結婚1年目を迎えた夫婦 4

2023/09/21

「ほら、奈緒さん、あの二人見て下さいよ。」
アキラに言われ、奈緒は顔を上げ俺達を見たが
「いやっ!」
と小さく叫ぶと、少し顔を俯かせて目を閉じ、身体をイヤイヤとする様に動かしながら、両手で耳を押さえた。

そのスキに、アキラが右手をスカートの奥に差し込んだ。
慌てて怜奈が両手で股間を押さえるが間に合わなかったのだろう。

「ほら、やっぱり奈緒さん、すごい濡れてるっスよ」
「いやっ・・あああん・・アキラ君・・ダメっ・・あっあっ」
「もう正直になりましょうよ。アッチの二人みたいに・・・
これは媚薬のせいなんだから、ヨシ君だって責めませんよ。
奈緒さんだって、ヨシ君の事責めないでしょ?だって
身体だけの、快楽を得るだけの行為なんですから・・」
「で・・ひゃん・・・でもぉ・・あああん」

アキラは右手を動かしながら、左手で奈緒の顔を横に向かせるとキスをしようとしたが、奈緒はすぐに顔をそむけた。
アキラは一瞬顔を曇らせたが、そのまま奈緒に体重をかけて押し倒した。

「きゃっ」
「あっ、スイマセン。痛かったですか?でも、この体勢の方がイイでしょ?
向こうを見ながら出来るし」
「・・・見たくないもん」
「まだ、許せませんか?ヨシ君は媚薬の効果で、ああなっているダケで、
奈緒さんへの気持ちは変わりませんよ。それに、奈緒さんだって
興奮してるじゃないですか?」
「ひゃぁん・・そんなこと・・あぁ・・言わないで・・んっ」
「だってパンツの上からでも、こんなに・・・」
「いやっ・・んっ・・あっ・・ああん」

奈緒は弱々しくアキラを押し返そうとしながら、片手で口を押さえなんとか声を出すまいとしていた。
そんな奈緒の仕草と怜奈の口からの快感で、
俺の興奮はどんどん加速していった。

「怜奈ちゃん、俺そろそろ・・」
「えぇ、それはちょっと・・・」
「ほらぁ、奈緒がコッチ見てるよ。もっと奈緒が興奮する様な事を
言いながら、口で受け止めてくれないと・・
今、奈緒も盛り上がってるのに、水差したくないでしょ?」

本当は奈緒はこっちを見ていなかったが、どうしても怜奈の口に出したくて怜奈が奈緒に背を向けているのをイイ事にそう言ってみた。

「うぅ・・ヨシ君ってとことん最低ですね。奈緒が他の男に
抱かれようかという時に、それを利用して自分の欲求を
満たそうだなんて・・・」
「ち、違うよ。あくまで計画の為だよ。俺自身の為じゃなくて・・・」
「全然、説得力無いんですケド?」
「ハハ・・じゃ、ちゃんとイヤらしい事も言うんだよ。イイ?」
「うぅ・・わかりました」

俺は少し大きな声で
「怜奈ちゃん、俺もう我慢出来ないよ。出してもいい?」
と聞いてみました。
「いいですよぉ・・わ、私の口に出して下さい」
「おぉ!いいねぇいいねぇ」
「うるさいっ!変態オヤジめっ!」

そう小声で言うと、再び俺のを咥え激しく顔を動かした。
俺はちょっと意地悪したくなり
「怜奈ちゃん、イイよぉ。彼氏のも口で受けてるの?」
と言ってみる。怜奈は一瞬止まったが、
更に激しく動かしだした。ハハ・・怒ってる怒ってる

俺は少し腰を突き出して、怜奈から与えられる快感に身を任せた。
さっきの俺達の声のせいだろうか、奈緒がコッチを悲しそうな目で見ていた。俺は胸が締め付けられる様な思いだったが奈緒から目を逸らさず、奈緒の気持ちを後押しするつもりで何度もうなずいて見せた。

「怜奈ちゃんっ!イクよぉ!うっ・・・うあ」
「んぐっ・・んん・・んー」
俺は手で怜奈の頭を押さえつけ、欲望を放出した。
怜奈はそれを口で受け止めると、全て飲んでしまった。
俺が驚いて怜奈を見ていると、そのまま俺のモノから残らず搾り取り、舌で綺麗にしてくれた。

「怜奈ちゃん、別に口で受け止めてくれるだけで
飲んでくれなくても良かったのに・・・」
「えっ?」
「それに、口でお掃除までしてくれるなんて・・・
さては、いつも彼氏の飲んであげてるんでしょ?」
「や、やだぁ・・そういう事は早く言って下さいよ」

怜奈は顔を真っ赤にして少し照れながら、グラスに残っていたワインで口をゆすぐと、俺に背中を預けてもたれ掛かってきた。

俺達は、恋人同士の様にイチャつきながら、奈緒とアキラを眺めていた。

奈緒はそんな俺達をずっと見ていたが、やがてアキラへ向き直ると、アキラの肩に手を置き、
「アキラ君、キスして・・」
と目を閉じた。

奈緒が身体を許す決心をした瞬間だった。

アキラはついさっき拒否されたキスが出来るとあって嬉しそうな顔をして、奈緒の唇にしゃぶりつくとすぐに舌を差し入れた。
奈緒は一瞬、肩をすくめたが、もう拒否する様な事は無くそのままアキラの舌を受け入れた。

