しょーこの告白

2019/08/05

こんばんわっ。
今日は勇気を出してすっごくエッチなわたしの事を懺悔しますっ。
今、中2です。
このページ、けっこう中学生の人が多いようだから、わたしも思い切って懺悔します。
もちろん掲載、可です。
いっぱいの人に読んでもらいたい。
あっ、申し遅れました、「しょーこ」といいます。
胸囲は78です。
他の人たちとおんなじで、わたしも親の仕事の都合でときどきひとりでお留守番はしなきゃならないんですよね。
小学のときはどちらかがなんとか家にいてくれたのですが、中学になってからはどちらもいないことになりました。
はじめはやっぱり淋しくて心細かったけど、番犬にってぺロ(仮名、今つけました。ほんとは別の名前 ♂ 2才)を買ってくれました。
ぺロは中型犬で、家の中で飼っています。
でも番犬にはむいてないみたい。
人なつっこすぎて、だめです。
淋しいときはベッドで一緒に寝たりもしていました。
2年生になったばかりのことです。
その晩もベロと一緒に寝ていたのですが、夜中に目を覚ましました。
エッチな夢を見たんです。
夢の中でわたしはベロじゃなくて知らない男の人に裸でだっこされてる夢でした。
夢の中でわたしはその人にからだのあちこちにキスされていました。
目が覚めてもどきどきしていました。
ふとんの中ではベロが丸くなって寝ていました。
そのとき思ったんです。
ベロだって、男の子なんだよねって。
そのときのわたしは頭の中がひりひりするように麻痺していたと思います。
そのあとのわたしの行動はほんと、無意識だったのです。
わたしはパジャマも下着も全部脱いで裸になってしまいました。
そして眠っていたベロをぎゅっと抱きしめたんです。
ペロも目を覚ましてびっくりしていましたが、でもわたしがだっこすると気持ちよさそうにしていました。
はだかでペロをだっこするのははじめてでした。
あったかいし、からだの毛が素肌にさわさわとして気持ちいいんです。
ペロもわけがわからなかったようだったけど、長い舌でわたしの顔をぺろぺろしてくれました。
それでペロ(仮名)なんだけどね。
目を閉じると、まるでさっきの夢の続きみたいで、誰か知らない人に顔をなめられているみたいでした。
ペロのからだをわざと下の方におしこみました。
胸やおなかのあたりです。
わたしがふざけていると思ったのか、ペロはふとんの中でくるくると回り始めました。
するとペロの毛がわたしのはだかの胸やおなかをくすぐるんです。
わたしはたまらずにかけていたふとんを跳ね上げました。
ペロもびっくりしちゃって、目をきょとんとさせていました。
でも、寝そべったまま下を見ると、はだかのわたしのからだが見えました。
急に、こわくなってしまいました。
何やってんだろ。
わたしはすごい悪いことをした気になってしまって、足でぺろをベッドの下に突き落としました。
ごめんね、ペロ。
びっくりしてたみたい。
そしてあわててパジャマを着てふとんをかぶったのですが、どきどきしてなかなか寝付けませんでした。
でもいつのまにか眠ってしまったらしく、朝おきるとペロは部屋の隅で丸くなって寝ていました。
さっきのことが夢みたいに思えました。
でも制服に着替えようとしてパジャマを脱いだとき、おなかのあたりにペロの毛があって、改めてさっきのことが夢じゃなかったって事を思い知りました。
学校に行っても思い出すたびにどきどきしちゃって、授業に集中できませんでした。それからしばらくは何事もなく過ごしました。
でもペロを見るとときどき思い出して心臓が小さく鳴りました。6月になってからです。
また夢を見ました。
今度は誰かがはだかの私を抱きしめて、おっぱいをちゅうちゅう吸っていたんです。
夢の中のわたしはその人を押しのけようと必死でした。
するとその人がひょいと顔をあげたんです。
その顔はペロでした。
夢の中のわたしは「ぺろならいいや」と押しのけようとすることをやめてしまったんです。
そこで目が覚めました。
部屋の中はまっくらで静かでした。
わたしの心臓の音だけがどっきんどっきんと鳴っていました。
その晩はペロはリビングにいました。
「どうしてペロならいいなんて思ってしまったんだろう」
夢の中の自分に問いかけました。
でもその答えを知ろうとすると心臓のどきどきが激しくなりました。
その晩はとうとう寝付くことができませんでした。
だって寝てしまうとその答えを夢に見そうだったから。次の日、学校から帰ってきてペロの散歩に出かけました。
その日はスカートをはいていました。
そのときは夢のことなんか忘れていたような気がします。
いつものように近くの公園に行きました。
誰もいなかったので、首輪をはずしてあげました。
するとペロはぴょんぴょんと大喜びです。
遠くに誰かが来たのでしゃがんでペロを呼びました。
ペロはまっすぐわたしめがけて戻ってきました。
そのとき、勢いがついていたペロはわたしのスカートの中にずぼっと頭を突っ込んだんです。
そして、そのとき、ペロの鼻先が下着越しですが、わたしの敏感なところに触れたんです。
わたしはびっくりして立ち上がりました。
するとペロが「どうしたの」という顔をしてわたしを下から見上げたんです。
そのときのペロ、わたしのスカートを下からのぞくようなかっこうでした。
突然、頭の中に前の晩の夢が浮かび上がったんです。
わたしの敏感なところがきゅんとなるような感じがしたんです。
そのことがわたしを驚かせました。
「相手はペロなのよ、仲良しといっても犬なのよ」
頭の中がぐらぐらして地面がまわっているみたいでした。
ペロはしっぽをふりながらわたしのスカートの下から見上げていました。
周囲をみまわしてみました。
さっき見えた人影もどこかに消えていました。
そのとき一瞬だったのですが、頭の中に浮かんだんです。
「もう一回、ペロになめさせてみようか」
わたしはよろよろとまたしゃがみこみました。
ひざを拡げると、スカートが開きます。
ペロはきょとんとした顔をしてわたしのようすを眺めています。
ペロの鼻息がわたしのスカートの中にかかり、裾がひらひらと揺れました。
「ペロ、さっきみたいに頭を突っ込んでもいいのよ」
わたしは知らないうちに鼻息が荒くなっていました。
ペロは依然としてきょとんとしたままでした。
「ほら、早く」
わたしはほんの少しからだをペロに近づけました。
そのとき、遠くの方に誰かの人影が見えました。
