体育会系的な彼女を寝取られた体験談 2
2023/12/10
何度も喋って、出た答えは
「本当に判らないの。ごめんなさい。」
だった。
「又、そいつと会うのかよ。」
「・・・同じ、サークルだから。会う、と思う」
「そういうこと言ってるんじゃなくて、わかるだろ?」
「・・帰ったら会おうって言われてる。」
「俺のことはどうするんだよ。ていうか俺のことはどう言ってるんだよ。」
「私が整理つくまで、待ってるって言ってる。」
おかしいだろ?手出しといて待ってるってどういうことだよ?
手出しません、待ってるなら話は判るけどよ。
「帰ったら、会うのかよ。」
「・・約束したから」
妙に強情なところがあって、約束は守る。と。
冗談じゃないと思った。
例えばゆっくり考える、ならまだいい。
両方と会わなくて。
帰ったら会うって判ってて帰せるか?
俺のだぞ。
高校の時から大事に関係を暖めて来たんだよ?
真面目だったと思うよ俺。目移りもしねえでずっと好きだったんだよ?
マジ高校の時からこいつのいない未来なんて考えられなかったんだよ。
その時2ヶ月前から俺は彼女とやってなかった。
生理とか、泊まれないとか色々あって。
で、ようやく判った。
どういうことだか。
「2ヶ月前って言ったじゃん。」
「うん。」
「2ヶ月前のいつだよ。」
「○日。」
俺んちに来る2日くらい前。
「それからさ、俺の家泊まってないよな。」
「どういうこと?」
「・・○君に、悪いと思ったから。」
「俺だけかよ。」
「・・先輩にも」
「先輩とはやってたんだろ?」
「気持ちが整理できるまではって言ったの。」
「で?やったんだろ」
「・・・うん。」
手に取るように判るだけに。
そりゃお前、一回やったら諦めねえよ。
しらねえけど多分サークル内でもかなり可愛い部類に入るだろうし、性格は男勝りのわりに胸でかいし。
聞かなきゃ良いのに俺も引けないんだよな。
彼女はそういったかもしれないけど、それ以降1週間に2回は会う約束をしてたらしい。
で、彼女がやらなかった時もあると言った。
抱かれなかったって言い方だけど。
嫌だって言ったら、やめたと。
どこでやめたんだよ。全然なしかよ。
「先輩が、私がって・・」
「・・・」
「私を触って、先輩は私が良いのが俺は良いからって・・」
もうマジ最悪の気分だった。
高校の時だけどさ、俺が言った事がある訳だ。
浮気すんなよって。
初めてやって、それからちょっと経った時くらい。
冗談で言ったんだが、彼女は暫く考えて
「○君以外とか本当に考えられない私。本当に気持ち悪い。」って。
考える訳だ。俺らの年でやるってのはさ。
相手を認めるってことだろ?
特に女の子は。やってもいいよ。
特別だよ。って。
処女かどうかとか俺拘らないとかいってたけど今も変わらんけど。
彼女がその日俺に言ったのは、彼女にとってそれが2人になったって事だ。
次の日彼女は帰る訳だ。
でも話は全然進まない。
結局途中で話は終わって、寝た。
その時、寝る前にもうたまんなくなって
「俺、明日からそっち行くよ。」
って言った。
で、彼女は
「・・でも、明日は先輩と会う約束があるから。」
って答えた。
で、次の日彼女は帰った。
意外とそういう時はドラマチックな別れにはならない。
俺はなんか言ったら全部壊れるような気がしてた。
彼女は
「ばいばい、またね。」
って言って別れた。
そんな事にもほっとするのな。馬鹿みたいだが。
いつもはまたねなんて言わないから、彼女が俺から離れていかないってそんな意味を見出してな。
そっからその日、地獄だった。
マジ手が震えるの。
どうするよ。
馬鹿みてえなの。
今日さ、昼頃出てんだよ。彼女。
電車2時間くらいかかんだよ。
実質乗換えとか入れたら地元まで3時間以上は余裕でかかんだよ。
そっから会うんだよ。
夜じゃん。飯でも食うのか?なあ。
でも電車ねえんだ。
最終電車は17時位。
でも地元着くの22時超える。
17時、17時ってずっと考えた。
それ超えたらもう今日は絶対に追ってけない。
もう矢も盾もねえって位に心臓は跳ねてる。
でも結局バイト休むって連絡入れて、駅には行かなかった。
でも17時超えたらまた取り返しのつかない事をしたって気になって部屋で転がりまわった。マジで転がって壁を殴った。
その時初めて怒ったな。
純粋に怒った。
ふざけんなって。
で、電話をかけた。
8時頃かな。もうたまんなくて。
いつもみたいに電話に出てもう家だよーなんて言ってくれって本気で願った。
でも出ない。