おそらく奈緒の口の中で、アキラの舌と奈緒の舌が激しく絡み合っているのだろう、奈緒の口の端からあふれ出た唾液がまるで奈緒自身が流した涎の様に頬から耳元へ一筋の線を作る。
それでも奈緒はアキラに応じる姿勢を見せ、形の良い顎を上げながら白い喉を上下にしながら、必死で唾液を飲んでいる様だ。

アキラは十分奈緒の唇を堪能すると、顔を離しパンツを脱がせにかかる。
しかし奈緒はそんなアキラの手を握り
「こ、ここでは恥ずかしいから・・」
と言った。

アキラは奈緒の言葉にうなずくと、奈緒をお姫様抱っこで軽々と持ち上げ、隣の来客用の布団が準備されている和室へと移動した。

和室は電気こそ点いていなかったが、フスマが開けっ放しの状態だと、リビングからの光でそれほど暗くは無かった。
それに俺の位置からは、間にテーブル等が無い分さっきより見やすくなっているぐらいだ。

アキラにゆっくりと布団の上に下ろされた奈緒もその事に気付いている様で、
「アキラ君、フスマを閉めて・・・」
とお願いをした。

アキラはその願いを聞き入れるかの様に立ちあがるが、奈緒の足元に移動すると急にしゃがみ込み、奈緒の下半身からスカートと下着を一気に剥ぎ取った。

「いやっ、ア、アキラ君。明るいから、フスマを・・・」
そう言いながら、足を曲げて少しでもアキラや俺達の視線から身を隠そうとする奈緒を、アキラはニヤつきながら見つめ
「奈緒さん、今晩は特別な夜ですから、その綺麗な身体を俺の目に
焼き付けさせてもらえませんか?その羞恥心もきっと良い刺激になって
きますよ」
そう言うと奈緒に添い寝をする様に横になった。

アキラは左手で奈緒の髪の毛を撫で付けながら、右手で奈緒も股間をまさぐる。
クチュクチュという音が少し聞こえた。

「うわっ、奈緒が濡れてる・・・」
和室が見えやすい様に、俺の横に移動した怜奈が、息を吐く様に言った。
俺はそれには答えず、奈緒の表情とかすかに動いている腰を見ていた。

「ア、アキラ君・・やっぱり・・あああん・・恥ずかしい」
「そうでしょうね・・・でも、そんな奈緒さんの顔が、
凄く色っぽいですよ」
「そんな・・あん・・見ないで・・・あっあっ・・ああ」

「無理っスよ。だって、あの可愛くて真面目そうで、俺の下ネタに
恥ずかしそうにしてた清楚な奈緒さんが、マ○コからこんな音させて
こんな色っぽい表情してるなんて・・・見ないワケにはいかないっスよ」
「いやぁ・・あぁん・・い、言わないでぇ・・そんな・・ああん」
「声も色っぽいし、最高っスよ」

そう言われて、奈緒はまた片手を口に押し当て声を出すまいとした。
しかし、奈緒の思いとは逆に、それでも漏れ出す声だからこそ、真実味をおびた堪らない感じが出てしまい、艶っぽく聞こえてしまっていた。

「もう、そろそろイキそうじゃないっスか?奈緒さん?」
「んっ・・はぅん・・もう・・やめて・・恥ずかしい」
「イク事がですか?大丈夫っスよ。奈緒さんイッて下さい」
「んんっ・・だめっ・・恥かしい・う・・ううぅん・・ひゃぁん」

「どう?ヨシ君、奈緒が初めて他の男にイカされちゃいますよ?」
「どうって言われても・・」
「胸が押しつぶされそうでしょ?もう後悔しても遅いですよ。
私にあんな事まで、させたんですから・・・・あら?」
怜奈は何かに気付いた様に、俺の股間に手を伸ばしてきた。

「うわっ!何するの?怜奈ちゃん!」
「うそ?どうして?・・また硬くなっちゃってるんですか?
もしかして、ヨシ君って変態なんですか?」

俺は何も言えなかった。変態?・・そうかもしれない
俺は奈緒も乱れる姿をもっと見たいと思っていた。
俺以外の前で、はしたなく乱れる奈緒を想像し興奮していた。

「ヨシ君への罰のつもりだったのに、興奮してるなんて
これじゃ私、恥かいちゃっただけ損じゃないですか」
「そうでもないよ。もう一つ目的があったじゃない?」
「・・・奈緒のヨシ君への愛が本物かどうかの確認ですか?」
「そう。俺は奈緒の愛を信じてるけどね」
そう言うと、俺は奈緒を見つめた。

