妻が他人に抱かれる

2020/01/30

私とは高校の同級生で、高校2年の時から付き合い始め、長い交際期間を経て10年くらい前の秋に結婚しました。
14年以上も一緒にいるわけですから、さすがに性の営みもマンネリ化して、最近では月に一度あれば良いくらいになっています。
どちらかと言えば、妻の方は時々誘ってきたりするのですが、私の方があまり乗らないというか…決して妻が、女性としての魅力を失ってしまったわけではないのですが、私的には女性として見るよりも、家族という意識が強くなってしまっているのが、セックスレスの原因の一つではないかと考えています。
そんな中で、私はこのような寝取られ系サイトを見るようになりました。
みなさんの投稿を読み、妻を重ね合わせてみると、素直な感想として今までに無い興奮を感じました。
妻が夫の目の前で、他の男と交わる…そんなアダルトDVDを借りてはオナニーをするようになっていました。
寝取られ系のサイトやDVDを見るようになって2年くらいです。
次第に、現実に妻を他人に…という状況を味わいたいと思うようになりました。
妻が誘って来る度に、ただ断るのではなく、少しずつ自分の願望を匂わすように、冗談めかして話すようにしてみました。
妻を他人に抱かせる…そういう行為を行っている人がいる事や、妻自身、他の男に興味は無いのか…など、妻に不快感を与えないように注意しながら、アプローチを重ねました。
妻は決まって、私以外の男となんか気持ち悪いと言います。
ただ、妻の中にも変化があったのか、元来秘めていた気持ちなのか、少しずつですが私のアプローチに対する反応が変わっていきました。
妻を他人に抱かせるという行為を全否定していたのが、「旦那さん、嫌じゃないのかな…」
「奥さんはどんな気持ちなんだろう…」と、少し関心を持つようになったのです。
時間を重ねる毎に、「ヒロ(私です)はさ、他の人と私がしても嫌じゃないの?」
「高校の時からヒロとしか付き合ってないからさ、へんな話、私はヒロとしかした事ないんだよね…」という反応になっていきました。
なにも無いゼロの状態から、妻の認識として、夫である私は妻を他人に抱かせる事で興奮するらしい…そしてそういった行為をしている人が、世の中には結構いるらしい…という意識を持たせる所までいきました。
しかしその後はたいした進展も無く、それ以上どう説得すれば良いのかを考えあぐねている状況でした。
妻は少なくても興味は持っている…完全に拒否しているわけではない…願望を叶えたい私は、妻を説得するよりも、少ない可能性に掛け、妻の了解を得る事無く行動に移る事にしました。
妻を抱かせる相手…色々考え悩みました。
一番身近な所で私の友人が浮かびました。
信頼感はありますが、しかし友人が相手では色々後腐れも考えられます。
妻も面識がありすぎて拒否するでしょう。
職場の上司や同僚も同じでした。
妻の男友達では、後々私がコントロールしきれなくなる恐れがあります。
サイトなどで全くの他人を募集するという方法も考えました。
しかし、私自身が初めての体験なので、信用度の低い他人というのは正直恐さを感じました。
最終的に思いついた無難な選択が、私の職場の元同僚です。
職場を辞める前は何度か飲みに行ったりする関係でしたが、同僚が辞めてからは一度も連絡を取っていない、妻も一、二度会った事があるような無いような、そのくらいの付き合いだった相手です。
私はその元同僚、名前を小谷と言います、彼に連絡を取りました。
幸い携帯番号は変わっておらず、数日後会う約束を取り付けました。
小谷と会うまでの数日間、妻に内緒で事を進めている後ろめたさと、それ以上に興奮とが混ざりあって、なんだか地に足がついていないような、浮わついた日々を過ごしました。
週末…小谷とは私が予約しておいた居酒屋で待ち合わせしました。
頼んでおいた個室に通され、しばらくは普通に酒を酌み交わします。
一通りの世間話も済み、お互いほろ酔いになってきた所で、本題に入りました。
私はその日の為に用意しておいた物を取り出し、小谷に手渡しました。
「なんだこれ?中身出していいのか?」小谷はそう言いながら、私が渡した封筒を不思議そうに見ています。
封筒の中身は写真です。
妻とは時々、デジカメを使って軽いハメ撮りをしていました。
その画像をプリントアウトして持参したのです。
「いいよ、中身出して見てくれ。」私の言葉に、小谷は封筒を開け写真を見始めました。
「おっ…」小谷の表情が少しスケベな笑みを浮かべます。
「無修正かよ。おぉ…ずっぽりだな…何、高田(私です)久しぶりに人を呼び出したと思ったら、こんな物の販売でもやってんのか?」
『違うって、そんなわけ無いだろ。まぁとりあえず全部見てみろよ。』小谷が見終わって、感想を聞きました。
「そうだな…これって素人の女だよな?AVとか見馴れてると、こういう素人っぽいのが興奮するっていうのはあるよな。素人でもすごくいい女だな?スレンダーだし、まぁ巨乳では無いけど形はいいよな。あとはこの毛の濃い感じが俺は好きだな。」小谷がする妻への批評を聞いているだけで、私はペニスの先が湿ってくる程でした。
