ようこそ北の楽園へ
2022/09/06
世の中には二種類の人間がいる。ブスにばかり縁のあるヤツと、そうじゃないヤツ。(キむタク風に)
俺は前者なんじゃないかと思う。
5年ほど前のお話。まだ学生だった俺は、同じ大学の友達♂と
居酒屋に入った。
座敷に案内され、隣のテーブルとは人間一人が通れる程の距離。
二人とも酒には強いので、ビールをピッチャーで注文し、飲み始めた
時だった。
なんか隣のカプールから漂ってくる空気が思い・・・
俺も友達も何気無い会話を交わしながら、どうも隣が気になっていた。
訂正。思い→重い
俺の向かいに座っている友達は、丁度俺の通路を挟んで隣に座っている
女の方を気にしている。俺の方からは男しか視界に入らない。ちょっといかつい感じのごついガタイの兄ちゃん。
勤めて気にせず飲んでいると、隣から
「いいかげんにしろよ!!!」
という男の怒鳴り声が響いた。はっとして隣のカプールに注目する店の中。
俺もこの時初めて隣の女をまっすぐ見た!後ろ姿はなんだか丸い背中という印象
しか無かったが、なんかもう、丸い体型よりも、ゴワっと広がった長いクセ毛と、
ごつごつした顔。眼鏡・・・
・・・将軍様じゃん・・・
思わず目が釘付け。
に、なってたら、男が立ち上がって、「じゃーなっ!」と言って出て行こうとした。
あわてて立ち上がり、男の前に立ちふさがる首領様。
「待ってよ!」
「どけよ!」
と、一人しか通れないテーブルの間でもみ合う二人。当然首領様のこの上無く太い足がこっちのテーブル
にも余波を・・・!
おいおいおいおいおいおい!やばいって!ガタガタすんなって!止めろよ店員!!
反対側が壁だったから逃げられず、悪い予感は的中。男は首領様を突き飛ばし、バランスを崩した
金正日はこちら側のテーブルの上にすごい勢いで倒れてきた!
ガッシャーン!!っとピッチャーは倒れ、まだ満杯入っていたビールは全部俺の方に。
腰から下ビールだらけで放心状態の俺。友達は去っていく男の背中に「こら!てめぇ!」とかなんとか
言っていたが追いかけようとはせず。(分かってる。俺と同じヘタレだから。)
倒れて来た将軍様は泣き崩れて、なんだか俺はその丸い背中をわけもわからずさすったりしていた。
慌ててやって来る店員(遅いだろ!)に、お絞りをもらったが、そんなのでは
間に合うワケもない。
泣きながら将軍様は「ごめんなさい・・・」と繰り返し、小学生の粘土細工のような顔をすさまじく崩して謝っている。
「いえ、あなたが悪いわけじゃないし・・・」まあ、こいつも悪いんだけど、男が突き飛ばしたワケだし。
ビール代はタダになったが、すっかり飲む気も無くなり、将軍様と一緒にその店を出る事にした。ジーパンが気持ち悪い・・・
「本当にごめんなさい・・・あの、洗いますから・・・」
大きな生き物が大きくない態度で謝る姿はなんだか哀れ。
「いいですよ。別に。」と、遠慮していたが、友達が「あんただけが悪いんじゃないみたいなんだけど、
クリーニング代、払ってくれる?」と言い出した。(お前に被害はないだろうw)
「はい・・・」と言って将軍様は財布を出し、中を見て手が止まった。「千円・・・しかないんですけど・・・いいですか?」
持ち合わせが丁度無かったらしいし、それを払ったら帰れなくなるらしかったので、ま、いいかって諦めて帰ろうと
思った。
しかし当時住んでいたのは風呂無しの1Kのアパート。銭湯は夜の11時に閉まってしまう。今から帰って間に合うか微妙・・・
等と考えていたら、将軍様の方から、
「あの・・・洗います。家で・・・」
とか言い出した。思いがけない事に
「え?!いや、ここで脱ぐのは・・・」
と焦ったが、どうやら彼女の家に一緒に行き、そこで服を洗濯してくれるという事らしかった。
「良かったじゃん!お前の家、風呂無いし。ついでにシャワーも借りれば?」
と気楽な友達。ま、こいつも目の前の生き物が女に見えていなかったのだろう。
「じゃあ・・・」と、俺は将軍様と一緒に行く事にして、そこで友達とは別れた。
これが、北の楽園への入り口とも知らずに・・・
支援ありがとうゴザイマスw
この格好で電車の乗ると、他の人達に迷惑だろうと、三駅先の
彼女の家に徒歩で向かう事になり、40分程のその間に、お互いの自己紹介も軽くして、さっきの
男の話になった。
「へー、Sちゃん(将軍様改め)、あの男に二股かけられてたんだ。」ま、予想できる罠。
「うん・・・許せなくて、彼の家に押しかけて、彼女の荷物を全部捨てたり、
私があげた彼の下着を全部切ったりして、怒らせたの・・・」
・・・おいおいおい・・・
「何回かやったんだけど、カギを変えたみたいだったから、彼のバイト先の近くで待ち伏せしたり・・・」
・・・あんたそりゃ・・・そりゃもう・・・スト(ry
「でも、自分でも自分がイヤだったから、思い切って別れてスッキリかな?」
いや、違うだろ!別れたっていうより、見事なまでに捨てられたんだよ!何、お前ほろ苦い大人の女
の自立した系の言葉使ってんの?!
