視察団物語
2018/01/06
いろんな「大人の事情」で大事な部分を変えたり省略したりしてる。
なので、適当に脳内で補正&補完よろしく。
数年前、業界の視察旅行で10日間ほど某途上国を訪れた。
その国の政府系機関が「わが国は投資しがいありますよ♪」とアピールするため、国の主要産業に関係する日本の業界各社に呼び掛けたアゴ足付きの招待旅行だ。
日本側の参加者は俺を含め10人余り。
広い意味じゃ同じ業界だが、具体的な商売内容はバラエティーに富んでたな。
旅行中に商談会も予定されてたせいか、ある程度の決裁権を持つ管理職がほとんど。
部長とか次長とか、中には気合いを入れて役員級を送り込んできた所もあった。
20代のぺーぺーは俺くらい。
俺がたまたまその国の公用語を話せたからだろうが、何だかうちの社のやる気のなさをさらしてるようで肩身が狭かった。
視察団員は大半がオジサンだが、女も3人いた。
推定50代半ばの田中さんは大手の部長。
アラフォーの吉田さんは業界紙の記者。
アラサーの小川さんは新興企業のマーケティングプランナーという肩書きだった。
ちなみに、当たり前だが全員仮名な。
日程は基本、朝に宿泊先を出発して現場を視察。
午後から責任者の説明を聞く。
視察先は原則1日1カ所だから、スケジュール自体は比較的楽だ。
その日の予定が終わると、向こうの関係者との夕食会とかがなければ自由行動。
観光地でもないんで団員で連れ立って街へ繰り出すわけだが、女3人は2日目くらいから他の団員たちと別行動を取るようになった。
夕食後にショッピングへ行くらしく、女だけの方が気楽なんだろう。
男性陣はといえば、現地の女の子がいるエロいマッサージとかストリップとかそっち系の「夜の娯楽」を楽しみにしてたオジサンも多いようで、女性陣の別行動をむしろ歓迎してるフシもあったな。
いろいろトラブルにも見舞われたが何とか日程は進み、3日目だったと思う。
夕食会が終わってホテルへ引き揚げる時、女部長の田中さんから声をかけられた。
「ねえ、高橋さん(仮名だが俺)て現地語話せたよね?」
「はい、一応…」
「ちょっと付き合ってもらえると助かるんだけどな…」聞くと、近くの商店街へ買い出しに行きたいから通訳を務めてほしいという。
まあ他社とはいえ業界の大先輩だし、むげに断るわけにはいかない。
オジサンたちに付き合うのも面倒だったんで、女3人の買い物にお供した。
彼女らにすれば、英語の通じない店でも値切り交渉ができるし、荷物も持たせられる。
夜に女だけで出歩くのは不安だし、ぺーぺーの若手だからあまり気を使わずに済む。
こりゃ便利ということか。
以来、夕食後は女性陣と行動を共にすることが多くなった。
女部長の田中さんは、外見はどこにでもいそうな太めのオバちゃんだが、性格は温厚。
ユーモアはあるし仕事もできそうだし、出世するタイプだろうなと思った。
記者の吉田さんは美形だが化粧は薄めで、どっちかと言えば男っぽいイメージ。
目つきがキツくてちょっと怖い感じもするが、話してみるとサッパリした良い人だ。
新興企業の小川さんは癒し系。
小柄で小動物っぽいというか可愛らしいタイプだ。
物静かでどっちかと言えば地味だが、時おり見せる「クスッ」という笑顔が魅力的。
年が近いせいか俺と話が合って、視察先でも移動中も気が付いたら隣にいた。
(・e・)
(・e・)そんなこんなで日程も半ばの5日目。
この頃になると団員同士も打ち解け、最年少の俺は先輩たちから「高橋君」
「高橋ちゃん」と可愛がられるようになってた。
その日の視察先は奥まった山間にあって、バスを降りてから山道を延々と行軍。
体育会出身の俺でも少しキツかった。
オジサンや女性陣は相当こたえたらしい。
何とか日程を終えたものの、宿舎に戻ってから遊びに行こうって雰囲気じゃない。
夕食後、ホテルの部屋で社に出す報告書を打ってたら、夜更けにドアをノックする音。
誰だ?と開けると、ワインの瓶とグラスを持った田中さんと小川さんが立っていた。
「ちょっと飲もうよ」ホテルのバーに行くのもダルいし、同じ階の俺の部屋で酒盛りしようというわけ。
いつも一緒の吉田さんは、日ごろの運動不足がたたりダウンしたそうだ。
持ち込みのワイン(高級品)と部屋の冷蔵庫にあったビールでミニ宴会。
団員同士で食事するときは、どうしても仕事の話題が中心だったが、その日は部屋飲みのせいか、家族のことを話したり砕けた雰囲気だったな。
話の中で、小川さんが実は俺より5歳上で結婚2年目の若奥様だと初めて知る。
小柄で痩せてたし、どことなくピュアな雰囲気で若いというか幼く見えた。
俺と同年代くらいかな、20代でプランナーなんてすごいな、なんて思ってたが、とてもタメ口をきけないお姉様だったわけだ。
酔いも回った深夜、話題はその日の「行軍」に移った。
