妻の浮気を想像しただけで… 5
2024/01/20
結局、理恵が出て来たのは午後4時を過ぎてからでした。
理恵の姿が見えた途端、僕はぱっと運転席から外に出て、助手席のドアを開けました。
「おかえり・・理恵・・」
「ただいまー。あー気持ちよかった」
理恵はにこにこしながらそう言います。
その表情から、理恵がどれだけ満ち足りたセックスをしていたかがよく分かります。
「あと一回のつもりだったんだけど、結局二回しちゃった。
それから二人でお風呂はいって、テレビ見て・・・」
僕を車の中で4時間以上も待たせていたことへの悪びれた様子は欠片もありません。
それどころか、また次回の送迎も指示される始末です。
こうして僕は、妻と浮気相手の「都合の良い夫」という立場を次第に強くしていくのでした。
家に帰り着くなり、理恵が言いました。
「ねえ、裸見せて」
「え?」
僕には訳が分かりませんでした。
ついさっきまで浮気相手と思う存分にセックスをしていた理恵が、どうして僕の裸が見たいなどと言い出すのでしょうか。
「早くぅ」
最近に無い甘えた声で、僕を急かします。
その声に僕も欲情してしまい、彼女の目の前で服を一枚ずつ脱ぎ始めました。
最後にパンツまで降ろし、勃起しっぱなしのペニスを理恵の前にさらけ出します。
ソファに座ったまま僕の姿を見ていた理恵が、突然笑い始めました。
「久しぶりに見たけど・・・相変わらず情けないおちんちんしてるね」
妻の容赦無いその一言で、ペニスはますます血を漲らせていました。
そうか、そういうことか・・・。僕はやっとで気が付きました。
理恵は、見て来たばかりの孝史のペニスと比較していたのです。
もちろん、写真で見た孝史の立派なペニスには遠く及びません。
理恵もそれを十分に知っているのに、改めてわざと僕を屈辱的な気分にさせて喜んでいるのです。
僕は情けないペニスを目一杯膨張させて、理恵の前にその姿を晒していました。
三週間射精をしていないペニスの先端には、既に我慢汁が滲み出ています。
そんなペニスを、理恵が冷たい目で見つめ続けます。
「ねえ、いつから勃起させたままなの?」
「昨夜から・・ずっと・・です・・」
僕はまた敬語になっていました。
「夜から!?あなた何歳だと思ってんの?中学生じゃないんだからあ」
理恵が笑います。
「す、すいません・・」
何故か謝る僕。
三週間も射精をしておらず、しかも妻が浮気相手と一夜を過ごしていたのですから無理もないことでした。
「いつから射精してないんだっけ?」
意地悪そうに目を輝かせながら、理恵が尋ねて来ます。
「三週間前・・・」
「すっごく溜まってるんでしょ?」
「は、はい・・・」
「出したくて仕方ないんでしょ?」
「はい・・・」
そんなやり取りの後、突然理恵が着ているものを脱ぎ始めました。
「!?」
あっという間に、理恵は僕の目の前で全裸になりました。
数ヶ月ぶりに見ることが出来た、妻の裸・・・。
以前にも増してスタイルが良くなっているのは明らかでした。
より豊かになったように感じる乳房と、つんと上を向いた乳首。
括れたウエストと、弛みが無く形の良い大きなお尻。
繊細かつ豊かに茂る陰毛。
数ヶ月間見たくて見たくて仕方がなかった、憧れの妻の裸体です。
しかも、数ヶ月前より一層美しくなった裸体です。
浮気相手と繰り返して来たセックスで、彼女は更に美しく成長したのです。
そんな裸体を見せつけられると、全く成長していない自分のペニスを露呈していることが急に恥ずかしくなりました。
しかしペニスは、久しぶりに見た理恵の全裸のせいでこれ以上にないくらい勃起しています。
我慢汁がペニスの先端から滴り落ちます。
「どう?綺麗になったでしょ?」
理恵が得意気に言います。
「は、はい・・」
「孝史といっぱいセックスして、あなたより大人になっちゃった。
あなたのおちんちんは全然成長してないのにねっ」
そう言って笑う理恵。
