オタサーの姫と謀反する囲い2

2020/09/15

[11/20] 初夜 中
干「それにしても、あんた最初から決めてたんでしょ?それなのにゴム忘れるなんてねーwやっぱヘタレでヌケてるわw」
結局着替えて外にゴムを買いに行くことになった。もうほぼいつもの干菜に戻ってしまった。
近くのコンビニはいつも利用してるので買い辛いということで、いつも利用しないところまで歩いて行くことに。
ここまで暗い道を干菜と歩くのは初めてだ。美姫とは一回あったが、今の俺にはどうでもいいことだった。怒ってないのかと聞くと
干「ん?怒りとか恐怖とかってより、こいつそこまでしてあたしとしたいんだ、って気持ちがあったかな。今までにないオスの部分見えたしw
ま、女としての自分を引きずり出されたみたいな気持ち…かな」ほっと胸を撫で下ろす。
ふっと干菜は進路を変え、公園に入っていった。そう、ここは美姫にスキンシップされた公園だ。
干「それより、あんたあたしのこと好きって言ったよね。だったらさ、次に言うことがあるんじゃない?あんたの口から直接、エッチする前に聞きたいな。ここなら大丈夫でしょ」
恋愛に疎い俺とは言え、何を言うべきか分からないハズもない。俺は告白した。フられることがない告白を。
干「…っはー!すごいドキドキしてるwwなんかもー細胞が活性化して若返ってる感じw」
俺「なんだよそれww大げさすぎww」 干「だってねえ、もう恋愛とかその先とか出来ないと思ってたしねー」
コンドームを買い、その帰り。唐突に手を触れてきた。
干「恋人なら手、…でしょ?」そ、そうだなと握手するような感じに手を握ったが、干菜の指はそこから俺の指の股に絡ませた。所謂恋人繋ぎというやつ。
干「手のつなぎ方も知らんの?w流石童貞w」 お前はどうなんだよーと言って戯れながら帰った。本当にしみじみ幸せを感じる。
[12/20] 初夜 後
帰るなりムダ毛の処理のために干菜は風呂場へ。夜の静寂が、まるで夢のようだと思わせる。8月1日金曜日、いや、既に12時を回っているから2日の土曜日か。忘れることの出来ない日だ。
洗濯機を見ると、干菜が外に出る前に着替えて放り込まれたジーンズが見える。そしてその横にはパンツも。本当は駄目なんだが、そのまま手に取った。
クロッチ部分はおろか股に当たる部分が全体的にじっとりしている。続いてジーンズを見たら、いつものダボダボジーンズなのに股ぐらが軽く湿っている。これって相当…
とりあえず戻し、干菜が上がってきた。俺も体を洗うが、先への期待に5分も洗ってられない。上がったら、バスタオルを巻いた干菜がベッドに座って待っていた。俺も座る。
俺「…ちょっと恥ずかしいな。酔いも醒めたし。もう一杯飲んどくか?」
干「いや…今日のことはしっかりと覚えときたいから、いいかな。確かに恥ずかしいけどねw」
「ゴムの着け方調べといたからあたしが着けたげる。ほら、見せて。」と表示したスマホをチラ見しながら装着していく。チ○コに触れる手がたどたどしいが装着できた。
じゃあ脱ぐね…とバスタオルを取った。やはり、俺の見たてより幾分煽情的だった。
普段はスポブラに固められているとはいえ、これで気付かれないもんなのかと思うほど。お腹はいつぞや見たAV女優よりは脂肪が付いててくびれも無いが
男10人が見て9人がは醜いとは言わないだろうと言える程の絶妙なムッチリ具合。お尻もモッチリしていて、ダボダボジーンズにこんな兵器を隠していたのか、と。
まずはおっぱいに手を伸ばす。俺が干菜を意識する理由になった箇所だから当然の成り行きだろう。
形の良い釣鐘型、と言える。乳輪は半径人差し指2本分、直径にして5cm近くまであり乳首は結構ピコンとしてる、適度なお下品具合がとても股間にくる。
