劇団愛奴留 芽以

2019/02/09

『劇団社長・突然の失踪』スポーツ新聞の片隅に、芽以が所属する劇団の社長が、多額の借金を残して突然行方をくらました記事が載った。
黒河芽以は今年中学生になったばかりの十三歳。
母親に勧められて幼い頃から劇団に所属して演技を磨いてきた。
最近では端麗な容姿と物怖じしない性格が認められて、映画やテレビドラマに出演するまでになっていた。
そんな芽以達母娘の元へ失踪した社長の矢沢明から手紙が届いた。
事務所を潰してしまったことについては触れられていなかったが、芽以の今後の芸能活動については狭山芸能という事務所に委任しているので心配しないようにと書かれてあった。
そしてその数日後、その狭山芸能の社長と名乗る男が数日の内に黒河家を訪れて来た。
狭山が言うには、矢沢は同業の狭山興業にも多額の借金があり、その返済の代わりに芽以の営業権を譲渡したと言うことらしい。
せっかく娘がジュニアアイドルとして有名になりかけていた時に、社長の失踪とともに劇団がつぶれたと聞いて心配していた両親は、渡りに船とばかりに狭山芸能と再契約を済ませてしまった。
給料制のギャラなどは以前の事務所と同じ条件だったし、新しく設立するミュージカル劇団の主役級の団員として招きたいという条件は、魅力的なものだった。
新しい条件として、しばらくの間は劇団の寮に入って、本格的な踊りや演技のレッスンを受けることになったのも、将来的にはスター女優になることを夢見る両親にとって、願ってもないことであった。
狭山興行の子会社である狭山芸能の事務所は渋谷にあり、新劇団の事務所も兼ねていた。
その事務所にほど近いところに、芽以が引っ越してきた劇団の寮がある。
寮といってもビルの中にあるだけで、部屋の作りはワンルームマンションと同じである。
そのビルは、一、二階が稽古場になっており、三階が事務室と食堂に物置、四階から上が寮になっていた。
寮への引っ越しには劇団の先輩達が出迎えてくれたのだが、その中に顔見知りの人物が居ることを知って、芽以は途端に暗い気持ちになった。
芽以が所属する予定になっている劇団の座長であり、芽以の演技指導を受け持つ教師でもある斉藤は、三十代半ばであろうか、がっしりした体格で精悍な顔つきの男であった。
全員、スポーツマンを思わせる立派な体つきとは反対に、芽以のことを舐めるように見詰める陰湿な目つきが気になったが、それより芽以がショックを受けたのは、一人だけの女性のだった。
「お久しぶりね、黒河さん。せっかく有名になったのに劇団自体がなくなっちゃうなんてご愁傷さま。お陰でこんな劇団に移籍させられるなんて、ご同情申しあげるわ」皮肉たっぷりに挨拶したのは、葛城アヤという名の女優で、前の劇団では芽以の先輩であった。
その後アヤは退団してしまったのだが、それまでの間、何かといえばアヤに虐められていた芽以にとって、彼女は最も嫌な存在であった。
そのアヤが今度は教師役として目の前に現われようとは、芽以にとって不運な偶然としかいいようがなかった。
『今さらしょうがないわよ。契約書にサインしてしまったんですもの』芽以は自分の胸に言い聞かせるように心の中で呟いた。
芽以が越してきたのは土曜の午後だったが、荷物は先に届いており、タ方までには引越しの後片づけも一段落していた。
「新しいレッスンルームを案内するから、レオタードを持ってついてらっしゃい。九時過ぎには狭山社長や理事の寺井さんが、貴女の演技を見に来られる予定だから準備をするのよ」夕食を済ませて部屋の片付けが終わったところでアヤに声をかけられた芽以は、レオタードやバレエシューズを入れたスポーツバッグを持ってくると、アヤの後について裏階段で二階に降りた。
ドアを開けてレッスンルームに入ると、思いのほか広々とした部屋は、梁が剥き出しになった天井も高く、パイプが組まれていたり滑車や鎖が垂れていて、舞台を組んだ本格的な稽古もできるようになっていた。
レッスンルームの隅には十字架のような柱や、背が尖った台やスチール性のベッドの様な物まで置いてあったが、何も知らない芽以にとッは、舞台道具にしか見えなかった。
アヤがスイッチを押すと、天井のダウンライトや壁際の床に埋められたフットライトがいっせいに光を放って、窓のないレッスンルーム内は真昼のように明るくなった。
「他の階の邪魔にならないように、ここは防音完備になってるの。正式の入口は反対側のエレベーター寄りだけど、この裏口は寮の部屋から直接来られるし、いつでも使える様になってるから」説明しながらレッスンルームを横切ったアヤは、更衣室やシャワー室に芽以を案内した。
「ここで着替えて、準備をしなさい。まだ一時間以上あるから、踊りの練習でもすればいいわ。私は三階に戻るけど、何かあったら連絡しなさい」芽以に声をかけたアヤは、ステレオを自動にセットしてレッスンルームから出て行った。
「行っちゃった」首をすくめて無邪気に舌を出した芽以は、さっそく更衣室で自前のレオタードに着替えてレッスンルームに出ていった。
