脇が甘い私

2018/09/09

自分で言うのも変ですが、最近の私は綺麗になりました。
お化粧の仕方と、そう、ヘアスタイルも変えました。
事実体重も減少したし、おやつ系は口にしなくなりました。
勤務を終え、川崎駅周辺では毎日の様にクラブのスカウトに声を掛けられる様になりました。
昨日なんか久しぶりにナンパされちゃいました。
夕飯の支度で近所の商店街で買い物すると、お肉屋さんでコロッケを求めた際、店のおじさん、三つ買えば、必ず、もう閉めるからなんてぶっきらぼうな感じで余分にメンチカツを二つ、奥さんの目を盗んでサアッと包んでくれます。
(私)ええ、ウソ、ありがとうございます。
(おじさん)いつも綺麗な脚楽しませてもらってるからいいって事よ。
とニッコリウィンク。
私、少し頬を赤らめた。
環境は人間を劇的に変化させる事がある。
何かの本で読んだのかな、課長の呪縛を解かれて、とにかく私は変わった。
最大の理由は新しい彼が出来た事だろう。
毎日彼の事が頭から離れない。
何でも相談出来る最大の理解者は彼であり、久しぶりに女として愛される喜びを知る事が出来たのです。
社長のマンションは、芝浦にある。
土曜日の第一京浜は混んでいた。
特にJR品川駅手前は、買い物車とタクシーが著しく車の流れを寸断していた。
田町駅を過ぎ、次の大きな交差点を右折、右手にヤナセを見て、その先を左折した所にそれはあった。
ゆうに階はあるだろう。
すぐ近くにTIMESの黄色い看板が見えた。
愛車のレモンイエローのビートルを停めマンションに向かった。
大きめのショッピングバグを二つ肩掛け、エントランスのインターホンを押した。
すぐに社長が応答し大きな扉が左右に開いた。
何か蒸し暑い日だった。
体中が汗ばんでいた。
ボタンを押すとドアが開きニコニコしながら長身を折り曲げ社長が迎えてくれた。
良く来たね、さあ、入って入って。
大げさなポーズで手招きする。
お邪魔します。
私は遠慮気味に微笑んだ。
暑かったろう、さあこれを社長は冷えたグラスのお水を私に手渡しする。
わあ、嬉しい、ありがとうございます。
いただきまーす。
と、そのお水を一気に飲み干した。
ああ、美味しい私は子供の様に右手で口を拭い屈託のない笑顔をしたのだろうははは、笑うと正に森口博子ちゃんだね。
社長は笑いながら奥のリビングへ誘った。
(私)社長、これ、この前のほんのお礼です。
私はボルドーの年代物のワインをテーブルへ置いた。
(社長)高かったろうに、無理しないでくれよう。
と両手を広げオドケてみせた。
社長はブランチ中だった様です。
生ハムとチーズを肴にロールパンと缶ビールが数本テーブル上にあった。
傍らに日経新聞、以前無理やり連れて行かれた鶴見の課長のアパートとは大違い。
部屋中洗濯物と、いやらしい雑誌に埋もれていたっけ。
獣臭い様なその部屋で課長にされた事。
忌まわしい思い出が脳裏を駆け巡った。
きっと辛そうな顔をしたんでしょう、社長が、大ジョブかいと笑った。
わあ、凄いこんなにあるんですか。
かなり大きな書棚の一段全部をそれは占領していた。
冊近くあるんでね、後で私も手伝うからね。
社長はテーブルへ誘った。
(私)車なんで飲めませんが、何か美味しいオツマミ作らせて下さい。
私は持参したレタス、コンビーフ、玉ねぎETCで簡単なサラダを作り、三国志のウンチクを社長からニコニコしながら聞いた。
向かい合わせに座り話をしていると、社長の視線が私の後方をチラチラ見るのです。
特段気にも留めていなかったんだけど、何となく頭が重くなっているのに気ずきました。
真剣に語る社長が二人いる。
あれ、何、急に眠たくなってきた。
やだ、凄い、フラフラしてきた。
でも、きっと寝不足ね、ここんとこ遅いもんね。
社長がビールのお代わりを取るため冷蔵庫を開けた隙に振り返ると大きな壁掛け時計が。
きっと来客があるんだわ、社長、私そろそろ失礼させて頂きますよ。
と、立ち上がった途端、足元がふらついて尻餅を着いてしまいました。
後方から社長が助け起こしに来るのが気配で分かりました。
(私)社長、ドジでごめんなさい、振り返ると、社長の両手が首に廻っています。
顔を髪に押し付け匂いを嗅ぐように頬ずりして来るんです。
え、何、ウソ、社長う、ふざけないでください、飲みすぎですうう。
振りほどこうと身体をひねると、右手を右足関節へ滑り込ませ左手を背中に廻され、お姫様ダッコで抱え上げられた。
社長、大丈夫です、下ろして下さい、帰りますから、三国志をと両足バタバタで哀願したんです。
何故か社長は無言です。
一言も喋りません。
踵を返しリビング奥のソファーへ運ばれました。
やや乱暴に寝かされ、社長は、私の両足首を左手一本で掴み、そのまま脚を真上に伸ばすんです。
私の身体はくの字に曲げられ、お尻に側にあったクッションを差し込まれました。
空いた右手でジーンズのボタンを素早く外し、ジッパー下げ左手一本でジーンズを引っ張り上げます。
あっという間に脱がされ、ラベンダーのtバック姿にされてしまいました。
社長、何するんですか、いやあ、やめて、私、彼がいるんですよ。
私は苦しさに喘いだ。
左手はガッチリと両足首をホールドしている。
身体をよじって逃れようにも凄い力で押さえ付けられていました。
ソファーの前にドッカリと胡座をかいた社長は、中心部の薄布の膨らみに鼻と口を近づけ大きく深呼吸した。
次に薄布の上から長いキスをした。
いやあ、いや、お願い止めて下さい。
何でこんな事するんですかあ。
いつしか涙声になっていました。
充分に匂いを嗅いだ社長は、右手人差し指でクロッチ部分を左から右へグイッと手繰り寄せた。
社長の顔前に露にされたアソコがあった。
イヤ、止めて社長、こんな事するなんて、課長と一緒じゃないですか。
汗かいてていやなんです、お願いだから止めて。
悲鳴に近い声で私は必死に訴えた。
舌は、左右から蓋をするように覆う大陰唇を器用にめくり上げ、ペニス同様の固さで膣口へ入り込んだ。
ブチュ、ブチュ、と、膣口に果汁を貪るかの様に吸い付いてくる。
更にお尻を持ち上げられ、固い舌はアヌスをいたぶる。
私はもう、声も出なかった。
こうしている間にも意識はどんどん薄れてきた。
尿道を突きながら上昇した舌は、徐徐にクリトリスを追い詰める。
下から何度も舐め上げられ、溜息と同時に私に限界が近づいていた。
社長は、私の抵抗が治まったと判断したのか、左手を離した。
瞬間お尻から胡座をかく社長の上へ大股を開いたあられもない格好で崩れ落ちた。
社長の顔が露にされたアソコに近づく。
私は最期の力を振り絞って、社長の額を両手で掴む。
社長は左右に顔を振り、私の両手は両耳をかすって左右に飛んだ。
社長は力強くクリトリスに吸い付いた。
チュウその音は部屋中に響く程だった。
不規則のリズムでそれは続いた。
そして、とどめの甘噛み、その瞬間、小さな悲鳴とともに黒い眠りに堕ちました。

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