乳輪の外周に沿ったり、乳首をオーディオ機器の小さい音量ツマミを回すように、或いはガキの頃やってたねり消しをこねるような、そんな感じに攻めていた。
干菜はと言うと、んひっちょっだめ!胸ばっかり!とか声にならない声を上げていた。この「んひっ」と言いながら体をよがらせるのがクセらしい。更に俺は
俺「ここ、チョロンと一本生えてんぞ。女にも生えるんだなw」それは所謂パイ毛というやつである。
「え!?ウソ!やだ!抜かせて!」と懇願するが拒否して手を抑えて押し倒す。やだぁと体を振って逃げようとするので、オッパイもバインバインと縦横無尽に…。
干菜を襲う昨日以前の俺だったら1年はオナネタに困らない映像だ。
干「うわああめっちゃ恥ずかしい…死にたい…」 俺「俺と早くやりたかったから見落としてたとか?w」
干「………」図星なんかい。
完全に出来上がってて、おツユがベッドにまで垂れているくらいだ。とうとう入れる。その前に目に付くのが股だが、ものの見事に毛の一本もない。相当見せられない有様だったんだろうがやり過ぎだろう。
干「丁度良い整え方とか知らなかったからしょうがなかったんだって!もう…これ以上虐めないで。」
こう、か弱さを出して懇願されたら、もう意地悪は出来ない。その後は暴発することもなく、無事に挿入。
さらにその後のことは、もう頭で考えて行動してはおらず、故にあまり記憶にも残っていない。
その一発で両方疲れ果ててしまい、もう一度軽くシャワーを流して、一人用の干菜のベッドに二人横たわり寝る前に軽い会話。これがピロートークか。当たり前だがこれも初めてだ。
干「あんたのイキ顔ヤバかったよwwこーんな(変顔しながら)してさ。そんな気持ち良かった?ww」
俺「干菜だって、んひっwって絶妙に可愛げのない声出しながらよがってたなw」と言うとツンと拗ねてしまった。仕返しに俺をイジり倒したかったんだろうなww
その日はもう寝てしまった。
[13/20] 暴露
自分の部屋以外、しかも女性の部屋でパン一で起床する新鮮な感覚が、夢でないことを教えてくれる。
先に起きてた干菜に作ってもらった朝食を食べた後、出かけるらしいので俺の部屋へ帰ることに。
家に帰ってもアニメやゲームに勤しむ気になれない。ましてやオナニーなんて時間と精子の無駄だ。こんなことを考えることになるなんて。ああ、干菜と一緒に居たい。
SNSを見たら、美姫が何かしらすると男連中がしきりに賛同したりする、いつもの光景。俺は「こいつら馬鹿らしいことやってるなあ」と思った。
童貞を捨てて、彼女も手に入れたことによる優越感からの感情。ゲスな感情である。美姫のこと教えてやったらどんな反応するんだろう、と考える。
傷付く友人の顔が見たくなくて今まで黙っていたが、もう言ってやった方がいいんじゃないか。見下す気持ちもあったし、こいつらのためを思う気持ちも何割かあった。
それに、美姫に失望して干菜に流れようとも、もう干菜が彼らになびくことがないという打算もあった。
思い立ったら知らせるのは簡単だ。サークルの定期連絡にSk○peを使ってるので、全員のアカウントは知っている。女2人を抜いた男達5人だけのグループを作り、告発する。キーが動く手は軽やかであった。
信じきれない者もいたが、あのとき美姫が話していた内容、学食の席などを詳しく教えたらどんどん反論の言葉を無くしていった。
A「…確かにあの席で美姫ちゃんが話してるの見たことがある。一度見学に来たカナちゃんもいた。何話してるかまでは知らなかったけど…」
B「正直、心の奥底に可能性を感じてたんだ。なるべく考えないようにしてたけど。」
C「俺も…それでも、女の子の近くに居られるならそれでよかったから…。」 皆、各々に心情を吐露していく。
Dだけは反応が無かったが、多分同じような反応だろう。
[14/20] 謀反
