俺がやると怒る行為なのに・・・

2018/09/07

果帆が27歳になった時
勤めていた商社から転職してインポート物を扱うアパレル会社に転職しました。
果帆はおしゃれで服が好きということもあり、
念願の業界だねって
しかも2人の結婚も控えていたので色々お祝いしました。
しかしいざ勤め始めると、
果帆の事業部は色々大変そうでした。
大変な要素は幾つか有って、
まず会社的に業績不振という事で仕事が無駄に手広く忙しく
もう一つは
セクハラ系の悩み事、果帆は店舗勤務では無く、本社採用だったのですが
派手で軽い業界というか、その会社独特の空気に、
のんびりしているようでしっかり者の果帆が
じわじわと毒牙に掛かってしまった時のお話をさせていただきます。
ちなみに長編です、ご容赦下さい。
主な登場人物として
果帆、当時27歳、同棲中で両御両親にも挨拶済みで結婚間近。
営業の高橋29歳男、独身、小太りおしゃれ、黒縁眼鏡、性格ガサつ、声がでかい、セクハラ常習。
部長の森31歳男、既婚子持ち、日焼け、営業部の核、店舗勤務の女性を何人も食っている。
広報の山ちゃん29歳女、派手な容姿、果帆と仲良くなる。
働き始めて一ヶ月、毎日22時~24時の帰宅になって
果帆は毎日仕事に慣れるのに大変そうでした。
中途採用で早く戦力になろうと努力していたようです。
帰ってきてもシャワーを浴びて急いで寝なきゃ身体が対応出来ない毎日。
俺は、要領を得て徐々に自分のペースを見つけるだろうと、労りつつ見守っていました。
そんな果帆に
まず歓迎会という名目の飲み会の洗礼が待っていました。
歓迎会に集まった社員は15~16名、歓迎される側は中途入社の果帆ただ1人。
インポート、国内の営業部、広報部から来れるメンツで集まった模様。
果帆の挨拶後
初対面の人達も居たので、大瓶を持って挨拶がてら1人1人時間を掛けて回っていたら、
結構なペースで酔ったので、山ちゃんの席の隣でペースを落として休んでいた。
向かいの席では高橋が勝手に隣の女性の髪の匂いを嗅いで
「俺って匂いフェチなんだよね~」と誰も聞いていないことを大きい声で喋っている。
出た~高橋のセクハラ~とみんなも騒いでいる。
するとノリで隣の山ちゃんが
「たかはし~ここにいい匂いのコいるよ~」
と果帆を指差した
すると高橋が
「おー○○(果帆の旧姓)なら金払ってでも嗅ぎたい」
「ダメです!まず私に許可取って下さい、それに高いよ」
果帆も
「そうなんです高いんですw」と言って交わしたつもりが
高橋はズケズケと近寄ってきて
「○○なら・・・5万払う、その代わり、、、」と言って財布から5万円出してきた。
で山ちゃんが
「足りないんだよ!高橋!」と言って
笑いでその場は収まったようだが、
俺はこの話を聞いて
なんてデリカシーの無い奴が居るんだと引いた。
その翌月頃だったか、週末の夜果帆の帰りを待っていたら
23時頃果帆から着信、しかし電話に出ると、違う女の人の声。
「あ、果帆さんの彼氏さんですか?私同じ職場の山本といいます」
「今果帆さんとタクシーで向かっていて、多分近くまで来ているのですが、、、」
果帆は酔いつぶれてしまい、泥酔状態で運ばれてくるらしい。
俺は直ぐ着替え、近くまで迎えに行った。
そして山ちゃんと一緒に部屋まで肩を貸して運びました。
うなじまでピンク色になって潰れていた果帆を寝かすと
山ちゃんにも家に上がって頂いてコーヒーを飲んで行って貰った。
俺はご迷惑をおかけしたことを詫びると
山「いえいえ、果帆、まだ仕事大変そうだからね、ストレスも溜まってるみたい」
山「それに悩み溜めちゃうタイプじゃない?、彼氏さんも話聞いてあげてくださいね」
と少し含みの有る言い方をされた。
確かに、こんなに潰れるまで飲むコじゃなかったので
心配だし、翌日話を聞いてみることにした。
今まで俺には何でも愚痴ってきたのに、俺に言えないこと
心配掛けるのが嫌で言えなかったこと
案の定
果帆の
悩みの種は主に高橋からのセクハラだった。
残業は多岐に渡り、取扱い商品の知識を増やす為の書類作成、
処理など山積みなのにも関わらず
実際の商品をモデルとして試着して写真撮影もお願いされていた。
最初は
デスクでPCワークしている時に
外回りから帰った担当営業などに
肩を叩かれたり、肩を揉まれたり
女性社員ならほとんど皆がされている事だし、
過剰に反応しても良くないと、いつしか慣れたが
段々エスカレートしている
髪の匂いを嗅いだり、すれ違いざま胸に触れたり
給湯室で腰に手を回されたり、
試着中の着替えを覗くようになった時は
強く怒っても受け流されたし
協力してるのに、最低だよ、と、
あとどうしてそこまで性的指向の目線で見られるのか
怒りを通り越して、落ち込んでいた。
