俺がドMになった理由 PART.3

2018/10/08

あの日以来、圭子の俺に対する態度は明らかに変わった。
クラスの連中がいる前では以前と同じだったが、たまに2人きりになると、ことあるごとに
俺の事を「可愛い」と連呼するようになったのには驚きと戸惑いを感じた。
あの時から開き直ったかのように、圭子は俺に対して自分が今まで
思っていたらしき事を口にするようになった。
「これまでさぁ、あんたのこと、いろいろイジメたりしたけどー、ホントは可愛かったから、ついついやっちゃったんだよねー」
なんて、ぶっちゃけてくる。
おまえ、そういうキャラじゃないだろってほどの変化だった。
正直、そう言われても嬉しいどころか、かえって気持ち悪い。
第一、かわいいならなんで意地悪をするのかが、当時の俺には理解できなかった。
そのことで亜季と話したことがある。
亜季が言うには、最近、圭子が俺のことがかわいくて仕方ない、みたいな事を亜希にも
漏らしているらしい。
「ほら、前に私が言ったとおりだったでしょ?」
亜季は、どうだ、とばかりに言う。
「俺をからかってるだけじゃねーの?」
「ちがうちがう。あのー、今、圭子ちゃん、たぶんすっごく楽しいと思う」
「楽しいって何が」
「んー、ホントのこと・・あ、ホンネか。本音をいう事が」
「え、なんで」
「新鮮だからかも(笑)。ほら、昔からそう思ってたのをずっと隠してたわけだし」
S女にはそういう悦びのツボもあるのだろうか。
「でも可愛いならなんでイジメるんだよ」
「えー、それはだからぁ・・・わかんないかなあ」
亜季は年下のくせに、妙にお姉さんぶった態度で、俺の無知を諭すような口調だった。
「Wさんも、好きな子に意地悪とかしたことないの?小さい頃に」
「え、んー・・・ないな」
これまで好意を持った女の子は幼稚園時代から何人かいたが、
あらためて考えてみると、俺にはそういう記憶はなかった。
この歳で伊達に男と付き合ってるわけではないということなんだろうが、ただ、もう少し
亜季に表現力があれば、『愛情にも色々な形があるから』とでも言ったかもしれない。
「・・えー、つまり、恋人とかになりたいような好きじゃないってことか?」
俺は少々落胆した面持ちで言ったが、意外にも亜季の返事は「YES」ではなかった。
「あー、ううん、そうとは限らないかも・・・」
「えっ」
「あのー、もしかしたら、圭子ちゃんの、花谷さんへの”好き”が、恋人への、”好き”、じゃなくて、違う”好き”だったかもしれないじゃない」
「え?え?」
「だからあの2人は別れちゃったのかもしれないし・・でもWさんへの”好き”が、今度こそ圭子ちゃんにとっては恋人になりたい”好き”なのかもしれないし・・・」
「ちょとまて・・・なんだか頭がこんがらがってきて、言ってる事がよくわからねえ」
「あーっ、もう!」
亜季は俺の鈍さにイラついたようだが、この時はまだ亜季の言語表現力も未熟で、
短くて的確な表現ができてなかったのも事実だ。
「んじゃさ、お前の宮村さんへの”好き”は、恋人にしたい”好き”なんだな?」
俺は自分の事ばかり追及されるのがなんだか恥ずかしくなってきたので、
話題を亜季とその彼氏の方に振ってみた。
「・・・ん、あのね、最近さぁ・・」
俺は驚いた。急に亜季の表情が暗くなり、声もひどくトーンダウンしたのだ。
「最近ちょっと・・・わからなくなっちゃって」
「え・・・」
亜季の表情はますます暗くなる。
「わたしはそのつもりだったんだけど・・・亮ってばさぁ、会うたびにエッチなことしたい、エッチなことしたいって、最近、すごくしつこくてさ。なんだか・・・うん、なんだか・・・」
エッチなことしたいっていうのはシックスナインのことだろうか。
それとも既に宮村さんは亜季にセックスを求めてきてるのだろうか。
「亮がわたしの事が好きなのか、エッチなことだけが好きなのか、わかんなくなってきて・・・Wさん、どう思う?」
「え・・・」
俺は返答に窮した。愛情と単なるスケベ心が同一のものなのか、それとも別なのか、
これは大人でも難しい問題であり、当時の俺ごときに簡単に答えが出せるものではなかった。
「・・・両方あんのかもよ」
俺は無難な返事をしたつもりだったが、亜季は不満顔だった。
「両方かぁ・・・だったら、ちょっとやだな。わたしを好きなだけでいてほしいな・・・」
俺は内心でため息をついた。本音としては、別に両方あったっていいじゃねえか、と思った。
今なら『愛だけじゃチンコ勃たねえよ』とでも言いたい。
思えば男と女の愛情や性に対する考え方の違いを、この時、初めて実感したような気がする。
この時、亜季と話した事とやや関連があることを、9月の終わりごろにEと話したことがあった。
Eは先日、絵里に告白されたと言うのだ。