なんだか彼女の家に向かう足取りも重くなったが、
ここで逃げてしまえば良かったのに、やっぱしべたつくジーパンが気持ち悪かった。
「大変だったねーははは・・・」
とか適当に相槌を打ちながら、彼女の家に到着。
小奇麗なワンルームマンションで、ちゃんと片付けられていた。女の子のイイ匂いもほんのりする。
「じゃ、気持ち悪いでしょ?そこのバスルームで脱いで、こっちに服を出して。」
と、言われるがままにジーパンを脱ぎ、バスルームのドアの隙間から外に出して彼女に手渡した。
受け取ったまま彼女は、隙間からこっちをじーっと見ている。
「え?何?」
「全部脱ぐんでしょ?」
「うん。まあ・・・」
「じゃ、全部洗ったげるから、こっちに頂戴。」
「え?でも着替えが無いし、下着はいいよ。」
「乾燥機あるから、すぐ乾くよ。ついでに洗ったげる。」
まあ、確かに、気持ち悪かったし、さっさと身体も洗ってしまいたかったので、
彼女に見えないように全部脱いで、バスルームの外に投げ捨て、急いで
ドアを閉めた。なんか緊張する・・・
シャワーを浴びている外で、洗濯機がガタゴト言っている。
「シャンプーそれでよければ頭も洗っていいよ?バスタオルここに置いておくね。」
と、言われ、お言葉に甘えさせてもらった。
シャワーを終え、バスタオルで身体を拭いても、当然まだ自分の服は乾いていない。
なんか、着替えのシャツだけ用意されていた。バスタオルを腰に巻いた状態で困っていると、
「ごめんね。乾くまで、それ着てて。」
「でも、パンツないと落ち着かないな・・・」
「大丈夫。何もしないしw」←当たり前だ!しょうがないから腰にバスタオルを巻き、上には彼女
のシャツ(ダブダブw)を着て、乾くまで待つ事になった。
「なんかカワイイw」という彼女の言葉にちょっと寒気を覚えながら、彼女の手料理と
ビールの用意されたテーブルに座った。
続き
将軍様Sはもう俺が座る前から飲んでいたみたいで、コップ片手に
シャツ姿の俺を見てニヤニヤしている。怖い・・・
改めて正面からみると、明らんだ顔、唇からおでこに向かってセロテープで
いたずらされたみたいに、ちょっと捲れた上唇、鼻・・・盛り上がったほっぺに眼鏡が乗っていて、
鼻にはかかっていないようだった。
こんなヤツにも男がいたなんて・・・
「あのさ、どうやって彼と知り合ったの?」
「ああ、友達の紹介。」 ひどい友達だなおい!!!
「別に私は興味無かったんだけど、彼女欲しくてしょうがないからって。」 だったらストーキングすんなよw
「何でもするからって言われて」 こいつが言ったんだ。まちがいない。
「三ヶ月で終わっちゃった。」 よくそんな続いたもんだ。あの野郎、スゴイなw
などと、Sの妄想による栄光の過去を聞かされ、コップにビール
が注がれ、飲みながら手料理を頂いた。手料理は肉じゃが。
昨日作ったらしく、結構美味かった。
まだSの話は続いている。こっちが聞かなくてもどんどん出てくる昔話。
半分くらい聞き流しながら、後ろにある洗濯機の音がはやく終了ブザーに
変わらないかと待ち遠しかった。
「あんまりしゃべらないね。T君、彼女いるの?」
「今はいないよ。」何気に正直に答えてしまった俺。いるって言えば良かった・・・
「じゃ、大丈夫なんだ!」 何が?!何がなの??!!