「このトシであの山道はないわ?。日本に帰ったら3日くらい寝込みそう」田中さんが愚痴る。
太めの年配女性には確かにキツかったはずだ。
俺は学生時代、体育会で先輩のマッサージはさんざやらされてきたんで、張りをほぐすマッサージの方法を教えてあげた。
しばらくは言われた通り「こう?」と自分で手足を揉んでた田中さんだが、やがて面倒くさそうに言う。
「どうせなら、高橋君がやってちょうだいよ」何だか下男扱いだなと思いながらも、状況的に断りづらい。
さすがに女性をマッサージするのは母親の肩を揉むくらいしか経験ないが、まあ母親と同年代だしいいかと考え、田中さんをベッドに座らせて肩を揉み始めた。
「あ?、たまんないわ?。やっぱり男の指よね?」オバサンに甘い声を出されても仕方ないが、ほめられて悪い気はしない。
そのままうつ伏せになってもらい、足首からふくらはぎを入念に揉んでさし上げた。
田中さんはスカートの下にスパッツという格好だった。
「う?、上手だわ?」俺よりはるかに太いおみ足を終え、そのまま背中に移行。
太いと揉みがいがある。
小川さんはニコニコしながら、ベッド脇で興味深そうに観察してる。
やがてビールとワインが回ってたのか、揉まれながら田中さんがウトウトし始めた。
「高橋く?ん、このまま寝ちゃっていい??」
「ええと、それは困ります」この巨体(といっても普通の中年太りだが)にベッドを占拠されちゃたまらない。
拒否された田中さんは「仕方ないなぁ」とブツブツ言いながら体を起こすと、眠そうに「お先にね?、おやすみぃ」と言い残し部屋を出た。
残ったのは俺と小川さん。
「あの…小川さんも揉んであげましょうか?」
「そうねえ。お願いしようかな」当然断られる前提で聞いたんだが、あっさりOKされて逆に戸惑った。
でもまあせっかくだからと、ベッドに座ってもらい後ろから肩を揉み始める。
「あらほんと、上手だわぁ?」オバさん全開の田中さんと違い、可愛い系の小川さんに言われるとドキッとする。
小川さんは身長150cm台前半で細身。
なで肩で首が長い典型的な「肩こり体型」だ。
これまで服装のせいか気付かなかったが、細い割に胸は結構ありそう。
緊張しながら、パンパンに張った肩から首筋、上腕を念入りに揉み上げる。
「脚もお願いしていいかしら?」
「構いませんけど…着替えてもらった方がいいですね」その日の小川さんはスリムのジーンズ。
さすがの俺もマッサージしづらい。
実は昼間から気になってたんだが、ジーンズだとスタイルが良く見えるというか、細い脚と対照的にプリンと丸い尻のラインがはっきり分かるんだよな。
それまで体格のせいで、何となく少女体型っぽいイメージで見てたんだが、胸にしろ尻にしろ意外と色っぽいことに気付いてドギマギ(←表現が昭和)。
「え?? 部屋に戻って着替えるの面倒だなぁ」
「だったら…シーツかぶってズボンだけ脱いじゃいます?」なるべく冗談めかして言ったつもりだが、ほんの少しだけ期待してたのは事実だ。
まあ、スカートかパジャマに着替えてもらえれば、俺としちゃ十分だったんだが。
小川さんは「う?ん」と少し考えてから、シーツをかぶって中でモゾモゾ始める。
えっ?マジ?と驚く俺の目の前で、丁寧に畳んだジーンズを枕元にそっと置くと、シーツから上半身だけ出してうつ伏せに横たわった。
「お願いします…」
「は…はい…」声が裏返ってた気もするが平静を装い、シーツから出たふくらはぎに手を添えた。
肩以上にパンパンに張ってるのが分かる。
痛くないギリギリの強さで指圧をかけた。
シーツの中の下半身は下着姿…そう考えるだけで胸の鼓動が高まった。
「あ…うぅ?ん…」キュッと締まった足首からふくらはぎ、膝の裏側を丹念にマッサージする。
さっきからドギマギする原因の一つが、彼女の声だったことに気が付いた。
ちょっとか細くて、これといった特徴がないようでグッと染み入ってくる感じだ。
「もう少し上もいきます?」
「…う、うん…」今から思うと小川さんもドキドキしてたんだろうな。
返事する声が少し震えてた。
太股の後ろ側へ手を進める。
肌は滑らかだし、腰から足首へのラインが美しい。
本当ならシーツの上から揉むべきだろうが、そんな選択肢は俺になかった。
両脚を肩幅よりやや広めに開き、吸い付くような手触りの太股をマッサージ。
シーツはめくれ、俺が少し屈むとベージュ色のパンティーがチラリと見える。
俺の股間は早くもかなり窮屈になっていた。
理性が麻痺していくのが分かる。
「痛くないですか?」小川さんはうつ伏せのまま、黙って首を横に振る。
手のひらから汗が吹き出してた。
手を進めると指先がパンティーの尻の部分に触れる。
太股に少し力が入ったみたい。
俺は構わず指の腹で尻から太股を撫でながら、指先に力を入れて圧をかけた。