前の芸能ブロダクションよりはるかに広く、設備も整ったレッスンルームは、芽以のそれまでのモヤモヤした不安を吹き飛ばした。
三度の食事よりも踊りの好きな芽以は、ステレオのリズムに乗せてのびのびと跳躍し、鮮やかに回転した。
眩しいライトが、まるで華やかな舞台で観客の注目を浴びながら主役を演じているような錯覚を芽以に抱かせる。
もっとも、それは錯覚とばかりは言いきれなかった。
正面の鏡の後ろでは、狭山をはじめ理事たちが、新しい生贄の瑞々しい肢体に熱っぽい視線を注いでいたのだ。
三十分ほどしてステレオがとまると、芽以は更衣室で着ているものを脱ぎすてて隣りのシャワー室に入った。
『素晴らしいレッスンルームね、寮もワンルームマンション並だし、前の劇団より待遇がいいわ……葛城さんが先生だなんてやだけど、これもスターになるためだから、がんはらなっちゃ……』汗を流した芽以は、タオルで身体を拭きながら更衣室に入ってきたが、そこに脱いだはずのレオタードやタイツはもちろん、着替えの衣類やスポーツバッグまで姿を消しているのに気づいて愕然となった。
『困ったわ。誰かが持ってったのかしら。まさか葛城先生?』蒼ざめた芽以は、電話があったのを思いだした。
『そうだわ。あの電話で三階の事務室に連絡するしかないわ……とにかく、何か着るものを持ってきてもらわないと……』小さなタオルを腰に巻きつけた芽以は、更衣室のドアをそっと開けて、人気がないのを確かめてからレッスンルームに出た。
小走りにレッスンルームを横切ろうとする芽以の背後から、不意に声がした。
「どこに行の、芽以ちゃん。服ならここにあるわよ」ギョッとして振り向く芽以の前に、衣類やバッグをかかえたアヤが、ドアの陰からのっそり現われた。
「あ、アヤさん……そのバッグ……着替えも……」スポーツバッグが見つかってほっとした芽以は、両手を胸に交差させたままアヤにそう言って、返してもらおうと近づいた。
「だから……」
「えッ……」嘲笑するようなアヤの冷たい声に、以前の劇団でアヤに虐められていた記憶を蘇らせた。
「ああ……アヤさん……」
「アヤさんじゃなくて、今は貴女の先生よ……」名前を呼ばれたアヤは、強い口調で言い正した。
「ごめんなさい、先生……ああ、服を……服を返してください……」芽以はまたアヤが悪ふざけをしているものだと思って、丁寧に頼んだ。
「服?……ああ、これね……ふーん、ジュニアアイドルとか呼ばれて、一人前にアイドルしてると思ったのに、子供みたいなパンティを履いているのね……」アヤは憎々しげに言いながら、白い綿のパンティを広げながら言った。
「ヒィ……嫌ッ……見ないで……パンツを返して……」汗に汚れた下着を見られて、芽以は顔を真っ赤にしながら叫んだ。
小さなタオルを腰に巻いただけの姿でなければ、アヤに飛びかかっていただろう。
しかし下手に走ればタオルが落ちてしまいそうで、立たずんだまま哀願する。
「あら、これは何のシミかしら……」アヤは芽以が動けないことをいいことに、パンティの股間に当たる部分を裏返しては、拡げて見せた。
「やだぁ……やめて……かえしてよぅ……」芽以は左手で胸を隠して、アヤから下着を奪い返そうと右手を伸ばした。
しかし、アヤはスルリと身をかわす。
腰のタオルを気にしながら、ヨタヨタとついていくと、突然、その前でエレベーター側のドアが開き、二人の男が出てきて立ち寒がった。
「キャアアーッ……い、いやあッ……」芽以はほとんど裸の姿を男達に見られて、悲鳴を上げるとその場にしゃがみ込んでしまった。
異性に対しての羞恥心が一番強い年頃の芽以にとって、同姓のアヤにならともかく、腰にタオルを巻いただけの裸を男の人に見られるのは、死ぬよりも恥ずかしいことなのだ。
「なんだもう裸にしてるのか。準備がいいなぁ……」男の一人が言った。
縄の束を一肩から担いでいるその男は、座長で教師役であるはずの斉藤だった。
もうひとりは知らない男で、ビデオ用の三脚を肩からさげ、デジタルビデオカメラと普通のカメラを手にしていた。
「な、なんなの……ああ、見ないで……お願い、出ていって……」芽以は恥ずかしさのあまり泣きだしそうになりながら、悲痛な声で叫んだ。
「そうはいかないわ……二人とも可愛い芽以ちゃんを虐めたくって仕方ないって言うから、私が呼んだのよ……貴女にはたっぷり泣いてもらいますからね……」うずくまったまま、できるだけ恥ずかしい処を隠そうとしている芽以に、残忍な笑みを浮かべたアヤが言うと、「へへへ、まずは素っ裸になってもらおうか……早くそのタオルをとるんだ……」縄を手にした男が芽以を鏡張りの壁際に追いたてながら言うと、もう一人の男が、その光景をビデオカメラで撮影しはじめる。
「ど、どうして裸にならなきゃいけないのよう……これ以上近寄らないで……ああ、こんな姿……ビデオに撮らないで……」両手で幼い乳房を隠して震えだした芽以は、それでも気丈に叫んだ。
「フフフ、貴女も中学生になったんだから、これからは女の子として虐めてあげるわ、死にたくなるような恥ずかし想いをさせてやるから……」
