この先は見ないと決めた 1
2023/08/30
私は29歳の若輩者です。妻の由里子は5歳年上の姉さん女房です。
入社した会社の最初の所属先に主任としていたのが由里子でした。
その当時は由里子に彼氏がいましたが、結婚して家庭に入ってもらいたい彼氏と仕事を続けたい由里子の意見が合わず別れてしまいました。
そんな時、2人で残業した帰りに飲みに行き、彼氏と別れたショックで悪酔いした由里子をマンションに送った夜に結ばれました。
憧れていた女性なので夢中で由里子のカラダに舌を這わせました。そして結婚となり、2年が過ぎ34歳の由里子は課長に昇進していました。
タイトミニのスーツに身を包みブラウンに染めたセミロングの髪の毛をなびかせ、クリッとした瞳で社内を歩いている由里子はとてもセクシーでした。
それだけに社内でも人気があり、昔から同僚や上役からお酒に誘われていました。下心ミエミエの男達を上手くかわしながら現在に至っております。
そして今年の5月に由里子の仕事にトラブルがありました。
由里子の部下が正式契約を取引先と交わす前に注文を発注してしまいました。大きな損失を回避する為、由里子は連日取引先の社長と折衝を重ねてきましたが進展しない様子でした。
23字時頃、帰宅した由里子は疲れていました。
「やっぱりダメだった?」
「うん・・でも・・」
「でも・・なに?」
「向こうの社長が金曜日の夜にデートしてくれたら前向きに考え直すと・・」
「デート・・??食事とお酒と・・それ以上も求めてくるぞ!!」
「多分・・男の人だから・・そういう気持ちも・・少しはあると思う・・」
「由里子さん・・行くのか・・・?」
「デートじゃなくて接待と考えてるわ・・」
「もしカラダを求めてきたら・・どうするんだ!?」
「そんな事絶対しない!!誠意を示して交渉を成功させるわ・・」
金曜日の朝、由里子は私に
「変なことは絶対しないから・・私を信用してね・・」と言いキスをしてきました。
惚れてる弱みで私は止める事が出来ませんでした。
その日はとても長い1日となりました。
夜の12時を過ぎても由里子は帰って来ませんでした。
私の頭の中は、社長に口説かれる由里子を想像していました。
2時を過ぎても帰ってきません。
由里子がヤラれてるのか・・??絶対あって欲しくないのにハダカにされた由里子を想像して勃起をしてしまいました・・
午前4時過ぎにマンションの前にタクシーが止まる音がしたので、慌てて集合玄関に降りていきました。
由里子を信じる気持ちと疑う気持ちで迎えました。
「修ちゃん(私)・・」
由里子はびっくりした表情を浮かべた後、私に抱きついてきました。
「何にもなかったからね・・大丈夫だから・・」
私は、直ぐにでも由里子をハダカにして男の跡がないか調べたい気持ちでした。
「交渉はうまくいったの・・?」
「うん・・なんとか・・」
成功した??・・ということは由里子はカラダを・・??
「夜の8時からレストランで食事をして・・10時過ぎに直ぐそばのホテルのラウンジでお酒を飲んでたの・・」
5時間も・・??
「口説かれたろ・・?」
「うん・・ルームキーを見せられたけど・・部屋には行かなかったわ・・私が独身だったらお受けしたかも知れませんが、結婚しているので無理です・・と・・」
「それで納得したのか・・??」
「粘り勝ちと言うか・・とにかく丸く納まったわ・・本当に心配かけてごめんね・・」
由里子はシャワーを浴びに行きました。
私はこっそり脱衣室に忍び込み洗濯機の中から、たった今、由里子が脱いだと思われるパンストに絡まったパンティを手に取りました。
由里子が20時間はいていたフェロモンムンムンのパンストとパンティです。会社の由里子ファンに高く売れるだろうな・・などと思いながらも直ぐ我に返りました。
パンティの内側のクロッチ部分にセックスの形跡があるか確認したかったのですが・・真実を知るのが怖くて出来ませんでした・・
由里子と一緒だった男はこのパンティを見たのか・・??パンティを脱がし俺だけのアソコを見たのか・・??そんな風に思うと悔しさと今まで経験したことのない興奮状態でした。
由里子は簡単にカラダを許す女じゃない!自分にそう言い聞かせました。
それから2週間ほど・・夢の中や通勤時間に頭の中で、由里子があの社長とセックスしているシーンばっかりでした。
スケべ社長が由里子の84センチのおっぱいをもみほぐし、ピンクの乳首を口に含んで舌で転がし、パンティも脱がされたっぷりとクンニを楽しみ、ドス黒いポコチンが由里子のアソコの中に深く侵入して・・喘ぎ声を出す由里子・・
絶対に許せない行為なんですが興奮しているという事は・・心の何処かにそういう事があったと望んでる部分があるのか・・??