男4人はその日の午後美姫と遊ぶ約束をしていたゲーセンに行ったようだ。ここで美姫から離れたら、正真正銘女との繋がりが無くなってしまうからか。
俺は帰って無為に夕食時までゴロゴロしてたら、干菜からウチ来ない?とお誘いが。一瞬で向かう。
干菜の外見に少し変化がある。長さはそこまで変わってないが、ボサッとした印象があった髪が綺麗に整い、綺麗な黒髪ロングになっている。髪切った?と聞くと
干「お、やるねwwさすがに少しは外見にも気を配らないとってねwガッカリさせないようにね。」 気にしないでいいのに?と言いつつ、気にしてくれていることが嬉しい。
多分化粧もしてくれてたと思う。恋人同士になったんだな、と思う。
干「でさ、明日服も買おうと思うんだけど、空いてるなら一緒に行こ。」 それはつまりデートの誘い。即断する他ない。
夜8時を回った頃から携帯が鳴る。Sk○peの通知音で、男5人チャットからだった。
Dが一枚の写真をアップしている。少し暗いゲーセン。音ゲーの筐体に立っているミニスカニーソの女の子の脚をローアングルから写したもの。これが誰なのかは俺にもわかる。
これ美姫ちゃんだよな?とBが問い、Dが肯定。ABCの3人は犯罪じゃないか!と糾弾するが、Dはこれを一蹴。
D「お前らやり返したくないのかよ!美姫の自己顕示欲のために無駄金と時間どれだけ使わされてきたよ!
上手いことのらりくらりとかわされて、俺達が牽制し合うように仕向けたのも美姫じゃないか!」 3人は押し黙る。
D「他にも何枚かある。変な正義感や美姫のためを思って、なんて言う奴には見せない。これでどうだ?目を覚ませよ!もう俺たちに振り向いたりしないんだよ!
美姫が自己顕示欲のために俺達を使ったなら、俺たちが美姫を性欲に使っていいだろ!」
そんなわけない、ゲスな発想だが、3人とも見たいという答えだった。美姫に同情が無いわけでは無いが人を利用してきた奴は人に利用される。これは摂理なんだ。
2枚目の画像。勇気を出して無音カメラ状態のスマホを音ゲープレイ中の美姫の脚元に潜り込ませたものらしい。フラッシュなど焚けるはずもないから暗くて分からないが黒いパンツを穿いている…ように見える。
以前の俺なら5日は使い続けられるネタだ。うむ、確かにこれは…
干「何ー?どしたん?」と顔を近づけられる。俺は途端に隠す。
干「あははwwwエロ画像でも見てた?wwwやたら真面目に見てたよねwwま、オナニーは自分チでやりなよw」
…いやいや、そうだ。俺には干菜が居る。この画像も、背徳感と臨場感が興奮を呼ぶだけで、体の素材は干菜のがよっぽど上だ。
その時またSk○peの通知音が鳴る。今度はサークル全員のチャットで、美姫からテスト終わりの飲み会をしようというもの。美姫だけ酒飲めないけどいいの?と俺が聞くと、美姫も飲んでみたいらしい。
未成年に酒なんて飲ませたのが学校側にバレたらサークル単位で活動停止モノなんだろうが、誰も止めることは無かった。
干菜は享楽主義で、バレない範囲で飲もうという気持ち、D達4人は酒を飲んだ脇の甘くなった美姫から得られる「ネタ」欲しさ、そして俺は別の気持ちを持っていた。
チャチな盗撮画像で興奮してる4人に、干菜という女の魅力を見せつけたいという気持ち。明日のデートで、少し刺激的な服を買うように懇願する。それだけでいいはず。
鼻息荒くして美姫のサービスショットを撮ろうとするあいつらに、今までより少し露出がある服を着た干菜をぶつける。どう困惑するか見物だ。俺もDを責められないゲス具合だな、と自嘲する。
仮に干菜に対して美姫のような、囲い込んで男同士が睨みをきかせる関係になりそうだったら俺が付き合ってると暴露する。それで解決だ。
男5人チャットはその後、関係ないエロ画像も含めた共有チャットのようになり、美姫への呪縛も無くなり、俺達5人はまた横のつながりを取り戻しつつあった。
