人妻と温泉旅行

2023/03/08

当時俺は20歳になったばかりで(見た目はごく普通)、仕事も実家(青森)から離れた福島の白河で現場監督として働いていて、女っけもなにもない生活を過ごしてた。

社宅で毎日主任と二人きりの自炊生活(涙)。彼女も就職する前に自然消滅し、就職してからは女の人と触れる機会は飲み屋ぐらいしかない。

そんなとある夏の蒸し暑い夜、相馬に住んでる友人A(男)から一本の電話が。

友人A 「おーい、たまには相馬に来て飲まないかー?来るまで大変だろうけど(2時間半)来たら奢るよ」
そんな誘いに、週末はパチンコぐらいしかやることのない私は二つ返事で向かうことに。
車で2時間半、友人のアパートにたどり着いた私は友人と合流して早速飲みに行くことにした。
友人Aと2人居酒屋で軽く飲んで、Aが「俺よく行ってるんだ」というスナックへ連れて行かれた。

店の名前は失念したが、とりあえず明るい雰囲気のどこにでもよくある飲み屋で、客は奥のほうのボックスに何人かがいた。
最初は気にせずカウンターで飲んでいたが、その後ろのボックスの連中がやけにうるさい。あんま他人が騒いでるのは好きじゃないのでチラッと後ろを見る。
そしたら女が3人。その人たちは随分早くから飲んでるらしく、ノリノリでカラオケは歌うわワイワイ騒ぐわでちょっとイラついていた。が、そのチラッと見たとき女の人がマイク越しに叫んだ。
「おい、そこの少年!キミたちも一緒に飲もうよ?」
マイクで喋る人はちょっとくたびれた感じの(失礼かな)30ぐらいの女の人。残る2人もニコニコして冗談半分で手招きをしている。

俺達は「どうする?」と相談したが、まぁ野郎2人で飲んでるよりは面白いかと思い参加することに。そこに彼女はいた。

3人の女の人を仮にA、B、Cとする。Aはさっきマイクで叫んでいた人。Bはもっと年上で40歳に手が届かんばかりのちょっとアウトオブ眼中、問題なのはC、美緒さんという人だった。

ちょうど美緒さんの隣に座り(というかちょっと無理矢理座った)話を聞くことに成功。
美緒さんは27歳。見た目は髪はセミロングでおとなしめの服装、但し小さい。ホント小さい人だった。
145センチあるかないかで、ちょっとみた感じ未成年のようにも見えた。顔も童顔っぽくて思わず、
俺 「あのー、Bさんの娘さんかなんかですか?」
と聞いたぐらいだ。Bさんには怒られたがw
美緒さんは笑って、
美緒 「そんなわけないじゃないですかー、もうオバさんですよ」と屈託なく笑う。
あまりジロジロみると変態扱いされかねないので、チラチラと容姿をチェックする俺。
セミロングの髪が揺れてなびく。…いい匂いだぁぁぁぁ。…ハァハァ
それと背が小さいのであまり気がつかなかったが、胸がデカい…
こじんまりとした体だから余計目立つのだろうか。
薄ベージュのぴっちりしたスーツからでもわかるほど大きな胸だ。そしてミニとまではいかないがスカートの先からはムッチリとした太ももが。

こちらは賛否両論分かれるかもしれないがちょっと太い。むっちり系だ。
はちきれそうな太ももと大きい胸、そして何より背が小さく童顔、これは俺にズドンだった。
しかも大人の女性特有のいい匂いがふわっと俺を包む。もうドキドキしてこっちのほうが汗ばんできた。
俺は酔った勢いもあって色々聞き出した。時々AやBがちょっかい出すがそんなの無視。
友人Aが可哀想にAに捕まっている。ご愁傷様と心の中で謝りつつ俺は美緒さんとの話を優先する。

聞けば美緒さんは別居したばかりで、この日は元気付ける為に職場のおねーさん達(A・B)が無理矢理連れ出して飲み会に参加させたこと、離婚は旦那の浮気癖が直らず、かつ物凄い嫉妬の塊みたいな男で、出かけようとすれば30分おきに電話を入れねばならなくて、そういうのに疲れ果てて自分のほうから離婚を切り出したとのこと。この店は旦那も知らない店で、最近は連絡はあきらめたのかあまり来ないなど。