わたしはあわてて立ち上がり、ペロを引きずるようにして家まで戻ったんです。ところが、その晩も夢を見てしまいました。
はだかのわたしがペロにからだをなめられていました。
わたしはくすぐったくてからだをはねのけようとするのですが、動けないんです。
ペロはわたしの背中に乗って息をはあはあさせてわたしの背中をぺろぺろしていました。
ペロはもう人間の姿を借りてはいなかったのです。
目を覚ますと汗でびっしょりでした。
わたしは自分の欲望を殺すことができなくなってしまったのです。
わたしは目を閉じて、さっきの夢のことを思い出しながら、オナニーしてしまいました。
でもオナニーのとき、相手は人間でした。
顔はありませんでした。
からだだけがあるのです。
どうしてもペロを思い浮かべてオナニーすることはできませんでした。
そのうち疲れ果てていつの間にか眠ってしまいました。
するとさっきの夢の続きを見たのです。
誰かがわたしの背中に乗っていました。
からだは人間でした。
けれども振り向いたとき、顔はペロだったんです。朝になって目を覚ましたわたしは自分への嫌悪感でいっぱいでした。
けれども学校に行っても頭の中で夢のことばかり思い出してしまうんです。
思い出すたびに頭を振って夢を振り払いました。
ところが休み時間にトイレに行って愕然としました。
下着の内側が濡れていたのです。
自分の淫らさを思い知らされて目の前が真っ暗になるようでした。午後の授業はまったく頭に入りませんでした。
「ペロは犬なのよ」
自分に言い聞かせようとするのですが、そのたびに朝方の夢が思い出されるのです。
そして下着の内側できゅんと反応してしまうはしたない自分を思い知らされるのです。その日はペロの散歩はお休みしました。
いつもなら帰ってくるとペロを抱きしめてあげるのですが、その日はどうしてもできませんでした。
夕飯を食べて、わたしは部屋に閉じこもりました。
いつも見ていたテレビも見ませんでした。
机に向かってただじっとしていたのです。
気を紛らわそうと思ってCDをかけたりもしてみたのですが、何を聴いていたのかさえ思い出せませんでした。
「わたしは変なんだろうか」
自分がペロとあんなことしたいって無意識のうちに思っていたなんて。
考えるたびにわたしの下着の内側では反応していたのです。
その感触は決して不快なものではありませんでした。
わたしは自分にとまどっていたのです。
その晩は前の晩の疲れもあって、10時前に眠ってしまいました。また夢を見ました。
前の晩と同じです。
はだかの男の人がはだかのわたしの背中にのしかかっていました。
後ろを振り向くのをためらっていました。
またペロだったら。
夢の中のわたしは意地でも振り向くまいとしていました。
するといつの間にかわたしはベッドに腰掛けているその男の人の股間に顔を埋めていました。
見たことないけど、にょっきりとしたペニスが生えていました。
わたしはそれを口に含んでしゃぶっていました。
フェラチオです。
まるでキャンディーをしゃぶるみたいにわたしはそれをしゃぶっていました。
その男の人がわたしの髪をつかんで私の顔をひきあげようとしました。
わたしは顔をあげまいとして必死にそれをしゃぶり続けました。
顔をあげてそこにもしまたペロの顔があったら。
夢の中のわたしは必死でした。
でもとうとうぐいとひっぱりあげられてしまいました。
わたしはその男の人の顔を見てしまったのです。
それは男の人ではありませんでした。
ペロでもありませんでした。
なんとそこにあったのはわたしの顔だったのです。
そのわたしがにやっと笑いました。
わたしは悲鳴をあげてしまいました。ひょっとしたら本当に悲鳴をあげたのかもしれません。
はっと目が覚めました。
心臓がばっくんばっくんしていました。
今のは何?
たった今見た夢にわたしの頭の中は混乱していました。
また叫び出しそうなくらいでした。
ふとパジャマの下の中に手を差し入れてみました。
下着の内側がぐっしょりと濡れていました。
あんな夢で。
自分が恐ろしくなってしまいました。
あんな夢でこんなに濡らしてしまうなんて。もちろん、オナニーをして胸やあそこをいじれば感じるし、濡れるということも知っていました。
覚えたての1年生の頃は毎晩していたんですから。
オカズはここのHPです。
今でもそうです。そのときわたしははっきりと説明することはできなかったのですが、そんな自分をいつまでも殺してしまう必要なんてないんだと思いました。
はっきりした理由なんてありませんでした。
でも何か自分の中でふっきれたというか、いつまでもあんな状態でいられないと考えたのです。
でも、今なら自分なりにこのときのことを説明できます。
男の人もペロも、けっきょくはわたしのいやらしい欲望の仮の姿なのです。
わたしの淫らな欲望の化身だったのです。
そのことを確実に思い知らされてしまったのです。
その日は両親が下で寝ていましたので、なんとかがまんしました。
でも次の日はひとりでお留守番の日でした。
学校にいるときから頭の中は帰ってからのことでいっぱいでした。
掃除を終えるとわたしは飛ぶように帰ったんです。
家にはペロしかいませんでした。
玄関まで来てしっぽをふってお出迎えしてくれました。
ちょっとうしろめたさを感じてしまいました。
だってこれからやろうとしていることはペロを巻き添えにすることなんだもの。
「ペロ、おいで」
しゃがんで両手を広げて呼ぶと、ペロはしっぽをふってわたしに抱きついてきました。
ごめんね。
心の中でそっとペロに謝りました。
冷蔵庫からマーガリンをとりだしました。
それからわたしはペロをかかえて階段を登りました。
ペロは階段が苦手なんです。部屋に入り、ペロを下におろしてあけました。
しっぽをふって部屋の中をくるくると飛び回りました。
そのようすをながめながらわたしは制服を脱いでいきました。
指がふるえてブラウスのボタンがうまくはずせませんでした。
頭の中がぐるぐるまわるみたいでした。
自分でも心臓のどきどきがたかまっていくのがわかりました。
そしてとうとう全部脱いでしまったんです。
全裸です。
ペロはまだ部屋の中を飛び回っていました。
ペロと目があいました。
思わず腕でからだを隠してしまいました。
するとペロがわたしの足元にすりよってきました。
心臓のあたりに血がどくんどくんと流れ込むような感じでした。
それでもなんとか腰をかがめて両腕を広げると、ペロが喜んでわたしの胸に飛び込んできました。
