不運と幸運
2020/05/17
当時僕は21歳でした。
その時に起きた出来事を投稿します。
21歳の時に車の免許を取りました。
周りの人より遅く、ずっと車の免許を取りたくて仕方がなかったので、
取れたときは1人で大喜びしたのを覚えています。
免許を取って2週間経った頃に車を買いました。
黒の軽自動車でした。
自分の車を持った喜びでいろんな所にドライブに行きました。
21歳の夏。
車の運転にもだいぶ自信がついた頃でした。
1人で車に乗り社会保険事務所に行く途中でした。
片側2車線ある道路で、僕は右側の車線を走っていました。
左には軽トラックが走っていました。
信号も少ない道路で、結構すいていたのでスピードは60kmぐらい出していたと思います。
道の左側に細い路地があり、そこから急に車が飛び出してきました。
それに驚いた左側を走っていた軽トラックがその車を避けようとして、
隣の車線を走っていた僕の車にぶつかってきました。
僕はおもいっきりブレーキを踏みましたが中央分離帯に乗り上げ、
そこに植えてあった大きな木にぶつかりました。
運転席側からぶつかったので僕は潰れた車に体を挟まれました。
奇跡的に意識はあったのでとにかく大きな声で助けを呼びました。
5分後に救急隊とレスキュー隊が来て、僕を車から出してくれました。
すぐに病院に搬送されました。
病院に着いた僕はすぐに手術を受けました。
4時間後に手術は終了しました。
麻酔で眠っていた僕は、
病室のベッドで目が覚めたとき一瞬何が起きているのか分からなくなりましたが、
しばらくして事故にあったことに気がつきました。
あの大きな事故で、右足の複雑骨折と左手首の骨折だけで済んだ事は本当に奇跡でした。
その日から僕の入院生活が始まりました。
※ ここまでが長くて申し訳ありません。
担当してくれた看護婦さんは智恵さんという24歳の綺麗な方でした。
僕 「看護婦さんはどれぐらいこの仕事をしてるんですか?」
智恵さん(以下智) 「1年とちょっとですよ」
僕 「大変なお仕事ですよね」
智 「そうですね。でもやりがいは凄くありますよ」
僕 「看護婦さんは彼氏はいるんですか?」
智 「いませんよー。出会いがほんとにないんですよ」
僕 「本当ですか~。嘘っぽいなー」
智 「本当ですって!誰か紹介してほしいぐらいですよ!」
僕 「そんなむきにならなくても(笑)」
智 「ごめんなさい(笑)」歳も近いこともあり智恵さんとはすぐに仲良くなりました。
入院生活中、最も辛い時間がありました。
それは体を拭く時間です。
左手と右足にギブスをしている僕は当然風呂に入ることは出来ず、
ましてや自分で体を拭く事も出来ませんでした。
体を拭くときは智恵さんともう1人30代後半の看護婦さん(枝村さん)が行いました。
夏だったので服装は半そで半ズボンでした。
その為比較的服を脱がすのは簡単そうでした。
問題は服を脱がせてもらった後です。
まずは状態を起こし、少し温かいタオルで上半身を拭いていきます。
その時、ちんちんの上にはタオルがおかれています。
次に下半身を拭いていきます。
恥ずかしいのはその時です。
枝村さんは大胆にもちんちんの上においてあるタオルをとり、
なんのためらいもなく拭いていくのです。
その時智恵さんは、少し恥ずかしそうな顔で枝村さんの補助をしています。
僕もあえて智恵さんの方を見ないようにしていたんですが、
気になってチラッと顔を見たら目が合いました。
もの凄く気まずく、すぐにお互い目をそらしました。
枝村さんはちんちんも入念に拭きます。
枝 「〇〇さーん、汗かいているのでここも綺麗に拭きますねー」
僕 「おっ、お願いします...」枝村さんは僕のちんちんを握り、
竿の裏や玉までも入念に拭いていきます。
枝村さんに触られていることよりも、この状況を智恵さんが見ていることが凄く恥ずかしかったです。
拭き終わると2人で服を着させてくれます。
その時も智恵さんとは目が合わせられません。
でも普段の智恵さんはとても明るく接してくれる素敵な看護婦さんでした。
僕 「看護婦さーん、次のギブスの交換いつやるんですか?」
智 「そうですねー。そろそろですね。先生に聞いときますね」
僕 「お願いしまーす」
智 「あっ、それとー。看護婦さんじゃなくて智恵さんって呼んでください」
僕 「えっ?いいんですか?」
智 「だってー、看護婦さんは病院にいっぱいいるじゃないですかー。それに、私は〇〇さんの担当なんですから!」
僕 「わかりました。今度からそうします」
智 「じゃあ、早速呼んでみてください!」
僕 「えー。ちっ、智恵さん?」
智 「何で照れてるんですかー」
僕 「智恵さん!」
智 「そうです!今度からお願いします!」
僕 「はいっ!」その日から僕は「智恵さん」と下の名前で呼ぶことになりました。
しかし相変わらずあの時間だけは辛かったです。
そして、病院生活も1週間を過ぎた頃、僕の体にも変化が表れてきました。
枝村さんにちんちんを拭いてもらっている時に勃ってしまうのです。
当然、智恵さんもその光景を見ている訳で僕はその恥ずかしさに必死で耐えていた。
当の枝村さんはというと枝 「〇〇さん元気ですねー」
僕 「・・・・・・」
枝 「恥ずかしがらなくってもいいんですよ。男の人は仕方ないんですから!」
僕 「・・・・・・」何も返す言葉がありませんでした。
枝村さんはその状況を楽しんでいるようにも見えました。