事前に圭子から話を聞いていた俺は、ついにされたか・・という感じだった。
「いやー、どうしようか困っちゃって、俺」
そう言いつつも、Eの声は弾み気味で、顔は少しにやけてる。
「んで、おまえ返事したの?」
「いや、まだ・・・いきなりそんな事言われても、って言って」
「で、どうすんの?付き合っちゃうの?」
「んー・・・」
ここでEは初めて真剣な顔つきになった。
「おまえは絵里のこと好きだったの?」
「えー、いやー、考えてなかったな、そういうの」
「(絵里の)オッパイ覗いたりしたじゃん」
「あははは・・・とりあえず絵里のオッパイは好きだな、俺」
「そんなら俺も絵里のこと大好きだわ」
俺とEは一緒に大笑いした。亜希が聞いたら激怒しそうな会話だが、要するに俺たちはまだ
真面目に恋愛をするには精神が幼すぎたのかもしれない。
しかし男にとって愛情とスケベ心が不可分だということは事実には違いない。
「あー、でもどうしようかな」
「とりあえず付き合っちゃえば?そっから先のことはそれから考えればいーじゃん」
俺は無責任極まりない事を言ったが、Eとしてはその方が分かりやすかったらしい。
「んー、じゃそうしようかなぁ・・・」
Eの心は明らかに付き合う方に傾き出したようだったが、この時はまだはっきりと
決断しなかった。
だが数日後、俺は人づてにEの結論を知る事になる。
その”人”とは、圭子だった。
Eと絵里の事で話してから数日経ったある日の放課後、唐突に圭子にまた屋上に
来るように言われた。
これまで屋上といえば数々のエロ体験があったので、自然と俺の心は弾んだ。
しかし屋上に着いた時の圭子の表情は意外に真面目な顔つきだった。
「――ねえW、絵里とEが付き合うことになったの知ってる?」
圭子は開口一番、爆弾をぶつけてきた。
そうなることを予測していた俺もドキリとなった。むろん今日もEと一緒に休み時間に
話したり遊んだりしたが、そんな様子は感じられなかった・・・が、思い返してみると、
さりげなーく、絵里と何度か目線を合わせていたような気がしないでもない。
「いや・・・え、そうなの?」
「うん、絵里が告白したら、Eが昨日、OKの返事してくれたったって」
「あー、そうー・・・やっぱなー」
「やっぱり?ってことは、あんた、Eに相談とかされたっしょ?」
いきなり図星だった。相変わらず圭子は鋭い。
「いや、まあ、そうだけど」
「それで、あんた、Eになんて言ったの?」
「・・・・・・・」
俺は言葉に詰まった。
とりあえず付き合って、そこからは後で考えればいい・・・なんて言った事を馬鹿正直に話せば、
シャレにならないことくらい、当時のガキだった俺にも分かっていた。
「なんてって・・・お前も好きなら付き合っちゃえば、みたいな」
「あっそう、ふ?ん・・・」
俺の無難な返答に、圭子は言葉の上では納得したように言ったが、表情がまた怪しいので、
心の中で反射的に俺は身構えた。
「・・ところであんたさ、宮村さんが、好きって心と、スケベ心が両方あるんじゃないのって亜季に言ったんだってねえ?」
俺はギョッとなった。亜季のやつ、そんなこと圭子にバラすなよ!と思った。
「亜季、悩んじゃって・・まあもともと最近、彼氏のことで悩んでたけど、今はもっと悩んじゃっててさ」
「え、それ、俺のせいなのか?」
「あんたのせいだよ」
圭子はピシャリと決め付けられてしまい、俺は考え込んでしまった。
俺としては本音を言ったつもりでも、それが亜希を傷つけてしまったと思うと、
強い罪悪感があった。
俺が目を落として無言で立ちすくんでいると、その時、突然圭子が、今までとはうって
代わったようなご機嫌な表情になって、クスクスと笑い出した。
「やー、Wってば、もうマジでショック受けちゃって・・・かわい」
圭子はそう言って笑うと、いきなり俺の至近距離まで近寄ってきて、俺をぐっと
覗き込むように見つめてきた。
こう至近距離に寄られては、自然と頭と顔面に血液が昇ってくる。
「でもさあ、別にあんたに悪意あったわけじゃないかもしんないけどー、あんまり本当の事言っちゃだめだよ」
「本当の、こと、って・・・?」
圭子に至近距離で見つめられたままなので、興奮している俺は言葉の呂律が少しおかしくなる。
「だからさー、あの子にまだ男の・・・そんな本当のこと言っちゃだめなんだよ」
今度は圭子はわりかしマジメな口調で言った。
完全にではないが、俺はなんとなく圭子の言いたい事がわかった。
要するに、愛情とスケベ心が両方存在するという『男の本音』をはっきり言ってあげるな、
まだ亜希にはその事実を教えるのは早いし可哀想・・・ということだろう。

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