「ヒイイーッ……ど、どうして……どうして、こんな酷いことをするの……私が何をしたって言うのよ……」前の劇団にいた頃から、アヤには虐められてきた芽以だったが、これほど酷い仕打ちを受けるとは、想像にすらしなかった。
「何をしたって……惚けるのもいい加減におし……貴女に私がどれほど煮え湯を飲まされたか、忘れたと言わせないわ……」突然、アヤが怒りを露わに大声で怒鳴ると、「ああ……そ、そんな……わたし……」と、芽以はアヤの恐ろしいまでの形相に、震え上がりながら言葉を詰まらせる。
そんな幼気な少女を見下ろしながら、アヤが殺気だった声で続けた。
「フン、白を切るなら言ってあげるわ……」そうして、幼い美少女によって狂わされた自分の青春を、語り始めたのだった。
*アヤは劇団の中でも一、二を争う演技派の女優であった。
そしていつか主役に成ることを夢見て、努力を重ねていたのである。
そんなときに、まだ小学生の芽以が入団してきたのであった。
人見知りしない性格と、その可憐な愛嬌で、芽以は劇団のみんなから愛されるようになった。
そしてそれは、座長や事務所の社長を始め、劇団の経営者達も同じであり、芽以は、たちまち劇団のアイドルになっていった。
しかし、アイドルになったと言っても所詮小学生の演技力は、実力こそが全てと演技を磨いてきたアヤの眼には、学芸会のお遊戯程度にしか映らなかった。
そんな芽以が、次の公演の主役に決まったのである。
しかも、次の公演と言えば、アヤが主役となったミュージカルを公演する予定だったものが、急遽変更されたのだ。
やっと主役になれると思っていたアヤにしてみれば、青天の霹靂である。
しかも、密かに恋心を抱いていた若き演出家の三宅まで、芽以にぞっこんになり、完成間近だった脚本を全て書き直して芽以のために新作を起こしたのであった。
『好きだと云う事を告白すれば、三宅の心を自分に向けられる……』そう思い、意を決した愛の告白も、ロリコン趣味だった三宅に、にべもなく断られたアヤは、主役への夢と共に恋まで失ったのだ。
それが芽以に対するいびりとなっていった。
アヤは幼い芽以をいわれもないことで、何度も泣かしたのである。
そして決定的な事件が起きた。
アヤとプロデューサーとの不倫事件であった。
十人並みの容姿しかないアヤにとって、主役の座を手に入れるためには、人並み外れた努力をしなくてはならない。
それでも容姿が優先される世界では、制作者側の人間に気に入られないと駄目なの事が解った。
若く男前の演出家への恋は、計算高いアヤにとって一石二鳥をねらったものだったが、それを芽以に邪魔されて、アヤはプロデューサーを誘惑するという、安易な方法を選んだのだった。
しかし、それさえも芽以に邪魔されてしまったのだ。
家族で食事に訪れたホテルで、芽以はアヤの不倫の現場を目撃してしまい、不倫とはいかなるものかも知らない芽以は、楽屋で無邪気にしゃべってしまったのだ。
すでに噂になりつつあった不倫疑惑は、芽以のおしゃべりで火がついてしまった。
スキャンダルを恐れる劇団側は慌ててアヤを追放した。
有名な劇団を追われたアヤは役者への道も閉ざされ他も同然であった。
芽以としては悪気があってしゃべったわけではないのだが、一度ならずも二度までも芽以に邪魔され、挙げ句の果てには演劇界から追放されたアヤにとっては、幼い芽以は憎んでも憎みきれない存在になった。
*「どう、自分がいかに罪深い女だって事を思い出したかい……」恨みの全てを言い切ったアヤが、全裸のまま震えている芽以に怒鳴った。
「そ、そんな……知らなかったんです……それに……私が、悪い訳じゃ……」アヤの不幸を聞かされて同情こそするものの、それを全て自分のせいだとされるいわれは無かった。
これでは逆恨みもいいところである。
「フン、まだ解ってないようだね……この劇団に移籍してきたのが運の尽きよ……女の子に生まれてきたことを後悔するぐらい、いびり抜いてあげるから、覚悟をおし……」アヤは、芽以に向かって言い放つと、今度は縄を手にした男に向かって、「早くこの生意気な小娘を縛り上げてしまいな……うんと恥ずかしい格好にね……」と、哀れな少女を縄で縛るように命じた。
「へへへ、まってました……さあ、おとなしく裸になりな……おじさんが、うんと恥ずかしい姿に縛ってあげるよ……」
「ヒーッ……嫌よッ……縛られるのなんて……ヒイイーッ……来ないで……恥ずかしいッ……見ないで……」じわじわと男達に詰め寄られて芽以は悲鳴をあげると、男たちの間をすり抜けて裏口のドアのほうへ逃げた。
「ほお、意外と威勢がいいじゃないか。やっぱり縛りあげないと観念できないらしい」男達は芽以がドアのところまで逃げても、余裕の口調でふざけている。
それもそのはずだ、芽以がドアを開けようとしても鍵がかけられていて開かなかった。
逃げ場を失った芽以に、再びアヤ達が近寄ってくると、芽以は悲鳴をあげて正面の鏡のほうに逃げだした。
タオルを腰に巻いただけの裸で逃げ惑う芽以を、アヤと縄を手にした男が追いまわし、もう一人の男が、逃げ惑う芽以をビデオカメラで撮影している。
