混浴の悪夢 2
2018/09/09
ひとしきり未央の裸体を視姦し、とりあえず満足した男達は、数人で雄太を脱衣場へと運んでいく。その後を、オロオロしながらついていく未央と、歩く度に揺れる巨乳や尻を視線で撫で回す他の男達。脱衣場の床に雄太を寝かせ、下半身に浴衣、頭にタオルを掛けると男達が未央に話しかける。
「…まあ、熱い湯に長い事浸かって、湯あたりしたんでしょう。しばらくはこのままにしといた方が良いですよ」
「ああ…よかった。あの、助けて頂いて、有難うございますっ!なんと御礼を言ったらいいか」
「いや?、お礼なんていいですよ?。……それより奥さん…」突然、声のトーンが変わった男に、未央は「はい?」と、不思議そうな顔で答ると、
「スケベなカラダしてますなぁ…。肌も綺麗でシミひとつ無い。想像以上ですよぉ、ヒヒヒ…」
「え…!? キャアァァーーッ!!」未央は、ここにきて、やっと自分の格好と、男達の欲情にまみれた視線に気付き、胸と股間を隠してしゃがみこむ。そんな未央の様子をニヤニヤと見下ろしながら、男達がにじり寄って来る。股間の中心で起立したぺニスを隠そうともせず、むしろ見せ付ける様に左右に揺らしながら。
「奥さん、今更気にする事なんてないじゃないですかあ」
「そうそう♪ここは混浴なんだし、裸が当たり前なんですから」
「旦那さんの目が覚めるまで、洗いっこでもしましょうよ?♪」
「エ!なにを?…じょ…、冗談です…よね?」しかし、自分を取り囲む男達の目と股間のモノが、冗談では無い事を告げていた。
危機を感じて逃げようとした未央だったが、脱衣場の戸が閉められ、男達の肉の渦の中へと呑み込まれていくのだった…。
「い、嫌ァッ! 誰か助…ムグゥゥッ!!」助けを呼ぼうとした未央の口に、男の一人が手拭いを素早い手つきで捻って猿轡を作り噛ませる。
「んン゛ーッ!ムグゥーッッ!!」
「風呂でカラダ洗うだけなんだから、静かにね?。ヒヒヒ…」猿轡の下でくぐもった悲鳴をあげる未央の全身に、筋くれだった無数の手が迫る。
両腕を掴んで立たされ、両脚も押さえられた状態で、男達の手から逃れようと必死でもがく未央だったが、ほとんど身動きもとれず、ただ豊満な乳房や尻を揺らして、男達を喜ばせるだけだった。
「おーおー♪ オッパイブルンブルンゆらして、そんなに早く触ってほしいのかぁ?」
「腰もクネクネさせて、ほんとスケベな人妻だなぁおい」
「ん゛ー! ン゛ヴーッ!!」涙をいっぱいに溜めた瞳で男達を睨み付けながら、激しく首を振って否定する未央。
そんな未央を、下卑た笑いを浮かべて見つめながら、男達は石鹸を泡立てる。
(嫌!イヤッ!雄太以外の人に触られるなんて、絶対イヤァ!)
いよいよ絶望的な状況になって、恐怖に染まった未央の瞳に溜まった涙が溢れ、頬を伝ったのを合図に、泡まみれになった男達の淫情を含んだ指が、未だ穢れを知らない、未央の美しい肌に殺到していく。
「んー! ん゛ーっ! んぶっ! ンゥゥーーッッ!!」
「おほぉ?、たまんねえ?。スベスベモチモチして触り心地の良い肌だぜ」
「オッパイやわらけ?!それに凄ぇボリューム。かわいい乳首も…、ちょっと硬くなってんじゃね?の?♪」
「ケツもプリンとしてますねぇ。それに…アナルもキレイなものだ。これは、まだ未使用ですねぇ」
「アソコの毛は、あんま濃くねえな。その分、具はバッチリ丸見えだぁ、ヒヒヒ…」泡まみれになった未央の全身をまさぐりなから、興奮まじりで未央の身体を品評しはじめる男達。恥辱と屈辱に涙を流し、猿轡を噛まされた唇を震わせる表情もまた、男達のサディスティックな快感を呼び起こさせる。
(イヤ!嫌ァ!雄太、雄太!助けてぇ!)もうもうと立ち上る湯気と、男達の、酒臭い息を鼻孔に感じながら、
未央は、まだ意識の戻らない雄太に助けを求める事しか出来なかった。男達の手は、好き勝手に未央の身体を隅々まで蹂躙する。
豊かな乳房を下から持ち上げ、タプタプ揺らす者。力一杯握りしめ、歪な形にして愉悦に浸る者。
ピンクの乳首を指先で擦り、摘まみ、引っ張り、捻ったりと執拗に攻める者。
太ももをや尻を撫でまわし、時折、平手打ちで痛みを与えて興奮する者。
後ろから尻肉を掴んで拡げ、恥ずかしい後ろの窄まりのシワを、一本ずつ丹念に指で撫であげる者。
そして、雄太にも決して触れさせたことのない未央のアナルも、男達の無遠慮な指が侵食する。
「んぅっ!! ンンーーーッ!」男の指が未央の秘裂をひと撫ですると、塞がれた唇から甲高い悲鳴が零れる。
その声に、いやらしい笑みを浮かべると、秘所を弄る男の他にも数本の手が、未央の秘所に群がってきた。