ふさふさの毛がはだかのわたしの胸をちくちくと刺激します。
目を閉じると、朝方の夢の中にいるみたいでした。
わたしのあそこはじんじんしていました。
うっすらと濡れ始めているのが、触らなくてもわかりました。
「やってみようよ、今やらなくちゃ、こんなチャンス、もうないかもしれないよ」
誰の心にも悪魔って住んでいるんですね。
わたしも悪魔のささやきに逆らうことができなかったんです。
ペロを下におろして、持ってきたマーガリンのフタを開けました。
前にも指ですくってペロになめさせたことがあります。
そのときのペロ、大喜びでした。
ですからこのときもペロはマーガリンがもらえると思って大喜びでした。
マーガリンを指ですくいました。
でもその指はペロの鼻先ではなく、わたしのお尻にまわっていきました。
そしてその指をお尻に塗りたくったんです。
ぬらっとした感覚があまりいい気持ちではありませんでした。
でも我慢してできるだけまんべんなくお尻に広く延ばしたんです。
ため息がでました。
とんでもないことをしようとしている自分への哀れみのため息だったかもしれません。
わたしは床の上にお尻を上にして寝そべりました。
ペロはきょとんとしていましたが、お尻のマーガリンが気になるのか、落ち着きませんでした。
わたしが「よし」というのを待っているようでした。
わたしはちょっと顔をあげてペロに言いました。
「よし」
そのあとは顔を上げることができませんでした。
両腕で頭を隠し、床に顔を押しつけていました。
ペロの前足を私のふとももにかかるのを感じました。
一瞬、からだがびくんとはねあがりました。
「いよいよだ」
でもそのあとはじっとしていました。
ペロのざらざらした舌がわたしのお尻をなめ始めました。
ペロの舌がリズミカルに動くたびに、全身に快感が走るようでした。
あそこもじゅんじゅんと潤っていくのを感じました。
頭の中は真っ白です。
ときどき朝方の夢のシーンが頭に浮かび上がりました。
そのたびに自分が今何をしているかを思い知らされるんです。
「とうとうやってしまった」
とんでもないことをしてしまったという後悔の念とずっと夢にまで見ていたことが実現したという両方の思いが混じっていました。
でもやっぱりうれしさの方がはるかに大きかったようです。
人間としての理性は膨れあがった欲望のずっと底に押し込められていました。
お尻のマーガリン、全部なめつくしたのでしょう、ペロはわたしから離れてしっぽをふってわたしを見つめていました。
相手がペロなのに、わたしの顔は真っ赤になりました。
ペロがしっぽを振っているのは、「もっとちょうだい」という意味です。
口の中にたまった唾液をごくんと飲み下しました。
「もっと、ほしいの?」
ペロのしっぽの勢いが強くなったような気がしました。
わたしはよろよろと立ち上がり、机の上に置いていたマーガリンの容器を手にしました。
そして、また指で、今度はさっきよりもいっぱいマーガリンをすくいとりました。
今度は胸に塗りました。
両手を使っておっぱいにまんべんなく塗りました。
もちろん乳首にも。
そこには他よりも余計に塗りました。
ぬらぬらとした感触が変な感じでした。
でも乳首にマーガリンを塗るとき、からだがはねあがるほど感じてしまいました。
敏感になっていました。
つんと上を向き、こりこりにしこっていました。
するとこれから自分がしようとしていることを思い知らされたような気がしました。
あそこもじゅんじゅんとジュースを滴らせていました。
「こんなことして感じているわたしは、ものすごくエッチなんだ」
そう考えると胸がどきどきしました。
ペロは「おいで」という声がかかるのをいまかいまかと待ちわびていました。
「そんなにわたしがほしいの」
ペロとふたりっきりということをいいことに、口に出してペロに話しかけました。
そうです、ペロしかいないんです。
声を出したっていいんです。
「ペロ、おいで」
ベッドに仰向けで横たわり、いつもペロに話しかけるように大きな声で言いました。
わたしのおっぱいは小さいのですが、からだを起こしていればいくらかふくらんでいます。
テニスボールがふたつ、くっついているような感じです。
形はいいのですが。
自画自賛です。(泣)
けれども仰向けになるとぺったんこになってしまいます。
でも乳首だけがつんと自己主張しています。
待ってましたとでもいうように、ペロが飛ぶように駈け寄ってきました。
ペロはわたしのおなかの上にのっかりました。
つめがちょっと痛かったです。
ペロはまずわたしの乳首からなめ始めました。
ざらざらの舌がリズミカルにわたしの乳首をなめまわしました。
「あうっ」
思わず声がもれてしまいました。
ペロはお構いなしに舌を動かし続けました。
皮膚の下を電流が走るような快感でした。
こりこりに固くなった乳首をなま暖かい舌でぺろぺろされるとそのたびに頭のてっぺんまで快感が突き抜けていきます。
やっぱり自分でするのとは違います。
自分ですれば自分のリズムで指を動かすのですが、相手のリズムに合わせなければならないのです。
舌の動きがときどき止まってじらされたり、急に速くなってとまどったり。
その不規則のリズムがわたしの快感をいつもより高めました。
おなかの上のペロの重みがひとりでしているのではないことを実感させてくれます。
ペロのしっぽが動くと、ちょうどあそこの毛のあたりなので、さわさわと刷毛でくすぐられているみたいでした。
両脚を大きく拡げました。
するとぴょこんと木の芽のように突き出たクリにもしっぽが触れてくるんです。
乳首だけでもすごいのに、同時にクリまで刺激されて、からだがびくんびくんとはねあがりました。
そのたびにおなかの上のペロもちょっと驚いていました。
あそこからはおしっこをもらしたみたいにジュースがあふれているのを感じました。
触らなくてもわかりました。
お尻の方までべったりと濡れてしまいました。
自分でも無意識のうちに中指を口にくわえていました。
男の人のおちんちんに見立てていたんだと思います。
具体的な男の人のイメージはなかったけど。
ペロは乳首のマーガリンをなめ終わると、右の胸をなめ始めました。
おっぱいといっても寝そべっているとほとんどぺったんこ。
乳首だけがぴょこんと突き出ている感じ。
からだを起こしてみました。
するとどうせちょっとだけど、おっぱいのふくらみがわかるようになります。
