夫婦の営み 1
2018/04/14
私36歳、妻38歳です。
妻は痩せ型で、胸は大きいほうでは有りませんが、髪が長く素顔でも我ながら自慢できる女です。
そういっても結婚した頃に比べると、子供が出来てから成長するにつれて夫婦の営みは減っていました。
私の親が老け込んでしまって二世帯住宅での同居などが重なり、ますます夫婦の営みは減っていました。
ロープやおもちゃ等、妻が喜びそうな(実は私が喜んでいるんですが)買ってきては試していたり、二人で夜に外出したときはカーセックスをしてみたり、色々工夫していたんですが長続きせず、そのうちにそれらの道具は、押入れの中に眠っていました。
そんなある日、私の仲の良い歳の離れた弟が転勤になって帰ってくることになってしまい、親と同居しているこの家に居候することになってしまったんです。
最初、妻は私の両親の前では露骨に嫌だとは言いませんでしたが、夜二人きりのときは、狭い家に一人加わるのは抵抗があるようなことを言っていました。
一、二ヶ月で家を探すということでしたので妻もしぶしぶ納得せざるを得なくなり、同居人が一人増えることになりました。
弟は28歳で、独身。
おとなしい性格で、やさしい性格で、私とも大変仲がよく、小さいときから自転車に乗って一生懸命私の後をついて遊んでいました。
以前は可愛い女の子と長く付き合っていたのを覚えています。
しかし独身貴族ということもあり、仕事で転勤が多く、遠距離恋愛の末に別れてから、そういう話も聞かなくなっていました。
いざ引越しが決まってから、弟の部屋をどこにするか家族会議でした。
二世帯といっても大きくない家なので、両親のいる一階には部屋が開いていなく、気を使って両親は一階で一緒に暮らすといってくれたのですが、なかなかそうもいかないと、私の書斎にしているロフト(屋根裏の小さい物置部屋です)を使ってもらうことにしようと思っていたんですが、娘が今の部屋からそちらに移りたいということで、私たち夫婦の隣の部屋を使わすことになってしまいました。
私は何の気なしにOKしてしまっていたんですが、妻はそれだけは避けたかったようで、妻から何回もどうにかならないかという言葉がありましたが、私は「一、二ヶ月我慢してくれ」というほかありませんでした。
弟が来てから、以前にもまして妻が気を使っているのが目に映りました。
けして弟のことを毛嫌いしているのではなく、「姉さん、姉さん」と言われてよく面倒を見てくれていました。
夫婦の営みは、以前にも増して減ってきていました。
引き戸で仕切られた隣の電気が消えてから、声を押し殺しながら短時間で終わらせるようなセックスが続いていました。
セックスでも、同居でも妻はストレスをためているようで寝室で二人っきりになったときも無口になっていました。
私も妻に悪いと思い、仕事が終わってから早めに帰るようにして、娘を連れて三人で外食に行ったりしていました。
二ヶ月がたとうとしていたある日、弟にそれとなく家を探しているのかと問いかけましたが、 「家賃が高いし、いい部屋がなくて。仕事があってなかなか探しにもいけないから、もう少しいさせて。」 と言う返事でした。
「しょうがないな、早く見つけろよ。」 と言ってみたものの、弟を責める気にもなれずに妻と両親にそれを伝えました。
親は納得して、特に母は喜んでいるようでした。
妻は喜んでいる母に気を使って何も言えず、二人きりになっても考え込んでいるようで、なかなか話にもならずに私は、 「ごめんな」と言うだけでした。
妻は、 「謝らないで」 「お母さんも喜んでるし、気を使うのは私だけじゃないから、(弟の名前)さんは好きだからいいけど・・・。
」と口ごもってしまいました。
私が、「けど・・・。なに?」
「何か不安なことでもあるな?」と突っ込んだ話をしてもそれきり黙って、また考え込んでしまいました。
私はと言うと、妻はいいと言ってるけど嫌だよなぁ・・ともうだけでそれ以上は考えてもいませんでした。
何日かたって妻の「けど・・・」が気になり、もう一度妻に聞きただしました。
答えは決まって「なんでもない・・・」でした。
でも妻の語尾が気になるんです。
「親に何か言われた?」
「父さんに?」
「母さん?」と色々詮索しました。
答えは決まって「ううん」でした。
しかし、 「弟?」と言ったときに妻が詰まりました。
「弟がなんかいったんだな?何を言われた?俺が言ってやるから言ってみろ」 おとなしい弟が、妻に何かを言ったのが信じられない気持ちと、家族で気を使っているのに腹立たしいと言う気持ちと半々でした。
妻は私をなだめるように「何も言われてないよ、怒らないで」と言うばかりで話が収まりません。
まさかと思いながらも、「何も言われてないなら、何かされたのか?」と聞いてしまいました。
「何もされてないよ、ただ・・・。」と妻。
その言葉で私はホッとしましたが、また語尾が気になります。
「じゃあ、何があったか言ってくれ」と言うと、妻はためらったように話し始めました。
「貴方、私のタンス開けてる?」 「へ?」 「タンス開けて服とか出してる?」 「何で俺が?」話がなかなか飲み込めませんでした。
話が見えてきた私の顔を見て妻が小声で、 「開けられてるの・・・。服とかが動いてる」 「弟か?」
(本当は名前で呼んでいるんですが) 「多分・・・。服とかが私が入れたようになってなくて・・・。」 「とか?」 「下着も・・・」恥ずかしそうに妻が言いました。
私は大声で笑ってしまいました。
笑いながら、 「男なら女の下着に興味あって当然だよ。俺もしたこと有るし」と大昔に母親の下着でした事を思い出しながら言っていました。
今思うと、色っぽくもない母親の下着でしていたなんて、恥ずかしい記憶なんですが。
「それだけ?そんなことで悩んでたの?」と言う私に、笑い事じゃないと膨れ顔で、 「それだけじゃなく、洗濯籠からなくなることも・・・。」 と言いました。
妻の話では、弟が来てから半月ぐらいして洗濯籠に入れた下着が動いていたといい、最初は気のせいだと思っていたらしい。
我が家は、一階に両親、二階にダイニングキッチンとお風呂、三階に二部屋あり、今は私たち夫婦と弟、三階からはしごで登ったところがロフトになっています。
両親と私と娘は二階のお風呂を利用するのですが、妻と弟は三階のシャワールーム(シャワーだけなんです)を利用することが多くなっていました。
シャワールームの戸を開けると、脱衣所、トイレとシャワールーム、私たちの洗濯機が置いてあります。
最初はシャワールームの洗濯籠の下着が動いていて、なくなっていたこともあると言います。
朝になると戻っていることがあって、自分のものと違う汚れがふき取ってあるのがわかって弟がしているんだと思ったらしい。
それからはかごに入れずに、自分でシャワーのときに洗ってすぐに干していたら、今度はタンスの中の下着が動いていて、さすがにびっくりして悩んでいたらしいです。
ここまで聞くのにだいぶ日数がかかりました。
続きはまたこの次にしたいと思います。
つたない文章で申し訳ありませんが、どうぞお付き合いください。
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