バツゲーム
2020/07/02
中学3年生の頃の話です。
僕には高校1年生の葵という姉がいます。
その日は金曜日で明日は両親が丸一日いなく、2人で各部屋を掃除しておいてと言われていました。
次の日、朝食を済ませると姉が「話があるから、私の部屋に来て。」といわれ、「何かな?」と思いながら姉の部屋に入りました。
すると姉がトランプを持ってきました。
「今からゲームしよう。負けた方は今日一日、勝った方の言うことを聞くの。当然、家事や雑用まで全てね。いいでしょ?」と突然意味不明な事を言い出しました。
でも、今まで姉とやって連戦連勝だったことや、面白そうだったこともあり素直に一発Okしました。
「ルールは簡単。山札の上から一枚ずつめくっていってジョーカー(J)を引いたら負け。
分かった?」ルールを了承するとゲームスタート。
先行は姉でJでは無かった。
次に僕が引くと、なんとJでした。
「姉ちゃん仕組んだでしょ!」と言っても、「証拠でもあるの?」と押され僕はしぶしぶ負けを認めました。
ここまでならまだ良かったのですが、又もや姉がバカなことを言い出しました。
「ただの罰ゲームじゃ面白くないから隣の部屋でコレ着てきて。」と言われとりあえず中のものを見ると、なんとメイド服でした。
他に女性用ショーツ(ハート柄)、ブラ、姉が使っているブラパット、ハイソックス、カチューシャ、ウィッグ、蝶ネクタイ等フルセットでした。
奥にあった紙に「観念して着替えなさい!」と書いてあり、覚悟して着替えました。
苦戦を重ねて着替え終わり部屋に戻ると、姉が満面の笑みで待っていました。
「いい?今日だけは私をお嬢様と呼ぶこと。それと、私の言う事には絶対服従。いいわな?」と釘を刺され地獄の一日がスタートしました。