あとは別居するまでの3年間は夫婦生活もなく、かといって欲求不満でもなく、彼氏がいるわけでもなく(ここは慎重に聞いた)、とにかく毎日をなんとか頑張っていこうと明るく振舞っていた。美緒さんは「大変だけど頑張らなくっちゃ!さ、飲みましょ!」とウイスキーをガンガン飲んでいた。
「そんなに飲んで大丈夫?」と聞くが、
美緒「んー、ホントはあまり飲めないけど今日は特別!アナタみたいな若いコにも会えたし嬉しい」
スバラスィ...ハァハァ 若いというだけで褒めてくれるなんて。俺も調子に乗って
俺 「美緒さんみたいなカワイイ人捨てる主人なんて何てヤツだまったく、俺がもらっちゃおうかなー」
なんて酔っ払った勢いで言ったりした。でも、
美緒 「だーーめ、ワタシは当分誰とも付き合う気ない!もう疲れちゃったし…」
小首をすくめてちょっと憂いたような表情をする。悲しいようななんともいえない表情…
美緒 「あ、ゴメンゴメン、楽しく飲もうよ!若いんだから飲んで飲んでー」
気丈に振舞う美緒さん、カワイイ、マジカワイイ!もうめっちゃタイプです。
その後は、適当にカラオケ歌いまくったりお互いの話を沢山したりと盛り上がった。店の閉店時間を過ぎても誰一人潰れることなく(俺も強いんです)楽しく飲んだ。で、午前2時ころお開きとなり、お互いタクシーを呼んで帰ろうとした。
その時美絵さんが「ちょっとちょっと…」と袖を引っ張る。ちょっと前かがみになってて胸の谷間がスーツから見えた。…スゴイっすよ奥さん!物凄い谷間じゃないですか。
色も白くて胸の肌がほんのり赤みを帯びてさらに暑かったのかちょっぴり汗をかいていた。コレだけでご飯3杯はイケるほど大興奮の俺。
「今日は楽しかった!久しぶりに沢山男の人と喋ったなーーフフッ」と笑い「ハイこれ」と一枚の名刺を差し出した。
名刺にはそのAとBと一緒に勤めている会社の名前と、美緒さんの名前が書いてある。 その裏に急いで書いたような文字でポケベルの番号が。当時は携帯などあるわけもなく、ポケベルですらない人が多かった時代だ。背中に羽が生えるってこのことか。嬉しくて飛びそう。

美緒 「買ったばかりでほとんど誰にも教えてないけど、今日付き合ってくれた御礼!じゃね!」
慌ててタクシーに乗り込み手を振る美緒さん。車が遠ざかっていくのをボーっと見ていた俺。
友人Aは潰れてしまい、抱え込むようにしてタクシーに野郎2人乗り帰る。空しい…
まぁ社交辞令かなとも思ってその時はあまり気にせずにいた。実際ポケットに無造作にしばらく入ってたし。

1週間ぐらいした後、夜中ふとポケットの名刺を思い出し取り出す。
少し滲んでいて最後の番号が8なのか6なのかよくわからなくなっていたが、美緒さんのことを思い出した。
あの少女みたいな身長と童顔の笑顔、明らかに不釣合いな胸、思い出しただけで股間がズキズキしていた。
そのまま思い出しセンズリしようかと思ったが、最初の目的「ポケベルに電話する」だった。

俺は(そうだったな…この前の御礼も言ってないしな)と思い、ポケベルの番号を社宅から かけてみた。最初は「6」でいこう。これで間違ってればやっぱやめよう。そういうもんだと思って。
そしたら繋がった。「メッセージをプッシュボタンでどうぞ」のガイダンスが入る。
ドキドキしながら今の社宅の番号を入れる。今は主任は講習中で1週間留守だ。
でもどうせ来るわけないな…と思って思い出しオナニーでもしようかとパンツを下げてスタンバイ。
これでこなかったらあきらめようと思ったら5分後…社宅の電話(ホントうるさかった)が鳴った。
美緒さんか!と思って慌てて受話器を取る。そのときパンツ半分ずり下げていたので取ったまますっ転んでしまった。
ドテドテーーーン!受話器も落としてしまう。情けない…すると受話器から女性の声だ。「…も、もしもし?」
美緒さんだ!やっぱ美緒さんだ!嬉しくて痛さよりも先に必死に受話器へ返事する。
俺 「も、もしもし…」
美緒 「あ、あのー、○○君?(ここで私の名をMとしましょう)、M君だよね?どうしたの?」
まさかここで「貴方のことを思い出してオナニーする寸前でした」と言ってみろ、即座に電話は切られる。慌てて平然とした言葉でなんとかごまかす。
俺 「あー、ちょっと今片付け物してて。嬉しいです、ホント嬉しいです!電話してくれるなんて」
美緒 「いえいえ、こっちこそポケベル入れてくれてありがとう。嬉しかったよ」
俺 「この前はありがとうございました。男同士で飲んでるよりずっと楽しかったです」
美緒 「そう?こちらこそ楽しかった。久々笑えたって感じ。ふふふっ」
美緒さんは特に迷惑そうな感じではなさそう。イケるか?と思ってガンガン会話する。
今している仕事のことや住んでる場所、お互い生まれた場所など…美緒さんはやはり相馬の人だそうだ。
大分話し慣れて来たので、ちょっとだけ探りを入れてみる。嫌われるかな…と思ったけどそこは大人の女、笑って許してくれるだろうと勝手に脳内変換。
俺 「美緒さんこの前なんかエッチな格好だったよね。俺すっごく興奮しちゃった」
美緒 「えーーー!なんでぇ?普通のスーツだったでしょ。何でそう見るかなボクちゃんは」
ふふふ…と笑っている美緒さん。よしっ!怒らない「大人」だ。いけー、甘えろー…ハァハァ
俺 「だってすっごい胸大きく見えたし胸元見えちゃったし太ももパンパンだし…」
美緒 「エッチだねー、欲求不満なの少年?あはは…なーんてね」
俺 「そうかもしれません…けど、、俺にとってはすっごい魅力的です。この前のお礼を兼ねて一回ご飯奢らせて下さい!」
美緒 「それじゃ下心見え見えだよーふふっ。でも言ったでしょ?ワタシは誰とも当分付き合う気ないし、別居しててもまだ旦那の妻ですから」
俺 「でも…じゃあなんでベルの番号教えたんです?酔ってたから?」
ちょっとむっとする俺。それを察したのか美緒さんは答える。
美緒 「ホント殆んど誰にも(番号は)教えてないよ。M君は話も面白いし楽しいかな、と思って。でも付き合うとかそんな気持ちは今のところないよ…ちょっと今男性不審だし。旦那のせいかな・・・ちょっと男の人が怖いってのがあるんだよね。今までも付き合った人は旦那以外に1人しかいないし…」
俺 「え?美緒さんで旦那以外に1人?うっそだーー!」
あんな巨乳で童顔でかわいくて太ももパンパンの美緒さんが、付き合ってた人が旦那含めて2人だけって…
そんなアホな。美緒さんはよほど男が嫌いなのかそれとも男が住んでないところにでもいたのか。俺は立て続けに聞く。
俺 「じゃあ2人だけ?それはないでしょー」
美緒 「ホントだよ!少なくてごめんね!どーせ経験少ないですよー!」
俺 「…ホント?」
美緒 「…こんなのウソついたって仕方がないでしょ。いーの別に」
俺 「ゴメン…・」
あちゃー、もうダメかなと思ったそのとき美緒さんはここで話を変えた。
ここからが全ての始まりだった。