『あのさ…小谷、その女とやれるって言われたらどうする?』突然の問い掛けに少し戸惑っているようでしたが、「やれるならやりたいなぁ。カミさんにも飽きてきたしなぁ。風俗行くのも金がかかるだろ?なんで、高田この女知り合いなの?」
『まあな…』そう言いながら、私はもう一つ封筒を取り出し、小谷に渡しました。
中身は、妻の顔が写ったハメ撮り写真です。
「マジで?やれるなんて言うから、顔はブスなのかと思ったけど・・・・へえ、とても綺麗じゃん。若くはなさそうだけど、30代ってとこか?」小谷は何枚か写真を見て、「この一生懸命フェラしてる顔いいなぁ。好みのタイプだな・・・。」とニヤニヤしていました。
私の妻だという事には気付いていないようです。
「で、この女とやれるってどういう事なんだ?」小谷は少し真面目な表情になりました。
そこで私は、小谷を呼び出した経緯と、目の前にあるエロ写真の女が私の妻である事を、ゆっくり説明し始めたのです。
妻が他人に抱かれる興奮を現実に味わいたい…歪んでいるのかも知れない私の欲望を、実行に移すための第一歩として、パートナーになる男性を元同僚である、小谷という男に絞りました。
小谷に妻のハメ撮り写真を見せた後、事の経緯を話しました。
小谷は頷きながら聞き入っていました。
私が一通り話し終えると、小谷が口を開きます。
「そういう話、聞いた事はあるな。俺はよくAV借りるんだけどさ、そんな感じのやつもたまに出てるしな。だけどまさか身近にこんな話を聞くとは思わなかったな。」笑いながら水割りを口に運びました。
「つまり、高田が見ている前で、高田の奥さんと俺がセックスをする。それを見て高田は興奮して、刺激にもなって奥さんとの愛が深まる…と。」
『まぁ簡単に言えばそういう事だよ。』小谷は少し考えている風でした。
「何か怪しい誘いじゃ無いって事は信じるとしよう。俺としては、高田が言うように、俺達が親しすぎる友達同士だったら、確かに友達の奥さんとするっていうのは遠慮するけど、まぁそこまでの間柄でも無いしな。写真を見た感じじゃ、やらせてもらえるならありがたいなってレベルだと思うし。」小谷はそう話しながら、この件を承諾してくれました。
小谷には今日明日というわけにはいかない事を伝え、後日連絡する事にしてその日は別れました。
とりあえずパートナーが見つかり、次にする事は妻の説得です。
小谷と別れ帰宅する途中、私はついに一歩を踏み出してしまった興奮からなのか、頭の中が小谷に抱かれる妻の恥態でいっぱいになり、否応無しに性欲が高まっていました。
久しぶりに自分から妻を誘います。
妻は「急にどうしたの?」と言いながらも受け入れてくれました。
妻の首筋に舌を這わせながら、風呂上がりの香りを楽しみます。
首筋と乳首が性感帯の妻は、それだけで息を荒くし始め敏感な反応を見せました。
すぐに乳首は勃起して、さらに感度を増しています。
色素が濃い目の乳首と、真っ白い肌のギャップが私のお気に入りでもあります。
普段通りの妻の反応と、妻の肉体です、しかしごく近い未来に、他人に差し出す事になる…そんな風に考えると、それまでに無い程の興奮を感じました。
妻も久しぶりの営みに、すっかり陶酔しています。
妻を説得するにはチャンスだと考えました。
妻をさらに酔わせるためのアイテム、アイマスクで目隠しをします。
元々Mっ気のある妻には、目隠しや軽い拘束などのソフトSMが非常に効果的です。
「目隠しやだよぉ…」と甘えた声を出しながらも、抵抗する気配は全く無い妻。
目隠しをしてベッドの上に正座させます。
そのまましばらく放置して、妻を焦らす…よくやるパターンです。
視覚を奪われて私の気配を近くに感じられなくなると、不安感と興奮が入り交じってたまらなくなるそうです。
ワンパターンですが、その状態からしばらく妻の体を愛撫してやり、フェラをさせ、挿入します。
目隠しの興奮から、妻の性器は溢れるように愛液を垂れ流し、熱を帯びているのが伝わってきます。
私のモノは吸い込まれるように簡単に入ってしまいました。
『美和、気持ちいいか?』
「はぁ…あっ…気持ちいい…」
『目隠しされて何入れられたの?』これは時々行う妻への言葉責めです。
妻も乗ってきます。
「お○んちんを入れられてます…」
『誰の?』
「ヒロくんの…」
『違うよ』
「違うの…?あっ…あん…ヒロくんじゃないの?」
『旦那さんじゃない人の入れられて気持ちいいの?』
「はぁ…あっ…ヒロくんじゃないのだめ…あん」あくまでも二人して演技なのですが、普段でも結構興奮します。
しかしこの日の私にとっては、いつもの演技とは違い現実味を帯びた妻への言葉です。
余計に興奮が増しました。
『だめって言っても、もう全部入っちゃってるよ。どうする奥さん?旦那さんも見てるのに。』
「やっ…あん…ヒロくん見てるの?だめだよ…」
『だめじゃ抜いちゃおうか?』
「抜いちゃうの…?」
『抜くの嫌なの?じゃあ旦那さん見てるけど、違う人と続ける?』妻は小さく頷きます。
『ちゃんと口で言わないとだめだよ。』ピストン運動を止めて妻にそう促します。
