不妊治療の検査が恥ずかしすぎる

2018/11/13

結婚して4年。どうしても子供ができません。俺も家内も子供が欲しいので、ちょっと焦っていました。妻は産婦人科に行って色々な検査を受けました。その結果を聞くと特に異常はないようです。
産婦人科の医者は、「旦那さんにも検査を受けてもらうように」と家内に言ったようです。
俺は、はっきり言って、とても嫌でした。何か異常があったら男としてかなりショックだろうとも思いました。でも産婦人科の医者は、俺の検査結果が知りたいと言います。どうしようもありません。検査の方法についても不安でした。男性不妊のことについてインターネットで調べたり、本をこっそり立ち読みしたりしました。検査には「視診」とか「触診」という言葉も出てきます。すごく嫌でした。
でも意を決して、近くのなるべく小さい泌尿器科の個人医院に行きました。待合室には女性が2、3人いました。それも女性だけでした。受付に行くと中年の看護婦さんに、「どうしました?」と聞かれました。俺は「不妊の検査を・・・」と言いました。周りの女性に聞かれたのは明らかです。
居た堪れない思いで待っていると、先ほどの看護婦さんに名前を呼ばれました。いよいよです。診察室に入ると、50歳くらいの紳士的で物腰の優しそうな医者でした。看護婦さんは、先ほどの一人だけみたいで、受付窓口の方に行ってしまって、俺はホッとしました。医者と二人だけで問診が始まります。
「おたふく風邪にかかったことはある?」「大きな病気になったことは?」「長い間飲んでる薬はある?」「勃起はうまくいく?」「性行為は満足できるくらいになる?」「射精は正常に膣の中にできる?」
かなり恥ずかしかったけれど、それなりにまじめに答えてました。すると医者が、「それじゃあ診察してみるからね」と言いました。俺はいよいよだと思い、胸がドキドキしてきました。
「ここのベッドに仰向けに寝てください」
そう言われたので、スリッパを脱いでベッドに横になりました。服は着たままです。医者は俺のシャツの裾を胸の上まで捲って、内科の医者と同じように聴診器で診察しました。腹を押して診察するのも内科と同じです。しかし・・・、医者はジーンズのベルトの金具をカチャカチャと音を立てて外すと、チャックを下げてきました。
「腰を上げて」と言われたので、ほんのちょっと腰を上げたら、ズボンとトランクスを一気に膝まで下げられました。
蛍光灯の明かりが俺のペニスをくっきりと照らしています。足の付け根にのたりと横たわっています。医者はペニスを下腹に移動させ、陰嚢の中身をグリグリと触診しました。ちょっと痛かったです。
「ここが固くなっている場合があるんだよ。でも、大丈夫だね」
そう言って睾丸を持ち上げます。見ていたら、自分のペニスも陰嚢もぶるんぶるんと弄ばれているようです。
「陰茎も正常だね」
俺は包茎ではありません。しかしその直後、医者の指で持たれていたペニスが勃起し始めてしまいました。俺は焦りました。しかしどうすることもできません。どんどん大きくなって、完全勃起状態になってしまいました。医者は無表情ですが、俺は必死です。心臓の音が自分でも聞こえるほどでした。医者は勃起したペニスを横によけながら触診を続けます。
「それじゃあ、このままベッドの上に立ってください」
仕方なく、勃起したペニスのまま立ち上がりました。ジーンズが下まで落ちるので押さえていたら、手を払いのけられて、ジーンズは足首まで落ちました。下半身は丸裸と同じです。勃起したペニスを医者の顔に向けました。俺は腰が引けてしまいます。医者は俺の陰嚢を両側から指で押さえました。
「お腹に力を入れて」
俺は息を止めて、「うんっ」と腹に力を入れました。2、3回繰り返します。その度にペニスがヘソにくっつきそうに硬く勃起します。医者はそれをじっと見ています。
「精子が通る道に瘤ができることもあるんです。それを確認しました。大丈夫です」
そう言うと、もう一度仰向けに寝るように言われました。俺は自分のペニスを見ました。恥ずかしいことに、ペニスの先から汁が垂れ下がっていました。とっさに指で拭います。
「寝たまま、あぐらをかくように足を上げて」
股を開いて足首を重ねて手で持ち、あぐらをかく姿勢をとりました。勃起したペニスも陰嚢も肛門も丸見えです。そうしたら、なんと!横に看護婦がいるではないですか。看護婦は、医者に指サックをつけて潤滑剤のようなものを塗りました。看護婦はペニスがよく見える位置に立ち、俺の尻の肉を左右に広げます。医者の指が肛門に入ってきました。思わず力が入り、括約筋が勝手に締まりました。
「口を開けて力を抜いて」
言われた通りにしたらヌルッと指が入ってきました。おしっこがしたい感じと腰が浮き上がるような快感(?)に、「ううっ」と声が漏れました。指が前後左右に動くたびにペニスがビクビク動き、またペニスの先から汁が垂れました。
「前立腺も異常ありません。これで終わりです」
医者は事務的に言って指を抜きました。俺は恥ずかしくて、足を下ろしてトランクスを上げようとしましたが、看護婦が「待って」と言って足をそのままにさせ、肛門の周りの潤滑剤をティッシュで拭いてくれました。拭き終わるや否や、俺は夢中でトランクスとジーンズを上げ、ベルトを締めました。もう頭が真っ白で、そのあと何か言われましたが上の空でした。

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