「こんな、女の一人暮らしの家に来て!」 女に見てませんから。はい。
「どれくらいいないの?彼女・・・」 Sの目が、獲物を狙うスナイパーのように鋭くなった。
笑っているが目が笑っていない。そしてなんだか前歯が黄色い。。。
「どれくらいって・・・いや・・・」
なんだか口篭もる俺。その時、洗濯機の終了のピピピ音!
よっしゃ!帰れる!
と思ったのもつかの間。
「じゃ、乾燥機に入れるね。」 そうか、洗い終わっただけかーっ!_| ̄|○
「どれくらいかかるの?」 「二時間位かな?」 ヤバイ!終電無くなる!
「あのさ、もう遅いし、乾燥はいいよ。終電なくなるし・・・」
「えー、もうスイッチ押しちゃったよー。」
「いや、電源切ってよ。乾いてなくてもいいから・・・」
「じゃあ、終電ぎりぎりまで乾かしてあげる。あと30分位ね。」
あと30分・・・ま、それだけなら・・・Sは、冷蔵庫からビールを出してきて、俺の隣に
座り、またおれのコップに注ぎ始めた。
「後30分だけね・・・飲んで・・・」そのビールを飲んでる時に、不覚にもなんとなく瞼が重く
なってきた。前日の晩、コンビニの夜勤だったしわ寄せが、よりによってこんなときに
やって来るとは・・・!
やべぇ・・・なんかすごく眠い・・・
隣で将軍様が
「あの居酒屋で、T君が泣いている私の背中をさすってくれたのが、
すごくうれしかった。」
いや、あれは、ただなんとなく丸かったから・・・
「どうしたの?眠い?」
「眠い・・・」 「ちょっと、横になる?」 「いや、帰る・・・」 「30分たったら起こしてあげるから、寝たら?」
警戒心はあったものの、ついにダウン。やばいとどこかで思いながらも、心のどこかでは
彼女のいない寂しさを、この生き物に埋めてもらってもいいかな?みたいな事は思ってた
かも知れないが、やっぱり生理的抵抗が強くてだめだと言う気持ちも酒は入ると
緩くなる。
眠りに落ちてしまった。。。
目が覚めると、部屋は真っ暗。
なんだか身体が重い・・・起き上がろうとしても動かない・・・
「?」
身体の上で、何か巨大な物が蠢いている・・・それがなにか解った時、全身が
総毛だった。
「な・・・!!!」何してるんだ!と言おうとしたが、キスされてふさがれた。
重い!日ごろからろくな食生活を送っていないせいか、非力な自分が情けなかった。
あの黄色い歯の口でキスされてると思うとたまらなくいやだった。
口が離れた時、暗がりでも解る。目が合った。思わず硬直した。
「・・・ごめんね・・・欲しいの・・・・・・」
に、似合わねーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!
泣き出す将軍様。こっちが泣きたいよ。。。。
「お願い。今夜だけ、今夜だけ慰めて・・・でないと・・・私・・・死んじゃう・・・」
初対面でそんなお願いされても!死ぬとか言われても!!!NGOに頼めよ!!!
「そんな・・・困るよ・・・」
なんで俺はこんなにヘタレなんだーーーーーーっ!もっときっぱりすっぱり
言えよ!マイセルーーーーフッ!
「お願い・・・気持ちよくしてあげるから・・・」
と、言うと、将軍様は俺の腰のバスタオルを取り去った!
