昔の彼女の今の彼氏が絶倫で、、
2018/10/23
学生時代から続いていた彼女(以下A子にしますね)に振られたのは、俺が東京に転勤になって
一年ほど過ぎた頃だった。
4年続いたとはいえ、俺のプチ浮気もばれ、お互い何となくやばいかなー
と思っていた頃なので、A子の方から別れを切り出されたときも
もちろんショックはあったが、比較的冷静に受け答えが出来た。
ちなみにA子はというと、身長は160前後、誰に似ているかといわれれば
難しいが、どちらかといえば童顔で、彼氏の俺が言うのもなんだが、顔と体のギャップがなかなかいい感じの娘だった。
あ、そうだ、俺の5つ上の従兄弟に会わせたときに、「森尾○美に似てねー?」
って言われてました。微妙でしょ?正直(笑)
ま、それはともかく、とにかく最後に一度会いましょうってことになり、
俺は久しぶりに地元に帰るつもりだったのだが、A子が東京まで来るという。
なんでだろ?どちらかというと俺の責任のような気がするし、わざわざ
お前が来なくても、というと、会わせたい人がいる、と来た。
あ、なるほどね、、。俺は何となく見えてきたので、待ち合わせの時間と場所を決めて
電話を切った。
さて当日行ってみると、案の定A子の横にえらくガタイの良い男がいた。
まいったなー、俺ごちゃごちゃするの苦手なんだよ正直、おまけに根っからの
文化系だし。。と思っているとその男が俺向かい直角に頭を下げた。
三人で話したところ、どうもその男(濃い顔がホークスの馬原に似ていたので
馬原君と呼びます)はA子が派遣で行っている会社の新入社員で、年は俺より3つ、
A子より一つ下の、最近の若者(まあ当時は俺も若かったわけだが)には珍しく、礼儀正しい青年であったことだ。
馬原君と彼女の話しをまとめると、二人が付き合うことを、俺に許して欲しい、とのことだ。
俺もさすがに少し腹が立ってきて、どうせもうそういう関係なんでしょ?というと、
馬原君は顔を真っ赤にして否定し、A子はあなたじゃないんだからそんなだらしないことは私しない、と怒る始末だ。
そんなこんなで彼女に振られ、馬原君と俺の元彼女は地元に帰って行った。
その半年後、大学のクラブの同期の結婚式の二次会で久しぶりに地元に帰り、A子にあってびっくりした。
何か異様に色っぽくなってるぞおい・・。
俺と付き合っているときから、確かにスタイルは良い方だったが、そのときのA子は
、なんと言うか、絶妙なバランスの体のラインだったのだ。
俺に気付くと、A子はにっこり笑って近づいてきた。
「ひさしぶり、元気・」
「まあな・・。お前馬原君とはラブラブだろ?」
「え?なんで?」
俺は悔しかったが、無理に笑いながら、だってお前すげえ色っぽくなってるもん、いわれね?と言った。ラブラブかなあ・・色々大変だよ、とだけ言うと、A子は違うグループの
話に巻き込まれ去っていった。3次会には元彼女は来ず、俺は友人と飲んだくれた。皆が皆、A子がメチャクチャ大人の女になってる、昔は可愛らしいほうだったのに、などと言うので
俺は何か、馬原君に完全に負けたような気になり飲み潰れた。
それから3ヶ月もたたないうちに、また二次会があり、俺は再び地元に戻った。
こいうのは続くもんだが、お祝いは洒落にならん金額だよな実際、と思いながら
その日も三次会まで出た。
そこで、元彼女と非常に仲の良かった、俺の掛け持ちしていたクラブの後輩(Kちゃんとしときます)に
会い、A子と馬原君が別れた事を知った。
「え?何で?」
「うーーーーーん・・。すっごく複雑な理由」
「俺一度だけ会ったけど、俺が言うのも何だけどいい奴だったぜ?」
「私も何回かあったけど、すごくいい人だよね、男前だし、先輩と違ってスポーツマンだし、真面目だし」
「うるせーな、、で、なんで別れたんだよ?」
Kちゃんはあたりをきょろきょろ見回して、ね?先輩いつまでこっちにいるんですか?
