相性が最高だった知人の彼女 2
2023/12/10
次の日、会社をさっさと終わらせ、ちょっと先に高田馬場に着いた。まだ19:00ちょっと前だ。雨が降っていて、5月というのに、だいぶ肌寒い。
軽く本屋で、立ち読みをして、久しぶりの高田馬場なので、ぶらぶら周辺状態を確認した。めぼしいバーや居酒屋を確認すると。電話が鳴った。Tだ。
T「今、電車に乗ったから20分くらいでつきます。」
俺「りょーかーい。待ってまーす。」
あと20分、よく考えると、顔は見たことないのにどうやって会うのだろうか?と思いつつ、高田馬場交番で待ち合わせているので、そこが確認できる位置に待機しようと思いつつ。待っていると、周囲は、早稲田大学の生徒か、コンパの待ち合わせの学生がごった返してきた。
聞いたことあるサークルが目に付き、あーまだ残ってんだー。学生時代を回想しながら、ボーっとまってると。電話がまた鳴った。ボーっとしていて、時間が経つのを忘れていた。もちろん電話の主はTだ。
T「つきました。どこにいるの?」
俺「あ、BigBoxのところにいるよ。もう交番前?」と言いつつ、交番の近くを見た数名、一人で立っている女性がいた。
T「どこ?」
俺「どんな格好してるの?」
T「えーっと。黒い半そでのシャツに、白サブリナパンツで、ピンクのかばん持ってるよ。」
俺は、交番の向かって左にそれらしき女性を確認した。電話で話しながら、
俺「あー、すぐ向かいます。」と言いつつ話しながら、Tのそばに歩いていった。
電話を切ると
俺「Tさん?」
T「はい。LODさんですか?」
俺「どうもーはじめましてー。想像したより綺麗で安心したよ(笑)でも、俺は想像したより駄目?」
T「駄目じゃないです。もう少しチャライ人かと思いました。」
Tは、釈由美子がショートヘアーになったような容姿だった。結構綺麗な子だ。
電話でも思ったが、ちょっと声がハスキーボイスだが、直に話してみると、そう気にならないくらいだ。
俺「じゃぁお店予約してるんで、いこーか?和食だけどいいかな?」
T「和食大好きです。いきましょう」
雨が降っているので、傘をさした。ちょっと出すぎかなぁと思いつつも
俺「よかったら入りませんか?」と傘に入るのを促すと
T「なんか慣れてるんですね。」と言いつつTは傘に入ってきた。まだ腕を組む程ではないので、俺は右手で傘をさし、Tが濡れないように差し出した。
店はそれほど遠くない早稲田通りを早稲田方面に向かって三井住友銀行の少し手前だった。
店に入ると、「予約したLODですが、、、」と店員に伝え、席に向かった。
カウンター席とテーブル席があり、テーブル席に促され、メニューを広げた
俺「ビールにするけど、Tさんは何にします?酒強いんですよね?」
T「強くないですよー。でもお酒は大好きです。あたしもビールで。」
俺は「じゃぁ、スーパードライを2つお願いします。」と定員に伝えた。
T「お酒は良く飲むんですか?」
俺「毎日家か外で飲んでるよ?敬語はよしましょうよぉ(笑)」
T「あ、ごめん。飲むんだぁ。。あたしは、お店とかで飲むけど、あまり量は飲めないなぁ。。」
俺「じゃぁ、今夜は飲ませちゃおうかなぁー。なーんちゃって(笑)」と半分本気で軽い冗談を交わした。
飲み物が来て、乾杯をすると、Tは結構いい飲みっぷりでビールを三分の一くらい飲み干した。俺も負けじと半分くらい飲んだ。
店自体は近所にある、某綿系の店の系列らしく、創作系の和食がそろっていた。
適当にサラダと魚料理等を頼んで、俺は2杯目を頼んだ。
T「こういうお店って、どうやって見つけるの?創作系のお店って何か好き。」
俺「いや、この近所に系列の店があって、そこはよく行くんだよ。結構安いし美味しいから。いいかなぁーって思って今日選んだの。」
T「へぇーこういう店ばかりくるんだ。。あたしなんか勤務地が埼玉の奥だからこんなお店なんかないんだよねぇ。」