そんなある日の夜、
「修ちゃん・・最近少し変よ・・物思いに耽ったり・・私の会話も耳に入っていないみたいだし・・・」
「そ・・そんなことないよ・・」
「ひょっとして・・・あの日のことが気になってるの?」
私は確信をつかれドキッとしました。
「やっぱり・・そうよね・・男の人と午前3時まで一緒にいて・・何もないと言う方が無理があるわよね・・でも本当なの!!私を信用して!!」
「信用してるよ!!当たり前だろ!!でも・・由里子さんとあの社長がエッチをしているシーンが勝手に頭に浮かんでくるんだよ・・お願いだ!!
例え・・なにがあっても由里子さんを嫌いにならないし・・愛し続ける・・だから包み隠さずあった事を全て言ってくれ!!」
「自分の奥さんが深夜の3時まで男の人と一緒だったら・・心配だし・・イヤだよね・・ごめんね・・」
由里子は私を抱きしめ
「本当は・・ホテルで社長が用意した部屋に入ったの・・」
私は絶望と興奮が入り混じった状態で由里子の話に耳を傾けました・・
「あの日・・午前1時近くまで社長とラウンジで飲んでいたの・・ラウンジが閉店になるので社長が取った部屋でルームサービスでワインを頼んで飲もうと・・」
由里子は言葉を選ぶように話していきました。
「部屋に入るのは、とても危険と思ったけど・・仕事の話が終わってないので・・」
「それで部屋に入ったの?ホテルの部屋に誘われて入るという事はエッチ覚悟と言うことだよ・・・」
「そんな事ない!・・社長には仕事の話をする為に入りますけど・・もし変な事してきたら大声を上げて助けを呼びます。と言ったの・・」
「それで・・口説かれなかったの?」
「う・・うん・・少しだけ・・」
「少しだけって・・どれ位なの??」
「修ちゃん・・本当に怒らない?私を嫌いにならない?」
「約束しただろう!由里子さん・・」
「うん・・ソファーで私のとなりに座って来て肩に腕を回したり・・髪の毛を触ったり・・脚を触り始めて・・これ位我慢と思ったけど・・脚から手が離れないから・・やめて下さいと言おうとしたら・・」
「どうしたんだ!??」
私の股間は破裂しそうでした。
「いきなり・・キスをされて・・」
由里子の唇がスケベ社長に奪われた!!ショックと興奮でポコチンの先っちょが濡れて来ました。
「今夜・・1度だけ抱かせてくれたら・・契約書にサインすると言われて・・」
「それでエッチをしたの?」
「一瞬・・会社でのキャリアと修ちゃんを天秤にかけてしまったの・・修ちゃんにバレなければ1度だけならと・・思ってしまったの・・社長の手がスカートの中に入ってきてストッキング越しの下着に触れた時、我に返ったの・・!こんな事しちゃいけないと・・慌てて社長から離れて部屋から出ようとした時、社長が根負けしたのか・・サインしてくれたの・・」
「本当にそれだけ??」
「本当よ・・最後の一線を越えてないので浮気をしてないと自分に言い聞かせてたけどキスをされて・・スカートの中に手が入ってくるのを許してしまったんだから・・浮気と一緒よね・・ごめんなさい・・」
私は90パーセント由里子を信じましたがやはり10パーセントの疑惑は晴れませんでした。
私が逆に女と浮気しても決定的な証拠が見つけられるまでウソをつき通すからです。
真実は当事者にしか分かりませんので、由里子を信じることにしました。
それからの由里子とのセックスはより激しいものとなりました。
由里子のカラダがあと一歩で奪われていた!!ひょっとしたら奪われてるのかも知れない!!と思うと異常に興奮してしまいました。
そして6月になりました。
会社で組織改革が行われました。首都圏営業部から新設された東日本営業本部に由里子が課長職で移動となりました。
顧客や取引先への営業職から北海道から関東までの東日本15営業店の営業管理、現地調査、営業支援などが主な仕事です。
はっきり言って、出世です。