「や、やめようよ・・・」後ずさろうとする俺の腰にがっしりしがみつき、ノーパンの
俺の股間に偉大なる首領様の顔が沈んだ。
うおおお・・・すゴイ・・・こりゃマンセーって言われるわ・・・
Sのフェラはすごかった。長い舌が亀頭の周りをぐるぐる舐める。時々絶妙の
タイミングで鈴口に舌先が来る、カリ周りもねっとりと、口が離れたと思ったら右手で手コキ。
裏スジを舌先が上下する・・・
息が荒くなってる俺の様子を見て、嬉しそうに「グフッ」という笑い声が聞こえた。
「元気良いんだ・・・」
更に玉を優しくほおばられ、中で転がされる・・・
こ、こりゃたまらん・・・俺もマンセーって言いそう・・・
もうビンビンに元気な俺の愚息。本当に愚息。
Sは俺のシャツのボタンをすばやく外し、自分の身体を重ねてきた。
どうもSは既に全裸。柔らかい肉の塊に飲み込まれるような感覚が顔まで覆った。
「乳首・・・舐めて・・・」
Sは俺の顔にオパーイを押し付けてきた。デカイ!手で押し上げ、とりあえず呼吸
出来るようにしてから、乳首を舐めた。
「ああ・・・ん・・・」Sの手は俺のティムポから離れず、手こきしたままかすれた声であえいでいる。
しかし、乳首を舐めながらも、いいのか?これでいいのか?と自問自答しながら
確実に気持ちよくなっている自分がお恥ずかしい。
またSの顔が股間に向かった。今度は尻の割れ目に舌が・・・!いや!そこは初めてなの!w
アナルに舌がちろちろと這う。唾液で濡れた指先も少し入ってきた。
「あぅっ・・・!」思わず声が出る。悲しいけどキモチイイ!自然と腰が浮いた。
「入れるよ・・・?」
かすれたSの声が聞こえた。
「え?!ゴムは・・・?」
まるで男女が逆の会話内容。そんな俺の言葉はおかまいなしに、上に
またがったSが、俺のティムポを握って腰を沈めてきた。
おおお!すごい弾力!
ヌルヌルした締め付けが抜群のマムコ。俺の上で腰を使ってあえぎまくるS
いつしか俺も、途中から上半身を起こし、Sの身体を抱きしめて腰を使っていた。
「あ・あ・あ・!ヒロシぃぃぃっ!あああっ・・・あああっ・・・」
なんか元彼の名前を口走っているが、そんな事はおかまいなし。
Sを押し倒し、今度は俺が上に、片足を高く持ち上げ、斜めからガンガン腰を
使う。太ってはいたが身体は柔らかい。
「はあああっ!あああん!!いい!だめええぇっ!」
ヌップヌップという音が、暗い部屋のなかにいやらしく響く。いや、暗くて良かった。
今度は立膝にしようとしたが、重い!が、察したSが自らその姿勢になってくれた。
その膝を抱えてガンガン奥まで突く。
「はああっ!い、イっちゃう?っ!!」
ガクっと、足が重くなって、どてっと俺の両横に落ちた。その瞬間に俺のティムポは
ぬけて、腹の上に射精。
暗い中、目が慣れてきたとはいえ、はっきりは見えない。射精したものを拭いて上げようと
ティッシュを手探りしたが、どうもわからない。すると、Sがごそっと立ち上がって、ぱっと
電気を付けた。
ばさばさのクセ毛、脂でテカッた顔面、大きいがタレた乳、二段に分かれた腹、
・・・目の前に仁王立ちで自分を見下ろす全裸の将軍様・・・
下腹にかかった精液が、タレて茂みに流れている。
ものすごい後悔と、自己嫌悪が押し寄せてきた。
「あ、ティッシュ、はい。」Sが、箱ティッシュをこっちに渡してくれて、自分も自分の下腹と足の間
を拭いている。俺もすっかり小さくなったティムポをキレイにして、無言でその辺りの事後処理
を始めた。
「ごめんね・・・」Sが小さくつぶやいた。何も答えない俺。何しゃべったらいいか解らなかった。
「あの・・・服・・・」やっとこれだけ言えた。Sは乾燥機の中から俺の服を出してきて、俺は
無言で着た。
「それじゃあ、帰るから・・・」 始発までいれば?というSに、黙って背を向け、忘れ物を確認して
靴を履いた。
背中からSの声がした
「ありがとう・・・」
靴を履いて立ち上がり、ドアをあけてまだ真っ暗な外に出る時、何か声をかけてあげたい
気持ちになったが、引きつった笑顔をちょっと見せるのがやっとだった。
それからとぼとぼと3時間かけて歩いて帰った。
服からは柔軟材のイイ匂いがするのが、何かやるせなかった。
以上。顔がブサで、粘着質で、一歩間違えば犯罪者の女の、ちょっとした一晩の慰みになったお話でした。
支援していただいた皆さん、長々とお付き合いありがとうございました。