妻は少し考えてから、「ヒロくんじゃない人と…エッチを続けます…」妻にとっては普段からしている演技というか、営みの中の演出でしかありませんが、この日の私にはこれをなんとか説得の足掛かりにしたいという目論見がありました。
『じゃあ奥さん、旦那さんじゃない人とセックスするの?』
「うん…するの…」
『じゃあ、私は旦那以外の男の人とセックスしますって言ってごらん?』腰を打ち付けながらそんなセリフを言うと、声を出せない妻は首を横に振ります。
『じゃあやっぱり抜いちゃうよ?』
「やだよぉ…言うから…お願い…」妻の敏感な部分を責めながら待ちます。
「わ…私は…旦那以外の男の人とセックスします…」妻は演技のつもりで言っているのですが、正直非常に興奮しました。
その後は夢中で妻の体を貪りました。
間もなく射精感を迎え、妻も絶頂へと昇り始めました。
普段は膣外に射精するのですが、この日はどうしても妻の胎内に出したくなりました。
私以外の男に抱かれる事になるであろう妻に、何か私のものだという証明を残したいような…矛盾した思いが湧き起こったのでしょうか…『奥さんいきそうだ…旦那の見てる前で中に出しちゃおうか?』このセリフが言いたいという気持ちもありました。
「だ…だめ…中は…赤ちゃんできちゃう…」妻も理想的なセリフで応えてくれました。
当然まだ演技のつもりでしょう。
私は腰の動きを早め、射精感を高めました。
最後の瞬間、妻の耳元で『美和、ほんとに中に出すよ?』と囁きます。
急にリアルに戻された妻は、戸惑うように、「えっ…ほんとに…」と口にしました。
妻を思い切り抱き締め、膣奥の子宮に浴びせるように射精しました。
妻への愛しさを強く感じ、モノが縮むまで妻を抱き締め、妻の中に入ったままにしました。
愛しさを認識すると共に、反面妻を他人に抱かせたいという思いは、揺らぐどころか不思議と強くなるのを感じました。
胎内へ射精を終え、妻とつながりながら、私自身が萎んでいくのを感じました。
妻は未だ快楽の余韻に浸るように、何も言わず荒い息を整えています。
この機を逃したら、妻を説得する機会は訪れないのではないか…私は焦燥感に駆られました。
『美和…気持ちよかった?』妻は口に笑みを浮かべて頷きます。
『俺以外のお○んちんで逝かされて気持ちよかったのか?』妻は笑いながら、「でも、ほんとはヒロくんのだもん…」と囁きます。
『美和…』
「なぁに?」
『さっき言った事…』
「ん?」
『他の男とセックスするって…』妻の口元から笑みが消えました。
「あれは…エッチの最中の、いつもの空想でしょ…」
『いや、宣言しただろ?』
「ちょっと…あれは違うよ…」妻の膣内で、私のモノがムクムクと起き上がってくるのを感じました。
『前に話した事…美和が他の男とするのを見てみたいって…』
「あれは冗談でしょ?本気だったら尚更無理だよ…」
『いや、美和だってさ…目隠ししながら、俺以外の男に抱かれてるのをイメージしてただろ?』妻は少し沈黙します。
『実はさ、相手見つけてあるんだ…』妻がどんな反応をするか、緊張の瞬間でした。
「え…嘘でしょ?」
『ほんと…』またしばらく沈黙…沈黙に耐えられなくなった私から口を開きました。
『なぁ…美和、頼むよ。もちろん嫌だったら途中で止めてもいいし…一度きりでも構わないから…』
「ねぇ、体どかして…」妻の中に入ったままだった私…妻はそれを拒絶するかのように、私自身を抜かせると寝室を出てしまいました。
妻は怒ってしまったのか、悲しんでいるのか…どちらにしても、私にとってプラスになる雰囲気は感じられなく、妻を追い掛ける事はしませんでした。
妻はリビングで寝たのか朝まで寝室には戻らず、その日は休日だったので昼近くに起きると、すでに姿は見えませんでした。
妻を他人に抱かせたい…しかし妻に嫌な思いをさせて、夫婦仲を険悪にしてまでする事ではない、その日は一日反省していました。
妻には二度と、他人に抱かせる話はしない…そんな事を考えていた夕方、妻が帰宅しました。
私は妻に謝ろうと出迎えました。
『美和…あのさ…』言いかけると、妻は私の顔を見て口を開きました。
「ヒロくん…他の人とするって話…してもいいよ…」予想外の言葉に私が戸惑ってしまいました。
妻は続けて、「昨日の夜、あれからずっと考えてたんだ…ヒロくんがどうしてそんなに他の人とさせたがるのかな…とか、私が他の人としても嫌じゃないのかな…って、でもヒロくんがそれで興奮できて、何かの刺激になるんだったらそれもいいのかな…正直、私もヒロくんしか知らないわけでしょ…不倫とかするのは嫌だけど、ヒロくんが望んでする事だったら一度くらい良いかなって…」妻の言葉に、何も返せませんでした。
予想外な妻の答えと、妻の健気な思いに、感傷的な気持ちになっていましたが、それもしばらくすると薄らいでいき、頭の中は小谷に抱かれる妻の姿でいっぱいになっていきました。
妻の承諾が得られた事で、小谷との連絡も頻繁に取るようになりました。
決行は今から一年と少し前。
昨年9月の最後の土曜日でした。
その前の週の土曜日、小谷と最終打ち合わせの為に、二人で会いました。
妻も誘ったのですが、事前に会うのは恥ずかしいと言うので、小谷との対面は当日まで持ち越しとなりました。
初めて小谷に、妻を抱いて欲しいと打ち明けた居酒屋。
