ボーイッシュな妹
2022/10/10
妹とは仲が良くて昔から一緒にキャッチボールとかサッカーとかしてた。
野球したりする時、人が足りないと妹を刈りだしていたので
妹がショートヘアで色黒な御転婆娘になったのは僕のせいだと親によく言われた。
母は色白で友達が「お前のお母さん美人だな」というくらいの人で
内心自慢の母だから、本来母親似の妹も美人なはずなんだけど
肌は僕と同じ真っ黒け、髪も短く切ってて後姿は南国の少年のようにしか見えない
「兄貴!おはよ!」
毎朝洗面所で元気に挨拶する妹は
ちっとも妹という感じじゃない
「・・・おはよう朝からテンションたけーな・・・」
「今日はあそんでくれんだよね!」
妹と野球をしてたのは今は昔、僕は、大学生になって都会の大学に
先日夏休みで実家に帰ってきたところだった。
妹は正月に会った時より少しだけ髪が伸びていたが、相変わらずのショートヘア
今年卒業の中学生の妹は、ソフトボール部最後の夏を終えて暇らしく
帰ってくるなり遊びに連れて行ってくれとせがまれたのだった。
「っていうかなんでこんなに遅かったんだよ・・・」
顔を洗った後リビングのソファーでくつろいでいると
隣に座った妹が顎を膝の上に乗せて頬っぺたを膨らます。
ジーンズ地のホットパンツにタンクトップ
母親は巨乳なのに相変わらず胸が無い妹
顔はそっくりなのになぜかスタイルだけは母に似なかった。
「中学最後の試合だったのに・・・」
最後のソフトの試合の応援にいけなかったので昨日からずっとこの調子だ
「本当は夏休み始まったらすぐ戻ってくる予定だったんだけど、急に断れないバイト入っちゃってさ」
「ふーん・・」
ジト目で見上げてくる妹
「なんだよ?」
「べつにーまた彼女でも出来たのかと思ってた。」
高校時代に初めてできた彼女に夢中で構ってやらなかった時期の事を未だに言う
「解ったわかった今日は遊んでやるから、もう言うな」
「うん・・」
「ね、兄貴」
そのまま頭を膝に乗せたまま聞いて来る
「なに?」
「あたしね告白されちゃった」
「へー」
雑誌を見ながら生返事をする
「ちょっとちゃんと聞いてよ!!」
雑誌を取り上げる妹
「あっこら」
「もー聞いてって!」
「なんだよもー」
「それで、付き合うのか?」
妹から雑誌を取り返して読みながら聞く
「うーん・・」
今一煮え切らない様子の妹
「なんだ、迷ってんの?」
「そういうわけじゃないけど・・」
「なんだよ・・聞いてくれって言う割りに如何するか決めてないのかよ」
「うん・・・どう思う?」
「そんなの俺が知るかよ、お前の問題だろ」
「うー・・・」
「ねー、兄貴は今彼女いるんだよね?」
「あー夏休み前に別れた」
「また?」
「俺にも悪い所あるけどさ、付き合ってみたらウザかったんだもん、最初はいい感じだったんだけど、地が出てくるとウザイ女って結構いるんだよ」
「ふーん・・兄貴が我侭なだけじゃないの?」
「兄貴に遊んでくれって我侭垂れるお前に言われたくねぇ」
「昔は散々自分の都合で妹を自由にしたくせに!」
「ひ、人聞き悪い言い方するな!」
「野球が好きだっていうから混ぜてやってたんだろ」
「ふん!」
怒って階段を上がり自分の部屋へ行ってしまう妹
「あら、貴方達帰ってきた早々喧嘩?本当に仲がいいわねw」
キッチンからエプロンで手を拭きながら母がリビングに入ってきた。
「別に、マコトが昨日から一々突っかかって来るんだよ」
「お兄ちゃん帰ってきて嬉しいのよw」
「そんな可愛い玉?」
「あら、あの子もアレで結構女の子らしくなったのよ?」
母は何時もの柔らかい表情でニコニコしている
ウエーブのかかったセミロングで相変わらず年齢を感じさせない母
「女の子らしくねぇ・・俺には未だに弟にしか思えないけど」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「で、何処へ行くんだ?」
「えーと新しいシューズかいたいんだよね!」