何にせよ、D達4人も、美姫という姫に謀反する騎士となった。
[15/20] 剃毛
そのSk○peチャット後、干菜家で飯を食べているときに告げる。
俺「そういや干菜、お前尻の方のアンダーヘア剃りきれてなかったぞ。」 ご機嫌に話をしていた干菜は急にサーと青ざめる。
は!?てか何で今言うの!?と怒られたが、メシ食べた後に俺が剃るつもりだったからだ、としか言いようがない。
流石にイヤだと断られたが、お尻周りのアンダーヘアは一人で処理は出来ないというネットの記事を見せたり、なんなら頭を下げて頼んで、なんとか了承をもらった。
(本当は脱毛を勧められてたがそれは都合が悪いので見せなかった。)
干菜がユニットバスの浴槽側、俺がトイレ側に立ち、カーテンで仕切る。準備ができたらカーテンを少しだけ開け、ぷりんとお尻だけ突き出す。
「ホントもう一瞬でスパッと切って一瞬で忘れてよ!恥ずかしいんだから!」 綿のように泡立てたボディソープをぽふ、ぽふ、と股間に塗布していく。んひっとヒクついているが
あまり暴れたら危ないと静止させる。この程度だと彼氏持ちでも処理しないんじゃないかって気もするが敢えて黙っておいた。後が怖いからな。
従順にお尻を突き出してくれるなんてそうある機会じゃない。丁寧に、ねっとりと処理していき、全て剃り終わる。
だがこれで終わりでは無い。全裸になり風呂側へ侵入する。
俺「ムダ毛は脇や股間だけじゃないぞ。体中の産毛も剃らなきゃ。となると俺の服も汚れるかもしれないだろ?」そんなのいいってと言っているが、
夏らしい服を着て干菜に綺麗になってほしいとこれまた臭いセリフを放つ。
干「あたしを綺麗にとか本気で言ってんの…?そのために…?」
俺「もちろん(俺が処理したかった半分だけど)。」 干菜が背中を向けてくれたので、始めることに。
泡立てたボディソープを胸、腹、脇、背、肩、首、腕、尻、脚にとスルリ、ヌルリと滑るように、這うように纏わせていく。
何故か突然男連中達を思い出す。あいつらは今頃あの薄暗い、美姫のパンツが写ってるかどうかも定かじゃない写真でシコシコ抜いてるんだろうな。
一方こっちは干菜が自発的に俺に尻を突き出している。今触ってる、骨盤単位で広くて大きい、安全に子を産めますアピールをしてる安産体型の尻、
宿した子種を多すぎず少なすぎない適度な脂肪で守ってくれそうな、母性や安心感を生むもにっとしたお腹。最早言うまでもない究極の母性である大きな胸。
これらの繁殖欲求を激しく刺激するカラダを、全部奴らは知らないんだ。人生における損失である。その片鱗だけでも見せようというのだ。優越感もあるけど、これは性の慈善事業だよ。飲み会が楽しみだ。
余計なことを考えてたら体をまさぐり過ぎていたようだ。干菜が腰砕けになっていた。とりあえずムダ毛処理完了。体中余すことなく手をいれられたことで
干「死ぬほど恥ずかしい…起きたら記憶無くなってたい…」とボソッと漏らした。体は割と敏感になってるっぽいが
死ぬほどムラムラするけど、今するともう中毒なりそうだから出てって!と追い出されてしまった。
[16/20] 服飾
翌日思い切り謝った。しかし干菜は俺への怒りというより快感に弱い自分を律したいって気持ちだったらしい。
というわけで再び頭を下げ頼み込む。上下含めた服を全額出してプレゼントするからそれを飲み会のときに着てほしいと。
全力で頼んだら、納得出来る服だったらという条件でしぶしぶOKしてくれた。干菜は甘いなあ、と思いつつ感謝。
そうと決まれば、あとは想像しているデザインの服を探す。女性が着る服を男性が選ぶという光景は異様なので、店員が話しかけてこなさそうな店へ行く。
・半袖の純白フリルブラウス。薄手のサラサラ生地にタイト目のサイズで小細工せずおっぱいを引きたてる。
・ヘソ上で穿くハイウエストタイプの黒ショーパン。