決行を翌週に控えて、私は少し緊張していました。
小谷にしても、他人の妻をその夫公認で抱く、そんな経験は初めてでしょうから、それまでとは違う緊張した雰囲気を感じました。
酒を酌み交わしながら、打ち合わせを進めます。
場所は妻の唯一の希望で、自宅は避けました。
妻としては、夫婦の寝室で他人に抱かれるのは嫌だという思いがあるようです。
自宅から車で一時間半くらい走った所に温泉地があります。
妻と年に何回かデートをする馴染みの場所です。
そこの旅館に一泊する事にしました。
「いやぁ、なんか俺も緊張してきたよ。知り合いの奥さんとするなんて初めてだもんな…。ところで、実際するにあたってさ、なんかNGとかあるのかな?」小谷に言われて少しハッとしました。
私自身、他人のセックスなどAVでしか見たことが無く、どんな風にするかなどというのは未知の世界でもあります。
『NGか…。普段なんか特殊な事でもしてるの?』
「いやぁ、そんなんじゃないけどさ、避妊は当然だとしても、例えばいつも電気を暗くしてからするとかさ…」ちょっと肩透かしをくらったような気分でした。
何か自分とは違う特殊なプレイをしているなら、それも有りなんじゃないかなと、若干期待する部分があったからです。
『そ、そうだな…。特に無いよ。小谷のやり方で進めてもらって、カミさんが嫌がったらしないって感じでいいと思う。』とにかく初めての経験なので、全ては当日、妻と小谷に委せながら、成り行きで進めていけばいい…そんな話でまとめました。
当日までの一週間…これほど長く感じる一週間は初めてだったと思います。
妻を小谷に抱かせる、その決行の日までの一週間…自分で望み、計画を練った事ながら、本当に妻を抱かせて良いのか…どんな結末になるのか…今更ながら不安と少しの後悔を感じていました。
それとともに、妻への愛しさを強く感じ、恋人時代のように毎晩妻を抱きました。
「ねぇ、小谷さんとどんな風にすればいいのかな…」妻がセックスの後にそんな質問をしてきました。
『…そうだな…普通で良いんじゃないか…』
「普通って?私はさ、ヒロくんとしかした事無いんだもん。普通ってどんなのよ?」
『そうだよな…小谷には美和が嫌がらない限りは任せるって話してあるからさ、俺とするように身を任せれば良いんじゃないかな…』
「そう…なんだか緊張するよ…裸になるんだもんね…ヒロくん以外に見られた事ないもんな…おっぱい小さいとか思われたらどうしよう?」妻の裸体はすでに写真で見せてある…思わず言いそうになりながら抑えました。
過ぎてみれば早い一週間、ついに当日を迎えました。
妻も私も緊張の色は隠せません。
朝早くから風呂に入り、念入りに腋毛の手入れをする妻。
下着は新調した物を身に付けていました。
私の運転で小谷を迎えに行きます。
迎えに行くまでの車内では、妻はほとんど喋りませんでした。
ただ一つだけ、「どうしても嫌になったら、止めて良いんだよね…?」妻のすがるような目が印象に残っています。
小谷は大型パチンコ店の駐車場に車を停め、私達を待っていました。
お互いにぎこちない挨拶を交わします。
妻は、小谷が私と同じ職場に居た頃、飲み会で私の送迎をした時に何度か顔を見た事を思い出したようです。
私は妻と小谷が、少しでも打ち解けられればと考え、車に乗る際に後部座席に二人が座るように勧めました。
妻は恥ずかしがりましたがそれほど嫌がる事も無く、二列目のシートを荷物置きにしていたので、一番後ろのシートに小谷と乗り込みました。
普段控え目な妻ですが、妻なりに何か意を決しているのかな…そんな風に思えました。
旅館までの道程、初めこそ無言の妻と小谷でしたが、少しずつ会話する声が聞こえてきました。
運転席と距離があるため内容までは聞き取れませんが、何か言いながら笑い合う二人を見て、私の嫉妬心も盛り上がっていました。
旅館に着いたのは夕方でした。
夕食まで一時間程度あったので、私は小谷を温泉に誘います。
「高田、ここまで来てなんだけど、本当に俺がやって良いのか?」
『あぁ…。それより実物のカミさん見てどうだ?嫌になったか?』私は努めて冷静を装うのに必死でした。
「嫌になんかならないよ。結構話も弾んだしさ、良い女だよ。」
『そっか、とりあえずカミさんには小谷に任せてあるって話したから。カミさんが嫌がる事以外だったら、小谷がリードして進めてくれよ。』
「リードって言ってもな…まぁやってみるよ。実はさ、高田からこの話があってからカミさんとやってないんだ。俺なりに気持ちの準備っていうのか…なんだか美和ちゃんにもカミさんにも悪いような気がしてさ。まっ、そのせいで結構溜まってるから、全然持たなかったりしてな…」小谷の言葉が、私を興奮させました。
妻と交わるために、奥さんとせず精子を溜めていた…そんな小谷の性器を、妻はもう少しで受け入れる…勃起しているのを、何故か小谷に見られまいと、タオルで隠していました。
温泉から上がり部屋で夕食となりました。
念のため部屋は、私達夫婦と小谷の分として二つ取っていましたが、夕食は一つの部屋に用意してもらっています。
妻と私が並んで座り、小谷は向かい側に座りました。