「ああん・・ア、アキラ君・・お、お願い・・ああん」
「奈緒さん、我慢しないでイイですよ・・・ホラッ」
「だめぇ・・んんっ・はぁん・・ヨシ君が・・ああ・・見てるぅ」
「愛しい旦那様の前で、他の男にはイカされたくないって事っスか?
いいですねぇ。そんな奈緒さんをイカすのって燃えますよ」
「ああぁ・・・んっ・・はぁぁ・・許して・・あっあっ」
「だめです。さぁ、イッて下さい」
アキラの手の動きが一層早くなった。

「あああぁぁ・・だめぇぇ・・んんんっ・・はっ・・うぅん」
奈緒は背中を丸めて、何かに耐える様に身体を硬直させた。
「あれ?奈緒さん?・・もしかして、今、イクの我慢しました?」
「あふぅん・・はっ・・はあん・・はぁぁ・・んっ」
奈緒は何も答えなかったが、
おそらくアキラの言う通りだったのだろう。

「すごいっス!最高っス!ここまで来て我慢出来たのって、
奈緒さんが初めてっスよ!さすが奈緒さん、本当に最高の
女性っスよ!」
「はぁ・・はっ・・うぅん・・もう、許して」
「いえ、こうなったら俺も意地っス!
絶対、奈緒さんのイク顔みたいっスから」
アキラはそう言うと、また右手を動かし始めた。

それから、もう10分近く奈緒はイクのを堪えていた。
もう、アキラはいつでも好きな時に、奈緒をイカせる事が可能なハズだ。
しかし、アキラはそうしなかった。
むしろ、さっきより右手をゆっくりと動かし、奈緒が我慢し出すと動きを止めていた。

奈緒が自分でイキたくなるまでジラすつもりの様だ。
若いのにネチっこい奴だと思ったが、むしろ、相手がそんなアキラだからこそここまで興奮出来るとも思っていた。

「んんっ・・あああっ・・はっ・・んっ・・はぁぁぁん」
「うわぁ、凄い!。また我慢しましたね、奈緒さん。
もう何回目ですか?」
「はぁはぁ・・もう許してアキラ君・・私・・はぁ・・おかしくな、るぅ」
「そうですよ、奈緒さん。もう諦めてイキましょうよ、ね?
本当におかしくなっちゃいますよ?次はイカせてって
ちゃんと言って下さいね?」
「あああぁぁん・・あぁ・・はぁっ・んっ・・も、もう・・」

奈緒はゆっくり俺の顔を見た。
まるで、もう我慢の限界であると伝える様に・・・
俺は微笑みながら、大きくうなずいてみせた。

「ああぁん・・もうダメぇ・・が、我慢が・・うぅぅ・ああぁぁん」
「ホラッ、早く頼んで下さい。そうしないと止めちゃいますよ」
「ああぁ・・ヨ、ヨシ・・ゴメンなさ・・ああああん・・私イッちゃう!
ああぁぁん・・ア、キラ・・イカせてぇ・・あああ・・イカせてぇぇ」
「いいよ、奈緒さん。イッていいよ」
「ああぁぁん・・イクッ・・ああ・・イッちゃうぅぅぅ・・あああぁぁ」
奈緒は顎を上げてのけぞりながら、激しく痙攣しながら絶頂も迎えた。

「はぁぁ・・あっ・・あぁ・・はぁん・・はぁぁ・・んっ」
奈緒はしばらくのけぞったまま固まっていたが、やがて深い息を吐きながら、背中を布団に落とし身体をビクッビクッと痙攣させていた。

アキラはそんな奈緒のい様子を満足気に見ていたが、やがて立ち上がり、ジーンズのポケットから何かを取り出すと服を全部脱ぎだした。

そのラグビーで鍛えた体はどこを取っても男らしく見事だった。
そして、全裸になったアキラの股間の完全に勃起したモノは、俺の倍近くの大きさがあるのでは?と思わせる立派なモノで、頭が大きく張り出した逞しい形をしていた。

「うわぁ・・すごぉい」
俺の横で怜奈が感嘆の声を上げた。
「ヨシ君、興奮している場合じゃないですよ。アレでヤラれたら、
奈緒、他のでは物足りなくなっちゃいますよ?」
怜奈にはそう言われたが、俺はその逞しいモノで貫かれる奈緒を早く見たくて堪らなくなっていた。

アキラが先程ポケットから出した物はコンドームだった。
おそらく大きいサイズなのだろう。
それを俺と怜奈に見せる様に、目の前でヒラヒラさせると自分の武器に装着した。

まだ脱力して、息を整えている奈緒の脚の間にアキラが体を入れた。
奈緒はそれに気付いても、全く拒否はしなかった。
それどころか、少し脚を曲げる様にして協力する様な仕草さえ見せた。

アキラは硬くなったモノを奈緒の入口に押し当て少しずつ腰を進めていった。
「はぁう・・あっ・・ちょっ・・んんっ・・待って・・」
「奈緒さん、力を抜いて下さい」
「いやっ・・アキラ君・・待って、待ってぇ・・あっ・・はぁぁん」
奈緒は体をちぢこませる様にしながら、アキラの肩にしがみ付いた。

とうとう奈緒とアキラが一つに繋がった。
俺は胸がツブれそうな嫉妬と、頭がシビれる様な興奮とを同時に味わっていた。

<続く>

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