妹萌えとか絶対ないと思ってたんだが・・・[後編]

2018/06/02

りか「お兄ちゃん、背中流してあげる!」
おいら「いや、いいって!まじやめろ!いいって!」
やめて~。
りか「兄妹でオフロ入っちゃいけないなんて、誰も言わないもんね」
なにニコニコしてんだよ。
「これならOKでしょ、おにいちゃん?」
い~え、ダメです。
早く家に帰れよ!
ぎゅぅぎゅぅ詰めの浴室では避けてても肌が触れ合ってしまう。
あかすりにボディソープで背中ゴシゴシ。
意外とイイ!
お尻付近までゴシゴシ、こりゃイイ!
って前はいいから!自分でやるから!
あかすりでチンポ隠しながら移動。
「あかすり貸してよ!」
いや・・・今はダメだから!
ひっぱるな!チンポあかすりで痛いだろ!
妹の背中しか見えない位置に移動。
前は直視できんよ。
だけど、鏡で反射して見えちゃうんだよね。
シャワー多めに出して、鏡曇らせてみる。
おぃ!りか!曇りおとすな!
後向いて、あかすり渡すと・・・。
「お兄ちゃん、私の背中は?」
てめーでやれ!
しかたなく優しさ発揮でゴシゴシ。
暑いって言うから後ろのドア開けたら、自分の尻にぶつかって前のめりに。
チンポが背中直撃。
妹「あっ・・・」
あっ・・・じゃない!事故だよ!
シャワーを取って、背中流してやって、おいらも自分流して先に出ようと、シャワーをフックに戻そうとしたその瞬間。
おぃ!なに股間みてる!向こう向け~・・・パクッ・・・。
とろけるような感覚再び。
やめろ!って言ったってチンポ反応しちゃったら言い訳できない。
必死に勃起抑えようとしたって、口と両手で責められてムクムクと・・・。
やばいよ、このままじゃ妹に兄貴としての威厳が!あるかどうかは解りませんが。
おいら「もう出るぞ!おぃりか!やめろって!」
りか「もう何も言わないで、お兄ちゃん」
言わない訳には・・・。
実際ね、拒否しようと思えば拒否できるし、やめろ!って言ってこずいてでも辞めさせる事も出来る。
けど、なんだろうなぁこんな気持ち初めてなんだ、落ち着くっていうか、安らぐっていうか気にしないって言うか、なんとも表現しがたい。
いけない、って解ってはいるんだが、その居心地の良さに甘えてる。
気心知れてるというかそんな感じ。
皆もそうなんだろうか?
体験者に聞いてみたくなったよ。
女として意識してる?
おいらはそこまでまだいかない。
やっと優しく頭離して、優しく髪を撫でたら・・・。
りか「先に出て待ってて」
主導権はお前かよ!
おいら「いや、りか、今日は寝るぞ!絶対寝る!」
りか「はぁ?なにのたまわっているんですの?お兄様」
てめー!
先に歯磨きして、パジャマ着替えてさぁベッドへ・・・。
と思ったが今日もソファで横になる。
TV見ていると妹が来てリモコンをひょいと取り上げるとパチッ。
おぃおぃTV観せろよ!ジャンキンス見せろ!
妹の顔を見ると・・・鬼気迫る顔というか、もう爆発寸前じゃん。
来るな、こっちへ来るな。
お兄ちゃん眠いの・・・。
ソファに寄りかかってくる妹、言葉がない。
何か言えよ、緊張するだろ!
ボケろ!ボケてくれ!頼むよほんと!
迫る顔・・・。
「おぃ?りか?」
返事しろ!
「おぃ?り・・・」
ぐぅ・・・。
相変わらず息が吸えないだろ!お前!
温かい感触に包まれて、上から頭抱えられて、妹が上にいる。
目を開けると、妹は目をつぶりながらすげー真剣。
やばっ・・・可愛い。
だけど、今日は、今日はしないぞ!
心に誓ったつもり。
りか「お兄ちゃん、全然真剣じゃないんだもん」とむくれる。
おいら「いや、そりゃお前、抵抗あるだろふつう!」
りか「ちゃんとしてよ!ちゃんと彼女にするのと同じくらいにさぁ!」
さっそくクレーム。
まさかそんな言葉か出てくるとは思わなかった。
彼女と比べられたらそりゃ無理だわさ、同じには出来ないよ。
おもちゃで遊んだりできないじゃんさぁ・・・。
「りか、話を聞け!オレはどんなにしたってお前の兄貴でお前はオレの妹なんだ、この関係は変えられないんだよ、エッチ拒むのもお前が嫌いだからじゃないんだ、兄弟の関係が崩れるのがオレはいやなんだよ、りかはりかのままで居て欲しいんだ」
これで懲りたろ・・・。
「私は私!お兄ちゃんが好き、結婚出来ないのなんて子供じゃないんだから知ってるもん!だけど今のままこの気持ち仕舞い込めないの!不器用なんだよ私。そばに居たいの!」
全然懲りてません。
んで子供じゃんさぁ思いっきり、我慢できないお子ちゃまだよ。
ってな会話が延々と一時間近く続く。
おいら超ネムネム。
おいら「お前明日会社だろ?早く寝ろよ」
りか「うん、そうする」
聞き分けいいじゃんかよ。