悔しさと惨めさが僕を興奮を高めます。
でも理恵が言ったことは間違いではなく、事実なのです。
僕が自慰を数回しかさせてもらえずに、数ヶ月前のままの身体なのに対し、その間理恵は孝史とセックスを繰り返して、よりレベルアップした大人の身体に成長を遂げていたのです。
結婚後のセックスの経験で、妻に先を超されてしまった夫・・・。
全く成長していない惨めなペニスは、もう限界寸前でした。
理恵は全裸のまま、ソファに寝そべり大きく足を開きます。
夫であるにも拘わらず、想像して憧れて夢にまで出て来た妻の外陰部が僕の目の前に全てさらけ出されました。
目眩を起こしそうなほど魅力的な理恵の全て・・・。
その部分も数ヶ月間使い込んで、更に厭らしくセクシーになったように見えます。
以前は毎日のように、何の苦労もせずに見ることが出来ていた理恵の陰部が、今では遠く手に届かない存在になってしまったのです。
しかしその部分が、目の前に・・・。
今の僕には刺激が強すぎる光景でした。
以前には考えられないことに、妻の全てを目の前にしただけでもう僕のペニスは射精欲の限界にまで達しているのです。
複雑そうな顔をしている僕を見ながら、理恵が甘えた声を出します。
「ねえ・・久しぶりに入れてぇ・・・」
「え・・!」
あの憧れの妻の中に、挿入させてもらえるお許しが出たのです。
よりによって、こんな爆発寸前の時に・・・!
「早くぅ」
理恵が思い切りセクシーな声を出して、大股を開いている腰を振ります。
そんな理恵のほうに、一歩、また一歩と近づいて行きます。
脳が痺れそうです。
ソファのすぐ横まで歩み寄りました。
理恵の厭らしい陰部が間近に見えます。
「いいん・・だね・・?」
僕は震える声で尋ねます。
「いいよぉ・・・あ、ちゃんとゴム付けてね」
あまりの興奮に忘れていました。
僕は理恵とする時は今まで必ずコンドームを着けていたのです。
安全日であっても妊娠の可能性は大いにあり、結婚後しばらく子供は作らずにセックスライフを楽しみたいという僕達二人の考えがあったからです。
棚から久しぶりにコンドームを取り出します。
ソファの真横に戻り、自らの硬いペニスに被せようとします。
目の前で、妻の陰部が僕のペニスを待ち受けています。
そんな状況なのに、僕はもう限界でした。
三週間射精を我慢しているペニスには、この状況は我慢出来ないものでした。
コンドームを被せようと亀頭にくっつけた瞬間、その刺激で僕は大量の精液を放出してしまったのです。
「あ!あ!あああ・・!!」
ビュッビュッと音を立てながら、精液がまだ被さっていないコンドームの先端に射出されていきます。
「すごーい!入れてもいないのに!ホント中学生みたい!」
理恵が大笑いしながら言います。
「孝史の想像って絶対当たるからすごーい。
孝史の言うとおりにあなたを挑発してみたら、本当に孝史の想像どおりに入れる前に出しちゃってるんだもん!」
笑いながら僕を罵倒し続ける理恵。
(そんな・・・!)
三週間ぶりの射精の快感よりも、妻への挿入前に果ててしまった情けなさと、それが浮気相手の想像どおりだったことへの屈辱に、僕は身体を打ち振るわせていました。
あまりにも情けない夫です。
しかし僕は、そんな自分に喜びを感じていたのです。
二人の掌の上で完全に泳がされていたことで、僕には到底適わない二人の大きな存在に屈服し尽くすことへの快感・・・。
自分が妻や浮気相手の足元にも及ばないことへの快感・・・。
そんな自虐的な喜びで胸がいっぱいになっていました。
「射精させてあげたんだから、お礼でも言ったら?」
ソファに寝そべったまま、理恵が言います。
僕はそんな理恵の前で、頭を床に擦り付けて土下座しました。
(ああ・・理恵には適わない・・・)
そんな気持ちが、僕を自然とそんな姿にさせたのです。
「理恵様・・僕に射精をさせて下さってありがとうございました・・・!