・勿論ショーパンにはニーソ。
まあ、文字で表すとこんな感じだ。…所詮オタクである俺のチョイスだが、男連中に見せつけるファッションとしてはこれでいい。
リア充男ならともかく、これで落ちないオタクは居ない。
干「これ、一つ一つはまあいいけど全体で見るとあたしらしく無いって…何BBAが色気づいてんの?(笑)ってなるって!それに胸がちょっと…」
いいの!歳なんて俺以外知らないから!これくらいやったら間違いなく皆びっくりするから!すごい!ってなるから!とベタ褒めしまくった。無理を通せば干菜が引っ込む。
「うわぁ…みたいな反応なったらあんたがフォローしなさいよ!」とキレながらレジへ持っていく。それにしても、女子の服って滅茶苦茶金かかるな…。
[17/20] 飲み会
数日後、飲み会の日の夜7時。出発前に干菜家に寄る。干菜は上着を着ていた。酒飲んで緊張が解けたら脱いであげると。そこまで恥ずかしいものか。
(俺のセンス否定されてるようでちょっと傷付く…。)
待ち合わせ場所に二人バラバラに行き、後に来た干菜への全員の視線を確認する。
行き先はやはり黒ニーソ黒ショーパンから作られた絶対領域のようだ。そうだそうだ、もっと見ろ。
中、高、ヒキ、大学の期間は大体ジーンズ、スカートもロングだったと聞いているので、12?3年は男の目どころか外気にも晒してないことになるプレミアム太ももだぞ、
美姫の大安売り絶対領域とは違うのだ。
呆気にとられているのか誰も口を開かないので「干菜イメチェンしたの?フインキ変わったなーw」と俺から話題に。
(おめーは知ってるだろ)と言いたげなアイコンタクトを貰ったあと
B「いやぁ…干菜ちゃん最後に見たのテスト期間とかだからびっくりしたなー。確かに変わったねーw」 と普通に会話。
店に入れば女の子の隣を取りたい男の静かな戦い、席取りが始まる。美姫はいつぞやのように俺の隣へスッと寄ってきた。
干菜の隣に行こうかと思ったが、すぐにC、Dが隣に着いた。
美姫の隣に居るのは、何故か美姫から寄ってきた俺を除けばAだけ。干菜の隣争奪戦にあぶれたBが適当に座る。
どうだ美姫よ。3対1だぞ。お前の見下していた女は、お前より隣に座りたいと男に思われる女になったぞ。
飲み会が始まり、干菜は結構飲んでいる。というより両隣からゆる?く勧められてる。「美姫ちゃんも干菜ちゃんも飲んで飲んで?」って感じで。
新歓のときは一瞬だって干菜にそんな促しは無かったのに。俺自身も潰れないようにして見張っておかないと。
大分飲んだ頃、干菜が上着を脱いだ。
胸部の可愛らしいフリルで視線を誘導させ、更に黒のハイウエストショーパンにシャツインしているので
シルエット的にも膨張色的な意味でも、視線の先の白いブラウス越し、スポブラで押し込んだりもしていない正真正銘のバスト95を強調する。
全員の視線が集まっていることを確認する。誰一人声にこそ出さないが、(でけぇ…)と心で思っているであろうそわそわ具合。
男連中、特にBCDは干菜と目が合わない時は大体胸か脚を見ている。俺や美姫にそれを見られてないとでも思うのだろうか。
干菜の体から目を逸らすことなど出来るはずもないか。俺は美姫にも男連中にも勝ち誇った顔をしていたのだろう。
そこで美姫から小声で話しかけられる。「ヒナ先輩…キレイになりましたね。」そうだなと適当に返すと
姫「男、ですよね。…おめでとうございます。」 …?おめでとう?干菜に対してじゃなく俺?聞き返そうとするも、また飲み会テンポに戻り、聞きづらくなった。
お開きとなった。干菜が一番飲んだが、なんとか家には帰れそう。D達もそれなりに、俺は抑えていたし、美姫はもっと少なかった。
男連中は駅までだが、途中まで同じ道なので干菜を送ると言う。ゲンキンな奴らで、あれほど護衛してた美姫をもう夜道に放り出そうとしている。