三人ともどことなく緊張しながら、それでも和やかな雰囲気を作ろうと、これから行う事には敢えて触れず、会話と食事を楽しみました。
妻はあまりアルコールに強くありませんが、気分を盛り上げたいのか、普段よりも良いペースで飲んでいます。
顔が少し赤らんで来た頃、妻に席を移るように促しました。
『美和、小谷の隣に座ってビール注いであげたら?』
「えっ…あっ…うん…」少し躊躇するような様子を見せましたが、妻は自分のグラスとビールを持ち、小谷の隣に腰を降ろします。
妻と小谷がどう感じたかはわかりませんが、私の中ではこれが、私自身への始まりの合図でした。
二人は微妙な距離を保ち座っていましたが、お互いにビールを注ぎながら会話を弾ませようとしています。
小谷の問い掛けに微笑んで答える妻の横顔…風呂上がりで髪をアップにし、酔いのせいか少し赤く染まったうなじは、普段見ている妻とは違うような艶っぽさを感じさせました。
それからしばらく時間が経ち、最初に頼んでいたアルコールが終わりました。
「もう少し飲むか?」小谷は立ち上がりかけましたが、私はそれを制します。
あまり飲み過ぎて、酔った勢いで妻と小谷が交わるというのでは、私の望む形とは違う気がしたのです。
『そろそろ始めようか…』喉の渇きを強く感じながら、やっとの思いでその一言を発しました。
その旅館を選んだのには、普段から時々利用しているという事以外に、もうひとつ理由がありました。
各部屋に付く露天風呂。
これを利用したかったのです。
『せっかく部屋に露天風呂が付いてるんだからさ、始める前に二人で入ったら?』妻は「えっ…」と言いながら小谷と顔を見合わせています。
初めての、妻を他人に抱かせるという経験です。
計画を練る上で、スワップなど経験している方を探し、メールで相談してみたのです。
経験の無い女性の場合、恥ずかしがり、どうしても夫に見られたくないと言う事もある、最初の何回かはその場にいるのを避け、声だけ聞くに留めるとか、可能ならば女性に気付かれないように覗き見る程度にする。
その方がそれから後の継続や、色々な発展にも繋がる可能性が高いだろう…というアドバイスがありました。
それで私なりに考えた方法…『俺は適当に温泉に入ってくるからさ、まずは二人で露天風呂にでも入って打ち解けた方がいいと思うんだ。美和もさ、いきなり俺の前で始めてくれって言われても、難しいだろ?その後は二人のペースに任せるからさ。』妻も小谷も、「でも…」と言いながら、どうしたら良いか迷っているようでした。
私はバスタオルを片手に部屋を出ました。
しかし行く場所は大浴場ではなく、隣の部屋…小谷の為に取った部屋です。
部屋付きの露天風呂は、隣同士を竹の囲いで仕切ってあるだけなのです。
そのため隣で入浴している声もよく聞こえます。
私は先に露天風呂に入り、様子を窺う事にしました。
カラカラカラ…部屋と露天風呂の間の戸が開きました。
「じゃあ美和ちゃん、俺先に入ってるから、用意できたらおいでよ。」
「はぁい」妻が小さく返事をする声。
しばらくすると、また戸が開く音…「熱いですか?」
「ちょっと熱いけど、気持ちいいよ。」
「あの…タオル巻いたまま入っても…いいですか?」
「えっ…ああいいよ。」ぎこちない二人の会話がはっきり聞こえてきます。
夜空が綺麗だとか、料理が美味しかったという、当たり障りの無い会話がしばらく続きました。
少し会話が途切れた後、小谷の方が切り出しました。
「美和ちゃん…でいいのかな?なんか初対面なのに馴れ馴れしい?奥さんって呼んだ方がいいかな?」妻はクスッと笑って、「なんかその奥さんって言い方エッチっぽい。いいですよ美和ちゃんで…」
「えっ!?エッチっぽかった?やだなぁ…でもさ…これから美和ちゃんと俺、エッチするんだよね…?」妻は無言で頷いたのか…声は聞こえません。
小谷はリードしようと努めているのか、さらに続けました。
「美和ちゃん…その…タオル取って、裸見せてくれない?」
「えっ…う~ん…恥ずかしいかも…」
「恥ずかしい?大丈夫、高田も居ないし、それにほら…俺だって裸なんだから。」
「う~ん…そうだけど…」
「あっ!美和ちゃん恥ずかしいなんて言いながら、今俺のちん○ん見てたでしょ?「やだ、見てないですよ~。」見た、見てないと言いながら、笑い合う二人の様子は、すごく楽しそうで、今更ながら嫉妬心で胸がいっぱいでした。
二人の笑い声が聞こえなくなり、妻の小さな声が聞こえてきます。
「タオル、ほんとに取るんですか…?」
「おっ、まじで?」
「おっぱい小さいですよ…がっかりするかも…」
「大丈夫、絶対がっかりしないから。」また笑い合う二人…二人ともだいぶ気持ちが乗ってきた様子が、私にも伝わってきました。
「おぉ~」
「なんか恥ずかしい…ね?おっぱい小さいでしょ?」
「うん」
「ちょっと~、何かフォローしてくださいよ。もう見せないですよ。」
「うそうそ。すごい肌も綺麗だし。形もいいじゃん。いやぁ、いいもの持ってるよ。高田のやつ、こんないい奥さんをほんとに貸す気なのかな…?」
「褒めすぎですよ。でも…ヒロくんの事は言わないでください…なんか決心が揺らいできちゃうから…」