そして、挿入も出来ない情けないちんぽで申し訳ありません・・!」
夫のあまりにも情けないそんな姿を、満足そうに見下ろす妻・・・。
その瞬間、僕達夫婦の今後の関係がはっきりとしたのです。
土下座している僕の顔の左右に、理恵様の足が降りて来ました。
「なんて情けない格好してるの?あなたこの家の主人でしょ?」
理恵様が、僕の遥か頭上でクスクス笑いながら言います。
「あなたがそんなに情けないMだったなんてねっ」
「お許し・・下さい・・」
僕は土下座をしたままです。
理恵様と、その彼氏・・孝史様に僕は到底敵わない・・・。
この土下座は、そんな僕の気持ちを理恵様の前に素直に現したものでした。
この時、僕は自分がマゾであることをはっきりと自覚していたのでした。
もう僕なんかには遠く及ばない存在になってしまった理恵様と、浮気相手の孝史様。そのお二人が、夫である僕でさえ許されない性交を心ゆくまで楽しんでおられる・・・。
夫である僕は、性交どころか射精すら管理されてしまっていて・・・。
射精するにしても、お二人の許可をいただかないと出来ない僕・・・。
普通の男性であれば、到底我慢出来ない状況でしょう。
浮気相手を追い払い、妻に猛然と抗議をするのが、普通の夫の姿でしょう。
でも僕は、こんな情けない立場に置かれた自分に、もの凄く興奮していたのです。
「今度孝史を家に呼んで、あなたにたっぷりと見せつけてあげるからねっ!」
妻のそんな屈辱的な台詞も、僕は自らの意志で土下座したまま聞いていたのです
理恵様が予告していたとおり、数日後に孝史様が我が家へとやって来ました。
孝史様が玄関のドアを開ける前から、僕は土下座をしたまま孝史様を迎えます。
「いらっしゃい、孝史」
理恵様が孝史様とキスをする音が頭上から聞こえました。
「おや?旦那さん土下座なんかしてどうなさったんですか?」
孝史様はわざとらしく、土下座を続けている僕にそう尋ねて来ました。
勿論、僕のことは理恵様から全て聞かされている筈です。
「ほらぁ、私の彼氏がわざわざ来てくれたのよ。ご挨拶はどうしたの?」
理恵様が片足で土下座したままの僕を軽く蹴って、挨拶を促します。
「孝史様いらっしゃいませ。どうかゆっくりとおくつろぎ下さい」
実の妻の浮気相手に、僕はそう挨拶をしました。
リビングのソファで二人は戯れています。
僕は前回と同じように、二人の前に飲み物を出しました。
そんな僕なんかには目もくれず、二人は戯れ続けています。
この家の主である筈の僕が、もはや家政婦・・いやそれ以下の存在としか認識されていないのです。
理恵様は孝史様の膝の上に跨ったまま、激しいキスを繰り返しています。
遠慮の無いキスの大きな音の一つ一つが、僕の耳に突き刺さります。
この艶めかしい音が聞こえて来る度に、妻は浮気相手と唇を重ね、舌を絡め合い、唾液を吸い合っているのです。
以前は僕が毎日のように繰り返していた行為を、妻は今、浮気相手と平然として行っているのです。
僕の脳裏に、妻の柔らかい唇の感触、舌を絡め合った時の感触、唾液の味が思い出されました。
しかし、僕にはもう二度と、その感触を味わうことは出来ないのです。
格の良い孝史様は、理恵様を軽々を抱き上げてそのままベッドルームへと向かいました。
そう、僕と理恵様のベッドルームです。
今では、僕がソファで眠り理恵様が一人でダブルベッドを使用しています。
しかし、僕と理恵様の甘い思い出がたくさん詰まったベッドルームです。
そんなベッドルームに、孝史様が理恵様を抱きかかえたまま、遠慮も無く入って行きました。
僕は、そんな二人の後を、二人の飲み物を運ぶ為に後から付いて行きました。
枕元の小さなテーブルに、二人の飲み物を置きます。
孝史様は、既にベッド上で理恵様に覆い被さっていました。
そして、理恵様の衣服を一枚ずつ脱がして行き、孝史様自身も手早く着ているものを脱いで、二人とも裸になりました。