丁度いいので、近くにあった公園のベンチで美姫と二人で話をしようと持ちかけた。
[18/20] 対話
おめでとうって何だ?何か知ってるのか?と単刀直入に聞く。Aに教えてもらったらしい。
姫「ちょっと前からD先輩がそわそわし出すし、皆の「ヒキ」が悪くなったので。一番のヘタレですし、隠し事吐かせるならあの人かなとw」
おそらく教えてあげることで信頼できる先輩アピールをしたかったんだろうな。全部美姫に読まれててAが可哀想だ…。それで俺が美姫について男連中に話したことも知ったわけか。
姫「先輩こそ知ってたんですよね、私のこと。いつ知ったんですか?」GW明けくらいの学食でと正直に答えた。
姫「あー…あの時からかー…しくじったなあ。で、先輩はヒナ先輩と仲良くなって、今付き合ってる…でしょ?」 バレてたのか。どこにも言ってないのに。
姫「分かりますよーwだって先輩、ヒナ先輩じゃなくてそれを見るD先輩達を見てましたもんwしかもドヤ顔でwで、オシャレは多分先輩がさせてた。私に対する当て付けで、でしょ?」
女の子って怖い。ズバッと当てられてしまった。そのとき、美姫が立ちあがり、こちらに寄ってきた。
座ってる俺の脚に跨って女の子座りをして(体位で言う対面座位みたいな)、肩を抱き、顔を寄せてきている。ひとしきり俺の反応を見た後
姫「以前の先輩ならここまでやれば落とせてたんだけどなあ…w …ってことはヒナ先輩とは最後までしたってことですか?」また当てられてしまった。
姫「夜のヒナ先輩って全然想像つかないですねwあれで結構しおらしかったりするんですか?」 性生活を話す義理も無いので、ノーコメント。
姫「まあいいか。知られちゃった以上、もうここには居られないですね。流石にこれ以上変な写真撮られたくないしw」
美姫に対する怒りはそこまで無かった。この関係を利用して干菜に近づいたわけだし、正直男のみの去年より今の方が幸せだ。
「もう大学でも知り合いとして会うことは無さそうですね。楽しかったですよ」、と前置いて歩きはじめた。
姫「あ、そうそう。色々話しといてアレですけど、ヒナ先輩、あまりほったらかしにしてちゃダメですよ。特にD先輩には。あのヒトの暴走をコントロールするの、私だって手間取ったんですからwそれじゃあ、さよなら。」
どういうこっちゃ、と思いながら携帯を見ると、例のエロ画像チャットにDが画像を載せている。ズームされているが、先ほどの飲み会中の干菜の胸元を横から撮った画像、つまり盗撮だ。
俺「なんで干菜を撮ってんだよ!干菜は何もしてないし撮るのは美姫だけだったはずだろ!」とチャット上で抗議する。いや、美姫でもどうかと思うけど。
D「どうせバレたら犯罪じゃねーか。毒皿ってヤツよwそれに干菜ちゃん、美姫よりワキが甘いから結構いいの撮れるぞw」
くそ、ここまで倫理観無視したヤツだったとは。
D「それよりお前も早く来いよw今干菜ちゃん寝てるから。起きないうちに撮影会しようぜww」
5人全員集まってから始めたい。すぐ行くから何もするなよと念を押して猛ダッシュで干菜家へ。
[19/20] 決別
干菜家に3分で到着。ベッドで寝てる干菜に、囲むように座って待ってた男4人。
C「おー早かったな!干菜ちゃん見てみろよ。なんか今までに無く化粧とかもしてるし、これって俺たちを意識してのことかな?」
心が痛む。女としてキレイになってほしいとかなんとか干菜に言ってるが、俺のコンプレックスから来る顕示欲に振り回した所為で、こんな危険に晒してしまった。
これ程飲んでいたのも、俺が守ってくれると思っていたからではないか。そんな干菜を俺は…。
D「早速撮ろうぜw流石に服は脱がせられないけど、このままの写真でも2ヶ月はネタに困らないなw」 体には触れてないか聞いてみる