美緒 「んー、でも電話してくれた勇気をたたえて…ね、あのA子っていたでしょう?A子がね、温泉旅行のペアチケット券2枚社長(多分勤めてる?)から貰ったのよ。でね、私たち2人は確定してるけど他の人誘ってもなかなか予定が合わなくて誰もいないの…。もしよかったら一緒に行かない?でも部屋は別だからね。私たち女同士で泊まるのをOKするならいいわよ。それとアナタはあの友人A君も連れてきて。2対2ならちょうどいいでしょ。今週末が期限だけどどう?」
俺 「…え?」
やったー!
友人Aの都合を聞くまでもなく「行きます行きます!絶対行きます!」と二つ返事。
美緒さんの「美味しい食べ物沢山出るみたいだから食べましょうね。あ、健全にね! ふふふっ」という声も
もう俺の声には聞こえない。とりあえず待ち合わせ場所と日にちを確認して早速友人Aに電話。
「えーー、メンドいよ」という声を無視して強引に予約確保。これでOK!
前日には着替えとコンコンコンちゃんを1ダースしっかり確保しスタンバイOK!ばっちこーい! 健全?んなの飲ませればどうにでもなるでしょ!でも酒強いしなぁ…
そして週末。待ち合わせをして美緒さんの車で1時間、とある温泉に着いた。
温泉といいつつもしっかりホテル並みの建物で、すっげぇ高そうな感じがプンプンする温泉旅館。そこの8階に隣あって2つの部屋にそれぞれが入る。
とりあえず風呂ということで野郎同士で入って(涙)、ムードもへったくれもない状態であがってきたとき美緒さんとA子さんも風呂から上がってきた。ゆ、ゆかた姿!
A子さんはどうでもいいが、美緒さん色っぺぇ…
相変わらず小さい背がほんのり桜色に染まった綺麗な肌、それと盛り上がった二つの胸、お尻も大きいけど。
髪を上げたうなじがイイ。もう大興奮で横目に見る。あまりマジマジと見るとねちょっと…立てなくなる。
部屋に入っていってもしばらくボケーっとしてしまった自分がいた。
そして夕食。部屋膳をA子さんの気配りで女性陣の部屋にしてくれた。A子、グッジョブ!
4人で楽しく食べながらかつ飲む。というか飲ませる。もう俺は美緒さんしか見えない。
真向かいに美緒さんが女の子座りで座っている。ひざから上が微妙に見えそうで見えない。飼い殺しだ。
酔っているのかだいぶほんのり赤らんでいる。美緒さんは真っ赤になるタイプだ。
ここで友人Aと練った作戦を決行する。目的は「とにかくA子を潰す」こと。
おだてあげて盛り上げて日本酒ガンガン飲ませる。情報では日本酒は得意ではないらしいが「温泉来たんなら当然日本酒でしょ!」とこっちは飲まずに飲ませる。ひたすら飲ませる。
案の定潰れる…かと思ったら敵も手ごわい。今度は友人Aに返杯の嵐だ。チーン…南無。結局2人が潰れた。
残ったのは俺と美緒さん。ここであまりに露骨に迫ると流石に拒否されそうなのでそこそこ飲みながら色々話をする。この時点でお銚子は20本w
美緒 「うーん…ちょっと酔ったかな…」
ちょっとふらふらしている美緒さん。そのたびにゆかたの胸元がちらちら見える。あのスナックで見たときのようにほんのり桜色になってて、やわらかそうな谷間に小さな汗がパーッと散らばっている。
あ、あれ?ブラしてないんすか奥さん?
俺 「あれー、ブラしてないんすかーえへへー」酔ってる俺。
美緒 「んー、折角の浴衣だしなんかめんどくさくて付けてない。どこみてんのエッチ!」
俺 「おっきーですねー胸。何カップっすか?」かなり酔ってる俺。
美緒 「教えなーーい、ふふふっ」
小さく笑うたびにその大きな胸が小刻みに揺れる。足元もゆるくなってきてちょっとづつ腿があらわになる。
それを見ているだけでもう俺の息子ははちきれんばかりにギンギン。痛いほど突き上がっている。
襲いたくもなったがここで襲っても寝ているとはいえ2人邪魔がいる。
ここは飲ませて飲ませ倒してしまえ、とばかりに飲ませる。俺も飲む……あれ?目が回る…
バタン、グーグー……先に倒れたのは俺だった。

