京都の親類の家に法事で出かけたときの事です。

2019/11/03

煩わしいのが嫌いなのでホテルに泊まる事にしました。
親類といってもそんなに親しい訳じゃないので話す相手もいないので、用が終ったらホテルに帰りました。
せっかく来たのだから観光も兼ねようとその辺をぶらり散策。
一人旅なんて結婚したら滅多にできるものじゃないから、ほんとに命の洗濯って感じでした。
ところがその夜とんでもない失態を・・・夫にはとても話せる事じゃない。
ホテルの鍵ってオートロックじゃないですか・・ついうっかりやっちゃったんです。
それも裸同然の姿で・・・。
風呂上りに冷たい水が飲みたかったけど温くて、氷を取りに部屋を出たらそれまでよ。
アッと思ったけど遅かった。
風呂上りでバスタオルを撒いただけの姿なのでパニック状態です。
フロントにこの姿で行くのは勇気が要ります。
ドアの前で困っていたら廊下の向こうから誰かが来ます。
こんな姿見られて恥ずかしいと思い製氷機のところに隠れました。
ところがその足音が製氷機の前で止まったのです。
アッと思い振り返るとそこに30代くらいの若い男がニヤニヤして立っていました。
「何してんの?」と声を掛けられて正直に話しましたら、僕がフロントに話してあげるからと親切に言ってくれました。
天の助けと喜んだのは束の間でした。
誰かに見られると恥ずかしいでしょうから僕の部屋で待つと良いよ、とその男の部屋に迂闊にも入ってしまったのです。
それが間違いでした、部屋に入るなり男の態度が豹変しました。
「せっかくなんだから楽しもうよ」と私のバスタオルと剥ぎ取ったのです。
あっという間に男に押し倒されました。
もがいても無駄だと察した私は大して抵抗しませんでした。
「へえ?物分りいいじゃない」
男も裸になり私の上に圧し掛かってきます。
敏感な部分に手を伸ばし「なんだ?もう感じてるの?」
そうなんです、ちょっと感じてしまったようで濡れていました。
夫とも暫くご無沙汰だったせいでしょうか、見知らぬ男に犯されそうになった事で興奮したみたいです。
予期せぬできごとでしたが後から思うと良い経験だったような気がします。
セックスのテクニック抜群に良かったし、夫の粗チンよりも立派でもの凄く感じた。
終った後男はちゃんとフロントに連絡して鍵を持ってきてくれました。
そのお礼を身体で払ったって事なのかな。
帰宅してからどうだったの言葉にホテルでの失態は話せなかった。
失態だけを話せば「おっちょこちょいだな」で終るけどその後のできごとまで喋ってしまいそうで怖かったし。
そのまま口を閉ざしました。

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