ペロも頭を上げて必死にマーガリンをなめていました。
ちっちゃいっていったけど、立って裸でからだを上下すればいくらかはぷるんぷるんするんですよ。
わたしは左手でおっぱいをゆっくりともみました。
右のおっぱいはまだペロがなめてくれています。
目を閉じるとすっごくいい気持ち。
まるで雲の上でゆらゆら風に揺られているみたい。
自然とため息が出てしまう。
また無意識のうちに右手の中指を口の中に入れてぺろぺろしゃぶっていました。
わたしって、エッチ。
ペロの前足がわたしのふとももにかかってちょっと痛かったです。
右のおっぱいのマーガリンをあらかたなめつくすと、ペロは今度は左のおっぱいをほしがりました。
わたしも右手と左手を入れ替えます。
ペロのざらついた舌が左の乳首をぺろぺろします。
右とはまた違った快感です。
わたし、ひとりでするときはいつも右のおっぱいをもむことが多いんです。
だから左はあまりしたことがない。
感じないわけじゃないんだけど、どうしてだろう。
ちょっと疑問です。
ペロの荒い鼻息が胸にかかります。
自分ひとりでしているんじゃないってことを実感させられます。
ペロとしている。
たぶん、とんでもないことをしているんだと思います。
ペロといったって、犬は犬です。
犬とこんなことして感じてしまったわたしはやっぱり立派な変態です。
自分で自分を変態よばわりすると、からだの芯からきゅんとしちゃいます。
「わたしって、ふつうじゃないんだ」
ちょっと悲しい気分です。
ふつうの結婚はできないのかなあ。
やっぱりかなり悲しいです。
でもそのときは誰が何といっても幸せ。
人間のからだってこんなに幸せなものなんだってつくづく実感してしまいました。
左の胸もなめつくされてしまいました。
ペロはわたしのからだから下りて床の上でわたしを見つめながらしっぽをふっていました。
ペロはもっとほしかったようでした。
晩ご飯もあげていないから。
わたしもベッドを下りて床の上に大の字になりました。
全身が心地よい疲労感でいっぱいでした。
まるで長いマラソンをしたあとみたい。
ペロはうれしそうにそんなわたしをしっぽを振って見ていました。
「見たいの?」
わたしはペロに向かって大きく両脚を拡げました。
ペロは「どうしたんだろう」というように小首をかしげ、じっとわたしのあそこを見つめています。
そして拡げたわたしのあそこに近寄ってきて、くんくんと鼻で匂いをかぎ始めたんです。
ペロの鼻息があそこに当たりました。
わたしは頭の中が真っ白になりました。
「そう、やっぱりやらなきゃだめなのよ」
それまでは「これでおしまい」と思っていたんです。
でもやっぱり心のどこかでそれよりも先をやってみたいと思っていたのでしょう。
ペロの鼻息で、あそこがまたじゅんじゅんと濡れてきました。
腰を動かしてあそこをペロの鼻先に押しつけようとしました。
でもあそこにはマーガリンを塗っていないので、ペロはくんくんしただけで離れてしまったのです。
ペロのくいしんぼうったら。
わたしはよろよろと立ち上がり、マーガリンのふたを開けました。
そして指ですくったんです。
さすがにからだがぶるっと身震いしました。
「そんなこと、ほんとうにするつもり?」
もうひとりのわたしが止めようとします。
でも結局やめてしまうことはできないんです。
ペロはまたマーガリンがもらえると思って足元にじゃれついてきました。
ほんのしばらくわたしは指先にすくい取ったマーガリンをじっと見つめていました。
「本当にやるの?」
でもあそこはすでにじゅんじゅんに濡れて、マーガリンがほしくてひくひくしていました。
わたしはからだの欲求に勝てませんでした。
指先をあそこに持っていってしまったのです。
割れ目に沿ってマーガリンを塗りつけました。
そしてまた指ですくい取り、固まりを中に入れました。
指に残った分はクリに塗りました。
ほんのちょっと触れただけなのに、からだがびくんとはねるほど敏感になっていました。
もうひとすくい。
このときもちょっとためらってしまいました。
「どうしよう」
ところがさっきあそこの中に押し込んだマーガリンの固まりが体温のせいで溶け出しているのがわかったんです。
わたしは迷ってはいられませんでした。
そうです。
最後のひとすくいはお尻の穴に押し込んだんです。
頭の中がひりひりしました。
わたしは床の上に仰向けに寝そべり、ペロに向かってお尻を高く上げました。
そして両脚を思いっきり開きました。
あそこもお尻の穴もペロの目の前にさらしたんです。
ペロはまたマーガリンがもらえると思ってしっぽを振って喜んでいました。
あそこからジュースと溶けたマーガリンが混ざって一緒にたらっとこぼれたようでした。
床に一滴、ぽたっと落ちました。
その音が聞こえたような気がしました。
それを合図にわたしは「ペロ、おいで」と拡げた両脚の間から言いました。
ペロがはねるように寄ってくるのがわかりました。
わたしは床に顔を押しつけて目を閉じました。
ほんのちょっとしたそれだけの時間の中で、まだためらっている自分を感じました。
「これでわたしはもう人間じゃいられない」
ちょっと悲しかったです。
すぐにペロの前足がわたしの両方のお尻にかかりました。
とがった爪がお尻にちくんとしました。
からだがぴくんとはねました。
そしてすぐにお尻の穴にペロの舌が。
床に顔を押しつけながら、何が始まったか、わかってしまいました。
でもいきなりお尻の穴からペロはなめ始めたんです。
これにはびっくりしました。
でも考えてみれば、ペロにしてみれば一番なめやすい場所だったんですね。
昔はお尻の穴なんて汚いと思ってまともに見たこともありませんでした。
でもHPで「お尻の穴でも感じる」と知って、鏡に映して見たことはありましたが、指を入れるとかいじったりとかなんて考えたこともありませんでした。
だって、うん○がついちゃうでしょ。
だから未知の体験でした。
ペロが舌をすぼめるようにしてわたしのお尻の穴をなめまわしました。
そのたびに穴の周辺の筋肉がきゅっと締まってしまいます。
するとペロはそれをこじあけようと舌をねじこんでくるんです。
息がはあはあしました。
おっぱいやからだをなめられるのとはまた違った快感でした。
別の場所なのに、あそこもじゅんじゅんと濡れていました。
クリもはしたないほどずきずきしていました。
「奥まで舌を入れてほしい」
わたしは理性を失っていたと思います。