と聞いてきた。月曜代休取ってるから、とりあえず月曜の夜までいる、と答えると、Kちゃんは
ここじゃなんですし、明日どっかで飲みません?と言ってきた。地元も少しは栄えてきているようで、俺の大学時代にはなかったバーに、Kちゃん
は連れて行ってくれた。恥ずかしいから少し飲んでから話しますね、と言い出し、何か色々飲み始めた。
恥ずかしい?A子と馬原君が別れたはなしが何で恥ずかしいの?少し顔に赤みが差してきて、Kちゃんは、じゃ、何が聞きたいですか?と俺に
言った。
「だからさ、A子と馬原君が別れた理由」
「なるほど、、なんだと思います?」
俺は少し考えて、浮気?A子?彼?それか、単純にどっちかが飽きたとか、そんな理由
だろどーせ、と言った。
「全部ブー」
Kちゃんは答えた。
「馬原君はなんていうか、超真面目で、なんとA子が始めての女性だったんだって」
ほほう・・・。別れたとはいえ、あまり聞きたくない・・。
「馬原君は、見てて恥ずかしくなるくらいA子にベタぼれ、あんな男前にあれだけ完璧な
彼氏されたら、そりゃ幸せだろ、と私も思ってたんですよ」
わかった、と俺は言った。
「あれだろ、A子はそーゆー奴じゃダメなんだよ。別にうぬぼれるわけじゃないけど、
俺と長年付き合ったってことは、ある程度いい加減というか、人間に遊びがある、というか、そういうタイプがすきなんだよ、な?」
ううん、とKちゃんは首を振った。先輩で懲りたのか、馬原君の誠実さというか、人間の真面目さに、A子も結構ベタぼれぽっかたです。二人で自転車乗ったり、テニスしたり、
スキューバーいくんだよー健康的でしょーって自慢されました、と言い切った。
「じゃあ何なんだよ、あ?」
Kちゃんは少し黙ると、ボンベイサファイアを一気に飲み干し、性の不一致です、といい、キャー恥ずかしーと一人で騒いだ。
「・・・馬原君・・変態なのか?」
「違います」
「じゃあ何だよ?あれか?EDっていうか元気ないのか?」
Kちゃんは少し笑うと、その逆、と呟き、本当に聞くんですか?と俺を哀れむように
言った。
段々ろれつが回らなくなるKちゃんの話しをまとめるとこうだ。
馬原君は、自転車スプリントで地方代表、大学の時は中距離のインカレ選手という、ものすごい体力を持っている男であり、かつ、23でA子に出会い付き合うまで、童貞だったという、超真面目体育会人間であるらしい。
付き合いだしてしばらく、A子が馬原君のマンションに遊びに行ったり、馬原君がA子の実家に挨拶にいったり(俺もしてないのに・・)で、まあありきたりのカップルだったのだが、ほかと違うのは馬原君が無尽蔵な体力で、23年間溜めに溜めた童貞パワーを
全力でA子にぶつけてきた、ということだったらしい。始めの一ヶ月は、A子も「愛されてる実感(Kちゃん談)」で嬉しかったらしい。
だが、真面目な馬原君は、昼はA子の好きな遊園地や海やデパートやその他色々なところ
に一緒に行って、嫌な顔一つせず付き合い、馬原君のマンションに夕方戻ると、なぜか得意の料理をつくってくれたり、外で食べる時はA子の好物や新しい店をチェックしてエスコートする、といったことをこなしたあと、
「いよいよやっちゃうわけですよね(Kちゃん談)」
馬原君は、そのあと、A子をひたすらやり続けるらしい。
ちょっとブレイクします。中途半端でスイマセン。続きをかきに来ますので
よろしくお願いします。