天使と俺と 2
2023/12/06
まず前にも書いたが、俺の名前を覚えてな。
甘えたくなると名前を呼んでくれるんだよ。
俺が振り向いて微笑みかけてやると、うれしそうにすりよって膝に乗ってくる。
小柄な女だからこういう姿勢で抱くのに困らないのがいいな。
とにかくキスが好きで、している間息するのを忘れていることがあるくらいなんだ。
だから俺としては数を数えながら、息継ぎの時間をとってやらなきゃならない。
そっと唇を離してやると、ぷはーと肩で息をしながらにっこりする。
この表情がたまらなく可愛いんだ。
キス好きだからフェラチオも上手いぞ。興奮すると唾液がわき出るらしく、熱い愛液がねっとりと絡まるような感触のフェラなんだ。
正直この気持ちの良さはセクース以上だな。口だけでイカされちゃうことも少なくないよ。
セクースのお漏らしもだいぶ自分で制御できるようになってきた。
いつのまにか、イク瞬間に吹き上げるのが快感になってきたらしくて、それまではもったいないとばかりに懸命に堪えるようになってきたんだ。
排尿感を堪えるから膣も締まる。そして俺の発射と同時にあの女も吹き上げる。
一緒にいけるのが実感できるんだ。こんな充実した心の通い合うセクースは初めてだよ。
「なるほど知能遅れを調教すれば言う事何でもきいてくれるのか」
というのは、けだし名言だ。その通りだ。この女は、極言すれば、俺が首を締めてやっても、苦しみながら必死に微笑むだろう。そういう女なんだ。
それだけに、俺の人格というものがこの愛の勝負所になると思っている。
俺はあの女を知ってすっかり変わった。
あいつは知恵遅れなんかじゃない。俺の知らない計り知れない知恵を持った、天使なんだよ。女神なんだ。
あの女に教えられて、俺の人格が今成長し始めている。
むしろ調教されているのは俺の方だな。
改めて自分の書き込みを読み返してみたが、最初のころなんか、ずいぶんトゲトゲしているのが自分でもわかる。
考えて見りゃ、あの頃、日常生活で微笑む事なんて、ほとんどなかった気がするんだ。
それが今は、彼女に呼ばれ振り向いては微笑む。
一緒に並んでは顔を見合わせて微笑む。
抱いて微笑み、キスして微笑み、全身で愛し合っては微笑み合う。
苦虫噛みつぶしている暇もないですw
最近俺もたくさん変えてもらったので、お礼に彼女の変身も色々手伝ってるぞ。
たとえば着るもの。親の気遣いはわかるが、若い娘が年がら年中ズボンじゃ、せっかくの可愛らしさが引き立たない。
とりあえず春らしいミニスカートを一枚買ってやった。
俺の趣味なので、やたら短いやつなw(パンツもビキニの紐パンだ)
家の中で着せていると、母親が見てぶっ飛んだ。
こんなスカートで人様の前に出たらこの子は・・・と、こう言うんだ。
そこで俺は彼女の手を取って椅子に座らせる。
すると、彼女はきれいに膝を閉じて、脚をちょっと斜めにして座った。
母親がびっくりして、まあまあこの子はと、開いた口がふさがらない。
俺達はそれを見て笑う。
彼女は俺が教えることなら、なんだって憶えてくれるんだ。
ミニスカートできれいに座るこの姿勢も、二人で何回も何回も繰り返し練習して身に付けたものだ。
彼女は、つまんないだろうに、嫌だろうに、俺が教えようとすることだからと、それを全身で受け止めようとしてくれるんだ。
手先を使うこともいいと聞いたので、俺達は最近一緒に絵も描いている。
俺はたいして描けないが、彼女はいい絵を描くぞ。花の写生などをするんだ。
一緒に書いていると、時々彼女が俺の絵を覗く。
そして、自分の絵を並べてみせる。同じものを見て描いているのに、なんてこいつは美しい色を使うんだろうと思う。
俺は形を写し取るのに精一杯で、そればかりにこだわっている。
彼女は何も形のない所に、いきなり色だ。これはマネできない。すごいよ。
最近、彼女の香りが変わってきた。
俺達の付き合いはもう母親公認なので、俺達は毎日のように一緒に風呂に入っては、心ゆくまで肌の触れ合いを楽しむ。
きれいに磨くと、正直ちょっと気になっていた体臭が抜けて、まるでフルーツのような香りの女になってきた。
そして、まんこの味がこれまた絶品なんだよ。ほんとに爽やかに甘酸っぱいんだ。なんでかな。女のまんこって、こんな味だったっけかな。
俺はそんなかわいい彼女の体に、これまた心ゆくまで口づける。
大きな乳房にも吸い付いて離れない。まるで俺の方が赤ちゃんみたいだよ。
彼女は俺の通っていた中学の特殊学級にいた子だった。
母親が話してくれたが、本来なら普通校の特殊学級でフォローできるような子じゃなかったという。