露わな胸を手で隠し、腰のタオルを押さえながら逃げまわる芽以を追いつめるのは容易なはずであった。
だが、撮影効果を考えてのことか、男たちは、猫が鼠を嬲るように余裕をもってネチネチと追いまわした。
「腰にタオルなんか巻いてるから、早く走れないのよ。ほら、素っ裸で逃げてみな……」アヤが追いすがってタオルを荒々しくむしりとり、「もっと早く走らんと、捕まえちまうぞ」全裸にされた少女のプリプリ弾むお尻を、斉藤が後ろから縄の束でピシャッと叩く。
「ヒィッ……た、助けて……」
「だ、誰か来て……ヒィッ!」突然の悲劇に、芽以は哀切な悲鳴をあげて、空しく救いを求めつづけるしかなかった。
※※怨恨※※全裸で逃げ惑う美少女を撮影している覆面男は、狭山興行の裏方をつとめる山崎である。
縄を持って追い立てているのが斉藤といって、過激な狭山興行のアングラ劇団『スレイブマスター』の座長であった。
アングラ劇団がSMプレーを取り入れた演劇を公演することは珍しくないが、裏の社会で会員制のSMクラブを経営したり、無修正のビデオや写真集を作っている狭山興行だけに、その劇団が演じる内容はさらに過激であった。
タレントのたまごを騙したり、素人娘を誘拐してきては劇中で責め嬲り、観客たちまで壇上にあげて、本当に集団レイプすることで有名であった。
もちろんその公演はすべて秘密で、限られた会員だけを観客としていた。
黒河芽以が主役として活躍を約束された劇団とは、まさにこの『スレーブマスター』であった。
やっと中学生になったばかりという幼い芽以を、その女の子の一番恥ずかしい処まで露わにして責め嬲り、泣き叫びながら悶える姿を鑑賞したり、可愛らしい唇や幼いオ○ンコ、そしてお尻の穴までも、その可憐なジュニアアイドルの体のすべてを観客となった会員達に提供することが、本来の目的であった。
すべては劇団の演目内容まで確認しなかった芽以側の落ち度であった。
芽以の両親にしてみても、お世話になった元劇団の矢沢の紹介だっただけに、よもやそんな恐ろしい内容の劇団だとは思ってもいなかったのだ。
もちろん、中学生になったばかりのジュニアアイドルを、観客まで一緒になって凌辱しようとする劇団が、この世に存在することすら知らなかっただろう。
だが、移籍の契約まで済ませてしまった芽以にとって、その悲惨な運命は動かざるものとなっていた。
*腰のタオルまで奪われてしまった芽以は、閉ざされた稽古場の中を片手で股間を隠し、もう片方の手で幼い胸を隠しては、男達の間を逃げまどっていた。
二本の手だけでは股間と胸を隠すのが精いっぱいで、初々しいお尻を隠すこともできない。
その丸く小さなお尻を平手で叩きながらアヤと斉藤が追いまわし、ビデオのカメラは確実に瑞々し裸体を録画していた。
稽古場の正面の鏡がマジックミラーで、その後ろから理事たちが覗いていることを承知している彼等は、必死に逃げ惑う芽以をわざと鏡の前で背後から抱きつき、「ほら、可愛いオッパイをたっぷり撮ってもらいな」と言って、必死に胸を隠す芽以の腕を払いのけ、ビデオカメラにはもちろんのこと、鏡の後ろで息をのんで見つめている観客達に、その幼い乳房を見せつけるのであった。
「ヒーッ……や、やだー……」初々しい乳房をカメラの前に丸出しにされて悲鳴を上げる芽以を、アヤが痛々しいまでに細い脚を払って仰向けにひっくり返ってしまう。
思わず両手を床についてしまった芽以は、心ならずも丸出しになった股間を鏡に映し、ビデオカメラにまで撮られてしまう。
「へへへ、お毛々はまだ生え揃ってないようだな」慌て股間と胸を手で隠し、立ち上がって逃げる芽以を二人がかりで追いすがり、鏡の前に戻しては両手を捩じり上げ、やっと膨らみ始めたばかりの小さな乳房を鷲掴み、陽炎のように萌えでた恥毛を摘んで毟り取る。
そのたびに、こわれた笛のような悲鳴をあげていた芽以は、まもなく、疲労と恐怖のあまり逃げる気力も失って後ろ手に縛りあげられてしまった。
縄は幼い乳房の上下にも巻かれ、まだ膨らみ始めたばかりの小さな乳房の根元を締め上げるようにしてきつく固定された。
レッスンルームの正面の鏡から一メートルほど手前には、腰の高さにレッスン用のバールが設けられ、その後ろに、二メートル間隔に柱が立っている。
アヤの指示を受けた斉藤と山崎は、後ろ手に縛った全裸の少女を、柱に背中を預ける形で尻餅をつかせ、すんなり伸びた両脚を逆八の字形に吊りあげて足首をバールに縛りつけた。
上半身を後ろに倒し加滅にしているので、淡い恥毛から透けて見える薄桃色の切れこみはもとより、その下にひっそりすぼまったアヌスまで、女の子の一番恥ずかしい処をあますところなく鏡に映していた。
少女から女への過渡期にある瑞々しい肢体は、有名なジュニアアイドルだけに一片の贅肉もなく引き締まり、やっと中学生になったばかりの少女とは思えないほどすばらしいスタイルをしていた。