助手席の妹がテンション高めに言う
「お前なんでそんなにテンション高いの?」
「いいから!いいから!」
「ねえ、こないだまで付き合ってた彼女ってどんな人?」
「なんだよ・・どうでもいいだろ・・」
「えーいいじゃんおしえろよ?」
「別に普通だよ」
「普通じゃ解らないよ、なんか具体的にさ、芸能人で言うとどんな感じ?」
「うーん・・眞鍋かな・・?」
「・・・・へー・・」
「うん・・・」
「・・・・・・・」
「誰?」
「・・・・・・・」
妹は真剣な顔で靴を選んでいる
「なあ、お前またそんな男臭いのはくのか?」
ごつい靴を手にとって悩んでいる妹
「えーだって動きやすいのが良いんだもん」
「お前も女なんだからあっちの奴とかさ」
「あて足が痛くなるから嫌だ」
(あの子もアレで結構女の子らしくなったのよ)
母の言葉が頭の中でむなしく響いた。
「あ、新しいモデルだ」
そんな話をしていると僕のお気に入りの靴のシリーズの新作をみつけた。
「あー私それのサイズ違いもってる!」
「なんだよ買おうとおもったのにお前とおそろいかよ・・げー」
「なんだよ!そんな言いかたないだろばか兄貴」
「やめたやめた」
靴を棚にもどす。
靴を買い終えたあと機嫌が悪そうに前をズンズン歩く妹
「おーい」
「ふん!」
「あっマコト犬が居るぞ」
「えっどこどこ!?」
ぱっと顔色が変わって食いついてきた。
ペット禁止のマンションにいるので犬が買えないが
妹は大の犬好き
たまたま、ペットショップフェア中で特設のスペースで犬のふれあい体験をやってた。
「あーいいなぁ・・」
「触ってこいよ荷物持っててやるから」
「うん!じゃあコレお願いね!」
ソレから30分犬を遊ぶ妹をベンチで待つ事になった。
確かにこうやって遠巻きに妹を眺めていると少しは女の子らしくなったと思う
ソフト部をやめたので髪も伸ばし始めているという
母のようなグラマラスな感じではないが、スタイルはスレンダーで良く引き締まっている
「しかし良くやけてんなこいつ・・」
南の島の少年のような笑顔で犬にもみくちゃにされてはしゃぐ妹
「うわー毛だらけ・・」
犬の毛を払いながら妹が戻ってくる
「満足したか?」
「うん!楽しかった!」
「メシくうか?」
「うん!」
「なにくうかなぁ・・このステーキセット下さい」
「じゃあ私もステーキ!」
「・・・じゃあステーキセットを二つで」
ウェイトレスさんが妹のテンションの高さに笑いを堪えつつメニューを取って
戻っていく
「恥ずかしいからもう少しテンション落としてくれよ」
「いいじゃんw」
「だいたいステーキってどうよ・・」
「えー女がステーキ食っちゃダメなの?」
「そういうわけじゃないけど・・」
「うーもうおなかいっぱい・・」
帰りの車の中で妹が気持ち悪そうに言う
「だから全部食えないくせになんで頼んだんだよ」
「えーだって食べたかったんだもん」
「ねえ、帰ったら腹ごなしにキャッチボールやろうよ!」
「えー家でゆっくりしようぜ・・」
「ダメ!今日は私とデートしてくれるんでしょ?!」
「兄妹でデートはな・・」
「キャッチボール!」
手を掴んでくる
「わかったわかった危ないから大人しくしてろ!」
「兄貴は野球もうやらないの?」
「あーたまに大学で先輩に誘われてやるくらいかな」
家の近くの公園でボールをやり取りしながら話をする
「お前高校上がっても続けるんだろ?」
「うーん・・」
「なんだやめるのか?」
「うん・・お父さんが勉強しなさいって・・」
「まあ、それもアリかな・・あわるい!」
ボールが妹の上を通り抜けて飛んでいく
「お兄ちゃんも勉強したほうがいいと思う?」
妹がボールを拾って戻ってきて投げる
「まあ、オリンピックでるとかそういう目標があるとか・・」
「うーんそういのはないかな」
「大学行くんだろ?」
「うん多分・・」
「まあ、勉強はやっておいて損は無いと思うぞ」
「ねえ、」
「なに?」
「兄貴の大学って難しい?」
「まあ、ソコソコだなお前成績どうなの?」