「そっか…じゃあ今のは忘れて。それより美和ちゃん、もう少し近くに来ませんか?」
「…いいですよ…」お湯の揺らぐ音が聞こえました。
妻が小谷の隣へ移動したであろうお湯の揺れる音が聞こえてから、どれくらい時間が経ったのか…5分なのか、10分なのか…その時の私には異常に長く感じられました。
数部屋離れた露天風呂から、わずかに聞こえてくる他の客の話し声以外、何も聞こえない状態で、私は夜空を見上げていました。
その静かな空間に小谷の声が、小さいけれどはっきりと聞こえてきました。
「美和ちゃん…キスしようか…?」当然と言えば当然の展開なのですが、「キス」という言葉を耳にした瞬間、何故か私は飛び上がりそうな程驚き、体が震えるのを抑えられませんでした。
覗きたくてたまらなかったです。
しかし竹の囲いはほぼ隙間無く作られており、高さも背伸びやジャンプをして届くものではありません。
お客様のプライバシーはしっかり守られた作りになっているのでした。
急いで風呂から上がり、隣の部屋に移動すれば良かったのかも知れませんが、その時点ではまだ私が姿を見せるのは早いような気がして…結局、聴覚に意識を集中して、なんとか雰囲気だけでも感じ取ろうと努力する事にしました。
妻はキスの誘いにどう応えているのか…頷いて小谷の舌を受け入れているのか…声は聞こえず、耳を澄ませても、息遣いや物音すら聞こえてきませんでした。
私はもやもやした気持ちのまま、変わらず湯舟に浸かり自分の物を勃起させるばかりでした。
静寂の中、どれほど時間が過ぎたのかもわかりませんでしたが、ついにお湯の揺れる音が聞こえ、続けて室内への戸を開く音が聞こえてきたのです。
ついに始まってしまう…妻が小谷に抱かれる…それほど酒を飲んだわけでもないのに、目がまわるような感覚と、心臓がやたらと早く脈打つのを感じました。
隣の露天風呂から聞こえた室内への戸を開ける音、そして戸は静かに閉められました。
どのタイミングで覗きに行けばいいのか…この時のために練って来た計画。
しかしいざその時が来ると、なかなか自分の体を動かす事ができません。
相変わらずの速さで鼓動が鳴り、それに合わせるように勃起した私自身も脈打っていました。
意を決し湯舟から上がります。
体を拭くのもそこそこに、浴衣を着込み静かに部屋を出ました。
照明を少し落とした廊下。
物音や話し声は聞こえません。
私と妻の部屋の前に立ちました。
入り口の戸と部屋の戸の間に玄関のようなスペースがあるので、中の物音は聞こえません。
しばらく躊躇して立ち尽くしていました。
震える手で静かに戸を開けます。
玄関部分に入り戸を閉めると、微かに物音と声が聞こえてきました。
布の擦れ合うような音…そして小さく聞こえる妻と小谷の話し声…心臓が爆発してしまいそうでした。
室内への戸を静かに、少しだけ開けました。
薄暗く落とされた照明ですが、中の様子はなんとか見えます。
布団の上に座る妻。
後ろから包むように小谷が座っています。
妻は少し小谷にもたれ掛かるようにし、小谷は妻の耳元に口を近付け何か話しているようでした。
「美和ちゃん…」
「ん…なに…?」
「一応聞くけど、本当にいいの?もし止めておこうって思うなら、言っていいよ。」
「うーん…わかんない…自分でも本当にいいのかどうか…ヒロくんが望んでする事だから、裏切りじゃないとは思うけど…ずるいかも知れないけど、小谷さんにまかせようかなって…」妻はそう言って、また小谷に頭を預ける格好になりました。
小谷は黙って妻の顔を横に向かせ、唇を重ねていきました。
初めて目にする、妻が私以外の男とするキス…妻はいつも、自分から舌を出す事はなく、受け入れるように少し口を開きます。
私とする時と同じように、妻は目を瞑り身を委せていました。
小谷と妻の吐息…そして小谷の舌が妻の口の中に受け入れられ、二人の舌と唾液が絡み合う音だけが聞こえます。
小谷の濃厚で丁寧なキス…妻の雌としての性は、少しずつ目覚めていました。
力を抜いてもたれ掛かっていた体を、小谷の方に向け直します。
両手は緊張からか、少し強張った状態で小谷の膝の上に置き、頭を支えられてキスを続けていました。
妻の後頭部に添えられた小谷の手は、とても優しく感じられます。
「…っ…うっ…あ…」吐息に混じって不意に漏れた妻の声。
体も僅かにピクッと動いたのが見えました。
小谷の片方の手が、妻の胸元に入っています。
浴衣の襟から差し入れられた手が、妻の敏感な部分を捉えていました。
妻は小振りな乳房ながら感度の良い乳首をしており、冗談で小さい乳房をけなしたりすると、「小さいからこそ敏感なんじゃない。」と対抗してきます。
そんな妻の乳首を、小谷の手が弄ぶ様子。
浴衣越しの動きしか見えませんが、妻が否応なしに体を反応させてしまう姿は、ある意味妻が犯されているかのような錯覚とともに、強い興奮を感じました。
妻がかなり敏感な事に小谷は気づいたのか、無言のまま、それまでよりも執拗に乳首を弄ぶ動きを見せます。
妻は不意の攻撃に声を漏らしてしまったものの、それを恥ずかしく感じているのか、必死で声を殺しているようでした。
しかし妻がどんなに頑張っても、乳首の感度を落とす事はできません。