「可愛いお尻の穴まで丸見えだぜ。お目々を開けて、鏡を見てみろよ」芽以の後ろにしやがみこんだ斉藤が胸に手をまわし、縄に挟まれいびつにへしゃげた幼い乳房を揉みしだきながら囁くと、鏡から顔を背けている芽以の傍らに寄り添ったアヤが、バールに吊りあげられている形のいい太腿を撫でさすりながら、「せっかくの綺麗な顔を隠すことはないでしょ。正面を向いてオメメを開きなさい」と黒髪を掴んで正面を向かせる。
だが、それまで男の目に裸身をさらしたこともない純情な少女が、男の手で好きなように弄ばれている自分のあられもない全裸を直視することなど、できるはずもなかった。
「い、いやッ……さ、さわらないで!……お願いだから、許して……」
「鏡を見ろと言ってるのがわからねえのか。オッパイを握りつぶすぜ」固く瞼を閉じたまま哀願する芽以の、まだ膨らみきらない乳房を斉藤が鷲づかみ、惨めに勃起した乳首を捻る。
「ヒィッ……み、見ます。見ますから、お乳を許して……」激しく首を振りながら哀訴に喉をしぼる芽以の、その股間に手を伸ばしたアヤが、少ない恥毛をまとめて掴み、「早く見るんだよ……目をつぶってると、せっかく生えたばかりのお毛々を毟っちまうよ……」言いつつグイグイ引っぱる。
「ヒッ、ヒィッ……言う通りにしますから、毟らないで……ヒィッ!」苦痛に耐えかねて目を開けた芽以は、涙に霞む視線を鏡に向けた。
そして、背後に位置した山崎が、鏡に映る自分のあさましい姿にカメラを向けているのに気づいて狼狽した。
「い、いやッ!こんなところを写真に撮らないで!」吊りあげられた両脚を振りたてながら、ひきつったような声をあげる芽以に、「写真じゃないわ、ビデオよ」とアヤが注釈を加えた。
だが、撮られる芽以にしてみれば、写真であろうとビデオであろうと、恥ずかしさに変わりはない。
「やめて……お願いですから、それだけはやめて……」夢中で哀願する芽以に、大井が因果を含めた。
「また貴女に劇団を追い出されないための保険よ……これさえあれば、貴女は私に逆らえないでしょ……」
「そ、そんな……逆らったりしません、誰にも言いませんから……」
「これからは俺達も芽以ちゃんのことを女の子として虐めてやるよ……ワレメちゃんをビデオで撮られるぐらいでガタガタ言うんじゃねえ。ほれ、オープンしたところをバッチリ写してもらうんだ」床に尻をつけて支柱に寄りかかった少女の背後から手を伸ばした斉藤は、まだ子供のままのようなワレメを大きく左右にくつろげた。
「い、いやあッ……や、やめてッ……こんな……恥ずかしいッ……お願いだから、許して……」色づきも薄いピンク色の柔襞のたたずまいまで鏡に映された芽以は、真っ赤に染まった顔を左右に振りたてて叫んだ。
しかし、後ろ手に縛られ、両脚を逆八の字の大股開きでバールに吊りあげられていては、抗うすベもない。
「綺麗な色だぜ。まだ使いこんでいないようだが、彼氏はいるのかね?」芽以の秘奥をくつろげていた斉藤は、指を内部に沈めながら尋ねた。
最悪の事態が近づいたのを予感した芽以は、夢中で首を振りながら答えた。
「そ、そんな人、いません。男の人とは、キスもしたことがないんです。お願いですから、それだけは許して……」
「フム、どうやら、本当にバージンらしいな」芽以の狭小な切れこみの内部をまさぐっていた斉藤は、残念そうに言った。
「処女膜を破ると、万一の場合、強姦致傷でやばいわよ……」アヤは斉藤を諌めるように言うと、「いいこと、これから私の言うとおりにすると約束するなら、処女を犯るのは見合わせてあげてもいいわよ」誘いの水を向けられた芽以は、すがりつくように答えた。
「は、はい……な、なんでも言う通りにします。言うことを聞きますから、犯すのだけは……処女だけは、許してください……」
「じゃあ、まず自己紹介だ。名前と年齢、身分などを、鏡を見ながら言うんだ」斉藤は、芽以の処女膣に沈めた手の指で柔襞を淫靡にまさぐり、右手で縄に絞り出された痛々しい乳房を揉みまわしながら命じた。
「は、はい……」男の巧みな指弄で否応もなく妖しい感覚をめざめさせられた芽以は、鏡に映る自分のあさましい姿を羞恥に霞む目で見つめながら、かすれた声で申告した。
「く、黒河芽以……十三歳の中学一年生です」
「中一にしては、顔も身体もいいよ。次は芽以ちゃんの身長、体重に、スリーサイズを言うんだ」未熟な乳房の頂点にすくんでいる薄桃色の乳首を斉藤がシコシコ揉みたてると、芽以は、おぞましさに交錯する淫らな感覚から逃れるようにあわてて答えた。
「し、身長は百四十二センチ、体重は三十七キロです。サイズは、測ったことがないから、わかりません」
「ジュニアアイドルなら、サイズぐらい測っとけ!ウエストのくびれは申し分ないが、バストとヒップが貧弱だな。上から七十五、五十四、七十七といったところだろう。もっとも、まだ十三歳なら悲観することはないよ。毎日こうやってモミモミしてるうちには、オッパイも大きくなるさ」斉藤の指の腹で転がされているうちに、可憐な乳首は次第にしこって頭をもたげてくる。
「ああ……も、もう許して……」
「許してと言う割りにはけっこう濡らしてるじゃないの……これでバージンとは信じられないわね……」剥き拡げられたオ○ンコにキラキラと滲み出た愛液を指先で拭い取ったアヤが、その濡れそぼった指を芽以の眼前に突きつけると、哀れな美少女はうなじまで朱に染めてうなだれた。
