今日は10年前別れた彼女と約束を交わした日
2018/06/30
書き溜め無し
進行形なんでダラダラいく 出会いは小学校の時だった。
彼女の名前はアユとする。
アユとは何事もなく6年間を過ごた。
卒業後、俺は地元の公立の中学校に
アユは女子中学校に進学することになっていた。
小学校から中学校にあがる春休み、アユから遊ぼうとお誘いの電話があった。
その時分はまだ携帯電話なんかなくて、家電にかけてきた。
俺は少なからず嬉しかったけど
罰ゲームかなにかかなと疑ってもいた。
動物園に行くことになり
動物園の最寄りの駅に集合した。
すると、女が3人居た。
俺は騙されたと思って恥ずかしいやら情けないやらで、悲しかったのを覚えてる。
3対1というアンバランスで動物園を回った。
基本俺は話さず、とりあえず愛想笑いをすることしかなく、夕方になる前には解散になった。
その時手紙を3通貰った。
どれもちゃんとしたラブレターだった。
ここまで手の込んだイタズラは初めてで困惑してたら
真剣だからっと言われた帰られた。
疑心暗鬼ながらもその手紙を家で読んだ。
アユ以外の2人には悪いが、俺はアユが誘ってくれたから行ったのであって、
2人には興味無かった。
俺はアユの家に電話した。
とにかくあの時の電話することのレベルの高さは異常だった。
アユのお母さんが出て、アユに代わって貰った。
先にアユに謝られたけど、俺はアユと付き合うことになった。
中学校が別々でから、会うペースは一ヶ月に一回くらいだった。
特に何もせず、公園で近状を語り合っていた。
夏は花火大会に行ったりした。
今と違って、お金をかけたり美味しいモノを食べたり飲まなくても楽しかった中学校2年にあがると、アユは留学をすることになっていた。
一年間会えなくなるが、その時はキザなセリフをはいて見送った。
一人で初めて関西国際空港に行ったこと、ドラマのように飛行機を
見送ったことなんかが、自分を酔わしていた。
その一年間、俺は同じ中学校で彼女を作ってしまっていた。
一年間待てなかった。
アユが帰ってくる便は知っていたが迎えに行けなかった。
アユが帰国したことをわかっていながらなかなか会えなかった。
会ったのは梅雨時期だったと思う。
その時には同じ中学校の彼女とは別れていた。
逆に言うと、別れたからアユと会った。
アユはホントに人として成長していて、自分とは釣り合わないと思ってしまった。
それをまた花火大会の日に言うと
誰かから何か言われてるのは良いとして
自分で自分が誇れない人は好きじゃない。
そんな人に惚れたわけじゃない。
とズバっと言われた。
その花火大会からヤル気スイッチが入った。
友達はどーしよーもないヤンチャやつばっかりだったから、
真面目になった俺は友達が居なくなった。
けど、ひたすら勉強をした。
今までバカにしてた奴らに頭をさげてノートを借りた。
塾も居残りをして勉強をした。
小学校までさ優等生だったから
勘が戻ったのか、成績はあがっていった。
ただ、中学校では内申?とか言うものがあって、先生に気に入られてないと
その内申の点数があがらなかった。
俺に出来ることはテストだ良い点数をとることだけだった。
高校を選びに影響する最後の実力テストの時、俺はカンニングまでして
学年3位の座を手に入れた。
その甲斐もあって
学区で1番良い進学高校に受かった。
俺はアユにひたすら自慢をした。
アユは自分のとことのように喜んでくれた。
高校の間は普通のカップルで
デートして勉強して部活して
イベントがあれば細やかながらプレゼントとかして
このままずっとこんな感じなんだろうと思い込んで、ひどい喧嘩もした。
当たり前って思い出すとやっぱり喧嘩したり相手を大切に出来なくなる。
大学受験の時にはもうマンネリじゃないけど、刺激に飢えたいた。
そこからは坂を転げ落ちるように不仲になっていった。
アユは大学からまた海外に行くと言い、就職も海外ですると言ってきた。
その時、初めてこの生活に終わりが来ることを感じた。
俺はとにかく受験勉強に集中して、アユが海外に行くことを考えないようにした。
アユは高校を卒業した年末から海外にいくことは知っていた。
俺は大学受験に失敗をした。
予備校に通うことがまた自分を卑屈にさせた。
人生の底辺に居る気分だった。
アユとはもう何ヶ月も会ってなかった。
アユと会ったのは
ちょうど最後のデートは笑って過ごそうってことで、色んなとこを笑ってすごした。
百貨店のジュエリーショップで真顔になって
ある約束をした。
今日をもって別れよう。
そして、10年後、まだお互いが思っていたらここで再開しよう。
アユはカルティエとバンクリあるけど、どっちでも好きな方買ってくれるの?
っと、真顔で返してくれた。
そして今日、その時がきた。
今夜か>>29
約束したのは結果気になるわーどうなった???どこ探してもいませんでした。
>>40
せめてもうちょい待とうよ>>41
あと五分したら帰ります。