「ん、ん、ン! ふぁあ、んンンーーーッッ!!」何本もの手が陰唇を摘まみ、引っ張られて拡げられ、露になった膣の入口付近や尿道までも弄くりまわされる。包皮を剥かれた陰豆をヌルヌルした指に擦りあげられると、未央は激しく肢体を跳ねさせた。
「ゲヘへ、なんだぁ?クリが気持ちいいのかぁ?穴からヨダレが溢れてるぜ。おやぁ?」親指でクリトリスをこねながら、膣の入口を弄っていた男が、指を離し、付着した液体を見て、ニヤリと笑う。
「なんだぁ奥さん。さっきまでお楽しみにだったのかい?旦那のザーメンが垂れてきたぜぇ?」そう言って、未央の目の前に手を持っていき指でニチャニチャと白い粘液をもてあそぶ。それを見て、頬をまっ赤にして俯く未央に下卑た笑いを浮かべると、男は再び未央の秘所へと手を伸ばす。
「盛りのついた奥さんのココも、キレイにしてやらねえとなぁ」
そう言うなり、中指と人差し指をいっぺんに挿し入れ、いきなり激しく中を掻き回し始めた。
「んふ!んふ!ンブフッ!んンファーーっ!!」
髪を振り乱して、男達の手によって与えられる刺激に必死に抗う未央。
しかし、拒絶の意志と強い嫌悪感を上回る、決して感じてはいけない感覚が、自分の身体に沸き上がってくるのを感じていた。
(駄目!ダメよ! 雄太以外のヒトに触られて感じるなんて、絶対ダメ…)沸き上がる感覚に耐えながら、必死で自分にそう言い聞かせる未央。
しかし、先程まで熱い湯に長く浸かっていた上に、かつて味わった事のない
大勢の男達の手から同時に与えられる全身への愛撫が、未央の意識と理性を徐々に虚ろなものにしてゆく。未央は先ほどの雄太との行為では最後まで行っていなかったのだ。
泡でヌルヌルになった身体中を這いまわされ、大勢の男達の手指による攻めが一段と激しさを増し、膣内に残った雄太の精子を掻き出す様に出し入れされる指が、未央のGスポットを何度も抉る。
「ん、ンッッ!!ンンーーーッ!ムグーーッ!」
猿轡に封じられた口から一際甲高い声をあげ、膣口から、ぶしゅ、ぶしゅうっ、と潮を吹きながら、未央は絶頂に達した。全身を駆け巡る快感に両手足を突っ張らせ、ビクンビクンと痙攣を繰り返す。雄太以外の男に、未央が初めてオーガズムを与えられた瞬間だった。
「ンフーッ…、ンフゥーッ……」
我慢できずに絶頂へと追いやられた未央は、猿轡の隙間から漏れる苦しさだけではない吐息と、感じた事によって沸き出た涎を押さえる事が出来なかった。
「おーおー、奥さんイッちまったのかい? 身体を洗ってるだけでイクなんて、やっぱりスケベなんだなぁ」
未央を絶頂に追いやった男が、手にまとわりついた愛液を、未央の目の前に晒しながら言葉で辱しめる。
未央は、その手を虚ろな瞳で見ながら、未だ全身を這いまわる無数の手に、ピクッ、ピクッと小さく反応するだけだった。 バンザイした体勢のままグッタリしている未央の身体に、勢いよく湯がかけられ、身体中の泡が洗い流される。
熱いお湯をかけられ、少し意識を取り戻したのも束の間、今度は男達の舌が、未央の全身を這いまわる。
節くれだった指と、ヌメヌメと唾液を纏った、生暖かくザラついた舌の不快な感触が、
逃げ場のない未央の身体を、隅々まで舐めあげ、しゃぶり尽くす。無遠慮な指によって硬くさせられた乳首は、強く吸われ、舌で転がされ、歯で甘噛みされる。
恥ずかしさから、雄太にもさせた事が無かった脇の下への愛撫も、両側から同時に攻められ、優しい雄太とは違う、貪るような男達の気持ち悪い舌の感触が、未央のヘソや脇腹、太ももにも絶え間なく与えられる。特に、未央の尻穴を執拗に洗っていた男は、指以上に異常な執着を持って、菊座のシワを一本一本なぞる様に舌を這わせていた。その、ゾワゾワと不快な未知の感触に、未央は鳥肌をたてて尻たぶを震わせた。
「美味しい尻穴だ…。これは、ワタシの生涯でも滅多に出逢えない名器だ。素晴らしい…」「ほんとアナル好きだなオマエ。でも、コイツもアナル舐められて感じてるみたいだぜぇ。ヒヒヒ…」未央の膣口を舐めていた男が、アナルを舌で弄られて愛液を溢れさせている様子を告げると、激しく首を横に振って否定しながらも敏感に反応してしまう未央に、「フフフ…」と楽しげに笑うと、今度は窄まりを拡げて舌を差し込み、腸中をなぞり始めた。
「フヴッ!フゥヴーーッ!!」初めて味わう内臓器官への侵食。強すぎる刺激と嫌悪感の背後に、未央は、またも望まない快楽が昇ってくのを感じていた。その間も、他の男達のヌメヌメした舌が、耳や鼻の穴を這いまわり、猿轡を噛んだ、ぷっくりした唇をなぞり、唾液を塗りつけてくる。
全ての穴に、男達の臭い唾液が塗りつけられ、汚されていくのを、未央は惨めな気持ちで耐えるしかなかった。
汗と涙と男達の唾液にまみれながら、虚ろな表情の未央。