B「あ、それは無いよ。干菜ちゃん自力でここに着いたし、それに撮るだけならまだしも触るのはねw」 Dよりは紳士的な対応のようだが、彼氏の俺からしたら変わらない。
D「ほんの少しくらいなら問題無さそうだけどなwじゃ始めるか」と携帯を取り出したところで、その手を掴む。
一瞬頭に浮かんだ、俺が黙っていたらこのままこいつらとの友人関係は保たれるという可能性。言ったら、間違いなくこいつらとの関係の破綻は避けられない。
しかし、初めての彼女なのだ。好きだと言ったし、好きだと言ってくれた女の人だ。もう俺の事情や欲求に巻きこみたくない。
俺「干菜は俺の彼女だ。早くに言わなかったのは悪かったけど、こうなった以上俺はお前らとやっていけないし、干菜にお前らを近づけさせることもできない。」
しばしの動揺があり、ABCの三人が、そして遅れてDが謝ってきた。画像を見た当初こそ怒りはあったが、
俺も同じ立場だったら、強く否定せず流されてただろう。だから許すも何も無い。だが今まで通りやっていくことも、また無い。
携帯を出させて、飲み会の干菜の画像を消させる。正義漢じゃないから美姫の画像までどうこう言わない。
皮肉にも俺が立てたグループチャットだったので、エロ画像チャットから4人を退席させることも容易だった。(まあログや画像を復元する方法とか有りそうなもんだが、そこまでは関与しない。)
サークルチャットからも退席した。一足先に美姫も退席していたようだ。
[20/20] 陳謝
D達を追い出して、部屋には二人。干菜が寝たままでは俺が出ても鍵を閉められない。そのためだけに起こすのも気が引ける。
ということで俺はずっと佇んでいた。思い返すは去年、男5人で遊んでた思い出。本当に楽しかった。初めてのとまでは言わないが、数少ない大事な友達だった。
もう奴らとああして遊ぶことも無いんだな、と考えると涙がこぼれてきた。干菜のことだって「すげー!いいなー青春してるなー」くらいに羨ましがられたい、その程度だったのに。
干菜が起きてきた。泣いてんの?と聞かれた。美姫と俺がサークルチャットを抜けていることと併せて全て話した。
見たくなければ見なくていいと一言添えて、俺1人残ったエロ画像チャットのログを映した携帯も渡した。
俺たちが裏でやっていたことを全部見たらしい干菜は「そっか、絶交したんだ…。だから泣いてたんだ。」とそれでも俺のことを気にかけてくれた。
まだ言うことはある。俺は美姫やD達に対する顕示欲のために干菜を利用して、危ない目に合わせてしまったことを謝った。別れを切り出されることも覚悟している。
干「え…?いやいや何言ってんのwあたしが女っ気無いからお洒落しなきゃってのはもっともだし、まー確かに恥ずかったけど人の視線に慣れなきゃいけないとはあたしも思ってたから!
それに…ちゃんと守ってくれたじゃん?」 涙を抑えきれない。
干「ふふ、また泣くの?まー一応人生の先輩だし、おねーさんに甘えなさいなw」
一年強過ごした友人との決別、赦してくれる優しさに触れ、干菜の胸で泣いた。
……ってだけだったらいい話なのだが。
数分泣き晴らしたら、自分の置かれた状況を再認識して、一気に勃起して一瞬でバレてしまった。
干「何?wしおらしく泣いてると思ったら今度は興奮してんだw」と煽られた。謝ったがおちょくられているようで
干「こんな押しの弱いあんたは珍しいから今からやろw今日こそあたしがリードするから!」 としっぽりしぼられてしまった。
これまでにない押しの強さと愛のあるセックスをしたと思う。充足感なら初夜のとき以上にあったかもしれない。
こうしてサークルは3人が去り半壊滅。友人も失った。
あいつらと、そして美姫がどうしているか知る由も無い。が、干菜に誠実で有りたかったが故の選択なので、後悔は無い。

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