侵入者
2018/02/05
中学2年の夏、父の仕事の関係で俺はアメリカ南部の田舎町に住んでいた。
正規の授業はもう夏休みに入ってたが、俺は外国人向けの英語補習クラスに出席。
クラスは午前中で終わり、家で昼飯を食べようと帰宅した日のことだった。
マンションのドアを開けた。
いつも「お帰り」と迎えてくれる母さんの声がしない。
靴を脱ぎながらあれ?と思ってると、寝室のドアが開いて男が出てきた。
俺より頭一つデカい、体重も俺の倍くらいありそうな大男だった。
手には大きな銃を抱えてる。
目出し帽を被っていたが、肌は浅黒い感じだ。
「誰こいつ?」と思った瞬間、アゴのあたりに衝撃を覚え、俺はぶっ飛ばされた。
痛みとショックでうずくまる。
考える間もなく髪を掴まれ寝室に放り込まれた。
事情が把握できないまま室内を見ると、母さんがいた。
ベッドに座らされてる。
「ユウ君! 大丈夫?」母さんが小声で心配そうに話し掛けた。
恐怖で顔が引きつってるのが分かる。
「たぶん大丈夫…でも何これ…?」
「落ち着いて。強盗よ…!」見るとさっきの大男が寝室の入り口に立ち、こっちに銃口を向けていた。
どうやら俺は銃の柄の部分で殴られたらしい。
アゴがまだジンジン痛む。
母さんの説明だと強盗は2人組で、大男とは別の女が他の部屋を漁ってるという。
説明する母さんの顔が少し腫れてるのに気付いた。
殴られたのか?『こいつ…』カーッと頭に血が上り、気が付いたら俺は大男に飛びかかっていた。
銃を持った奴に襲われたら、とにかく抵抗せず金を出せと父には教えられていた。
格闘技経験もない餓鬼が2メートル級の大人に飛びかかるなんて
無謀を通り越して馬鹿もいいとこだが、あの時は体が勝手に動いたんだ。
巨体はビクともせず、大男は再び俺の髪を掴むと難なく放り投げた。
俺がベッドにもんどり打った次の瞬間、大男の銃から『バシュッ』という音が響く。
テレビや映画でよく聞く「パアァァン!」という乾いた銃声じゃなかった。
俺のすぐ横、ベッド脇の電気スタンドが粉々になっていた。
本物の発砲を生で見たのは初めて。
恐怖とショックで全身がすくんだ。
「ダメッ! 絶対抵抗しちゃダメ…」母さんが真剣な表情でたしなめる。
ようやく俺も父の言いつけを思い出した。
音を聞いたのか、寝室のドアが開いて目出し帽姿のもう一人が中をうかがう。
相棒の女らしい。
大男と二言三言交わすと、女は再び姿を消した。
大男に見張られ、ベッドの上で母さんと並んで座らされながら、
まだ何か反撃する方法がないか、俺は混乱する頭をめぐらせた。
常識で考えれば、おとなしく嵐が過ぎ去るのを待つべきだったんだろう。
でも、あの時は何かしなきゃと、とにかく必死だった。
『そうだ! 携帯!』当時持ってたのは英文メッセージしか打てない機種だったが、
誰でもいいから「強盗。警察呼んで」と送れば何とかなるかも、と考えた。
大男が視線を外すのを待って、俺はズボンのポケットから携帯を取り出すと
自分の体に隠すように後ろ手でメッセージを打ち始めた。
最悪の愚かな判断だった。
不自然な動きを目ざとく見つけた大男が、俺に銃口を向ける。
「そいつを出せ…」訛りが強いというか、アメリカ人じゃないような発音だった。
絶望的な気分でゆっくりと携帯を取り出し、言われるまま前に放り投げる。
大男は銃口を俺に向けたまま携帯を拾うと、自分のポケットに入れた。
「まだ持ってるだろう?」
「ないよ」
「本当か? 立って服を脱げ」立ち上がってシャツのボタンを外そうとしたら、大男が銃を構えたまま遮った。
「待て。女、おまえがやれ」命令されたのは母さんだった。
俺が懐から銃でも出すと思ったんだろうか。
指示されるまま、両腕を左右に広げて立つ。
母さんは俺のシャツのボタンを外しながら、ささやくように言った。
「とにかく…おとなしくしてれば殺されやしないから」粗相した小さな子供みたいに、シャツとズボンを脱がされる。
脱いだ服を放り投げると、トランクス1枚で再びベッドに座らされた。
大男が今度は母さんに銃口を向けた。
「おまえ、携帯電話は?」
「持ってません」
「本当か? 服を脱げ」相変わらず簡単な単語しか使わない大男。
銃を構えたまま、アゴで俺に指示する。
今度はおまえが脱がせろと言いたいらしい。
「いいから、言うこと聞きなさい」母さんがささやく。
俺は震える指で母さんのブラウスのボタンを外し始めた。
中は白のブラジャーだった。
何とか脱がせ終わり、おずおずと大男を見る。
「下もだ」銃を構えたまま指示を出す。
立ち上がった母さんのスカートのジッパーを下ろした。
夏だからストッキングははいてない。
上と同じ白のパンティーだった。
母さんは比較的若く俺を産んだから、当時まだ30代半ばだった。
家族だしエロい目で見たことはなかったが、まあまあ美人なんだろう。
胸は結構大きいし、ウエストは一応くびれてるし、ヒップラインも丸くてきれい。