(あ・・・理恵・・様・・・)
二人は、実の旦那、そして恋人の旦那という立場である僕の目の前で、驚くほど自然に、裸体を重ね合わせ愛撫を楽しんでいるのです。
まるで僕などこの部屋に存在していないかのようです。
孝史様は、理恵様の半開きの口に舌を入れながら、片手で乳房、片手で腰をまさぐっています。
人の妻であることの遠慮など欠片もありません。
キスの合間に、理恵様が口を開きました。
「ねえあなた・・コンドーム持って来て」
理恵様は愛撫の快感に目を細めながら、そう言ったのです。
「わ、分かりました」
僕は妻とその恋人がセックスをする為のコンドームを、隣の部屋へ取りに行きました。
棚の中に、まだ理恵様と普通の結婚生活を送っていた頃に買い込んでおいた沢山のコンドームが入っています。
これほど沢山買い込んでいたのに、当時の結婚生活をそのまま続けていたのなら、きっともう全て使い果たしていたことでしょう。
そんな理恵様と使う為に買い込んでいた筈のコンドームを一つ、理恵様とその浮気相手とのセックスの為に、夫である僕がベッドルームまで持って行きました。
ベッドの上では、理恵様が仰向けのまま足を開き、孝史様が理恵様の股間に顔を近づけていくところでした。
孝史様の顔が理恵様の太股に遮られて見えなくなるとほぼ同時に、理恵様がセクシーな喘ぎ声を漏らしました。
「あ・・あんんうぅ」
理恵様の上半身が大きく仰け反りました。
股間からは、孝史様が妻の陰部を執拗に舐る艶めかしい音が聞こえます。
浮気相手のクンニに、理恵様は身体を仰け反らせながら快感を楽しんでいます。
もう僕には一生抱けないであろう妻の身体が、やけに眩しく、やけに色っぽく見えます。
(もう僕には一生抱けない・・・)
頭の中に浮かんだその一文に、自分自身でどきっとしました。
そうなのです。二人のマゾに成り下がってしまった僕にとって、実の妻とのセックスなどという贅沢な行為は、もう一生望むことが出来ないのです。
気が付くと、妻が浮気相手のクンニに身体を捩らせている姿を見ながら、僕はペニスを勃起させていました。
いくら勃起させようと、決して妻の膣内には挿入出来ないペニスを・・・。
孝史様のクンニが終わると、今度は孝史様がベッドの上で大の字になって寝ます。
勃起した立派なペニスが、天井を向いています。
それは、写真で見るよりもさらに立派に見えました。
そんなペニスに、理恵様が顔を近づけて行きます。
「あなた。こっちに来てよく見ててね」
理恵様が僕を呼びました。
僕も孝史様のペニスに顔を近づけます。
間近で見る孝史様のペニスは、ますます立派に見えます。
ちょうど孝史様のペニスを挟んで、僕と理恵様が向き合っているようになっています。
「すごく大きいでしょ?」
「あ、はい・・」
「私が大好きなおちんちんなの。これ以外のおちんちんなんて欲しいと思わない」
「そ・・そうですか・・」
妻にどれだけ煽られても、僕には我慢するしかありません。
「孝史、いっぱい舐めてあげるね」
理恵様が孝史様のペニスの根元を握りました。
そして、僕の目の前で、浮気相手のその立派なペニスを亀頭から口に含んでいきます。
「あ・・り、理恵様・・・!」
現実に目の前で始まったフェラチオに、思わず言葉が出てしまいました。
理恵様はそんなことにはお構いなしに、孝史様の大きなペニスをあっさりと根元まで口に含んだかと思うと、すぐに顔を上下に動かし始めました。
じゅるっ・・じゅるっ・・んく・・・んくっ・・・。
妻が浮気相手のペニスを美味しそうにしゃぶる音が、間近で聞こえます。
音だけでも、嫌々舐めているのではないことが簡単に分かってしまいます。
理恵様の小さめな筈の口に、いま信じられないくらいに勃起している孝史様の太いペニスが根元までくわえ込まれているのです。