「うーん普通かな・・」
「じゃあ少し勉強すればいけると思うぜ」
「あ、でも私の時にはもうお兄貴卒業してるよね」
「当たり前だろw何浪させるきだよw」
「マコトー」
妹とキャッチボールをしていたら公園の前の道から女の子達が声をかけてきた。
「あつちゃん!オース!」
妹が返事をして手を振ると3人の女の子が自転車のまま公園に入ってきた。
「こんにちはー」
運動部らしい丁寧な挨拶
この子達はソフトボール部の友達で、去年の試合を応援した時にも会っている
みんな短いショートで妹と同じように真っ黒に日焼けしている
「お兄さん今年の試合どうして見に来てくれなかったんですか?」
あっちゃんと呼ばれた子が言う、マコトの親友で小学校の時から知っている子だ
「悪い悪いwバイトが忙しくてね」
「お兄さんとキャッチボールいいなぁ」
他の子が言う
「へへw」
なぜか自慢げな妹
「じゃあ邪魔しちゃ悪いから私達はコレで!」
そういうとあっちゃんはみんなを連れて行ってしまった。
「あっちゃん何いってんの?」
「さあwなんだろうねw」
妹ははぐらかすように言う
「?」
たっぷり2時間程2人でキャッチボールして家に戻る
「ふー汗かいたな」リビングのクーラーのスイッチを付ける
「あんた達もう直ぐ晩御飯だからお風呂はいって頂戴」
そういわれて先に僕が入ることになり風呂に浸かっていると
「兄キー一緒に入ろうぜ!」
そういいながら妹がすっぽんぽんで入ってきた。
「わっ!こら!なんで入ってくんだよ!」
「だってお母さんがさっさと入れって五月蝿いんだもん」
「母さんもなに言ってんだよ・・」
「いいからいいから、今更恥ずかしがるもんでもないでしょ」
「いや、可笑しいだろ恥ずかしがれよ・・」
「だってソフト部でも良く皆でシャワーあびるよ?スパ銭にも行くし」
「女同士だろそれ・・」
「いいからいいから」
「何がいいからなんだよ・・」
「兄として妹の成長を少しは感じて貰いたいわけよ」
「意味解らん」
「どう?少しは女らしくなった?」
そういいながらすっぽんぽんのままポーズをとる妹
前すら隠さない思い切りのオールヌード
白い部分と日焼け部分のコントラストが凄い
「あっ・・でもお前毛生えたんだなw」
「馬鹿だな当たり前だろw」
「オッパイも結構おっきくなったんだぞ!」
「どこが・・あいっ」
拳固を食らった。
「ほらほら!可愛い妹が背中流してやるからあがったあがった!」
「ったく・・」
口ではそうはいったが、確かに妹も少しは女らしくなっていた。
体の線だって随分女らしくなっているし
それにスポーツ少女だけあって全身ほど良く引き締まっていた。
兄貴とは言えそんな妹が背中を流してくれるというのが嬉しくないわけは無いだろう
「やっぱ兄貴はでけーな!」
「なに?チンコ?」
「馬鹿!背中だよ!」
「いてて!!つねるな!つねるな!」
「ね、私綺麗なった?」
妹がゴシゴシ背中を擦りながら聞いてくる
「そうだなー少しお母さんに似てきたかな」
「本当?!」
「まあな、お前も元々お母さん似なんだからもっとお洒落すれば可愛くなるだろ」
「兄貴可愛い子好きだもんね」
「男は皆そうだよ」
「でも、あれだなw」
思わず笑いがこみ上げる
「なんだよ」
「お前にも毛がはえたんだなw」
「何で可笑しいんだよ!」
「いや?なんかお父さんうれしいなぁwぷくはははw」
「馬鹿兄貴!」
「あいたた!つねるな!」
「えーといつぶりだっけ?」
「なにが?」
「一緒にお風呂はいるの」
「私が小5の時だよ」
「あーそうだったな、まだあの頃は毛なんか無かったな、あっイタイイタイ!つねるな!」
「もう、毛の話はいいの!」
「もーお風呂で騒いでないでさっさと上がりなさい!」
母が怒って扉を開けた。
「はい・・」
2人体を拭いて上がると食事の仕度が出来ていた。
「あんた達幾つなっても五月蝿いんだから」
「すみません・・・」
「おなかすいたーいただきまーす」