何回もかけたけど。
結局出なかった。
いや本当、あの夜は最悪だったと思う。
携帯握り締めて、電話鳴れってずっと祈ってた。
寝れなくてさ。マジ。
でも何にもできねえの。
気晴らしにゲームやろうとして、5秒で投げた。
やっぱり携帯握って、ずっと座ってた。
で、朝方にメールが入った。
大体こんな内容だった。
ごめんなさい。○君。
本当にごめんなさい。○君を傷つけてしまいました。
○君とは、私が高校生の時に会って、私は本当に○君が大好きでした。
友達にカッコいい!って言って、○がそんな事を言うなんてとあきれられました。
あと、○君ってそんなにカッコいい?って。勿論怒っておきました。
○君は私の大事な人で、それはずっと変わりません。
私のわがままを聞いてくれて、お兄さんみたいで、私の好きな人です。
それなのに○君を傷つけてしまいました。
私は、今、自分の事が判らないです。
先輩は○君とは全然違います。
でも私にとって同じように○君と同じようにかどうかはわからないけれど大事になっているのかもしれません。
○君と一緒にいたいです。
でも先輩も私にとって大事な人の1人になってしまいました。
ごめんなさい。
自分を整理出来るまで先輩ともそういうことはもうしないつもりです。
○君に本当に謝れるようになりたいです。
また私からメールします。
で、それから俺はしばらく彼女とメールのやり取りをした。
電話したかったけど毎日メールでやり取りした。
そのうち、彼女と先輩についてのメールのやり取りが出来るようになった。
今まであったことを聞いたり、自分の思うところを話したりした。
メール馬鹿にしてたよそれまで。
でもマジでやればメールでも気持ちは伝えられると思う。
俺にはすがるのがそれしかなかったからな。
で、結局。結論から言う。
2ヶ月くらいそんな事をしてたある日、その先輩とやらから電話が掛かってきた。
夜に。超喧嘩腰の。
「もしもし」
「ああ、■■だけど。」
その瞬間へたれだと思ったけどビビッた。
だって電話番号知ってるわけねえだろ?
でもかけてきてる。
「俺の事知ってますよね。○君。」
「知ってるよ。」
最初から呑んで掛かってきてるの位判ったから俺もタメ口で答えた。
「彼女の事なんだけどさ。まあ今はいないからぶっちゃけで話さない?」
呑もうとしてるよな。今はいないとか。
でも自信がもてない。
「何?」
「○君さ、俺と会うなとか彼女に言ったんだって?」
「言うに決まってるだろ?」
と言ったら向こうで爆笑が聞こえた。向こうは何人かいるみたいだった。
「いやいいんだけど、いいんだけどさ。」
と向こうはなんか電話の向こうで笑いながら言ってる。
「俺も結構マジで好きなんですよ。可愛いじゃないですか。彼女。後輩としても可愛いし。」
「本当悔しいのは判るけど。俺もサークル内でほら、ばればれですし。
彼女サークルに出さないとかそういうのは本当よしましょうよ。
その上で彼女に決めてもらうとか。彼女の気持ちを尊重して。」
で、俺は何も言えなかった。
で、電話の向こうでは
「お前らうるせーよ。すいませんね。ちょっと場所かえるんで。」
つってその男は1人のところに移動して
「で、○君マジぶっちゃけ話しましょうか」
と言ってそこから色々と話した。
で、喧嘩売られた。
向こうも余裕無かったのかもしれないが。
「○君さー俺らやってるって知ってた?
はっきり言ってその分俺○君よりリードしてると思うよマジで。
○やった後、絶対君と出来ないとか言ってたよ。違う意味かもしれないけど。」
「素直だしさ、後輩としても可愛いし。結構身持ち硬いよね。でも慣れると甘えてくるしさ。」
ダメージでかかった。
声でなかったもん。
何であんな事言えるのかね。
その後散々言われた。
「遠くにいるんだしさ、彼女と一番会えるのは俺だから。」
とか。
彼女が俺に言わなかった真実とか。
でも最後に俺が
「彼女は何て言ってるの?」
と言ったらこう言った。
「2ヶ月前だろ?帰ってきて会ったらもう会えませんつってサークルにもこねえよ。」
で、まあ結局それから以降もメールでやりとりしてる。
電話もたまにしてる。
未だにサークル辞めたとかは彼女は言ってこない。
先輩の話もしない。
ただ一時期よりもちょっと甘えるような事は言うようになったし、どっちがどっちとか言わなくなった。
最近、また東京に遊びに行っていい?って言われて、それでなんか俺も整理が出来そうな気がして、これを書く気になった。
ネタかどうかは想像に任せる。
以上。乱文スマン。