もうすぐ結婚するんだし
辞めてもイイよと伝えても
辞めて他に行くにしてももう少し見極めるとのこと。
それを聞いてから、少し気にしてたのもあり
仕事で果帆の職場周辺に行った時、ちょっと外から覗いて見ることにした。
会社の社名ビルを見つけ、その真向かいのビルが区民センターだったのはラッキー。
しかも踊り場にあるソファーから、果帆の会社が一望出来るのです。
この時点で後ろめたさと鼓動が止まりません。
その日、社内大半は展示会用ディスプレイになっているようで
事務作業するスペースはパーテーションで区切った
窓際の狭いブースに移動しているようでした。
ちょうどこちらから1番よく見える位置でした。
すぐ果帆を確認する事が出来ました。
黒のノースリーブに、白のパンツ。
眼鏡をして、髪を後ろで纏めてる横顔・横乳を確認し
仕事中の姿を見るのは初めてだったからか
非常にムラムラしました。
その時点で近くに来てるからランチのお誘いメールしようと
思いましたが、思い留まりました。
果帆のフロアへ繋がる非常階段を登って
ピンク色のポロシャツで眼鏡を掛けたガタイの良い男が
向かっていることに気付いたからです。
こういう時の勘は当たります。
彼が高橋でした。
高橋は果帆のフロアに着くと、すぐ果帆のノートPCを覗き込み
当たり前のように果帆の露出した肩に手を置きました。
果帆は嫌がるそぶりも見せず、2人の顔の距離はとても近く20cmくらいでしょうか。
一緒に画面を見て、なにやら話しているようです。
その後、しばらくして果帆が笑顔で高橋の肩を叩いて、高橋はそそくさと退散していました。
俺は腹が立ちました。
仲の良い2人にしか見えなかったし、セクハラに悩んでる女にも見えなかったからです。
俺はかなり不機嫌なまま、果帆をランチに誘いました
食事の途中で言ってしまいました。
セクハラで悩んでるなら、ノースリーブはやめたら?と
でも果帆は自社取扱い商品着なきゃだし、窓際で暑いから仕方ないし、と
確かに他の女子社員に比べたら、普通だし、正論なんですが、
なんか納得いかなくて、結局喧嘩の雰囲気のまま別れてしまいました。
果帆も俺の理解が足りないと不満だったのか、その日は飲んで帰って来て
多くを語らず先に寝てしまいました。
それから、お互いに必要な事以外は喋らず、不穏な空気で日々は過ぎ、
そのうち
果帆が大阪に出張になりました。
取引先のお偉いさんの接待も有り、一泊二日の出張。
営業部部長の森と2人っきりで
間違いはここで起こりました。
大阪から
果帆メール「ご飯ちゃんと食べてる?今日は食べ過ぎたよ~>_<
明日午前中に帰るね、品川着いたら連絡する」
翌日
果帆メール「ごめーん、急遽会社に戻って作業しなきゃならないの、
夕方くらいになっちゃうかな」
その後帰宅した果帆はいつも通り明るく夕食を作ってくれてました。
女は嘘を隠すのは上手なので、こういう時は自分の直感を信じます。
何か胸騒ぎはしてましたし、期待もあったのでw
その日の夜
果帆がお風呂中
覚悟を決めて
携帯を見ました。
・・・
受信フォルダを見て
驚き、心臓が飛び出るかと思いました。
腰から力が抜けその場でへたり込んでしまいました。
が、今過剰に反応するのはまずい、
取り急ぎ相手アドレスのドメイン前だけを急いでメモ。
でも見た事を果帆には悟られないようにしました。
どう考えても
果帆は森にやられてしまっていることは確かでした。
今度の週末の土曜日にも出勤を命令されています。
短い文章の最後に写真も添付されていました。
裸の果帆。
目は閉じて居ますが、上半身裸で横たわっている果帆に間違い有りませんでした。
頬のほくろ、綺麗なピンク色の乳首。
風呂上がりの果帆と何気無い会話をしながら
現実を受け止めつつ、無い頭をフル回転して
一つの答えを見つけました。

果帆の判断を見てみようとw
俺「なぁ、今度の土日どうする?」
果帆「あ、土日ね、わたし、、仕事になる可能性あるから、予定入れちゃっていいよ」
俺「そう、忙しいんだね」(森の命令に従っちゃうんだ、、、)
果帆「ごめんねぇ、なるべく夜ご飯は作れるようにするから」
そして土曜日
10時頃、果帆は家を出て行きました。
ベージュのスカートスーツの上下で中はタンクトップでした。
首には俺があげたティファニー付けて行きました。
香水も気持ち多めに付けていた気がします。
あの身体が他の男に抱かれる為だけに外へ行ってしまったと
もう果帆が笑顔で家出た瞬間に勃起してしまい、
「果帆ー」と呼びかけながら掻き出しました。
結局、夕食作ると言っていたのに
帰宅は22時頃でした。

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