素直に謝る僕の横を母と僕を無視して席に付いて食べ始める
「お前良く食うなぁ」
「だっておなかすいたんだもん」
その後バクバクとたべて二杯おかわりした妹は
ソファーで2人でTVを見てる間に隣で寝息をたてはじめた。
寝てる妹は歳相応の女の子らしく可愛く見える
「今日は疲れたみたいね久しぶりに貴方が帰ってきてはしゃいでたから」
「こいつ、いつもこんな感じでしょ?」
「馬鹿ね貴方が居なくなってから家でこんなに子供みたいにはしゃいでる事は無いのよ」
「そうなの?」
「本当このマコトはお兄ちゃん子なんだから」
「貴方が散々子供頃に遊んであげてたから、貴方が大学にいって暫くは落ち込んでたのよ」
「毎年貴方が帰ってくる前の日からソワソワしてるんだから」
「うーん・・・」
「まあ、コッチに居る間はどうせ暇なんでしょ?」
「まあね・・」
「たっぷり遊んでやって頂戴」
「はいはい」
「というわけでとりあえずこの子二階のベットに運んでね」
「・・・」
「結構重くなったなコイツ・・・」
妹をおぶって二階の妹の部屋に行く
「へぇー部屋は女の子っぽいな」
久しぶりに入った妹の部屋はすっかり年頃の可愛い感じになっていた。
妹の机のボードには部活の写真や家族の写真が貼られている
妹をベットにおろしてタオルをかけてやる
「うーん・・」
寝返りをうつ妹の頭を撫でてそっと部屋をでた。
そのあと3時間ほど部屋でレポートを書いていると
妹が起きだしてトイレに行く音が聞こえた。
階段を上がってきた妹が扉を開いて顔をだした。
「兄貴?」
「ん?」
「入って良い?」
「ん」
机に向かいながら背中越しに答える
妹は入ってくると本棚から雑誌を取ってベットの上で読み出す。
「お前宿題は?」
「んーやってる・・」
「見てやろうか?」
「うん・・兄貴の宿題が終わってからいいよ」
「宿題じゃなくて課題な」
「何が違うの?」
「・・・・さぁ・・」
「・・・・・・・」
妹はそのままベットの上で寝てしまい
また抱き上げて部屋に運んで寝かせて僕も眠る事にした。
朝
「おきろー!」
「ぐっ!」
妹が布団の上から飛び乗ってくる
「・・・ジョギングいこう!」
「・・・・」
妹に引っ張り起こされて無理やり朝のジョギングになった。
「もー早く!」
「はあ・・はあ・・そんなに早く走れるか・・・これでも勉強する真面目な大学生なんだぞ・・」
「体力おちてるなぁー」
「現役卒業したばかりの奴にかなうかよ・・・」
「ねぇ!海行こうよ!」
朝飯を食いながら妹が言う
「海ねぇ・・」
「あっちゃん達も行きたいって」
「あの子達もか?」
「可愛い女の子に囲まれて海いけるよw」
「中学生のガキと行ってもなぁ・・・」
「ねぇーいいでしょ!」
飯の後も隣でしつこくしてくる
「解った解った」
「やりぃ!あっちゃんたちに連絡してくる!」
「皆直ぐ来るって!兄貴準備しよう!」
「えっ!?まさか今日なの?!」
「当たり前でしょ!善は急げって言うじゃん!」
「この場合の善悪って何が基準なの?」
「もー男のクセに細かいな!」
「お前は女のクセに太すぎるっイタッ!」
流石中学生の行動力というか1時間後には仲良しグループが
集結して僕の車に皆乗り込んでいた。
「今日はよろしくお願いします!」
挨拶だけは丁寧な子達
車の中ではもうぺちゃくちゃと五月蝿い
「彼女いるんですか?」だのと散々質問攻めにあう
「ねぇ!何処へいくの?」
「そうだな・・多分殆ど海は混んでるから川へ泳ぎいかないか?」
「川?!いいかも塩水ってベタベタするし」
「じゃああそこ行くかな・・・」
「どこ?」
「ん、到着してのお楽しみって事で」
そういって山沿いの道を2時間ほど進み沢に着いた。
ココは高校の時に先輩に教えて貰った場所で
地元の人しか知らない穴場、浅瀬が広くて危険が無く安心して泳げるし
その上人が殆どこない
「凄い!」
「きれー」
「あーでもココ着替えるとこもトイレもないから着替えは車使ってね」
「トイレはその辺の草むらでね」
