ツイスターゲーム
2019/09/16
もう10年も前の話になるけど、妻が僕との結婚で会社を退職したときの送別会でのお話。
ちなみに。
僕と結婚することは会社には内緒だった。
当時、妻は僕と同じ職場につとめていたが、部が違うため、僕は宴会には出席せず、家で帰りを待っていた。
23時頃を過ぎて、タクシーの音が聞こえたので、窓から外を見ると、ちょうど妻が降りるところで、同僚だろうか、中に居る人間に手を振ってお休みの挨拶をしているようだった。
ところが、部屋に帰ってきた彼女に、「遅かったね。タクシーで帰ったの?」と聞くと、「ううん、酔い覚ましに歩いて」という答えが返ってきた。
嘘をついてるわけだが、婚約中といううこともあり、たいして気にもならず、今にして思えば、どこか乱れた感じのするグレーのスカートスーツも意識の外だった。
そんなこんなで、妻は退職し、めでたく僕と結婚したんだけど、3ヶ月くらいたったころ、例の送別会に出席してた女の子から結構刺激的な話を聞かされた。
送別会は、最初、大人しかったものの、酒が入るにつれて、言動がエスカレートし、妻を好きだったらしい男と妻の間で、ツイスターゲームが始まったらしい(どうやら最初からしくまれてたらしい)。
勿論、妻は嫌がる様子だったが、酒に弱いことに加えて最後といううこともあって、恥じらいながらもゲームを受け入れたそうだ。
(ちなみに職場はおとこばかり、女性は妻とこの話をしてくれた女の子だけ)ゲームは結構過激的で、体のあちこちを密着させるように工夫されてたとか。
ちなみに宴会は、夜8時には終わって二次会はなく・・・じゃ11時すぎまでなにしてたのかって話。
嫉妬に火がついた僕は、かといって妻を問い詰めるようなことも出来ず、浮気の証拠でもないかと思って、妻が実家に戻った週末、クローゼットの中を捜索してた。
浮気の証拠等出てくるはずもなかったけど、奥のほうにあった化粧箱の底から、あるものを見つけた。
茶色い分厚い封筒。
妙にドキドキしながら中を開けてみると・・・ライトグレーのスーツ姿の妻・・・少し頬をそめて、照れたような笑いをしながら、僕の知らない男と、ツイスターに興じる妻の姿が映ってた。
送別会の写真だ。
男の手が妻の胸にあてられ、妻の手は男の股間近くにあてられ・・ある写真では抱っこされたようなポーズ、別の写真は男のひざの上に向かい合わせにお座りさせられているもの、ベットで絡みあってるような連想をさせる写真、50枚以上の写真があった。
勿論全ての写真は、男と妻を中心に撮られていて、短めのプリーツスカートから覗くパンティーが移っているものも多くあった。
その日依頼、僕は秘密の化粧箱から、宝物を取り出して、ひとりでオナニーをするのが習慣になった。
写真に写る妻の姿にすごく興奮する。
勿論、妻はこのことを知らないが、彼女もまた、この写真を時々とりだしてみているのを僕は知っている。
愛欲の宴の思い出に、体を火照らせてるに違いない。
僕が彼女と結婚することを会社に報告していれば、こんなことにならなかったかもしれない。
でも、後悔はしていない。