声を抑えても体はピクッピクッと反応し、そのたびに小谷の膝に置かれた手に力が込められます。
声を漏らさないように集中している分、舌を絡め合っている口許からは、初めよりも激しい吐息が漏れ始めました。
妻がすでに興奮し、快楽を感じているのは明らかでした。
恥ずかしさもあるのか顔は紅く染まり、額やうなじがうっすらと汗ばんでいます。
妻の性感帯を押さえ、余裕の表情で責める小谷とは、まるで逆の立場になっている妻でした。
その時、私の居る方に体を向けている小谷が、私の存在に気付きました。
私はまだ妻に存在を知らせないようにジェスチャーをし、小谷も微かに頷きます。
「はぁ…はぁ…」妻の荒い息遣いだけが聞こえる室内。
小谷は唇を離し、妻の首筋へと口を付け始めました。
さらに妻の浴衣を、肩からはだけるように下げかけます。
「いい?」耳許で囁く声に、妻は無言で頷きました。
ゆっくり妻の腕が抜かれ、腰ひもの辺りまではだけられた浴衣。
淡い灯りに照らし出される妻の半裸体…見馴れた背中がやけに艶っぽく感じられました。
戸の隙間から覗く光景…恥ずかしさから、なんとか体を反応させまいとする妻を裏切るように、妻の半裸体は素直に、そして敏感に小谷の責めに応えていました。
小谷は、私が見易く、さらに妻がまだ私の存在に気付かないように、妻の位置を微妙にずらしてくれました。
妻は両手を小谷の膝に置いたまま、目を瞑り、唇を噛み締めています。
小谷が、妻の頭を支えていた手を離し、さらにもう片方の乳首に手を伸ばしました。
「あっ…やっ…」必死に押し殺してきた声を、両方の乳首を同時に摘まれた瞬間、ついに漏らしました。
妻の乳首は、その興奮を表すように勃起し、一度堰を切ってしまった口許からは、小谷の指先に合わせるかのように切ない声が漏れ出しています。
小谷はしばらく乳首を弄んだ後、片手を妻の下腹部に移動させました。
小谷の責めにされるがまま、力無く布団に手をついている妻は、不意に伸びて来た手に身構える余裕もありません。
パンティーの中に侵入する小谷の手…妻の大切な部分はいとも簡単に触れられてしまいました。
「あっ…だめ…」
「だめ…?」
「そこ…は…恥ずかしいよ…」
「すごいよ…美和ちゃん?」
「な…何が?」
「すごい濡れてる。」
「やだぁ…恥ずかしいよ…そんなの言わないで…」恥ずかしさを紛らわすように、少し怒った口調で作り笑いする妻…マンネリのせいか、最近はあまり濡れのよくない妻でした。
その妻が、小谷が驚く程に股間を濡らしている…それだけでも私の嫉妬心は掻き立てられ、興奮はどんどん昇りつめるようでした。
小谷の手はパンティーの中…声を抑える事を諦めた妻は恥じらいながらも、性器への刺激に喘ぎ声を漏らします。
私は未だ部屋に入るタイミングを見つけられないでいました。
どのくらいの時間が経過しているのか…前戯を受け続ける妻を見つめる私には、時間の感覚が無くなっていました。
「横になろうか?」小谷の声に私の方が敏感に反応してしまいました。
私の視線の先には、仰向けに寝かされた妻…下半身を覆っていた浴衣は脱がされ、パンティーのみの姿になっています。
小谷はパンティーに手を掛けました。
「いい?」
「はずかしい…」
「大丈夫だよ。」小谷はそう言ってパンティーを降ろしかけます。
その時、予想外に妻が口を開きました。
「待って…あの…お願い…あの…」
「どした?」小谷が手を止めて聞き返しました。
「あの…見られるの恥ずかしいから…その…」
「見ないでほしいって事?」
「うん…」
「見なければOK?」頷く妻。
笑いかける小谷。
小谷は約束通り、大事な部分を見ないように妻の顔を見つめながら、パンティーを脱がしました。
「恥ずかしい?」
「うん…」
「美和ちゃん何も着てないよ。」
「恥ずかしいよぉ…」妻が私以外の男に抱かれる瞬間が、確実に近付いていました。
戸をさらに開け中に入ろうと踏み出します。
しかし、部屋の中の空気というのか、雰囲気というのか…せっかく作られた世界を壊してしまうようで、また踏みとどまってしまいました。
妻は布団の上に座り直し、小谷は立ち上がりました。
浴衣を脱ぎ、トランクスも一気に降ろします。
妻の目の前に、完全に勃起した小谷のペニスが、まさに飛び出すように現れました。
妻にとっては初めて目にするであろう私以外のペニス。
驚きを隠せない様子でした。
冷静に見ると、大きさは私のよりも若干立派な気がします。
「美和ちゃん、あんまりましまじ見ないでよ。俺だって恥ずかしくなっちゃうよ。」
「あっ…だよね…」苦笑いの妻。
「美和ちゃん…口でするのは?」
「口…?あっ…あぁ口でね。たぶん…あんまり上手じゃないよ…?」
「いいよ。」大事な部分を隠すように布団を腰の辺りに巻き付けた妻は、立て膝になって小谷に一歩近付きました。
私とする時もあまりフェラが得意ではない妻。
目の前に差し出されたペニスに戸惑っているようでした。
小谷は妻の頭に手を添えて、導くように口許に当てます。
妻は恐る恐るという感じで口を開き、小谷のペニスは半分くらい隠れていきました。
ぎこちなく頭を動かし始める妻…唾液と、小谷の精液が絡み合う音が、しばらく聞こえていました。
