続続・仮名はなださんのアパートで…
2019/02/01
「はなださん、下の名前で呼んで…いいですか?」
「うん、いいよ。」
「は、はなちゃん…。」
「じゃあ俺も。くどーちゃん。」
「「ははは。」」
※いいのが思い浮かばないので、姓も名前も同じに。私は、はなちゃんと抱き締めあいながら、はなちゃんの胸をずっとクンクンと嗅いでいた。
はなちゃんは、とてもいい匂いがする。
いつまでも嗅いでいたくなったけど私は、恋人になれたのだから、恋人にしか出来ない事をしようと思いたった。「はなちゃん…、さっそくですが、エッチしましょう。」
「ええっ!?エッチって、くどーちゃんっ!?ムードはっ!?」
「あ、そうですね。うっかりでした…。
恋人どうしですから、ロマンス溢れるような…。」
はなちゃんと抱き締めあいながら私は、いい匂いのするはなちゃんの胸をクンクンしながら考えて、
「思い付きました?。次に会う日を楽しみにしていて下さいね。」
「あっ、うん。」
そしてその日は、心ゆくままに抱き締めあって、はなちゃんの胸をクンクンしたのだった。次に会ったのは、土曜日だった。
約束をして、はなちゃんのアパートへ会いに行った。
部屋の鍵を開けてもらってすぐに、はなちゃんにはトイレの中で待っててもらい、私はすぐに準備をした。
準備はものの数分で終わった。トントンとトイレをノックして、ひょっこりと顔を出したはなちゃんを、寝室に案内した。「見て…。はなちゃん。ロマンス溢れるムードでしょ。」
「え!」
と言われた。私は、感動してくれたと思った。
「あとで、ここで、エッチしましょうね。」
「くどーちゃん。嬉しいけど、トゲが…刺さっちゃうよ…。」
と言われた。
「トゲなら大丈夫です。花屋さんが取ってくれてますよ。」
私は、用意してきた6本の薔薇を、ベッドに並べて置いていたのだ。
「そうだ。花の部分だけを並べたほうが、もっとロマンス溢れるムードが…。」
私は言った。
「いやいや、せっかく綺麗な薔薇だから花瓶に入れて飾ろう。
くどーちゃん、俺のためにありがとう。」
と言われた。
「ロマンス溢れるムードは…、難しいものですね…。」
私は、ムード作りの難しさを知った。
その日もエッチは出来なかった。
でも、抱き締めあえて、はなちゃんの胸をたくさんクンクンする事は出来た。エッチは、違う日にした。
はなちゃんとのエッチは凄かった。
何度も何度もエッチをした。
はなちゃんと、ずっとずっと、一緒にいられるって思って、幸せだった。けれど、今、お別れフラグがたっている…。
私は、待ってた。
はなちゃんといつか、結婚出来るかもって思ってた。
私を選んで欲しかった。いつかはなちゃんに寿命が来たら、私がはなちゃんを看取りたかった。
けれどはなちゃんは、私とは違う気持ちだったようだ…。私には、はなちゃんだけだった。
誰よりも、好きだ。
本当は、お別れフラグがたってるどころか、完全にフラれた…。
見る事も叶わなかったけど、はなちゃんのタキシード姿は誰よりも素敵な事だろうな。なぜかはなちゃんは、最後まで私の元カレの事ばかり気にしていたけど、私は元カレには戻る事はないのだ。
はなちゃんがいなくなったら、素敵な彼氏候補が現れるまで、私は、一人なのだ。
体だけの関係は悲し過ぎて、私には考えられないしね…。さよなら、はなちゃん…。
バイバイ…。(´;ω;`)
バイバイ…。(´;ω;`)ノシ