りか「じゃぁベッドで寝ようよ。お兄ちゃん、エッチ無し!」
ふぅ・・・。
おいら「いいよ、じゃぁおやすみ」
電気消して、早速就寝。
二秒後、もうスウスウ。
頑張ったよね?おいら・・・。
ジリリリリリリ・・・。
うるせぇ!うるせぇぞ目覚ましで起床。
隣、妹爆睡。
寝顔は可愛いんだけどなぁ会社の仕度しようとしていると、いつの間にか妹起床。
りか「ん?お兄ちゃんもう会社行くの?」
おいら「そうだよ!お前も早く支度しろよ」
なんで酔いが醒めてるのに『お兄ちゃん』なんだ?
「今日もやすみぃ~有給で今週日曜までだよ」
てめー!
余剰人員決定だな。
どういう取り方してんだよ。
おいら「お前今日は帰るんだろ?」
りか「掃除しといてあげるよ」
帰れよ!
りか「あっお兄ちゃん、頭になんかついてるよ?」
えぇ、えぇ、ついてますとも、ヘタレ兄貴の旗が!
そう言って手招きするベッドに向ったのが悪かった・・・。
ガバッっと抱きつかれ、そのままバランス崩してベッドへドシン。
すぐさま妹の唇が重なってきて、耳元で女っぽく言う。
「昨日の続きだよ」。
あぁもういいや・・・。
そんなせめぎ合いに負けるおいら。
いつも負けてるけど。
遮光カーテンってあるでしょ?
アパートだから窓なんて一つしかないし、その窓の遮光カーテン引くと、部屋中真っ暗。
びっくり妹・・・いつの間にゴム用意してんだよ!
枕の下のこの感触は何なんだよ!おーい!
暗闇に目が慣れてきて、ベッドのライトをつけると妹の顔が浮かび上がる、相変わらずうるうるさせている。
積極的に責めて来る妹。
身体に触れるとビクビクいう。
騎乗位で腰を振ると・・・。
「止まらないよお兄ちゃん!」
どうやら妹の流行の台詞らしい。
朝からなにやってんだYO!
おっ勃ってるおいらもおいらだが・・・。
りか「お兄ちゃん?」
おいら「ん?」
りか「会社休めば?」
おいら「はぁ!」
りか「いいじゃん、今日デートしようよ」
おいら「まじかよ!」
おいらも余剰社員決定かよ!
妹の白いお尻に腰を打ち付けると、やはり聞いてはいけない妹の声がする。
あんあん言うのは仕方がないが、息が切れた状態で「お・・・おにぃ・・・ちゃ・・・んっ」っていうのは辞めて欲しい。
ってか辞めろ!罪悪感MAXになるから!
正常位で同じように抱き合ったままキスしてゴムの中放出。
「お兄ちゃん、いっぱい出して!」
エロビデオかよ!
何処で覚えたんだ我が妹よ!
お互いシャワー浴びて、朝からデート。
繁華街行って、映画観て、ダーツしたり、その間妹はずっと手を繋いだり腕を組んだり。
まじ疲れた。
で、相変わらず帰りは飲み屋へ。
二人とも疲れてるのか、あんまり飲まなくてももうほろ酔い。
きったねぇ焼き鳥屋で飲んでる兄弟。
焼き鳥臭い身体で帰るのもなんだね?という話になってまさか!
こいつ!ホテルにでも行くつもりかいな?
それを口実にするために「お兄ちゃん焼き鳥食べたい!」と?
計画的なのか妹よ!
いや、次の日はまじ会社行かないとやばいよおいら。
午後から客先と会議だし。
歩いて駅まで帰りながらホテルの前。
おぃ!目で合図するな!
りか「お兄ちゃん、いこ!」
おいら「いかない!」
りか「いこうよ~」
甘えるな!
冗談で「りか、お前が全部金出すならいいよ」・・・言って後悔・・・。
りか「んじゃOK!」
財布でも落しちまえYO。
おぃ!そんな高い部屋いいのかよ!
ジャグジーとかサウナとか、なんかわからんがクイーンベッド+アルファとか書いてあるぞ?
「貸しといて、お兄ちゃん!」
てめー!入ってから言うなよ!
もう、高い部屋のボタン押してるし・・・。
部屋はそれはそれは豪華絢爛。
丸いフロだよおぃ!
脚伸ばしてもあたらねぇぞ!
おいら初めて、びっくりだよ。
脚伸ばしてもあたらねぇのに、なんで隣でぴったりくっついてるんだYO!
入浴剤入れないと、お湯透けて恥ずかしいぞ。
そんな胸押し付けてこなくていいですから・・・。
のぼせて上がると、ふらふらしてる二人。
でっかいベッドにダイビング、って上に乗るな!
太ももになんかアソコの感触があるんだよ、やめれ!
だけどね、往生際わるいと思ってな、ココまで来て女として扱ってあげないとなんて考えちゃってさ。
「お兄ちゃん!すごいよ、いっぱいあるよ!」
何がだよ!
アメニティーいっぱいのこのホテル。
がめってんじゃねぇ、このDQN娘!
はしゃぐ妹見てると、やっぱり可愛くて、その可愛さって彼女とかアイドルが可愛いって言うんじゃなくて、違う意味での可愛…

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