グラビアモデルとは違うけど、同年代の日本人の中じゃスタイルは良い方だと思う。
もちろん観賞してる状況じゃないが、母さんの下着姿を見てなぜか緊張した。
ただでさえ恐怖でドキドキしてるのに、心臓の鼓動がさらに上がる。
「それも脱がせろ」大男がぶっきらぼうに言う。
ブラのことらしい。
母さんは黙って俺に背を向けた。
『なんで俺と母さんがこんな目に…』屈辱的な思いにまみれ、俺は背中のホックを外しにかかった。
女のブラを外すなんて初めてだったし、そうでなくても手が震えてる。
手間取って男を怒らせたら…と考えると、焦ってますます指が言うことを聞かない。
時間をかけてどうにかホックを外すと、母さんが自分で腕を肩紐から抜いた。
ブラがはらりと落ちる。
肩越しに見えるオッパイは、
さっきより少し垂れた感じもしたが、それでもかなりのボリュームだった。
「坊主、触れ」
「…できません」再び『バシュッ!』という音が響く。
今度は壁に掛かっていた時計が砕け散った。
「ユウ君、いいから言う通りになさい」泣きそうな声の母さんに促され、俺はおずおずと後ろから大きな膨らみに手を添えた。
十何年ぶりの感触。
とうに記憶から消えていたが、母さんのオッパイは柔らかかった。
弾力性のある肉に指が埋まる。
手のひらから母さんの鼓動が伝わってくる気がした。
「指を動かせ」何をさせたいのか分からなかったが、とにかく白くて豊かな乳房をゆっくり揉む。
頭の中は相変わらず恐怖と緊張に満ちてるのに、なぜか興奮でクラクラした。
母さんは身を固くして耐えてるみたいだ。
俺も我慢しなきゃと思った。
必死で揉んでたら偶然、指先が乳首に触れた。
母さんが体をビクッとさせる。
ドキッとした。
置かれた状況を一瞬だけ忘れ、無性にもう一度触ってみたくなった。
両手で乳房全体を揉みながら、2本指で両乳首を挟むようにしてみる。
硬いような、でも少し柔らかいような不思議な感触だった。
指先で転がすようにすると、母さんが小さく「あっ…」と声を漏らした。
あの状況で、どうしてそんなことをしたのか分からない。
今から思えばだけど、
何でもいいから恐怖以外のことに気持ちを向けようとしたのかもしれない。
「坊主、腰を前に突き出せ」訛りの強い英語で男が命令する。
一瞬薄らいでいた恐怖が蘇った。
銃口は俺の腰のあたりに向いてる。
正直焦った。
いつの間にか俺は勃起してた。
あんな状況で自分でも信じられなかったが、
極限状態で神経がどうにかしてたんだと思う。
ゆったりめのトランクスだったから、
大男からは俺の下腹部がテントを張ってるのがはっきり見えたはずだ。
さすがに、この状況で勃起するのが異常だという自覚はあったんだろう。
後ろから母さんの胸を触りながら、俺は無意識に腰を引いた体勢になっていた。
命令する大男の目は笑ってない。
俺は仕方なく乳房を揉みながら腰を前に出した。
当時、俺と母さんの上背は同じくらいだったと思う。
いきり立ったペニスがトランクスの布地越しに、母さんの尻に触れる。
「あっ…」母さんがまたビクッとした。
恥ずかしさと屈辱感で消えたくなった。
「ごめんママ、そんなつもりじゃ…」
「いいのよ…」パンティーに包まれた張りのある尻に沿って、ゆっくりとテントの先端を動かす。
母さんが身をよじるように腰を小さく左右に振った。
股間から刺激が全身に広がる。
この状況で気持ち良いとかあり得ないだろう? 自分の体が信じられなくなった。
肉体的な快感を覚えたことへの罪悪感と、母さんに勃起を悟られた恥ずかしさ。
半ば破れかぶれになって、俺はギンギンのペニスを母さんの柔らかい腰に擦りつけた。
母さんは尻肉の谷間に俺の肉棒を挟み、腰を後ろに突き出すように迎え入れてくれた。
「坊主、前から触れ」抑揚のない声が俺を現実に引き戻す。
母さんは黙って俺の方に向き直った。
正面から見た2つのオッパイは、ヌードグラビアの白人モデルほど大きくないが、
とてもきれいな形で扇情的。
乳首はピンクのような肌色のような色だった。
母さんは目を固く瞑り、頬が少し赤らんでる。
屈辱に耐えてるんだ、と思った。
ふるふる揺れる大きな乳房を下から支えるように持ち、ゆっくりと揉み始める。
軟らかな肉が手の中でひしゃげる。
さっきと同じように乳首を摘むと
母さんは「あ…んん…」と声を漏らした。
息が少し荒くなってるようだ。
「吸え」相変わらず銃口は俺に向いてる。
恐怖感は変わらないが、
母さんの体を触ることへの抵抗感は薄れていた。
自分で自分が分からなくなる。
目の前で、少し形の崩れた可愛い乳首がつんと上を向いていた。
俺はゆっくりと口に含む。
母さんの体がまたビクッとなる。
懐かさとも少し違う不思議な感覚。
俺は夢中になって突起を吸い立てた。
「舌も使え」大男は目出し帽を少しまくって口の部分だけ出し、舌を突き出す仕…