そして夜中…
のどが渇いて起きる俺。布団はいつの間にか4つ引かれ(なんで?と思ったが4つ川の字に並んでいた)
窓側から俺、美緒さん、友人A、A子さんと並んで寝ている。隣の部屋はどうなってんだ?と思ったがそんなこと考える余裕すらなく頭が激しく痛むし喉がカラカラだ。水飲もうとして起き上がる。
友人AとA子さんは小さないびきで熟睡している。よし。
ふと見ると隣には美緒さんがすやすや眠っている。寝顔もイイなぁ…
と思って足元を見ると布団がめくれあがっている。ありゃと思って布団をかけようとすると、俺の目の中に綺麗な肌をした脚が視界に入った。めくれた先は足首から太ももの途中まで丸見えだ。ここで俺の中にあった何かが弾けた。
まずは布団を左手に、右手をそーーーっとくるぶしあたりから触ってみる。
布団を左手にというのは、もし起きて何か言われたときに「い、いや布団を直してあげようとして…」と言い訳が成り立つ。
今までこんなことは一度もしたことなかった俺だが、美緒さんの姿と酒の勢いで俺は理性など吹っ飛んだ。
27歳とは思えないほど肌がすべすべだ。しっとり吸い付く肌に思わず生唾を飲み込む俺。
つつーーっと指先を滑らせてみる。反応はないので指先を太もものほうに這わせる。
ピクッと反応し「ん、んーーっ…」と小さく喘いで寝返りを打つ美緒さん。もう心臓は破裂しそうなほどドキドキしている。
指は汗ばみ頬を汗が伝う。しかしこの機会を逃せば一生チャンスはないと勝手に納得させる自分。
太ももを触りつつ布団をゆっくりめくり上げる。パンと張り詰めて艶かしい太ももがあらわになる。
布団を持っていた左手を離し、足首からゆっくり両手を触れる。吸い付くような肌と、ちょっぴり汗ばんでる肌。
その両手を滑らすようにしてゆっくり上がっていく。ひざから今度はあの張り詰めた太ももだ。
太ももは浴衣に隠れてはいたが、寝ている間に随分帯が緩くなったようで、簡単にめくらせることが出来た。
両手の人差し指と中指を太ももにツーっとゆっくり、ゆっくり走らせる。時折ピクッ、ピクッと震えるがまだ起きない美緒さん。
そして段々大胆になり今度は太ももを両手で撫で回す。すると「…ん…ん…っ」と小さく呻く。ヤバ、起きたかな?
でももう止められない。息子も反り返ってビンビンだ。我慢汁ももうパンツをぐっしょり濡らしている。
本当にこの太ももは触りごごちが最高だ。この時もしかしたら俺って太ももフェチかと思ったほど感触はいい。
布団をゆっくり横にずらして美緒さんの全体像があらわになる。いやしかし小さい人だ…
背だけ言ったら中学生みたいな小さな美緒さん。でも今別居やらなにやらで苦労していることを思い出すと急に、なんだか急にいとおしく思えてきてしまった。ここでやめようかと思ったほどの罪悪感が一瞬よぎる。
でも…この太ももと半分崩れている浴衣姿を見てそんな理性は簡単に吹っ飛ぶ。ええどうせ俺は狼だよ。
浴衣の帯が半分ほどけていて胸元が大きく開いている。寝ていても大きな胸…ほとんど崩れてないよ…重力ってあんのか?
その先端はほんの少し尖っている。ち、乳首だぁ。浴衣越しとはいえ乳首が今そこに・・・。
我慢できず帯をゆっくり解いて浴衣をそっと広げる。ああ、おっぱいだよ神様!
指でそっと乳首を触れる。「ビクッ!」と体が反応し同時に「ん、んーーー…」と声が漏れる美緒さん。
乳首は小さすぎもなく大きすぎもなくいい感じ。乳首は最初柔らかかったが段々手で転がしてるうちに硬く尖ってきた。
美緒さんは少しづつ呼吸が荒くなる。息している間隔も段々短くなってきているようだ。起きてるのかな?
手だけではもう我慢できずに乳首をそっと舌で触れてみる。ほんの少し「ピッ」って感じで。
すると「んっ!」と小さくのけぞる。感度いいんだ…
右手を左の乳首に、右の乳首は舌でゆっくり、ゆっくり転がしている。美緒さんも段々肩で息するようになってきた。
呼吸も明らかに浅く短くなってきている。そしてとうとう… ゆっくり薄目を開けた美緒さんがいた。
(ここからはヒソヒソ話ですあしからず)
美緒 「…ちょ…ちょっとなにしてんのーーーーー…やーーだぁ…M君…周りにみんないるじゃないのよ…」
手と顔を振りほどこうとするが酔ってるせいか力が全く感じられない。ここぞとばかりに攻撃をする俺。
美緒 「…や、やめてよ…あっ、あっ、んーーーーっ…… …ダメ…」
本気でやめようとするなら体をそらそうとするがそうでもない。むしろ俺の頭を両手で押さえつける。
美緒さんは苦しそうに必死に我慢していて、下唇を噛んで胸元から細かい汗がどっと吹き出ている。
美緒 「…も、もうやめて…ここじゃいや…あっ!あっああああっ!」