役所からもそういうのが専門の養護学校に入学するように強く勧められていたと言っていた。
実際小学校はそういう所に通っていたそうだ。
しかし俺のいる町は田舎なのでその学校は遠く、6年間とてもまともに通わせられるものじゃなかったと言っていた。
そんな実状が考慮されて、中学は俺のいた学校に入ってきたわけだ。
特殊学級と俺達のクラスとの交流はほとんどなかったが、時々一緒に給食を食べるという行事があって、たまに彼女と隣り合わせになることがあった。
彼女は小柄で見た目も可愛かったので、そんな時、俺はちょっとうれしかった。
人の縁というのは不思議なもので、彼女の母親も、中学時代の俺に記憶があると言うんだ。
体育祭の時、運動部にはそれぞれ係があって、俺のいたバスケ部は誘導係だった。その時、俺がすごく優しく彼女を扱っていた、というんだな。
俺にはそんな特別なことをした記憶は無いのだが、とにかく改めて彼女と再会して同じ中学にいたと挨拶した時、すぐにわかったと言ってくれていた。
さて、最近の彼女だが、彼女はすごいぞ。
近ごろ、なんと料理をするんだ。
まあ味噌汁に味噌を入れる程度だが、たまたま俺の好みのベストの味に仕上がったことがあって、これだよ、これ、俺の子供の頃の懐かしい味噌汁の味はこれだ、と大喜びしたら、二度目、三度目と、ぴったりその味に仕上げてくれるんだ。
まあ母親の指導がいいんだろうけど、彼女の観察眼や注意力はすごいと思う。
俺なんか、こういうことに関する注意力なんて全くないからな。
ミニスカートの立ち振る舞いもすごく優雅になって、立ったり座ったりする時の仕草なんか可愛いぞ。
そのへんの女が無造作に動くよりずっと綺麗だと思う。
最近じゃ某69氏の真似をして(笑)俺が髪の毛をとかして結ってやるんだ。
どんどん可愛く綺麗になって、ほんとに天使のようだよ。
日曜日、彼女に水着を買った。可愛いビキニだ。
一緒に海に行きたいと思ってな。
でも着せてみたら、あまりに可愛くて他人に見せるのが惜しくなった。
夏が来るまで、俺だけのトロピカル娘を独占したいと思ってます。
人間が人形に見えるというコメントがあった。
俺も最初はそうだったな。正直、なつかせれば何でも言うことを聞く都合のいいオモチャのように思って再開を喜んだことは確かだよ。
彼女、見た目はすごく可愛いからな。
それが、優しくしてやると幼女のように無防備に甘えてくるんだ。
ほんとに最初の頃の俺にとっては、実に都合のいい抱き人形だったよ。
しかし、ほんの数回会っただけで、そんな幻想は完全に崩れた。
やっぱり生きてるんだよ。心がちゃんとあるんだ。
たしかに知能は幼稚園児並みかもしれないが、幼稚園児にだって心はあるだろう。
悲しければ泣く。嬉しければ笑う。いや、そんな単純なものじゃない。
努力をしたり、成長しようとしたり、そんな自覚的な意思というものが、ちゃんと存在しているんだ。
それに気付いた時、正直俺は感動した。
問題はそこだ。なぜこんな当たり前のことに気付いて感動するのかと。
今まで俺はなぜ同じ人間を、俺と同じ人間として見て来られなかったのかと。
感動している場合じゃないんだよな。
そして俺は、先入観をリセットした。彼女を真剣に愛するようになったんだ。
人形として弄ぶためでもなければ、差別意識への贖罪の気持ちでもない。
可愛いんだ。綺麗なんだよ。普通の女に恋するのと全く変わらない気持ちなんだ。
彼女が笑う。しなやかな髪が肩に揺れる。
彼女が動く。豊満な胸が揺れる。
彼女が見つめる。澄んだ思わずドキッとする。
そんな女がいたら誰だって心惹かれるだろう。
そんな彼女が、自分の意志で俺を求めてくれる。俺の腕に抱かれてくれる。
俺の全てを受け入れて、俺に全てをゆだねきってくれるんだ。
こんな幸せなことはない。
とは言っても、実際に彼女に会って見なけりゃ、そんなことはわからんだろうな。
文字だけで幼稚園児並みの知能しかない知恵遅れと読んだら、何の自我意識も持たない、ただそこに存在しているだけの木偶人形のように思う者は少なくないだろう。
しかし、彼女が幼稚園児と違うところは、今までの二十年に及ぶ社会経験がある、ということだ。
学校にも通った。たくさんの人とも触れ合った。
その中で彼女は、「愛」というものを、彼女なりに掴んできたんだよ。
その愛を今、精一杯俺に向けて注いでくれているんだ。
最高の恋人だよ。人の形をした「人形」じゃない。
恋をする人、される人、「恋人」なんだ。
主格は「形」じゃない、「人」なんだよ。わかるかな。それじゃまたな。
<続く>