Tはちょっと店の雰囲気にご機嫌になっている。まぁ、それほど驚くほどお洒落な店ではないが、高田馬場ではまぁまぁの雰囲気の店だと俺も思う。
俺「まぁ、じゃぁ今日はいろいろご相談会やりましょうか!で、早速なんでしょう?」と言うと、ちょっとしかめ面をした。
T「もう。今日はそういう話はいいよ。せっかくの食事なんだから、LOD君が話して!」
俺「そうですかぁ、、、それは残念。何話せばいいんだろう。。。」
T「じゃぁ、何で、彼女をつくらないんですかー」
俺「うーん、作らないんじゃなくて、作れないんだよ。相手がいなきゃだめじゃん?」
T「あー嘘つきー。だってS君があいつは女遊びばかりしてるから気をつけろっ
いってたもん。こうやっていろんな子とデートばかりしてるんでしょう?」
Sの奴。。と思いながらも、いいネタができたと思い。
俺「そうだよー?食われちゃうよ?気をつけないと。」
T「気をつけよう。。。。」
ちがーう。そうじゃくて、なんかこう、キャッチボールを望んでるんだーと思いつつ。
俺「でもさ、どうして今日俺と会ったりしたの?そんな前評判聞いてるのにさ」
T「うーん。何でだろうね?そう聞いてるけど、電話で話した感じだと、なんかちょっと違うし、実際会ってみても、そう思わないし、、会ってよかったかな♪」
俺「俺、偽善者だし、気をつけたほうがいいかもよ?えへへへ」
T「あぁ怖いね。気をつけないと(笑)」
俺「もう騙されてるから、遅いかもしれないけどね?(笑)」
T「まぁ、騙されてみるのも良いかもね?(笑)」
もう、その言葉に、Sの知人の彼女なんていうのは、どうでも良くなっていた。
ただ、焦りすぎるのはまずいと思った。
そんな会話をしていると俺の時計は、22:00近くを指していた。
俺たちは店をでると、雨はまだ小雨が降っていた、傘をTにさしてあげるとTは腕を絡めてきた。
T「LOD君のスケベ。次はどこいくのぉ?」
まだ何もしてないのに、スケベはないだろう。。と思いつつも。
俺「この先の地下によく行く飲み屋があるんだけど。。どう?」
T「行くー」と元気な返事が返ってきた。。
店を出て、しばらく歩くとエスパスというパチンコ屋があるが、あえてそこの脇の道へ入りこんだ。
俺は下心たっぷりで回り道した。T「ちょっと寒いね。。。」
俺「じゃぁおいで。。。」
と言って、抱き寄せた。少し抵抗をしたかと思いきや、すぐに抵抗をやめて俺に躰をあずけてきた。
Tを抱き寄せて、軽く顎を上げると、すぐにキスをした。最初軽いキスを交わした後、俺はTを強く。
引き寄せて舌を絡め合わせた。Tは少しためらいがちに舌を絡めてきた。
T「LOD君って強引なのね(微笑)」
俺「そんなことないよー。でも、Tさんとキスしたいなぁってさっき思った。ちょっと寄り道しちゃったね。お店行こう」
T「うん。でもこれが目当てだったの(笑)」
俺「あはは。どうだろね」
T「ふぅーん。。」
俺とTはまた早稲田通りに戻り、次の店に向かった。ボイルストンの手前に地下へ下りる階段がある。そこを降りると、カントリー風な居酒屋がある。
俺とTはテーブル席に着くと、俺はタンカレーのロック、Tは、何やら色が派手なカクテルを頼んでいた。
軽い乾き物と野菜スティックをつまみながら、俺はちょっとさっきのことを聞いてみた。
俺「さっきキスしちゃった。俺のことはどう思うの?(笑)」
T「うふふ。キスしちゃったね。ちょっと感じちゃった。。。どう思うって言われても、まだ今日会ったばかりだから、わかんないよ(笑)」
T「あ、でも、嫌いじゃないよ?LOD君みたいな人。」
俺「あ、ありがと(笑)」 T「今日は金曜だし、とことん呑んじゃおう!」
俺「そうだね。でも、Tさんは、お酒あまり得意じゃないの?」
T「うーん。苦手じゃないけど、あまり強すぎるのはぁ、、、」