「俺はあっちに居るから」
「えーお兄さんもココで着替えましょうよw」
「子供の裸には興味ありません!」
そういって車の周りで着替えを始めた女の子達を残して先に沢に下りる
沢で着替えていると女の子達が騒ぎながら降りてきた。
「じゃーん!どうですか?」
各自水着をきてポーズする
「うんうん可愛い可愛い」
「あーなんか適当じゃないですか?」
「はいはい、ほら泳いできなさい」
「お兄さんも行きましょうよ」
「ほら兄貴も!」
皆に引っ張られて川に入る
「きゃーつめたい!!」
そういって女の子達が集まってきてつかまってくる
「こら皆で捕まると泳げないだろ」
皆がふざけて業とまとわりついてきたので
ひとりずつ掴んでぶん投げてやると面白かったのかみんなやりだす。
皆妹と同じソフトボール部だけど妹が一番スレンダーで
他の子はソコソコ胸のある子もいた
投げる時少し触れたりしたがまあ、年齢が対象外なのでなんとも思わなかった。
というか小さい頃から知ってるあっちゃんなどは殆ど妹と同じ様なも
もっと小さい頃には一緒にお風呂にも入った事がある
女の子達だけで遊びだしたので
飯盒などの道具を車から取り出して夕食の準備を始めた。
作るのは勿論カレーライス
クーラーボックスから肉野菜を取り出して手早く調理する
「わぁーお兄さん料理上手ですね」
女の子達が川から上がってきて手伝い始めた。
石で作った即席のコンロにつるした飯盒から煙が上がるのをみて
「なんか楽しいね!」
とはしゃいでいる
「皆タオルで体拭いておかないと風邪引くぞ」
「はーい」
皆その場で体を拭き始める
段々僕の前でも恥ずかしくなくなってきたのか水着をズラしてふいたりしている
「兄貴スケベ・・」
マコトがいつの間にか隣に来ていて言う
「ばーかお前等がきんちょの裸なんか見てもしょうがないだろ」
「でも、見てたジャン」
「まあ、どんなもんかなと思っただけだよ」
「ふーん」
カレーが完成して皆で食べる頃には少し暗くなってきていた。
片付けを手早く済ませて皆を車に乗せる
「楽しかったねー」
「ありがとうございましたー」とお礼を言った後は
到着までしずかなものだった。
一日中はしゃいでた彼女達はあっという間に寝てしまう
「兄貴今日はありがと」
助手席の妹が言う
「起きてたんだ」
「うんさっき起きた」
「あのさ、」
「?」
「あっちゃんが兄貴の事好きなんだって・・」
「マジ?」
「うん」
「へー」
「どう思う?」
「どうって・・年はなれすぎてるし」
「無理?」
「うん・・無理だなぁ、いい子だけど」
「そっか」
「うん」
「・・・・・・・」
それからはマコトは一言も話さない
そのうち一人づつ家に送り届け
家に帰ると8時過ぎだった。
お風呂に入ってるとまたマコトが裸で入ってきた。
こないだの事もあり慣れた僕は気にしないで居た。
「ふー」
「疲れた?」
「まあなー朝からジョギングに水泳に運転だからな・・堪えるわ・・」
「上がったらマッサージしてやろうか?」
「あー頼むわ」
妹は部活をやっていたのでマッサージも結構上手い
風呂から上がって部屋で雑誌を読んでいると
短パンとTシャツに着替えた妹が部屋にきた。
「よっと!」
そういうと妹が寝転がった僕の背中に乗ってくる
「肩結構こってるね」
「あー机で勉強ばっかりだからなぁ」
「でもマッサージ上手くなったな」
「うん結構部活のメンバーにもやってあげてたから」
色々と話をしながら妹のマッサージを受けている間に眠くなり
いつの間にか寝てしまっていた。
眼が覚めると妹も一緒になってベットに横になっていた。
なぜかこの糞熱いなか僕の頭を抱きしめるようにしながら
熱かったのでその手を振りほどいて横になる
「ん・・兄貴・・・?」
その動きで眼を覚ます妹
「起きたか?寝るなら自分の部屋でねろ」
「ん・・・・このまま寝ちゃダメ?」
「ダメっていうか・・なんていうか、お前こんなに甘えん坊だったっけ?」
「変?」
「別に変じゃないけど・・なんか変わったなお前」
