にいちゃんが代わりに洗ってくれない?

2019/04/21

高校3年生になって50ccの原付免許を取得した妹。
俺はその時、既に車の免許を持っていたので、それまで使っていた原付バイクには興味が無くなり、
ほとんど乗る機会がなくなっていた。
そこで俺のバイクを妹に譲り、メンテナンスを含めて主に妹が乗ることになった。
俺の友達にバイクで怪我をしてヘルメットのお陰で命拾いした奴がいたので、
その事をよく妹に説明し、嫌がる妹に40%の資金援助を申し出て、フルフェースのヘルメットを買わせた。
「可愛くないし、スクーターなのに大げさ」と散々文句を言いつつも、仕方なしにそれを被る妹。
しかしそれが感謝されることになる。
スクーターは自転車の延長のような乗り物に思われがちで、案外その危険さに気がつかない人が多いのだが、
妹もご多分に漏れずスクーターという乗り物を完璧に舐めていた。
だからヘルメットこそしたものの、手袋もせず、酷い時は半袖・短パンで乗ることもしばしばあったようだ。
そんなある日、妹から俺の携帯電話に着信があった。
電話に出てみると「ふぅ〜、ふぅ〜。」と息を受話器に吹き掛けているような音が聞こえる。
「おい、おい、何やってるんだ?」
「ぐすん、ぐすん…。え〜ん…。」
「あれ? みゆき? ひょっとして泣いてる?」
「痛いよ〜、痛いよぉ〜。」
「おい!!! 大丈夫か? どうしたんだ? まさか事故じゃないだろうな?」
「バイクで転んじゃったぁ〜。ヒック、ヒック…。え〜ん!」
「なんだって! 今どこにいるんだ? 救急車は呼んだのか?」
「救急車なんて大袈裟だから呼べないよ〜。だけど手の皮が両方擦り剥けた。ふぅ〜、ふぅ〜。」
どうやら傷口に息を吹きかけているらしい。
「車で迎えに行ってやる。今どこにいるんだ?」
「三丁目の公園の近くのカーブのところ。ダンプカーが砂を落として行ったみたいで、
スピードを落とそうとしてブレーキをかけたら、いきなり転んだよ〜。」
「わかった! すぐに迎えに行く!」
急いで車に飛び乗り、可能な限り素早く事故現場へ。
現場に到着すると数人の人だかりが出来ている。
その中心に、体育座りをして小学生みたいにビービー泣いている妹の姿を発見。
妹の隣には中学生の男の子が並んで座っており、泣いている妹を必死に慰めていた。
スクーターは転んだ側のカウルが傷だらけになり、ミラーも折れ曲がって割れてしまっていた。
中学生の男の子が転んだバイクを起こしてくれたらしい。
とりあえずバイクは邪魔にならない場所まで移動して後で回収することにし、妹の怪我の状態を見た。
膝はジーパンが破れていたが、軽く血が滲んでいる程度で大したことはなさそうだ。
手が痛そうなのでどこか骨が折れていないか確認してみたが、骨はまったく大丈夫そうだった。
ただ両手の掌がかなり派手に擦り剥けていて、これは見るからに痛そうだ。
俺は安堵すると同時に苦笑しながら、妹を必死に慰めてくれていた中学生にお礼を言い、
早速助手席に押し込んだ。シートベルトを締めてから、そのまま素早く自宅へと戻る。
「痛いからイヤ〜! 絶対にイヤ〜!」と、ちびッ子のように嫌がる妹の手を無理やり水に付け、
捲れた皮膚の間に入り込んだ砂利を極力刺激しないように洗い落とした。
綺麗さっぱり洗い落としてみると、それほど酷い怪我でもなさそうに見えたが、本人はとても痛いらしい。
確かに放っておくとジワリと血が滲み出てくるようだ。