だってこんなこと本気で思ってたんだから。
両手を後ろに伸ばし、両方のお尻を拡げていたんです。
ペロがなめやすいようにお尻の穴を拡げていたんです。
ペロの舌先が穴の内側をなぞるのを感じました。
ほんとに全身がとろけるような快感でした。
頭の中がしびれていました。
今度はペロが前足を下ろしてあそこをなめ始めました。
「お尻の穴をなめた舌でなめられる」
でもそれはほんのちょっとだけのためらいでした。
わたしはペロがなめやすいようにからだを動かしていたのです。
下からペロがぴちゃぴちゃと音を立ててわたしのあそこをなめまわしていました。
わたしは首を起こしてそのようすを見ていました。
わたしは言葉に出していろいろとエッチなことを言いました。
「お尻の穴、気持ちいいよう」
「おまんこ、しっかりなめて」
「ちんちん、ほしい」
ペロ相手にふだん口に出せないようなはしたないセリフをいっぱい口にしました。
でもそういったセリフは口には出さないものの、いつも頭の中でつぶやいているものばかりです。
ペロが窮屈そうでした。
わたしはからだを起こし、体育座りしました。
もちろん、両脚は大きく拡げて。
ペロがわたしのあそこに顔を埋めるようにして必死になめていました。
わたしはペロのからだを上から軽く抱きしめました。
ペロの毛が素肌にちくちく当たり、それがまた気持ちよかったです。
ペロの舌がクリに触れたとき、全身に電流が走りました。
思わず抱いていたペロのからだを離して後ろにのけぞってしまいました。
なのにペロの舌の動きは止まりませんでした。
「やめて、やめて、やめて」
意識が薄れていってしまいました。
あそこにすごい解放感を感じてしまいました。
天井がぐるぐるまわっていました。
まるで空に浮いているような感覚でした。
ほんの少しでしたが、わたしは意識をなくしてしまったのです。
気がつくと、内股に生ぬるい感触を感じました。
ペロはというと、わたしから離れてじっとわたしのあそこを見ていました。
「どうしたんだろう?」
必死で意識を取り戻そうとしました。
すぐにわかりました。
わたしはおしっこを漏らしていたんです。
それもじゃぼじゃぼと音を立てて。
「だめ、だめ、だめ」
でもおしっこは止まりませんでした。
ペロの顔にもかかったかもしれません。
わたしは床の上でおしっこを漏らしてしまったんです。
思わず両手で顔を覆ってしまいました。
でもおしっこが床にあたる音が派手に聞こえていました。
ペロだってびっくりしたことと思います。
おしっこが全部出てしまいました。
でも腰のあたりがだるくって、自分の腰じゃないみたいでした。
お尻や背中に漏らしたおしっこが伝ってきました。
でも頭の中がからっぽで、動くこともできませんでした。
ペロがわたしの顔の方に寄ってきてくれました。
そしてさっきまでわたしのお尻の穴やあそこやクリをなめていた舌で動くことのできなくなってしまったわたしの顔をぺろぺろとなめてくれました。
汚いなんて全然おもいませんでした。
ペロの気遣いがうれしかったんです。
ようやくからだを起こすとペロも安心してくれたようです。
そしてわたしが漏らしたおしっこをくんくんとかいでいました。
ちょっと恥ずかしかったです。
からだの後ろはおしっこにまみれていました。
でもそのあとわたしは、今度はそのおしっこの上でうつぶせになったのです。
汚いなんて思いませんでした。
だってわたしはそのときペロ以下だったんだのも。
犬以下。
どんな汚いことだって平気でした。
たまったおしっこの上に顔や胸を押しつけてからだにこすりつけました。
それだけでもじーんと感じてしまいました。
「もっとすごいことしたい」
恥ずかしいけど、書いちゃいます。
全身おしっこまみれになったわたしはからだを起こし、ペロのまねをして四つんばいになりました。
そして、そして、床にこぼれたおしっこにそのまま口をつけてぴちゃぴちゃとなめてしまったんです。
ほんとに頭がどうかしていたんだと思います。
ペロが不思議そうな顔をして見ていました。
「ペロもおいで」
呼ぶとペロもわたしのそばにかけよってきました。
そしてわたしのおしっこをくんくんとかいでいました。
「ペロもなめなさい」
ペロは一瞬きょとんとしていました。
「早く」
わたしがおしっこをぺろぺろしてみせると、ペロも舌でぺろぺろし始めました。
ふたりで頭をならべてぺろぺろとおしっこをなめたんです。
わたしのにおいだから安心したのだと思います。
ペロが頭をあげてわたしのほっぺをなめました。
これがとてもうれしかったんです。
ペロはこんなわたしでも認めてくれているんだ。
思わずわたしはお返しにペロの鼻先をなめてあげました。
このときペロとわたしは飼い主と飼い犬の関係を越えることができたと思います。
後始末のときです。
バスタオルで床をふいて、ペロとお風呂に入りました。
マーガリンの油が浮いていました。
その油が自分がしてしまったことを思い出させるんです。
ペロにもしっかりとシャンプーしてあげました。
ペロは毛を乾かして茶の間に返してあげました。
ひとりで部屋に戻ると、なんかちょっとおしっこくさかったので窓を開けました。
すると夜風が部屋の中に入ってきました。
もちろんまだ裸でした。
部屋の中と外がつながってしまったのです。
そのとき、頭の中に浮かんだんです。
「犬は外にいなきゃいけない」
その考えにまた頭の中が混乱してしまいました。
「外で今みたいなことするの」
でもこのときはからだも頭も疲れ果てていたので、パジャマを着てベッドにたおれこんでしまいました。
けれどもその考えはやっぱり完全には消えていなかったのです。
その晩は夢も見ないでぐっすりだったのですが、次の晩、見てしまったんです。
外でペロのようにリードにつながれながらおしっこをしているわたしを。わたしはその日下校の途中にホームセンターに立ち寄りました。
そこでリードつきの大型兼用の首輪とロープを買いました。
変な組み合わせなので、レジの人におかしく思われないか心配だったのですが、欲望には勝てませんでした。
そこのトイレに入り、かばんの奥にしまいこみました。
ホームセンターから誰かが追いかけてくるような気がして、急いで自転車で帰りました。
その日は家におかあさんがいたのですが、急いで自分の部屋に上がり、首輪とロープを鍵のかかる引き出しにしまいました。
それだけのことなのにどきどきしてしまいました。
エッチなことで頭がいっぱいのときって、何をしても緊張するんですね。
