痴漢体験

2018/08/03

高校の時に、うちの田舎の高校と交流のある都立高校との間で、半年の交換内地留学がありました。
毎年一学期に、年と年生から一人ずつ交換交流を行うようになっていました。
私は当時年生で、クラスと学年の役員をしてましたからだと思いますが、選ばれてしまいました。
寄宿先は都内ではなく、隣県にある関東の県の会館の宿舎から通う事になっていました。
田舎では、普段ディーゼルカーで必ず座れる通学に慣れた私には、あのラッシュはかなり苦痛でたまりませんでした。
窓を開けて、風を感じながらの田舎での通学とは違って、どうかるすと窓すら見れません。
あんなに電車に人を押し込むなんて、考えられなくて、気分が重く憂鬱になってしまいました。
大阪や名古屋に遊びに行った時も、ラッシュ時ではなかったからでしょうかこんな混雑にも、痴漢にもあった事はありませんでした。
そして、乗っている間にも身体に手がバンバン当たるんです。
田舎では列車に座れる上に、車内でも顔見知りがほとんどなので、痴漢なんか絶対に有り得ません。
だから痴漢と言う言葉すら、ほとんど空想上のような感じでした。
身体に当たっても、私はラッシュだから仕方ないと我慢していました。
でも明らかにお尻を撫で回される感触があったんですよ。
当たるのと、撫でられるのとでは、全然感じが違います。
初めのうちは偶然当たっているような払われる感じでしたけど、明らかにその手は私のお尻を撫で回していたんです。
私は、前も横も人でぎゅうぎゅうで、吊り革すら満足に握れずに身動きが取れません。
手は、どんどん大胆になって、私のスカートの中でお尻を撫で回されたんです。
私は、まさか自分が痴漢に遭うなんて考えてもいませんでしたし、ギュウギュウ詰めに身動きが取れずに自分の手を後ろにすら回せなく、焦っておかしくなりました。
パニックしかも、声を出そうにも、私には咄嗟には出せませんでした。
出せないのか、出ないのか、恥ずかしかったのか、怖かったのかわかりません。
パニックって動揺して震えていたと思います。
自分の中で痴漢を止めさせたい自分と、痴漢されている自分がわかるのが恥ずかしいという思いがあったんだと思います。
痴漢の指がパンティの中に入って、お尻を掴むように指がお尻の穴を擦られてしまいました。
痴漢の指がなぞるように、私のお尻の穴を何度も何度も擦られたんです。
もう顔すら上げる事が出来ませんでした。
私がお尻を動かすくらいでは痴漢は止めてくれません。
それどころか、痴漢の指がお尻の穴に少し、少しですが入ってきたんです。
お尻を動かすと、痴漢の指が動いてますます擦れ、動かせなくなりました。
それどころか、電車が揺れると指が擦れ、電車が揺れて周りの人が揺れると指が擦れ、そのむず痒さに私に変な気持ちが生まれて、私はその変な気持ちに罪悪感を感じていました。
朝の快速だから停まりません。
その間、分はお尻の穴に指を入れられたままでした。
変な気持ちと罪悪感、それが延々と続き、やっと停車した時にドアが開くと私は咄嗟に降りていました。
考えるより先に、降りてしまいました。
降りる駅じゃなかったのに。
落ち着いてから、一応新宿にまでは出ましたけど、駅のベンチでへたりこむように座ってしまいました。
お尻にはあの指の感触が残り続け、私はとうとう高校に行けませんでした。
そんな事をされた自分が恥ずかしく、友達の顔を見れなかったからです。
体調が悪いからと休みました。

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