その後、水分を丁寧に拭き取ってから、消毒液を持って妹のところへ戻ると、
まるで拷問道具を持ってきたのかと言わんばかりの恐怖に慄く妹の顔があった。
まぁ、確かに沁みるかもしれない、これだけ皮膚が派手に擦り剥けていれば…。
しかし消毒せずに放っておいてバイキンが入ってもまずいので、可哀想に思いながらも、
心を鬼にして消毒液を患部に掛けることにした。
「にいちゃん、どうしてそんなにニコニコしてるのよ〜。本当に痛いから止めてよぉ〜。」
「バカ! ニコニコなんてしてないぞ? バイキンが入ったらまずいだろ?」
「綺麗に洗ったから大丈夫だよ!」
「絶対に消毒しなきゃダメ! 軽く霧吹きするだけだから大丈夫だよ!」
「イヤだぁ〜、ヤダ、ヤダ、ヤダぁ!」
「おいおい、そんなちびッ子みたいにダダをこねるなよ。」
「痛いからイヤだ〜。えぇ〜ん!」
「絶対に痛くないから! ほんと! 俺を信じろよ?」
「にいちゃん、面白がってるもん。絶対にヤダ〜。」
正直面白くて意地でも消毒する気になっていた。
しばらく押し問答をしていたが、結局妹が折れて消毒することに…。
「あっ、ごめん、強くプッシュしすぎて霧状にならずに直噴しちゃった!」
「きゃ〜! 痛い! 何するのよぉ〜。」
「はっはっは、ごめんごめん。あれぇ? おっかしいなぁ〜、あっ、上下逆さまにすると直噴するのね。」
「わかっててやったでしょう? 信じられない…。うぅ〜。」
「はい、それじゃあ反対側の手ね。あれ? ちゃんと横向きにしたのに、また直噴したね…。」
「いったぁ〜い! もう! 意地悪しないでよ〜。」
「あぁ、横向きもダメなのか。ちゃんと上向きにしないと霧状にならないんだね。はっはっは!」
「はっはっは、じゃな〜い! 笑ってないで真面目にやってよ!
きゃ〜、沁みるぅ〜! イタタタタ…。ふぅ〜、ふぅ〜。」
「ふぅふぅしても治らないんじゃない?」
「うるさい! ちょっと楽になるの!」
そして、その後、破れたジーパンを脱がして膝の手当てをすることにした。
「とりあえずジーパンを履いていて良かったな」と声を掛けながらボタンをはずそうとする。
「え? ちょ、ちょ! 何してるの?」
「はぁ? いや、お前気が付いてないかもしれないけど、膝のところが破けて血が出てるよ?」
「えっ! 嘘! あっ、ち、血が出てる! イタ〜い!」
「今気がついちゃった? とりあえず洗ってからこっちも消毒しようか。」
ズボンを脱がせて風呂場に連れて行くと、ヒーヒー騒ぐ妹を無視してシャワーで水を掛けた。
その後、何だかんだ言いながら霧吹きにせず、直噴で傷口を消毒する俺。
ちょっと意地悪だったかなと我ながら思う。
そしてその日の晩、とんでもない事実に気が付いてしまった。
「あの…。にいちゃん?」
「なんだ?」
「お風呂入りたいんだけど…。」
「あぁ、いいよ。もう沸かしてあるから先に入ってきな。」
雑誌を見ながら気の無い返事を返す俺。
「だから…。痛いんだけど…。」
「あぁ、痛いだろうね。」
「両手を怪我したから洗えないんだけど…。」
「うん、そうだね…。はぁ?」
「にいちゃんが代わりに洗ってくれない?」
「な、なんだって? 洗うって、お前の体を俺が?」
「うん…。」
妹と最後にお風呂に入ったのは確か妹が小学3年生か4年生の頃だったと思う。
それから別々に入るようになっていたので、今高校生になった妹の入浴を手伝うのは
7〜8年ぶりということになるだろうか?