むっちりした太ももは乳首を舌で転がすたびに段々ゆっくりと広がっていく。腰も少しづつ勝手に動いているようだ。
俺 「俺…俺…もう我慢できない…初めて見たときから好きだったんだ…」
美緒 「…う、うそばっかり…私の体だけが目当てでしょ?…実際こんなこと…ああっ!…んー、ングー!」
いとおしくて思わず口づけする。そして同時に激しく両胸を同時に激しく揉む。
口を塞いでいるから多少のことはいいと思ってムッチムチの太ももの間に俺の脚を絡める。そしてパンティーの上から脚バイブ。これ俺の得意技。
美緒 「んー!んーーー!んんーーーっ!!」
思わず俺の肩をパンパン!と叩く。でもやめない俺w 両手をビンビンに勃起した乳首で激しく転がし唇は舌を絡める。
最初抵抗していた美緒さんもあきらめたのか舌を受け入れ激しく絡める。
そのとき美緒さんが「ちょっと聞いて…」と止めた。
美緒さんは周りが起きないように、かつしっかりと耳元でこう話した。
美緒 「…私…3年以上もしてないしヘタだよ…がっかりしない?」
起き上がり真剣な顔でこちらを見る。薄暗闇に浮かび上がる美緒さんの上半身の裸体…
巨乳といっていい大きなしかも垂れてない胸にくっきりと勃起した乳首、それと白い肌にもかかわらずほんのり赤みを帯びたしっとりとした肌…
美緒さんは続けた。
美緒 「…2人しか経験ないって言ったのは本当。今ちょっと男性不審になってるのも本当…でもね、なんとなくM君なら解決してくれそうかなと思って…でももうこうなるとは思ってなかった。ふふっ・・・ちょっと早すぎだぞ。もうっ!」
俺の頭をチョンと指でこづく美緒さん。そしてすさかず布団をかぶって恥ずかしがる。
萌えーーーー!萌え萌えで萌えますよ奥さん!
恥ずかしがってる布団の中に顔を突っ込んでこんどはこっちが告白。
俺 「俺、確かに美緒さんの体が欲しかった。でもこれっきりとか捨てるとかそんなこと絶対考えてない。むしろ捨てた旦那のほうが憎い。なんでこんなにかわいい人をって思ったし・・もしよかったら、俺と付き合って欲しい…こんなときにこんなこと言うの反則だってわかってるけど…」
美緒さんは後ろ向きで俺の話を聞いていた。ところがそのうち泣きはじめてしまったのだ。涙を流してこう告白する。
美緒 「…いいの?オバさんだよ?それにまだ離婚してないよ?」
俺は本音で答えた。
俺 「全然おばさんじゃないっす。それに離婚してからでもいい、本気で付き合って欲しい」
そして振り向かせてゆっくり口づけた。2人の舌がクチュクチュと音を立てて絡まる。
美緒は「いいの…?本当にいいの…?」と何度も繰り返すが、俺はそれを口づけで答えた。2人の唾液が口元からこぼれるほどの激しいキス。5分ほど続いてお互いの唇をむさぼりあう。
そのうち俺の右手は再び美緒さんの胸を激しく揉みしだく。
体が小刻みに震え、「んっ…んんっ…!」と聞こえないように必死に我慢しながら小さく喘ぐ。
大きな胸元の谷間にはもう小さな汗がびっしょりだ。その汗を舌ですくい取る俺。
美緒は「ああっ!」思わず声が漏れて周りを見回す美緒さん。あせっているようでとっても可愛い。
友人AとA子さんは結構激しいいびきで爆睡中だ。
その舌は今度は巨乳の乳首へとたどり着く。舌で優しく転がし左手は美緒さんの口元に差し出す。
すると美緒さんはその左手をチュウチュウ吸い出したのだ。なんか指でフェラチオされてるようで異常に興奮した。
そしてゆっくり体を倒し全力で美緒さんの乳首を激しく責める。舌で転がし指でつまんだり。
手を一杯広げてもまだ余る巨乳をグイグイ揉みしだく俺。
美緒 「…んっ!はぁ…はぁ…んんんっ!…も、もうダメだよ…声が出ちゃう…」
半分涙目で耳元で訴える美緒さん。でもやめない。やめたくない。
手は自然と流れで遂に股間へと向かった。
パンティーの縁からゆっくりずり下げる。腰を上げて欲しいと思ったが素直に上げてくれる美緒さん。人妻万歳!
するとパンティを下げるときに暗闇にキラキラ光る一本の糸…?愛液だ…パンツは少し重くなってるほどぐっしょりだ。
俺 「…スゴイ…こんなに濡れてるよ…」ああなんか3流エロ小説のようだがたしかにそう言った。
美緒さんは「(こらーーーーー!!という顔をして)もう!…エッチ…」
そっと指先をアソコに差し入れる。うわっ、もう大洪水。暗闇にクチャクチャ…と卑猥な音が響き渡る。
美緒さんは声を出さないよう必死に布団のすそを噛んで我慢している。それでも時折「ああっ!」と声を漏らす。
もう大興奮です奥さん!クリトリスを周りから円を書くようにして…とか書いてあったようなことを必死にやる俺。