「・・・・・そうかな・・」
「うん」
「・・・ソレは兄貴が鈍感すぎるんだよ・・」
「?」
「・・・・しかったんだもん・・」
「?」
「寂しかったの!」
妹は寝返りして背中を向けて言う
「・・・・」
「・・・・」
「なんかお前可愛くなったなww」
思わず実の妹が変な意味で可愛く思えてしまった。
「もー馬鹿にするな!!これでも勇気だしていったんだぞ!!」
「いやーあのマコトがこんなかわいい事をいうとはな!」
「絶対本気にしてないだろ!どうせ私は妹だし!あっちゃんみたいにオッパイもおおきくないよ!」
「いや、ごめんごめんwなんか最近妙にべったりしてくるからなんだろうなと思ってたけどさw」
「まさかお前が実の兄貴を好きなるとはな、俺そんなにカッコいい?」
そういうと怒ったのかバシバシと叩いてくる
「あいたたた!なにすんだよ」
「馬鹿!馬鹿!!馬鹿兄貴!!」
「ごめんごめん!マジ痛いから!!やめて!!あいたっ」
「もーいやぁ・・変なの解ってるけど好きなんだもん・・・仕方ないじゃん・・ずっと好きなんだもん・・」
下を向いて泣き出してしまった。
「一生懸命アピールしてるのに全然気がつかないんだ!」
「いや・・解らなくてな・・ごめんごめん・・そうか・・マコトも大人になったんだな・・子供扱いして悪かったな・・」
頭を撫でてやる
「ずるいよ・・兄貴が悪いんだよいつも一緒に遊んでくれるし好きならない訳ないじゃないか」
「ソフトボールだって兄貴が野球好きだから最初始めたんだぞ」
「そうか・・でもまあ気がつかないのは仕方ないぞ兄妹なんだから」
「まあでもお前も可愛い女の子になったな本当さっきのは可愛かったよいじらしくてw」
「じゃあ男ならチューくらいしてみせろ!」
「兄貴が初めてでいいのか?」
「どんとこい!」
妹を抱き寄せてキスする
「どう?」
「うん・・まあまあかな・・」
「なんだよ嬉しくないのかよw」
微妙な顔をする妹に言う
「ばか!恥ずかしいんだよ!!」
妹が慌てたように言う
「でもやっぱり兄貴はずるいよ」
「なんで?」
「なんか全然動じないんだもん・・今日だったこないだだって、お風呂はいってるのに襲ってこないし・・」
「普通男って裸見たら襲ってくるんじゃ無いの?」
「お前とは場数が違うの、少しは驚いたよでも妹だからどっちかというと成長したなぁという感動の方が大きかったかな」
「キスも平気でしたよね今」
「重く考えてたら実の妹にキスなんか出来るかよ」
「今のキスも可愛い妹の頼みだからしたの、愛情は勿論あるけどね、恋人とは違うよ」
「今までずっと弟みたいに思ってたからな、ここ数日で始めて妹がいるって実感だったな」
「髪の毛伸ばしてるんだよ私」
「ああ、だな・・少し伸びてるからそう思ってた。」
「兄貴髪長い人好きだよね」
「そうか?」
「知ってるよ兄貴の初恋ってお母さんでしょ」
「・・・・」
「隠してもダメだよ」
「別にお母さんとは何も無いぞ」
「うん」
「小さい時は確かに憧れてたかな・・今は普通だよ」
「お前もっと可愛い服とか着れば男にももてるようになるぞ、お母さん似なんだから」
「うーん兄貴にもてたいんだけど・・」
「ははwやめてなんか恥ずかしいわwそういうのw」
「だって本気だからね!兄貴は違うだろうけど」
「うーん・・妹としては本当かわいいけどな・・」
「私が他所の子だったら付き合った?」
「うん」
「わ、即答したwなんか嬉しいかも」
「妹じゃなかったら確かにお前みたいに面白い奴がいいな」
「ソレはあんまり嬉しくない・・」
「それ!」
妹が抱きついてくる
「こら暑苦しいわ離れろ」
「やだい!もう散々恥ずかしいからいっそ素直に甘えるんだい!」
もみ合ったままベットで転がる
胸の上に顔を置いてくる
「結構ドキドキしてない?」
「暴れたからだろ」
「私はドキドキしてるよ・・」
「暴れたからだろ?」
「違うよ・・」
「・・・・・・」
「ね、もう一回キスしてよ」
終わり