俺は大学生になると同時に実家を出て一人でアパート暮らしを満喫していたのだが、
妹が高校生になった時点で、妹も実家を出て俺の借りているアパートに転がり込んで来たので、
このアパートに住んでいるのは俺と妹の二人だけ。
しかも実家は他県にあり、翌日学校がある状況で簡単に戻るわけにも行かないのだった。
「だけど、ちょっと擦り剥いたくらいで体を洗えないってことは無いだろ?」
「わかってないな〜。両手の掌を擦り剥いたって事が、どれだけ痛いか知らないでしょ?」
「ま、まぁな…。両手をいっぺんに擦り剥いたことが無いし…。」
「ハッキリ言って包帯を巻いていてもジンジンする程痛いから、お湯に漬けたり、
石鹸とかシャンプーが傷口に触れたら大変なんだよ。」
「あぁ、そうかもしれないな。とりあえず両手とも包帯の上にビニールを被せて、
手袋みたいにしてみたら?」
「無理だよ。だってすっごく痛いんだよ?」
「試しにビニールで手袋にしてあげるよ。」
ビニールを上手に巻いて輪ゴムで止めてみた。
見栄えはあまり良くないが水は入らないし、実に機能的だ。
「やっぱり無理だよ。この状態で水につけないように気を付けながら入るよ。」
「そうだな。まぁ一日位頭や体を洗わなくても大丈夫だよ。シャワーだけにしておきな。」
「ヤダ! 毎日頭を洗うの、体も石鹸で洗うの!」
「だけど、俺がお前の体を洗うんだよ? それってイヤじゃないの?」
「イヤだけど、洗わない方がもっとイヤ!」
「それだけでは無くて、倫理的に問題があると思うんだよ。兄が妹の裸を見たり、洗ったり…。」
「倫理的に問題なんて無いよ。兄弟なんだから…。」
「………。お前がそう言うなら、俺は別に良いけどさ。」
「服は自分で脱ぐから、『いいよ』って言ったらお風呂場に来てくれる?」
「あぁ、わかった。」
脱衣所で「イタタタタ…。うぅ〜、下着が脱げない…。」とか騒いでいる。
「にいちゃん、下着のホックが取れないんだ。ちょっと取ってぇ〜。」
「ぶっ! ほ、ホック?」
「そう、ちょっと来て!」
脱衣所に行くと下着姿の妹が必死にブラを取ろうと悪戦苦闘しているところだった。
しかし手を丸ごとビニールで包んでいるので、なかなかうまく取れないようだ。
「ちょっとホックを外してくれる?」
「あっ、あぁ…。あれ? これどうやって…。ん? あっ、外れた…。」
「にいちゃん、彼女がいないからなぁ〜。ブラの外し方くらいサクッと出来ないとダメだよ?」
「うるさいな…。」
「ついでだからパンツも脱がして?」
「おいおい、そんくらい自分でやれよ。しかも恥ずかしく無いのか?」
「どうせこの後体を洗ってもらうんだから、どっちでも良いよ。」
「お前のパンツってなんでこんなに薄いんだ? ハッキリ言って履き心地悪くない?」
「体にフィットするから履いてないみたいに快適なんだよ。」
「履いてないというのは快適なのか?」
「うっ…。そ、そうかな? 多分…。」
「ふ〜ん…。」
両手を上げながら風呂場に入る妹に続いて、俺も仕方なく入る。
「シャワーの温度を調整して足の方から掛けてくれる?」
「あぁ…。」
「きゃ〜! 熱い! ちょっとちゃんと確認してくれたの?」
「えっ、熱いか? ちゃんと手で確認したけど?」
「手は熱さに強いから、腕でちゃんと確認してよ! お尻が火傷しちゃうじゃない!」
「あっ、ホントだ! こりゃ熱い!」
「ちょっと、いい加減にしてよね〜。さっきの消毒なんて本気で泣きそうになったんだから…。」
「本気で泣いてたじゃん。」
「な、泣いてないもん…。」
温度を調節して言われた通り足の方からお湯を掛ける。
お尻の形がとても良いので、我が妹ながらちょっぴり変な気持になった。
そのまま腰から肩に掛けてゆっくりと満遍なくシャワーを掛けて行く。
「今度は前ね…。ちょっと…。なんか………。ちょっと抵抗があるな…。」
「そうだろ? 自分で洗えよ…。」
「シャワーを貸してくれる?」
「はい…。」
「イタタタタ…。ダメだぁ〜。こんなの持てないよ…。」
「我慢しろよ。そのくらい…。」
「はい、返す。やっぱりいいや、にいちゃん流して!」
そういうといきなり振り向いた。心の準備が出来てなかった俺は正直驚いた。
「うぉっ! お前、ペチャパイだと思ってたら結構胸があるな…。」
「失礼な! これでも胸はチャームポイントなんだからね。」
「と、と、とりあえず胸から掛けるか…。」
