうやって我慢してるつもり?」 妹は余裕の笑みを浮かべて、落ち着きだした俺のものに手を伸ばした。
そして俺は、その後も気が遠くなるほどの数、快感と寸止めの連続に晒される。
「ああ……、も、もう……」
「『もう』?」
「う、く……」
「お兄ちゃんのオチンチン、もうホントにこれで限界みたい。これ以上焦らされたら、お兄ちゃんの頭の方が壊れちゃうかもね」 そう言いながらも、妹は愛撫を止めない。
「可哀想だから、イカせて上げようか?手でシコシコして、精液ピュピュッて出しちゃおうか?」
「え……?」
「ホントは私のトロトロのおまんこの中で、びゅーっびゅーって、死ぬほど気持ちよくさせてあげようと思ったけど、このまま手で出しちゃう?こんな手なんかじゃなくて、おまんこの肉でオチンチン全体をキュキュってして子宮の奥にドロドロの精液出すのが嫌だったら、もったいないけどズボンの中で洩らしちゃう?」
「あ、ああ……」 こんな、ズボンの中で出すより…… 頭の中で、何度も何度も想像したことのある、女性器の感触。
それが自分の目の前に転がっているのに、みすみ…

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