真夏の夜の夢[21]

2018/04/03

ずっと気が付かずにいたのだが、今になってマサルの寝息が少し荒くなっている気がする。
「ねえ、お姉ちゃん、何か手が濡れてきたんだけど……」
まさか……、まさかこんなに小さい子が、いや小さいちんちんが射精するなんてありえるのかしら……。
私は思わず「いいから、もう少し続けてみて」と催促した。
「うん……、こんな感じかな」、ミサキは手を上下させているというよりも、ただ小さく振動させているよ
うにしか見えなかった。
それもこの大きさじゃしょうがない。
よく先端部を見つめていると確かに湿り気が
見られる。
「うぅ……、うぅ……」、マサルは鼻から抜けるような声を微かに上げる。
感じているんだ
……。
膝をわずかに曲げ、腰が少し引けた形になる。
かわいい……。
私はマサルが起きるかもしれないとい
うリスクを背負う覚悟で、もういい、とばかりに「代わって」とささやいた。
「おっけー」、そう小さく言うとミサキは私からカメラを受け取った。
いやはや……、いざ眼の前でこうも
きれいな曲線を描かれると、興奮のあまり頭がくらくらしてくる。
あらためて私はそれに手を伸ばす。
今度
は私の小指くらいになっているようだった。
ピンッと人差し指で弾くと、それはバネでも入っているかのよ
うにプランと揺れる。
親指と人差し指のあいだにそれをチョンと摘まむと、確かに手ごたえがあった。
わた
しは皮を剥くようにそれを下の方にずらし、先端を見つめてみる。
しかし、やはりそこには亀頭らしきもの
は少しも見当たらず、いかにも子供らしく先端にちょこんと皮が残っている。
マサルの態度と同じでそれも
どこか強がっているように見えた。
私がしばらくその状態を保っていると、マサルの腰が左右に動く。
無意
識にこの快感から逃れようとしているのか、くねくねと腰を動かす。
「んー……」再びマサルの息遣いが激
しくなる。
それを見て私は指を上下に動かした。
ミサキは左手を伸ばし、人差し指でタマをプニプニといじり始める。
姉妹のダブル攻撃にマサルは体をモ
ジモジと動かし逃れようとする。
逃がしはしないわよ……、私はもう一方の手で太ももをなでる。
マサルの
眉間には薄らとしわがよっていた。
もう少しかしら……。

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