アヤ達は後ろに隠した小瓶から媚薬をすくい取り、芽以の敏感な部分に擦りつけていた。
経験を重ねた年増女でさえ悶え狂う秘薬は、性に対して経験など無い少女にとっては、強力すぎる媚薬なのだ。
だがそれを知らない芽以は、女の子の一番恥ずかしい部分を鏡に写され、ビデオにまで撮られている状況で、感じてしまう自分に、更なる羞恥を覚えた。
まだ男を知らない芽以であったが、自慰の経験がないわけではない。
罪の意識におののきながら自分の指で秘奥をまさぐり、妖しい感覚に身を委ねたことはあるが、この恥辱の中で弄ばれる刺激は、自慰の時とは比較にならないほど強烈だったのだ。
「ああ、そんな……感じてなんかいません……ほ、本当に処女なんです。男の人とキスをしたこともありません。信じてください」自分の身体の恥ずかしい反応を、信じたくない芽以は、必死になって否定した。
「じゃあ、これは何?男とキスをしたこともない処女が、どうしてこんなに濡らしているの……ほらクリちゃんまで覗かせて、恥ずかしいったらありゃしない……」そう言いながらアヤに、濡れそぽった秘奥の上端から、恥ずかしげにのぞくクリトリスを剥きあげられた芽以は、「ヒイッ……そ、そこは、かんにんして……」と、吊りあげられた両脚を狂ったように振りたてた。
だがアヤの指は剥き上げられたクリトリスを、指の腹で転がしては摘み上げ、二本の指で挟んでは激しく擦り上げた。
女の弱点を知り尽くした同じ同姓だからこそできる、徹底したクリトリス責めだった。
「そ、そんな……ああ、ゆ、許して……変になっちゃう」か細い声で許しを求める芽以のクリトリスをアヤが責め立てると、幼い膣の中まで斉藤が指で嬲り立て、ビデオを三脚にセットした山崎までが、膨らみ始めたばかりの乳房を揉み廻し、恥ずかしく勃起した乳首を吸い立てた。
「ヒイイーッ……許してッ……嫌よッ、こんなの……あああッ……恥ずかしいの……止めてッ、お願いッ……うあああーッ……ヒイイーッ……」芽以の哀訴の声は次第に激しい喘ぎに変わり、悲痛な声で許しを請い続けた。
強力な媚薬を塗られただけでも女の弱点を知り尽くした三人の男女による執拗な責めに、セックスの経験など無い少女が耐えられるものではなかった。
「あああ……駄目えッ……芽以、変になるぅ……うあああ……許してッ……も、もう……」どんなに恥ずかしいと想っていても、身体は自分の意志に反して燃え上がり、めくるめく官能の嵐に精神がヅタヅタに引き裂かれていく。
まもなく幼い芽以は、華著な裸身を激しく痙攣させて、最も恥ずかしい絶頂の瞬間を迎えてしまった。
※※罠※※「ヒイイーッ……嫌あッ……」バールの支柱に背をもたせて、目を閉じたまま余韻の痙攣に浸っていた芽以は、ふと、股間に異様な感触を覚えて、目を開けた途端に悲鳴をあげた。
吊りあげられた両腿の付け根に、シェイビングクリームをなすりつけた男たちが安全剃刀で恥毛を剃ろうとしているのだ。
「や、やめてッ……そんな恥ずかしいことは、やめてッ……それだけは許して!」吊りあげられた両脚を狂ったように振りたてる芽以に、アヤがドスの利いた声で因呆を含めた。
「こんな恥ずかしいことをされても気を遣ってしまう変態に、お似合いの姿にしてやろうてんだよ……こいつらに処女を犯されたくなかったら、大人しくするんだね……ほら、動くと大事なところに傷がつくよ……」
「ああ……ひ、ひどい……」絶望の呻きをもらして動きをとめる美少女ジュニアアイドルの恥丘から、淡い恥毛はみるみる姿を消していった。
「そら、一丁あがりだ。カワイコちゃんには、ツルツルのほうがお似合いだぜ」
「それは、もう普通の女の子でなくなった証拠さ……お前が私たちの奴隷だって証だよ……」斉藤が剃り落した恥毛を大事そうに紙にくるんでいる間に、山崎が、顔を背けて畷り泣いている美芽以の青白い恥丘にカメラを近づける。
一応ビデオカメラで撮影してから、用意したポラロイドカメラでも撮影したのは、後の調教をスムーズに運ぶための伏線であった。
『ああ、こんなところまで撮られてしまったら、もうおしまいだわ……もし世間に公表されたら、どうしよう……』長い睫毛を伏せて絶望の涙にむせんでいた芽以は、熱い棒のようなもので頬を叩かれて顔をあげた途端、再び甲高い悲鳴をあげた。
「ヒイイーッ……」床に膝をついてズボンをずりおろした男達が、グロテスクなものを眼前に突きつけているのだ。
「いい思いをさせてやったんだから、今度は彼等を楽しませる番よ」
「おしゃぶりで俺たちを満足させたら、今日の歓迎会は終わりにしてやるぜ」生れて初めて目にする男のものがピタピタ頬を叩くたびに、清純な美芽以の口から、小鳥が絞め殺されるような悲鳴がもれる。
必死に顔を背ける芽以の髪の毛をつかんで正面に向けた男達は、花びらのような唇を分身でなぞりながら警告した。
「上の口で我慢してやろうというのに、人の好意を無にする気かよ」