「ちょっと、何どもってるのよ…。」
「いや、意外と胸が綺麗だな〜と思って動揺してしまった。」
「ジロジロ見ないでよ!」
「あぁ、悪い………。ぴ、ピンクだな…。」
「見ないでってば!」
一通り洗い流したので、次は髪の毛にお湯を掛けるよう指示される。
胸についつい目が行ってしまうのだが、とりあえずお湯を掛けまくった。
妹が目を瞑っている間、これでもかというほど乳首を眺めてしまった。
こんなに体の形が変わって女らしくなっていたとは正直驚いた。
「次はシャンプーね。」
「はい、シャンプー、ゴシゴシゴシっと!」
「痛い、痛い! ちょっと爪を立てないでくれる?」
「えっ、じゃあどうやって洗うんだよ。」
「指の腹の柔らかい部分でそーっと洗うんだよ。ひょっとしてにいちゃん、
いつもそんなに乱暴に爪を立てて洗ってるの?」
「あぁ、痛くない程度に爪を立てて洗ってるかな?」
「それだと頭皮に傷が付くし、禿げるかも?」
「そ、そうなのか? 知らなかった…。」
「次、リンス!」
「リンス? めんどくせーな。俺なんてリンスしないぞ?」
「えぇぇぇ! だからいつもシャンプーばかり早く無くなるんだ〜。リンスしてなかったの?」
「だってヌルヌルしてて洗い流しても気持ち悪いだろ? いつキュッキュッてなるんだよ。」
「リンスしたらキュッキュッてならないの!」
「わかったわかった。指の腹でゴシゴシゴシ!」
「ちょっとぉ〜。頭皮になるべく付けないようにしてよね。」
「はぁ? どういうこと?」
「リンスはねぇ、髪だけに付けるように気を付けながら付けるのよ。」
「お前って案外物知りだな。」
「にいちゃんが物を知らな過ぎるんだよ。」
「へいへい…。」
妹のこだわりに少々驚きながら、指示された通りに水を流す。目を瞑っているので再び乳首を凝視した。
リンスと水が胸の膨らみを避けながら流れて行くので、立体的な流れが妙にエロチックだった。
「はぁ〜、やっと髪の毛が終わった。次はボディーソープね。」
「へいへい…。あっ、ちょっと待って…。」
そう言って脱衣所に戻るとフェースタオルを持ってきて水に浸し、
軽く絞ってからボディーシャンプーを5〜6回ピューピュー掛ける。
綺麗に4つ折りにしてから、妹の体を洗おうとしたら止められた。
「ちょっと何やってるの?」
「えっ、だってボディーソープで体を洗うんだろ?」
「えっ? でもタオルで?」
「はぁ? おいおい、タオルを使わないで何で洗うんだ?」
「いや、それは普通に素手でしょ…。」
「す、す、素手? おいおい素手で洗うってどういうこと?」
「手にボディーソープを付けて、素手で体を洗うの…。」
「何だってぇ? お前、ひょっとしてタオルで体を洗ってないの?」
「タオルで洗ったらお肌が傷ついちゃうじゃん。」
「………。俺いつもタオルに石鹸を付けてゴシゴシ洗ってるんだけど…。」
「ふぅ〜ん…。だけどあたしはタオルを使ってないんだ。」
「ひょっとして、俺に素手でお前の体を洗えって言ってる?」
「うん…。なんか改めて考えるとなんとなくイヤだけど…。」
「ひょっとしておっぱいも素手で洗うの?」
「おっぱいとか言わないの!」
「アソコも?」
「ちょっとぉ〜、妹を相手になんか変なことを考えないでくれる?」
「でもアソコも素手で…。はぁはぁ…。」
「にいちゃん? あたし、あんたの妹なんですけど…。」
「あぁ、そ、そうだったな…。だけど素手というのはちょっと刺激が…。」
「刺激? タオルの方が刺激が強いんだってば。」
「そうじゃなくて…。まぁ、お前がそう言うなら俺に異存は無い。」
そうして肩から洗い始め胸をモミモミしつつ、お尻からアソコまで素手で洗いましたよ。
自分の体を洗う時には気がつかなかったんだけど、人間の体というのは場所によって
温度が全然違うんだなぁということを、素手で実感した一日でした。
「にいちゃん、ありがとう…。」
「いや、ありがとうはこちらのセリフだけどな…。」
「はぁ?」
「いや、ゴホッ、ゴホッ…。」
「もし、にいちゃんがフルフェースのヘルメットを勧めてなかったら、
今頃顔に大きな傷が付いてたね…。」
「あぁ、ヘルメットの顎のところから、コメカミに掛けて派手に削れてたもんな。」
「にいちゃんの言うことを聞いてて良かったよ。本当にありがとうね…。」

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