それでも感じてくれてるのかアソコからドンドン愛液が溢れてくる。ちょっと中に指を入れる。うわ狭っ!
指にきゅうきゅうと自然に締め付けてくる美緒さんのアソコ。そのたびに愛液がピュッ、ピュッと溢れ出る。
美緒 「…はぁ…はぁ…も、もうダメ…ねぇ来て…ちょうだい…」
俺はまだクンニもフェラチオもまだなので「まーだまだ」と言って顔を美緒さんのアソコに移した。暗闇でもテラテラと光っている美緒さんのアソコ。しかし体も小さければアソコも小さい。
本当に入るんだろうかと心配する俺。しかも毛も少ない。萌え要素コンプリート!
テラテラに光ったアソコを舌で徹底的に舐め回す。クリトリスは直接と間接的にを交互に。
指と手は巨乳を揉みしだいている。ホント心地いい揉みごごちで離したくない触りごごち。3点攻めを繰り返す。
美緒 「(布団を噛みながら)んんーーーーっ!ああぁぁぁっぁぁぁんんんんーーー!い、いくーーーー!」
と腰が一瞬浮いたかと思ったらビクッ、ビクッ、と震えるようにしてブリッジ状態でのけぞった。
ちょっと攻撃をやめると肩で激しく息をしている。「ハァ…ハァ…も、もうダメ…」とぐったりした美緒さん。
体中が汗と舐め回した唾液とで光っている。
美緒 「(激しい息をしながら)すっごい気持ちいい…なんでだろ…3年ぶりだからかな…」
俺 「かもね…」
美緒 「…でもね、私アソコ舐めてもらったの初めてなの…」
顔を真っ赤にしながら告白する美緒さん。もう萌え全開っす!
俺 「え?そうなの?」
美緒 「うん…いつもちょこっと私が舐めてすぐ入れられてた…」
それじゃあ男性不審にもなるわ。よし、ワタシが誠心誠意全力を込めて舐めまくってあげましょう!
指をあまり激しく出し入れしないようにして同時にクリを舌で転がし左手は右の乳首をつまんだりする。
美緒 「(布団噛み状態で)んーーーーーーっ!んんーーーーっ!あ、ま、またいっちゃう、いっちゃうーーーー!」
激しく腰をガクガクする美緒さん。同時に大きな胸も激しく揺れて同時にアソコから液がドロッと出てくる。
美緒さんはぐったりしてもう力が入らないようだ。
美緒 「…も、もうワタシは十分…今度はM君のを…」
と言ったか言わないうちにズボンをずり下げ我慢汁でダラダラになってるチ○ポに口づける。
そして我慢汁を全て舌で舐めきった後、おもむろにカポッっと口に含んだ。
俺 「う、うわーーー、気持ちいい…」
口の中で舌が縦横無尽に動き回る。カリ首をチロチロしたかと思えば、全体でわざと音を立ててジュルジュル吸う。
もうこの時俺たちは寝ている二人などあんまり気にしなくなっていた。
おタマちゃんも口に含んで転がして、さらに手が伸びてきたかと思えばなんと俺の乳首をコロコロ転がすではないか。
最初はくすぐったいだけだったが、段々気持ちよくなってきてしまった。やっぱ男もおんなじなんだと思った。
美緒 「…ふふっ、おっきいね…それに硬い…やっぱ若いね…」
咥えながら微笑んでこちらを見る美緒さん。もうエロビデオまんまじゃないですか!うひょー!
なんだかそれを見ただけで気持ちよくて出そうになってしまったヘタレな俺。
俺 「あ、い、イキそう…」
美緒 「…いっへいいほー(イッていいよー)…」
俺 「ああっ!」ドクッ、ドクッ、と4回ぐらい激しく出た。それを全て口の中で受け止めた美緒さん。
美緒 「…ん…一杯出たね。若いっていいなぁ…ふふっ、嬉しい」
なんと全部飲んでくれた。生まれて初めてだったこんなのは。
俺のナニは全く衰えるどころか全然天を向いている。普通は一回出せばごちそうさーんなのにどうしたんだ俺。
やっぱこういうシチュエーションに興奮してるのかな。
出し終わった後もくすぐったくなることはなく(男ならわかるだろ)、むしろ美緒さんの口の中でどんどん膨張するアレ。
美緒さんが「大丈夫?」と言ってくれて、俺も「うん、全然大丈夫」と返した。
その間も激しく舌を使って舐めてくれる美緒さん。俺も負けずに69体勢になり舐め返す。
美緒さんの愛液はもうパッツンパッツンの太ももからひざにまで流れている。シーツももうぐっしょりだ。
そして10分ぐらい舐めまわした後、美緒さんがしびれを切らしたように「もうダメっ!」と言って俺の上にまたがろうとした。俺は慌てて
俺 「あ、あの…ゴムは?」
美緒 「…ハァ…ハァ…あ、あるの?」
俺 「あ、隣の俺たちの部屋だった…取ってこようか?」
美緒 「…ん…いらない!」
そういうとまたがってゆっくりアソコに俺のアレをあてがった。「ピチャ…」という音が聞こえた。
美緒さんはすぐには入れず、入り口でゆっくり、ゆっくりこするようにあてがってる。
