寄り道 3

2024/07/21

上品で控えめな良家のお嬢さんの白い肢体を、思い切り淫らに広げているという現実。
そして、ボクの一部は彼女の一番繊細な箇所に潜りこんで拡げ掻き回しているのだ。
あの整った美貌が、悩ましく切なげに眉根を寄せてヨガって悶えていた。

「…ぁあっ・あんっ・ぁあっ・ぁんっ・あんっ・あんっ・ぁあんっ・あんっ・ぁんっ…」
彼女の白いひたいが薄っすら汗ばんでいた。ボクも、いつのまにか汗だくになっていた。
仰向けになりながら丸い尻が浮き上がってくる。ヘコヘコと深く貫いて欲しそうにうごめく。

「…奥に…もっと…ぁあっ…もっと…あ・ぁんっ、いい、すごい…わ…あ・ぁんっ・もっと…」

興奮状態にあって懸命に揺れ動いていたボクにも絶頂の予感があった。もう限界がちかい。

「…ぁんっ・あぁあんっ…イっちゃぅ…ィクっ…あぁんっ!ぁああぁあんっ!あぁああっ!あ゛っ…」
「んう゛っ!……あっ。」

陰茎を引き抜き膣外に射精することはできなかった。ボクは彼女の奥で果ててしまっていた。

横たわる彼女が微かに頭をもたげてボクを見つめていた。彼女は満足そうな表情を浮かべて微笑んでいた。

「…ご、ごめん…はやく、あ、洗わないと。」
「うん。大丈夫。…うれしいわ。ホントよ。」

「…で、でも。」
「安全日なの。だから、安心して。」

浴室で一緒に躰を洗いあったあと、ボクは彼女の部屋を出た。送り出す彼女の表情は幸福そうだった。

最寄り駅に着いたボクの携帯にメールの着信があった。先ほど別れた彼女からのメールだった。
『今日は、本当に、ありがとうございました。』
短い一文のあとに長い空白行がつづき、最後に明日の日付と時間が記されていた。『?』と、一緒に。
彼女が指定してきたのは、妻が昼間パートに出ている時間帯だった。翌日もボクは、彼女の部屋にいた。

カーテンごしに陽光が部屋を明るく照らす中、ボクは彼女の白い躰を開き潤んだ肉を掻き混ぜていた。
恥ずかしげに喘ぎ鳴く可愛らしい声色が、何ともいえぬ嗜虐心を煽りたて膣奥を突くよう誘い込んだ。

しなやかに背を反らせ惜しげもなく太腿を広げてみせる股間に深く繋がって激しく揺り動かしていた。
震えるようにして絶頂に達した彼女の膣中でボクは再び射精し果てていた。それを彼女が望んでいた。

胎内に放出されたボクを感じたらしい彼女は、とろけそうな笑みを浮かべていた。淫蕩な微笑だった。
いつも控えめで淑やかな白い顔は、頬を微かに赤らめて恥らうような可愛らしい表情を見せていた。

妻への後ろめたさもあり、余韻を楽しむような余裕もないまま、ボクは早々に着替えて部屋を出た。
彼女は、引き止めるでもなく戸口までボクを見送ると「じゃ、また。ね?」と言って微笑んだ。

仕事場では以前と変わらぬ関係を保っていたが、終業時刻近くに彼女からメールが届くようになった。
表題も文面も一見すれば仕事の連絡メール。けれど、内容はボクを淫らな寄り道に誘うものであった。

毎日でも毎週でもなく規則性もない彼女の誘いは、ボクの頃合いを見計らったかのように届けられた。
主導権は彼女にあったけれど、彼女はそれを仄めかす素振りさえも見せずに背徳の関係を求めてきた。

寄り道をする度に彼女のからだは熟し潤みやすくなって、可愛らしい尻を器用に振るようになった。
ベッドの上で身悶えながら切なげに洩らす喘ぎ声が耳に心地よかった。儚くも淫靡な響きの音色だ。

楚々として控えめな彼女が奏でる、可愛らしく卑猥な鳴き声が聞きたかっただけなのかも知れない。

桜が咲く頃。彼女の婚約が解消されたという噂が職場に流れた。一体何が本当なのか分らなかったが
暫くするうちに、突然、彼女から退職する旨のメールが仕事場の関係各位宛てで送付されてきた。

事の真相を確認する暇(いとま)もなく、翌日には彼女はボクの前からいなくなってしまった。
平穏な暮らしが戻った事でボクは安堵していたが、同時に心の片隅では一抹の寂しさを感じてもいた。

彼女が去って既に一年が経ったころ。再び彼女と出会ったのは、意外にも最寄りの商店街でだった。

「こんにちは。おひさしぶりですね?」

あまりにも気さくに声をかけてきた彼女に、ボクは面食らった。赤ん坊がベビーカーで眠っている。

「あれ?結婚したんだ?」
ボクの問いには答えずに、彼女は謎めいた微笑みを浮かべた。

「ここ、住みやすい街ですね?あたし、気に入っちゃいました。」
「う、うん。そりゃよかった。」

「また、お会いするかも知れませんね?」

じゃあまた、と言って可愛らしく手を振ると、彼女は待ち合わせていたらしい誰かの方にも手を振った。

立ち去る彼女が向かう先には彼女の同期だと聞いた娘が立っており、ボクに気付くと会釈して微笑んだ。

彼女たちは並んで小さく手を振ってみせると踵を返した。背を向けて遠ざかってゆくふたりと赤ん坊をぼんやり眺めていたボクは、何となく自分の役割りが分ったような気がした。

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