「上がいやなら下の口でもいいんだぞ。俺たちは、そっちのほうがいいんだ。こっちで初体験をしてみるかね」斉藤に細腰をかかえあげられた芽以は、硬直しきったものが濡れたワレメに押しあてられるのを感じると、夢中で屈服の言葉をしぼりだした。
「や、やめて!言う通りにします。おしゃぶりしますから、それだけは許して……」
「手間をとらせるんじゃないよ。バージンを喪くしたくなかったら、一生懸命しゃぶるんだ。ソフトクリームを舐める要領でな」芽以の腰を再び床におろした斉藤が、愛らしいおちょぼ口に分身を押しつけると、芽以はおずおずと桃色の舌を伸ばしておぞましいものに這わせはじめた。
そんな光景を山崎があちこちの角度からビデオとポラロイドカメラで撮影している。
それは芽以にもわかっていたが、気にする余裕はなかった。
芽以の舌の動きが少しでも鈍るたびに、斉藤の手が下方に伸びてアヌスを指で突っつくのだ。
「今度は、大きく口を開けてほおばるんだ。歯を立てたら承知しねえぞ!」斉藤に命じられた芽以が、花びらのような唇を開いてグロテスクなものをほおばると、髪の毛をつかんだ斉藤が荒々しく前後に振りたてはじめた。
初体験の芽以に技巧を要求するのは無理であったが、まだあどけない清楚な顔を嫌悪と屈辱に歪め、つぶらな瞳からは止めどもない涙を流しながら、たどたどしく奉仕をする姿を眺めるだけで、斉藤はたちまち絶頂に追いあげられていった。
「ううッ!たまらねえ」
「いいか。おいしいミルクを御馳走してやるから、一滴もこぼさず呑みこむんだぜ」髪の毛をつかんで激しくしごきたてた斉藤は、動物的な呻き声をもらしてのけぞるなり、欲情の白濁を美少女の喉の奥に注ぎこんだ。
汚れを知らぬ美貌をひきつらせた芽以が、嘔吐感をこらえて注がれたものを呑みこむと、すぐに山崎のものが可憐な唇を割って入った。
まるで強姦するように激しく喉を犯され、直接喉の奥に精液を注ぎ込まれた。
そして、むせ返る芽以を後目に、山崎は満足そうに言った。
「お蔭でスッキリしたぜ」
「貴重なビデオや写真もたっぷり撮らせてもらったしな。今日の処は許してやるか」満足しきった男達に、今度はアヤが教個のイチジク浣腸を取り出した。
「フフフ、これは、私たちの奴隷になるための宿題よ……」アヤが二人の男にイチジク浣腸を手渡すと、二人は競うようにして芽以のアヌスにイチジク浣腸のキャップをはずして嘴管をあてがうなり、グイッと握りつぶす。
「ヒィッ!な、何をするの!……」冷たい液体を腸内に注ぎこまれた芽以は、吊りあげられた両脚を狂ったように振りたてた。
それでも男たちは、委細かまわずつづけざまに、数個のイチジク浣腸を立て続けに注入した。
「トイレに行く前にもらしては気の毒だから、栓をしておいてやるよ」斉藤はヒクヒクおののいている芽以のお尻の穴に細いアヌス棒を無理矢理押し込んだ。
「ヒイイーッ……い、嫌あッ……」幼い芽以の口から絶叫が迸る。
何の調教も受けていないお尻の穴ににアヌス棒を押し込まれた芽以は、初めて排泄器官を嬲られるおぞましさに絶叫した。
しかし、押し込まれたアヌス棒は、長さは十センチ以上もあるが、直径は一センチ足らずの細い棒である。
押し込まれた途端に、ズルズルと抜け出て来た。
「あらあら、なんて締まりのないお尻なの……アヌス棒が抜けちゃわないようにしないとね……」残忍な笑みを浮かべたアヤは、そう言うと斉藤に命じて新たな縄を用意させた。
縄二つ折りにして二重にすると、その中頃に二つのこぶを作った斉藤は、その縄尻を胸縄を結んだ背中に結び付け、お尻のワレメから股間を通し手前に出すと、縄の束を天井から垂れる滑車に通した。
後ろ手の縄をいったん解いた斉藤は、改めて芽以の手首に手錠を填めると、芽以の両手を真っ直ぐ頭上に上げて、滑車から垂れる縄に結び付けたのだ。
お尻から股間をくぐって天井に伸びた縄は、アヌス棒を押さえるだけに留まらず、幼いワレメにくい込んでいた。
しかもご丁寧に二つの大きなこぶが、お尻の穴とオ○ンコの中に埋没している。
少しでも腕を動かせば、敏感な粘膜を縄が擦り上げる仕組みなのだ。
「あああ……こ、こんな……うううッ……許してッ……あああ……」媚薬を塗り込まれた粘膜には、縄の刺激は耐えられない快感となって芽以を襲った。
「ほ〜ら、これでウンチを漏らす心配はなくなったでしょ?ついでに淫乱な芽以ちゃんのために、縄でオナニーができるようにしてあげたわ……誰かに助けてもらうまで、たっぷり楽しみなさい……」残忍な笑みを浮かべて言うアヤに、芽以は反論する言葉も出なかった。
誰もこんな恥ずかしいオナニーなどしたくはない。
しかも、募るばかりの排泄感は、敏感な粘膜を擦り上げる縄の快感で忘れることなどできない。
それどころか浣腸による排泄感に、そのか細い体を震わせば、縄を揺らして自ら恥ずかしい処を縄で擦り上げる結果となった。
その快感は、とてもジッとしていられるものではない。
しかし、もがけばもがく程、縄が敏感な粘膜を擦り上げる。
まさに地獄の無限連鎖であった。
「あううッ……お、鬼ッ……」芽以は涙をためた瞳をアヤに向け、やっとの想いで言い放った。
「鬼だってよ……こんな変態娘ほっといて、帰ろうぜ……」