俺「じゃぁ、これ呑んでみたら?」とタンカレーを飲ませてみた。
T「へぇ~ジンって以外に呑めるかも♪」
俺「じゃぁ、なんか面白そうなの頼んでみたら?」
と、店員さんにちょっと変わったものか、人気のある奴を聞いてみた。
店員さんが10というタンカレーが作った、ジンを持ってきた。 Tは、意外にもロックで頼んでいた。
T「へぇ、、意外と飲みやすいかも?でも、ちょっと酔っ払いそう。。」
そういいつつ、二人でジンをだいぶ呑んだ。気づくともう12時手前だ。
俺は、終電でとりあえず帰らすか、今日は引き止めるか迷った。ここまで引っ張ったとはいえ、友人Sの紹介の子といきなりやってしまって良いものか。。。と。
しかも彼氏がいて、それがまた、友人Sの知人らしい。
ちょっと卑怯だが、Tの意思に任せることにした。
俺「もう12時近いけど。。どうする?」
T「えーそうなんだ、、、結構あっという間だね。終電間に合うかなぁ。。」
俺は、あーもう帰るんだぁ。。と思いつつ。まぁ、それが良いかなと思った。
T「LOD君はどうするの?家どこだっけ?」
俺「えーっと。ここからそんなに遠くないよ?タクシーで帰ればすぐ着くよ」
T「いいなぁ。。あたしなんか、、ここから電車で40分くらいかかるからなぁ。。」
俺「そっか、それくらいかかるね。あそこなら。」
と話しながら、会計を済ませた。店を出ると、Tはフラフラだった。
俺「ねぇちゃんと帰れる?」
T「うん。でもぉ。。ちょっと辛いかも・・・」
俺「大丈夫?ちょっと飲ませすぎちゃったかな?」
T「大丈夫だけど。。。」
Tの歯切れがいまいち悪い。調子が悪いのか、まだ呑み足りないのか、それとも。。
でもって、俺的にはまだまだ呑めるから、軽く次の店を考えた。
俺「じゃぁ、今日は朝まで爆呑みしようか?(笑)」
T「えーまだのめるのー?私ちょっと辛いよぉ。実は眠いの。。。」
な、なんだ、眠いのか、そりゃしょうがない。人間の重要な生理現象だ。しょうがないんで、うちで寝かせてやろうと思った。
俺はTとタクシーに乗り、自宅に向かった。自宅につくまで、Tはあっさり眠っていた。Tを起して、タクシーをおりると、Tは寝ぼけながら
T「もうついたの?寝ちゃったよ。ごめんね。」
俺「そりゃ、近いからねぇ、、中途半端で起しちゃったかな?」
T「う。うぅん。大丈夫。」
俺はマンションのエレベータに一緒に乗った。エレベータに乗ると、Tは目が覚めて来たらしいが、俺の腕に腕を絡めて、寄り添ってきた。
ポーン。とエレベータの到着の音がなり、ドアが開くと、Tが驚いて、
T「結構高い所にすんでるんだね。夜景が見れて綺麗。。。」
俺「あー、12階だからね。でも風が強いでしょ?寒くない?」
T「うん。大丈夫。早くお部屋に入れて?」
俺「あ、うん。。。そこだよ。」と言って、家のドアの鍵を開けた。
Tを先に家に上がらせ、部屋に通して俺は洗面所で顔を洗って、部屋に向かった。
部屋に入ると、Tが抱きよってきた。
T「あーあ、部屋まで来ちゃったぁ。。。。そんなつもりなかったのになぁ。。」
俺「あはは。そうなんだ。」
T「ねぇ、ちょっと横になっていい?」と言ってTはベッドのに座った。
俺「いいよ。あ、着替える?」と言って、大き目のTシャツとスウェットを渡した
T「ありがと。何人の子がこの服着たのぉ?(笑)」
俺「着てないよ。まだ、ここ引っ越して、半年も経ってないもん。。」
T「へぇ~そぉなんだぁ(笑)」
嘘です。かれこれ2人は既に着てました。とはいっても鋭いな。。とちょっと焦った。
俺は、着替えてきて冷蔵庫からお茶とビールを持ってきて、Tにお茶を渡した。
T「ありがと♪タクシーで少し寝たら、だいぶ眠気が取れたよ?」
俺「じゃぁ、もう一回キスしていい?」
と言って、俺はベッドの上に座っているTの隣に座り、抱き寄せてキスした。Tも抵抗なく俺の唇を受け入れ、舌を絡めてきた。
<続く>