股間を強打したお詫びにキスしてもらった

2018/05/08

中学校の文化祭でちょっと作業をサボってたら、
普段はそれ程仲の悪くない女子が怒り出してしてしまい、
それをマジ切れと見切れずに仲間とダラダラしてたら、
チョークのカスが沢山付いた黒板消しを投げられた。
それが運の悪いことにモロに俺の股間に直撃。
痛くはなかったけど恥ずかしいところに白い粉が付いてしまった。
頭に来たけど投げ返すわけにも行かず、「何しやがんだ~!」と
こちらもマジ切れして、掴んだ黒板消しを思い切り地面に叩きつけた。
勢いで教室を出てから、屋上手前のフロアに着くと「やっちまった…。」と
一人で反省してた。
勿論体育座り。
しばらくしたらパタパタと足音が聞こえてきて、その女子「仲居」が
俺のことを探しに来た。
「あっ、ここにいたっ!」
「なんだよ、ここに居ちゃ悪いのかよっ!」
「あの、ご、ごめんね。痛かった?」
「痛くねぇよっ!」
「でも…わ、わざと狙ったんじゃないよ?」
「あんなもん、狙って当てられたらたまんねぇよっ!」
「そ、そうだよね」
「それより、超恥をかいたじゃねぇかっ!」
「そんなことを言うけど、あんただってサボってたじゃん」
「サボってたけど、黒板消しをあんな所にぶつけられるほど、
悪いことだったのか?」
「だから、それは謝ってるでしょ?」
「もういいよっ!」
「な、なによ、人がわざわざ謝りに来たのに!」
「謝りに来て、また喧嘩になってるじゃないか!」
「じゃあどうすればいいのよ?」
俺は少し考えるフリをして、思い切って切り出してみた。
「オッパイに触らせてくれたら許してやるよ」
ビクッとなって絶句してる。
勿論本気で言ったわけではない。
でも困らせてやろうと思ったことは確かだ。
「そ、それは…。」
「なんだよ、出来ないのか?」
仲居はみるみる顔が真っ赤になったかと思うと、目がウルウルしはじめた。
『やばっ、ちょっと調子に乗りすぎたか』と思ったのだけど、
何と言って撤回すればよいのか判らずに、俺も黙ってしまった。
「まだキスもしたことがないのに…。」
小さな声でそんな風なことをつぶやいてるのを俺は聞き逃さなかった。
「キス?」
「うっ…。」
「じゃあキスでも良いよ。お詫びの印にやってもらおうか?」
勿論「ほっぺたにキス」のつもりだった。
仲井は結構可愛い子なのだ。
ほっぺたにキスをしてもらうだけでも十分に気が晴れるはずだ。
「本当にそれで許してくれる?」
「あぁ、いいよ。まぁ俺もサボってたというのは確かだしな」
「判った…。でも誰にも言わないでね?」
仲井はそう言うと、いきなり俺の近くに無造作に近寄って、
俺の両腕の下から体を抱きしめた後、びっくりしている俺に構わず、
いきなり口にキスをしてきた。
この仲居の行動には完全に予想を裏切られた。
ブチュ~っと口と口が接触し、可愛い仲井の顔が目の前に…。
びっくりして固まったままの俺から少し離れて、
「えへへ…初めてキスしちゃった…。誰にも言わないって約束だよ?」
とニッコリ笑ってさっさと階段を降りてしまった。
一分くらい放心状態になってた俺。
その後、仲居の事が好きで好きでたまらなくなったのは
言うまでもない。
まるで映画のワンシーンのようですね!!
こんな青春時代を送ってみたかったです・・・。
この後、付き合えたのかどうかも知りたいです。

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