「へへへ、スケベな芽以ちゃん……いつまでもオナニーを続けときな……」好きなことを言い捨てて、アヤ達は帰り支度をはじめた。
「あああッ……ま、待って……うううッ……な、縄を……ヒイイーッ……」レッスンルームに降りてきてから、もう一時間近くになるだろう。
もうすぐ社長の狭山や理事の人が芽以に会いに来るのだ。
こんな姿を見られたら、大変なことになる。
「ああ、もうじき……ヒイイーッ……社長さんと理事の方が……ヒッ……こんなところを……見られたら……あああッ……縄を、縄を解いて……」芽以は激しく泣き悶えながらも、必死になって哀願した。
「フフフ、貴女の本性を見てもらう、良い機会じゃない……その恥ずかしい姿を見てもらうのね……」
「うッ、ううッ……そ、そんな……」
「まあ、社長がやってきたら、自分は露出症のマゾだとでも説明するんだね……いつも人目を忍んでは、自分で自分のことを縛って自虐オナニーを楽しんでるんだとね」
「安全剃刃やイチジク浣腸のスペアをバッグに入れといてやるよ。口で説明しても信用しなかったら、それを見せてやれ。ついでにさっき撮った大股開きのヌード写真や、SMのビニ本も入れといてやる。そのビニ本を参考にしながら自縛オナニーをしてたんだと言えば、絶対に信用してくれるさ」縄が擦れる快感に息も絶え絶えの芽以に、アヤ達は全て自分でやったことだと言えと言っているのだ。
しかも事務所の社長に、虐められたり恥ずかしい姿を見られたりするのが好きな、露出狂のマゾだと告白しろとまで迫った。
「ああ、ああ……そんなこと……言ったら……へ、変態だと……もう、イヤーッ……お願いッ……縄を……うあああーッ……ヒイイーッ……」
「フフフ、ビデオや写真をたっぷり撮られたことを忘れないことね……」
「俺達のことを誰かに一言でも漏らしたら、あのビデオや写真のコピーが日本中に出まわることになるぜ……有名なジュニアアイドルの芽以ちゃんには、それがどういうことか判るよな」因果を含ませて、アヤ達は裏階段側のドアから出ていった。
恥ずかしい写真やビデオを公表すると言われれば、もう芽以にはどうすることもできなかった。
そんなことされれば、アイドルとしては当然のこと、一人の女の子としても生きていけなくなる。
真実を語ることは、身の破滅であった。
この恥ずかしい姿を社長や理事の人に見つかっても、全て自分でしたと言い張るしか他にはないのだ。
「うッ、うう……そんな……うあああーッ……」一人残された芽以は、襲いかかる苦痛と快感の洪水に飲み込まれながら、募るばかりの排泄感とも闘わねばならなかった。
*マジックミラー越しに、あの有名なジュニアアイドルの黒河芽以が、恥辱の絶頂に達っし続けるショウを堪能している理事たちは、アヤ達が出ていった後も、一人泣き悶え続ける芽以を、興奮した面もちで見つめていた。
「あの可憐な芽以ちゃんが、こんなに悶え狂うとはね……」
「とても中学生になったばかりの女の子とは思えませんな……あれで処女だと言うんだから、実に素晴らしいショウですよ……」
「あの有名な黒河芽以のオ○ンコを、見られるだけでも幸せなのに、あの泣きながら感じる顔は最高ですよ。年甲斐もなく一物がピンピンになって困りますよ……」
「それにしても、中学生になったばかりのジュニアアイドルを、あそこまで虐め抜くとは……さすがに狭山さんの所だ。早く自分の手で嬲り廻したいですな」
「私は年のせいか、ロリコン趣味になりましてね。まだ十三歳の芽以ちゃんを、ああやって泣き叫ぶまで虐めるのが夢だったんですよ。もっとヒイヒイ啼かせてやりたいですな」
「あの小さなオッパイが可愛いじゃありませんか……あの膨らみ始めたばかりのオッパイを、メチャメチャにしてやりたくなりますよ……」勝手な熱を吹く一同に、狭山は、「そいつは明日までお預けにして、今日のところはこれでお開きにさせていただきます」と、理事達に散会を宣言した。
「おいおい、それじゃ蛇の生殺しじゃないか……俺達も大金を叩いて理事になったんだぜ」と、まだ未練がましく言う理事達に、「まあ、そう焦りなさんな……あの映画や雑誌で有名な黒河芽以を、明日になれば好きなようにいたぶれるんだ……今日の処は理事長の佐川先生にお譲りしようじゃありませんか……憧れのジュニアアイドルを、俺達のセックス奴隷にできるのも、佐川先生のお陰なんですからね……」狭山に代わって他の理事達を諌めたのは、芽以の元マネージャーの寺井だった。
佐川の名前が出ると、他の理事達も諦めざるを得ない。
「芽以ちゃんは、まだ男のおの字も知らない清純な処女ですからね。いきなりこんなサディストたちに寄ってたかって玩具にされたら、気が狂ってしまいますよ。明日までに私と佐川さんで一応の調教をすませてから提供しますから、今日の処はお引き取りください。」末練げな一同に、やっとのこと返した狭山は、佐川をうながして覗き部屋から出ていった。
芽以の地獄の本番は、これから始まるのであった。

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