でもそのどきどきもエッチの一部みたいで好きです。いよいよお留守番の日になりました。
ペロは茶の間に置いて、ひとりで部屋の中で裸になってみました。
そして鏡を見ながら首輪をつけてみました。
自分で言うのもなんですが、とても似合っていました。
色はペロと同じ赤です。
どこも触ってもいないのにあそこや乳首が反応していました。
ほんとにわたしはエッチです。
わたしはロープの先に輪をつくりました。
両方の手首を入れてちょっと緩いくらいです。
わたしの部屋はもともと8畳と12畳のふた間続きの和室でした。
それを小学生の頃に改造して洋室1室にしたんです。
もともとの部屋のふすまのあったところに鴨居と欄間が残っています。
椅子に乗って欄間の柱の部分にロープをまわしました。
そして輪が真ん中当たりに垂れ下がるようにロープを固定しました。
ロープの輪を引っ張ってみました。
びくともしませんでした。
そして、頭の上でロープに両手を入れて、輪を真ん中でくるりとひとまわししました。
そのまま床に座ると、ちょうどうまくお尻が床につきました。
腕は頭の上にのびきった状態でした。
ちょっと手首が痛かったのですが、それくらいの方が好都合でした。(あとで少しアザになったけど)
わたしは裸のままペロを迎えに行きました。
それから冷蔵庫からマーガリンの容器を。
ペロがわたしの首の首輪を不思議そうに眺めました。
ちょっと恥ずかしかったです。
部屋に入るとドアを閉め、マーガリンの容器を開けました。
ペロもこのあいだのことをしっかりと覚えていたらしく、しっぽを振って喜んでいました。
ペロのエッチ。
でも今度は下半身だけです。
しっかりとマーガリンを塗りました。
わたしはペロのおいしいトースト。
でも好き嫌いのあるペロはマーガリンだけをなめちゃう。
準備完了。
わたしは垂れ下がったロープの輪に両方の手首を入れました。
そして一回転、ねじりました。
床にお尻をつくと腕が上にぴんと伸びて、身動きできませんでした。
わたしは両脚を思いっきり開いてペロを呼びました。
「待て」をされていたペロは「おいで」と呼ぶとはねるように飛んできました。
そして一目散にわたしのあそこへ飛び込んできたんです。
ふとももの内側がいつのまにかべっとりと濡れていました。
クリもマーガリン塗るときに刺激されたのか、ぴょこんと皮がむけて外に木の芽みたいに飛び出ていました。
ペロはまっさきにクリに舌をはわせてきました。
始めっからものすごい快感でした。
腰がぐいんぐいん動きました。
でも両腕を動かすことができないのです。
からだのあちこちを触りたい、けれども触れない。
まるで誰かに押さえつけられているようです。
もどかしくて、無意識のうちに腰が大きく動いてしまいます。
ペロも必死のようでした。
クリはあっというまになめつくされてしまいました。
ペロの舌が割れ目に下がってきました。
両脚を大きく拡げていたからぱくっと割れた感じで、中の部分も外に少しはみでていたみたい。
あそこは熱くなってて、マーガリンがとろとろに溶けて流れ出していました。
ジュースもたっぷり混じっていたと思います。
それをペロがすくうようにしてなめてくれたんです。
舌が上下するたびにわたしのからだも上下しました。
頭の中は真っ白になっていました。
クリもじんじんするほど舌をほしがっていたのに、マーガリンがなくなったのでペロはなめてくれません。
いじりたい。
でもいじれないんです。
ときどきペロの鼻息がクリにかかりましたが、それだけで感じてしまいました。
わたしはからだを裏返しました。
するとロープがぎりぎりなので、手首がぎゅっと締まります。
ペロに向かってお尻を突き出したのです。
腕は上がったままだったので、からだの体重が手首にかかってしまい、とても痛かったです。
顔を床につけることもできません。
そんな不安定な姿勢でわたしは両膝をついて必死にお尻を突き出しました。
「なめて、お尻の穴もなめて」
でもわたしのお尻の位置が高かったので、小さなペロは前足をわたしのお尻にかけることができないんです。
「ほら、なめて、なめてよ」
わたしはペロの顔の上で一生懸命お尻をふってみせました。
ペロもちんちんの姿勢でなんとかわたしのお尻の穴から垂れてくるマーガリンをなんとかなめようとしていましたが、なかなかうまくいきませんでした。
溶けたマーガリンはお尻の穴から内股を伝って膝の裏側に伝ってきました。
ペロはお尻の穴から直接なめることをあきらめて、わたしの足をかかえるようにしてマーガリンをなめていました。
失敗です。
膝の裏側でもそれなりに感じたのですが、やっぱり物足りないのです。
わたしのお尻の穴はペロの舌がほしくてひくひくしていたと思います。
足にまとわりつくペロを振り払うようにして立ち上がりました。
すると手首の痛みがじんわりとわきおこってきました。
両手は血の気がストップしていたので真っ白になっていました。
腕を下ろすと胸元まで手が届いたので、わたしは縛ったままの両手でおっぱいをもみました。
何もしていなかったのに、おっぱいも乳首も敏感になっていました。
しびれて手の感覚がなくなっていたから、かえって自分以外の手でいじめられているみたいでした。
乳首を少し強くつまむと全身の力が抜けそうになりました。
でも倒れ込むことはできないんです。
それがすごくもどかしいんです。
でもその不自由さがわたしの快感を高めてくれるんです。
ペロは足元でそんなわたしのようすをしっぽを振って見上げていました。
「何してるんだろ」っていう顔つきです。
エッチなことして感じているんだよ。
手が痛くなってきたので、わたしは輪をくりんとまわしました。
ロープはかんたんにはずれました。
でも手首にはしっかりとロープのあとがありました。
幸いすりむけてはいなかったのですが、次の日学校では手首を隠さなければなりませんでした。
しばらく裸のまま床の上に寝そべって放心していました。
ペロはひとりで遊んでいたようです。
床の上で考えていました。
喉が乾いてきました。
ペロだってマーガリンをいっぱいなめたから喉が乾いているはずです。
わたしはペロを抱きかかえて下におりました。
台所の冷蔵庫からパックの牛乳を取り出し、ペロの食器に入れてあげました。
わたしもコップで飲もうとしたのですが、そのときアイデアが浮かんだんです。
「わたしも犬なんだからペロみたいに飲まなきゃ」