端から見ても上手とは言えないフェラですが、妻なりに懸命な様子が見えます。
しばらく続けると、小谷の方が妻の口から抜きました。
「ごめんなさい…痛かった?」
「ううん、痛くない。気持ち良かったよ。気持ち良すぎて、する前にいっちゃいそうだったから…」小谷を見つめる妻…「もう一回だけ聞くね。本当にいいの?」妻は声を出さず小さく頷きました。
妻を仰向けに寝かせ、小谷はテーブルの上を何か探し始めます。
その隙を狙ってというか、この瞬間を逃したら最後まで部屋に入れないような気がして、私はついに一歩を踏み出しました。
戸のすぐ前に立ち、二人とは少し距離を置く事にします。
私に気付いた小谷は頷くような仕草をしました。
そんな小谷の姿を目で追っていた妻も、私が部屋に入った事に気付きます。
妻は笑顔を作ろうとしたようですが、緊張と不安と、色々な感情が織り交ぜになったような、無表情に近い顔を見せました。
そんな妻が片手を私の方に伸ばして来ます。
私は妻に近づき手を握りました。
自分の財布からコンドームを取り出し、装着を終えた小谷が戻って来ました。
静かに妻の股を開きます。
膝に触れられた瞬間、妻の手に少し力が入りました。
ペニスを握り、妻の膣穴を探りながらあてがう小谷…照準を合わせたと言うように、一旦動きを止め私の顔を覗き込みます。
私は頷く事も、また首を横に振る事もできず、視線を小谷から反らしました。
そんな私の反応を見た小谷…ゆっくり…ゆっくりと腰を沈め始めました。
「うっ…うぁ…あっ…」妻の手が痛い位に私の手を握りしめて来ます。
「痛い?」小谷の問いかけに妻は首を横に振ります。
緊張のせいか、膣の奥はあまり濡れていなかったのかも知れません。
小谷は少し入れずらそうにしながらも、さらに奥へ進もうと試みているようです。
妻の手には相変わらず力が入っていました。
一度抜いた小谷は、自分のモノに唾液を塗りたくります。
これで完全に入っちゃうのかな…ふと、そんな想いがよぎりました。
再度、小谷が狙いを定めます。
目を瞑り、ギュッと手を握る妻。
「うぅ…うぁっ…」妻の声が漏れると同時に、小谷が腰を沈め始めました。
今度は途中で止めず…「ああぁ…はぁ…」妻が溜め息のような喘ぎ声を漏らすとともに、小谷のモノは完全に埋まり、見えなくなりました。
私の手を握る妻の手が、さらに力を入れました。
爪が食い込む程に、思わず振りほどいてしまいそうなほどに握って来ました。
小谷が妻の体を突く度にその痛みも強くなります。
小谷はゆっくり…ゆっくりと、妻の体の中に出入りしていました。
妻が私の存在を意識しているのはわかりました。
耐えに耐えて、声を出さないように、唇を噛み締めています。
私はそんな妻の健気さに罪悪感と、厭らしい興奮を感じずにはいられませんでした。
少しずつ、小谷は妻の体に慣れてきたのか…挿入する角度や強さを微妙に変えてきました。
妻はそのたびに不意を突かれたように、「うぁっ…あっ…やっ…」と声を漏らします。
私のペニスは完全に勃起しすぐにでも妻の口を責め、3Pに持ち込むのも悪くないんじゃないかと考えていました。
しかし、他人がいるという状況は初めての自分です。
どう3Pに持ち込めばいいのか戸惑い、さらにせっかくの展開を壊してしまうかも知れない、そんな思いで妻を見つめるしか出来ませんでした。
室温はそれほど高くなかったはずですが、小谷は玉のような汗を額に浮かべ、妻の方は汗ばんだ首筋に長い黒髪が絡み付き、それが異様なほど艶っぽさを演出していました。
乱れた妻の黒髪…汗で濡れ光り紅く染まった裸体…私以外の男性と繋がり、否応なしに快楽の声を漏らさせられる妻…そんな情景を見つめているうちに、私の頭の中は真っ白になってしまいました。
いつのまにか妻の手を離し、少し距離を置いて呆然とする自分。
ただペニスだけはいつになっても縮むことなく、トランクスの中で屹立していました。
握る手を無くした妻は代わりにシーツを握り締め、小谷の責めを受け耐えています。
この状況になっても、やはり私の前で快楽に溺れ切る踏ん切りはつかないのか、歯を食い縛るようにして、なんとか喘ぎ声を抑えていました。
どれだけ時間が経ったのか、妻を突くスピードは早くなり、小谷の吐息も激しくなってきました。
「もういきそうだ…」息を切らしながら小谷が囁きました。
妻は目を瞑り歯を食い縛ったまま…激しくなった小谷の動きに、人形のように体を揺さぶられています。
小谷が妻の背中と首筋に腕を回し、抱き締める格好になりました。
「うっ…」小谷は小さく呻くような声を出し、最後にゆっくりと腰を沈め動きを止めました。
尻の筋肉が微妙に動いている様子が見え、コンドーム越しではありましたが、まさに妻の体内で射精している瞬間がわかりました。
小谷は大きく息を整えながら妻を抱き締め続けています。
シーツを握り締めていた妻の手も、小谷の背中に回っていました。
こうして、私にとって初めての、妻を他人に抱かせる行為…妻にとっては初めての夫以外との交わりが終わりました。

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