出世競争に遅れをとった由里子の先輩男性社員は由里子の事を色気で成績を上げた・・などと陰口を言っていましたが、営利企業で会社により多くの利益を落した者が偉いと評価される訳ですから、由里子の出世は当然の流れでした。
私も、商品管理部から首都圏営業部へ異動となりました。肩書きは副主任です。
由里子が所属していた部署なので仕事が出来た妻の由里子と比べられるのが憂鬱でした。
そして運命と言うべきか・・
由里子のカラダを狙ったスケベ社長の会社が担当となりました。
7月の初めにバカンスから帰ってきた社長に私と部長で挨拶に行きました。
スケベ社長の会社の担当になった事は由里子に言いませんでした。あの日のことはもう口にしないと由里子と約束してからです。
由里子は結婚後も仕事では旧姓で通していました。最近はそういう傾向があるみたいですが・・
ですから、私が安藤修一です。と社長に挨拶しても由里子の夫だと気づいていませんでした。
それから3日後に私は再び興奮の世界に突入しました・・私は、部長とスケベ社長へ挨拶に行く時、由里子の夫が私だと言わないように、念を押して頼んで置きました。
仕事の出来る由里子と比較されるのがやはり男として嫌だったし、口説いた女の夫が担当者だとなるとお互いに気まずいと思ったからです。
初めて社長と会った時、由里子の唇を奪い、パンスト越しのパンティをさわった男だと思うと悔しさと興奮が甦ってきました。
その3日後、スケベ社長の所へ取引報告書を持って行くように指示を受けました。夕方なので直帰OKでした。
「ご苦労さん!!俺も仕事が終わったから飲んでいけよ!!」
缶ビールを用意され社長室のソファーに座り、社長の話に付き合うハメになりました。
中学を卒業して、社会に出て働きつめて30歳で会社を興し現在に至る武勇伝をクドクドと聞かされました。
「社員20人の小さい会社だけど・・55歳の今、やっと世間から評価されて来たよ!!
若い頃は、田舎者で、学歴もない、金もない、で女に相手にされなかったよ・・でもな・・
会社が業績を伸ばして俺に金が入るようになってからは・・女に不自由しなくなったよ・・」
「そうなんですか・・」
「そうだよ!!スナックのホステスなんか指名してやって高い酒頼んでブランド物をプレゼントしたら、簡単にハダカになったよ・・ホステスは15人位と寝たかな?それから法人開拓している生保レディ・・高額の保険料の代わりにカラダを要求したらこれまた簡単にヤレたな?
若い営業レディから人妻の営業レディまで・・俺の会社にパートで働きに来た人妻社員も特別ボーナスとブランド物でヤレたよ・・俺の生きがいだよ・・女は・」
1時間位してカンビールから日本酒になっていました。社長もほろ酔い加減で口も滑らかになっていました。
「それでも・・ハダカにするまで苦戦したこともあったよ・・銀座のクラブのママ・・なかなか落ちなくてね・・通いつめて3年でやっと落としたよ・・俺の女房だけど・・アハハハ・・」
何故か変に感動してしまいました。
「最近も・・やっと落とした女がいてね・・おっと!君に言うのはまずいな・・」
最近??由里子の事か!!??
私は胸騒ぎを覚えました。
「ひょっとして・・私の会社の女性ですか?」
「どうだろうね?」
「もしかしたら山岸(由里子の旧姓)課長のことですか?」
私はカマをかけてみました。
社長の表情が一瞬変わりました。
「由里子さんね・・あれはいい女だね・・会社でもモテるだろう?君は親しいの?」
親しいも何も俺の妻だよ!!バカ野郎!!と心の中で叫びました。
「山岸課長と何かあったんですか??」
「同じ会社の君には言えないな?」
未遂で終わったくせに偉そうに?と思いながらも
「でも、山岸課長は結婚もしているし、身持ちも固いですから・・いくら百戦錬磨の社長でも無理だと思いますよ・・」
社長のプライドを傷つけるような感じで言い返してやりました。
ムッとした社長は
「落とすのが難しい女をモノにするのが楽しいんだよ!!・・安藤君・・これから言うことは絶対内緒だと約束出来るか??」
私はうなずきました。
<続く>