食器棚からカレー皿を取り出し、牛乳を注ぎました。
そしてそれをペロの食器の隣に置いたんです。
ペロは「もっともらえるのかな」と思ったのでしょうが、残念でした。
わたしもペロの隣に四つんばいになって床に手をついたままでそのカレー皿の牛乳を舌だけでぺちゃぺちゃと飲んでみたんです。
横目でペロが不思議そうな顔をしていたのがおかしかったです。
でもうまく飲めませんでした。
顔中がミルクだらけになってしまって、目にも入ってしまい大変でした。
でもその姿勢でミルクを飲むのって、視点が低くなって不思議な感じでした。
「ペロっていつもこんな感じなんだな」
そう考えると自分がほんとに犬になってしまったみたいで、どきんとしました。
床に乳首が微妙にこすれました。
またじわじわと感じてきてしまったのです。
ペロは自分のあらかたミルクを飲み終えていました。
それからわたしに確認するようにしてカレー皿のミルクも飲み始め、あっという間に空っぽにしてしまいました。
わたしのお尻の穴にはまださっきのマーガリンが残っていました。
「もっとすごいこといっぱいしてみたい」
わたしはからだをずらしてペロの目の前にお尻の穴を突き出しました。
ペロの鼻息が間近にお尻の穴に当たりました。
するとすぐにペロの舌が。
ぐいんという感じでお尻の穴を大きくなめあげられました。
わたしは思わず本物の犬みたいに「きゃいん」と悲鳴をあげてしまいました。
全身に電流が走りました。
ペロの舌がすぼまるようにして押しの穴の中にまで入ってきました。
穴の内側をぐりぐりとなめられたんです。
外側と違ってものすごく敏感なんです。
わたしは顔を床に押しつけて声をかみ殺しました。
「もっと、もっとして」
わたしは快感の中で必死に右手を伸ばし、カレー皿に残ったミルクを指ですくいとって、あそこやクリに塗りたくりました。
それだけでもからだがびくんびくんとなるほどでした。
ペロはわたしの下にもぐりこみ、器用にあそこやクリをなめてくれました。
もう絶えられませんでした。
あそこやクリをなめられている間、わたしは右手をお尻にまわしてお尻の穴に指を突き立ててしまったのです。
マーガリンでぬるぬるしていたので、指もぬるっという感じでかんたんにはいってしまったのです。
知らず知らずのうちにその指を出したり入れたりしていました。
あそこやクリとはまた違った快感でした。
ペロが出し入れしていたその指をなめはじめました。
マーガリンがついていたのだと思います。
わたしは床に顔を押しつけて、顔だけでからだを支えました。
左手は前から伸ばしてクリをいじったんです。
ぎゅっとつまむとそのたびに電流が走りました。
さらにぎゅっと強くつまむと、おしっこが漏れそうになりました。
「だめ、いっちゃう」
わたしは右手をお尻の穴から抜き、その手でカレー皿を引き寄せました。
腰を大きく振るとペロが驚いて離れました。
カレー皿をお尻の下におきました。
その瞬間、おしっこがじゃあっと出始めたんです。
おしっこはまるでシャワーをひねったみたいに飛び散りました。
おなかや胸までかかってしまいました。
カレー皿の中にうまく入らず、あたりはやっぱり前みたいにびちょびちょになってしまいました。
ふだんトイレでおしっこしてもただの排泄でしかないのに、どうしてこういうシチュエーションになってしまうとおしっこするだけで感じてしまうのでしょう。
後始末のことが頭のどこかに引っかかっているのに、それをしてしまわずにはいられないのです。
開いた両脚の間からのぞくとペロが逆さまでした。
ちょっと脅えていたみたいでした。
おしっこが出尽くしてしまいました。
お尻を振ってしずくをきります。
本物の犬みたい。
息がはあはあと荒いままでした。
お尻の下のカレー皿には半分くらいおしっこがたまっていました。
残っていたミルクと混ざって少し白濁していました。
下半身はおしっこまみれでした。
わたしはのろのろとからだを動かし、カレー皿に鼻先をつけました。
匂いはあまりしませんでした。
でも前と違ってその色がこれがおしっこだってことをはっきりと物語っていました。
言い訳のできないつらさを感じました。
もうひとりのわたしがあざ笑うようにささやきます。
「ほら、飲んでみたいんでしょ」
自分に嘘をつくことはできませんでした。
わたしは両手をつき、目を閉じてカレー皿に舌を伸ばしました。
ぴちゃぴちゃという音が頭の中に響きました。
そして口の中に液体がはねまわりました。
「わたしはもう犬以下のけだものなんだ」
思い切って目を開けました。
白濁した黄色い液体が目の前にありました。
それがおしっこなんだと意識すると急に匂いも感じました。
「何やってるんだろう」
頭の中にそんな思いがちらっと浮かびました。
でもそのことを考えてしまうと自分が情けなくなってしまいます。
何も考えないようにしました。
ペロをちらりと見ると、わたしのようすをしっぽを振って眺めていました。
「おいで」
するとペロは喜んでとんできました。
わたしはカレー皿から顔を上げて言いました。
「ペロも飲みなさい」
でもペロはくんくんと匂いをかいだだけでカレー皿から離れていってしまったのです。
ペロでさえしないことをわたしはやってしまったのです。
この日はしっかりと後始末をしてしっかりとお風呂で洗って眠ってしまいました。
疲れ果ててしまったのだと思います。
でも眠りにおちるその直前、いいようのない幸福感を味わっていたのはなぜでしょう。
こんなけだもの以下のことをして幸福感を味わうわたしって。次の土曜日、わたしは部活を終えたあと、ひとりでまたホームセンターに行きました。
エッチの道具を買い足すためです。
アリスさんやあやかさんの懺悔を参考にしました。
きちんとダウンロードして保存しています。
南京錠と自転車用のゴムのロープと梱包用の紙ロープと洗濯バサミです。
バイブレーターや手錠なんて手に入れる方法がありません。
こんな組み合わせ、変ですよね。
見る人が見たらわたしのことばれちゃいそうです。
家に帰り、部屋の中で紙ロープで輪をつくり、ミサンガのように両方の手首に巻きました。
それを南京錠で固定してみました。
前でやってみたのですが、しっかりと固定されてしまいました。
紙ロープは思ったよりも強力です。
鍵も思ったよりかんたんにはずすことができました。
今度は後ろ手でやってみました。
前よりは難しいけど、どうにか鍵を開けることができました。