そのたびにクチャクチャ…と卑猥な音が響く。起きやしないかと心配になるほどクチャクチャ…とスゴイ音。
美緒 「…う、うーーん、…なんか久しぶりだと怖いね」
そう言って汗だくになりながら微笑む美緒さん。もういとおしくて可愛くて俺の頭の中がまたまた弾けた。
俺は自分のアレをつかむと、ゆっくり少しずつ美緒さんの中に入っていった。
美緒 「あっ…」
せ、狭い…入り口が小さい分狭いし中ではウニョウニョしてるし、愛液がとめどなく溢れてもう俺のお尻のほうまで伝わっている。そして遂に…根元までぐいっと押し込んだ。
美緒 「んんんんんんん!!!!!!」
最初はゆっくり、そして回すようにグラインドして不意打ちのように時折激しく突く。美緒さんは俺の耳元に来てつぶやく。
美緒 「き、気持ちいいよ…どこで覚えたの…エッチなんだからもう…」
といいながら一緒に腰動かしてるのは美緒さん、貴方です。
俺は騎乗位になった美緒さんのおっきい巨乳を揉みしだく。かなり汗ばんて体全体がほんのり赤く染まっている。
美緒 「んんっ!ハァ…ハァ…い、イッちゃう…手、手を貸して…」
と言って俺の左手を取るとなんと噛んだではないか!
美緒 「(んんんんんんんんんぐーーーーーーーーーっ!!!!!)」
また腰を震わせて激しくイッた美緒さん。声を抑えるために俺の手を噛んだのだ。
その後体位を変え正常位に。この体勢が今でも俺は好きだ。
腰を激しく打ち付ける俺。そして相変わらず声を押し殺して我慢する美緒さん。
部屋中にネチャ、ネチャ、グチャグチャといやらしい音が響く。愛液はとめどなく溢れ、シーツはもう日本海。
もう途中で他の2人が起きても構わない。それだけ愛しいと思ってた。
美緒さんの巨胸が激しく揺れ動き、まるで別の生き物のようにのたうちまわる。必死にシーツにしがみついて耐える美緒さん。半分涙目になっている。
美緒 「(んっ…んっ…んんーーーー!あっ!ま、またいくぅぅ…!イッちゃうよぉぉ…!!!!)」
俺 「(お、俺も…そろそろ…)」
美緒 「(いいっ、いいっ!あああああぁぁ!来て、来てぇ!)」
俺 「(ど、どこに?)」
美緒 「(中、なかぁ…ああああぁぁぁ!!)」
一瞬躊躇したが、もうこんな小さな小さな美緒さんが、全身を震わせて感じてくれてる。それがとっても嬉しくなって、もはや何も考えることはできなかった。
俺 「わかった、イクよ、ああイク!ああっ!」
美緒 「きてぇぇぇぇぇ!んんんんんんああーーーーーーーーっ!!」
美緒さんのアソコの一番奥で激しく射精する俺。とても2回目とは思えないほど激しく熱いのが出てる。
美緒さんもアソコが激しくヒクつきながら収縮している。ふと振り返ると2人とも物凄い汗だ。
中出ししたのはもちろん初めての俺。もう気持ちいいというかなんというか「ひとつになった」ような感動すらあった。
美緒さんに「よかった?」と小声で聞くと
美緒 「…聞かないでよ…わかるでしょ…バカ」
と言ってまた布団にもぐった美緒さん。も、萌えですやっぱ萌えです奥さん。ハアハア・・・
行為が終わった後、チョットだけ話をした。中出ししてよかったの?と聞くと、
美緒 「うーーん、私生理はキッチリきていて大体わかるから…安全日だっだし…確かね…ハハッ」
さすが主婦(笑) 美緒は続ける。
美緒 「もう3年ぶりだから何が何だかって感じ。全身の全部が性感帯になっちゃった…」
そして俺に口づけて「朝になってもバレないようにもう片付けて寝よ(ニコッ)」と言う美緒さん。
俺が「一緒に寝ようよ…どうせバレてるって」と言っても「だーーめ、甘えは終わりっ」といって受けつけず。
結局もう一度口づけしてそれぞれの布団に眠った俺たち。
翌朝は何事もなかったように4人で朝食を食べに行った。俺なんて美緒さんの顔なんてロクに見れなかったのに美緒さんは馴れ馴れしくするわけでもなく、でも時折俺に微笑んでくれる大人の女になっていた。
友人AとA子は激しい二日酔いで途中から全く覚えてないとのこと。よかったよかった。
でも結構声出してたよねとこっそり言うと、美緒さんは黙って俺のおしりを思いっきりつねった。痛。
その後キチンと付き合うことになり、友人AやA子さんにも話した(あの夜のアレはナイショ)。離婚問題は解決してないものの(あっちの旦那が絶対ハンを押さないそうで)定期的に会ってはデートもしたり、当然エッチもしたりの生活を続けていた。
なんか後ろめたいところが美緒さんにはやっぱあるようで、
美緒 「別れてないのにこれってダメだよね…」
と時折悩むところもあった。
それでもなんとか励ましあい、いつかは結婚したいと思っていた。
ところが事態は急転した。俺の親父が倒れたのだ。

脳梗塞により右半身麻痺。ろれつも回らないとのこと。
自宅の電話からは泣き叫ぶ姉の声。母親は憔悴しきってどうしようもなくなっている。
姉からは「とにかく戻ってきて!」の一点張り。ロクに仕度もせずその日のうちに青森へ戻る俺。
美緒さんにポケベルで連絡しようとするが、生憎こんなときに限って繋がらない。自宅へかけてもダメだ。不在だ。
「ま、一旦帰ってきてから説明しよう」と思っていた。そのときはそんな軽い気持ちだった。
ところが、帰ってからは大変なことになっていたのだ。
ウチは自営業(小さいけど)で社長である親父が倒れるとそれを指揮する番頭さんがいない。
全部社長である親父が仕切ってきたのだ。もちろん会社は大混乱。葬式から会社を一旦立て直すまで1ヶ月かかってしまった。
そして1ヵ月後白河へ一旦戻り、結局勤めてきた会社を辞め、家業を継ぐこととなった。
そのことを美緒さんに告げはっきり告白した。「俺と一緒に来てくれないか」とプロポーズ。しかし美緒さんは…
美緒 「正直に言えば今すぐにでも一緒に付いていって助けてあげたい。でも私はまだ離婚問題も解決してないし、全部中途半端なの…私は貴方にとって重荷にしかならない。それに私もここを離れられない。年老いた母が近所にいるし、いつ貴方のお父さんのようになるかもわからない…知ってるでしょ。愛してるけど…全てを捨てて行けない…ダメな女だよ…」
そう言ってボロボロと泣き出した。
俺は正直付いて来てくれると確信していた。それほどお互い愛し合っていた。こうやって今書くのも恥ずかしいほどに確かに愛しあっていたんだ。でもこっちの我侭ばかりは貫き通せない。俺はこういうときこそ大人ぶるんじゃないのか。
それが彼女に教えてもらった「大人の行動」なのだ。
俺 「わかった…」
ぎゅうっと抱きしめて慰める俺。こんなときは泣いちゃいけないと我慢して我慢して耐えた。
俺の胸の中で小さな小さな美緒が、肩を震わせてぐしゃぐしゃに泣いている。「ゴメンね…ゴメンね…」と言いながら。
髪のふわっとしたいつものいい匂いが俺の鼻をくすぐる。でも別れなきゃいけない。
しばらく抱き合った後、お互い振り返らずにドラマのように別れた。ポケベルと自宅の番号もあとで破り捨てた。
連絡は取り合おうよと美緒さんが言ったが、それに甘えてはいつまで経ってもお互い何も解決しない。
そう思って捨てた。それがよかったのか悪かったのかはわからない。
荷造りを終え、とうとう自宅へ戻る日。主任にお礼を言って車に乗り込み、東北道を北に帰っていった俺。
帰りの車中で運転しながらふといろんなことが思い出されて涙がどっと溢れてきた。
もうどうにもとまらなく溢れた。思わず車を路肩に止めてそれこそ号泣した。
彼女の前では泣かなかったのが、今になって滝のように溢れていた。気が付いたら泉インターのあたりで1時間も泣いていた。
あれほど泣いたのは後にも先にもあれだけだ。それほど泣いた。
その後の美緒さんのことは一切わからない。
友人Aも間もなく盛岡に転勤したからもう調べようがなかった。
今でも元気に小さい小さい体であの笑顔で頑張っているんだろうか。誰かと一緒になってるんだろうか。それならそれでいい。
元気でいて欲しい。ただそれだけを願っている。

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