練習すると意外とかんたんです。
ついでにと思って足首にもしてみました。
立つことさえ困難でした。
歩こうと思ってもまるで赤ちゃんみたいによちよち歩きしかできないんです。
でもこの不自由さが好きなんです。
洗濯バサミもやってみました。
つける瞬間ってすごく緊張します。
指を離すと。
痛いんです。
ぎゅっとしぼられるみたいで。
でもその痛さをがまんしていると、からだの奥からじんわりと痛みとは別の感覚がわき上がってくるんです。
両方につけてからだを揺すってみると全然違う場所なのにあそこまで反応してしまいます。
人体の神秘。
でも自転車用のロープで全身を縛るのはうまくいきませんでした。
誰かうまいやり方教えて。
両手首と両足首を固定して乳首に洗濯バサミをつけて寝転がってしばらくそのままでいました。
まるで自分がどこかに売られる奴隷になってしまったような気持ちになってしまいました。
乳首の洗濯バサミが最初はじーんとしびれるような痛さなんですが、じっと我慢しているといつのまにか痛いんだけど甘い快感に代わっていくんです。
はずしたいんだけどはずせない。
そのもどかしさがいつのまにか自分を狂わせていくんです。
するとあそこからもだらだらとジュースがこぼれてきます。
お尻までべとべとになってしまいます。
とっても素敵な感覚でした。
こうしていろいろと実験しながらわたしはお留守番の日を待っていました。ようやく次のお留守番の日がやってきました。
ほんとに待ち遠しかったです。
茶の間にはペロがいました。
しっぽを振ってお出迎えしてくれました。
ペロはやっぱりわたしの一番のお友達です。
学校にだって友達はいるけど、やっぱりいろいろと難しいんですよね。
クラスだって部活だって。
でもペロならわたしのいうこと、なんでもきいてくれる。
でもそのときわたしはペロを茶の間において一人で二階に上がったのです。
まだ夕方でした。
計画を実行するにはまだまだ早かったのです。
机の中からその晩使う道具を出してみました。
そしてベッドの上に並べてみました。
それだけであそこが熱くなってしまいました。
制服を脱いで私服に着替えようとしました。
でもそのとき、エッチな気持ちになってしまったのです。
「予行演習よ」
ブラもパンツも脱いで全裸になりました。
あそこや乳首がどっくんどっくんしていました。
「どうせ下にぺろしかいないんだから」
わたしは意味もなく裸のままで部屋の中をうろうろしました。
窓はレースのカーテンです。
こっそりと下をのぞくと庭と家の前の道路が見えます。
誰も通りません。
思い切ってレースのカーテンを開けました。
突然部屋の中に外の光が飛び込んできました。
とっさにからだを隠しそうになりましたが、なんとかがまんしてそのまま立ってみました。
全裸を窓越しだけど外にさらしてしまったんです。
どきどきしました。
誰も通ってほしくないという思いと誰かに通ってほしいという思いがありました。
矛盾してますね。
どちらが大きかったのでしょう。
でもそのときは足ががくがくするほどでした。
近所の人に見つかったらたいへんです。
「早くカーテンを戻しなさい」
でもききわけの悪いわたしは「もう少し、もう少し」とがくがくする両脚にしっかりと力をこめて立ち尽くしていたのです。
すると、道路を自動車が一台、通り過ぎていきました。
音もしなかったので、思わず「あっ」と息を飲んでしまいました。
動けなかったのです。
まったくその場でどうすることもできなかったのです。
一瞬、何が起こったのか理解不能の状態でした。
「あぶない」
すぐに頭の中のセンサーが危険をキャッチしました。
崩れるように窓の下にしゃがみこみました。
窓の下でどきどきしていました。
たぶん自動車は気づいていなかったはずです。
もし気づいていたらバックして戻ってくるはずです。
そーっと窓の下からのぞいてみましたが、自動車は戻ってはきていませんでした。
たったそれだけなのに、頭の中が真っ白になっていました。
そして全身がものすごく感じやすくなっていたんです。
窓の下で全身をなでまわしていました。
何度もイッテしまったようです。
気がつくと窓の下で大の字になって天井をぼんやりと見つめていたんです。
自分に何がおきたのか。
すぐにはわからなかったんです。それくらいショックでした。
初めての野外露出。
というほどのことでもなかったのですが。
自分が何を望んでいるのか、確信したようです。
「やっぱりやらなきゃいけないんだ」
自分の欲望を再確認してしまったんです。
そうです。
わたしがその日にやろうとしていたことは野外露出なんです。
家に帰るまではまだその思いはあいまいでした。
でもこのことではっきりしたんです。
わたしは服を着ました。
茶の間ではペロが待っていました。
散歩に連れて行ってもらえると喜んでいました。
リードをつけて玄関を出ました。
ただペロをつれて散歩に行くだけなのに、緊張しました。
だってそのときわたしは夜のための下見にでかけたんですから。
家からいつもの散歩コースをゆっくりと歩きました。
少し薄暗くなっていました。
住宅街を通り抜けていつもの公園まで行きました。
そのあいだも、二階のようすや玄関のようすなどをしっかりと確認しました。
公園にはいると真ん中に遊具があります。
周辺は高い木がいっぱいあります。
とっさのときにどこに隠れればいいのか、確認しました。
ベンチの位置や数、トイレの場所、遊歩道の経路などしっかりと頭の中にたたきこみました。
でもふつうに歩いているつもりなのに、頭の中はぐらぐらと揺れるみたいでした。
やっぱり犬の散歩していた人とも会ったんだけど、意識しちゃったのか顔が赤くなってしまいました。
何も恥ずかしいことしていたわけじゃないんだからぜんぜん平気なはずだったのに。
ペロもいつもと違うと思ったんでしょうか、ときどき立ち止まってはわたしの顔を見上げました。
そのたびに周りの人に自分のことを見抜かれているみたいで恥ずかしかったです。
ようやく家に戻りました。
ペロの足をふいて、ペロにごはんをあげました。
わたしも食欲がなかったのですが、がんばって腹ごしらえしました。
まだ7時をすぎたばかりでした。
時間はたっぷりあるのです。
わたしは茶の間で宿題にとりかかりました。
ぜんぜん考えることができなかったんだけど、アリスさんを見習ってなんとかすますことができました。
高校、落ちたらたいへんだもんね。
こんなに熱心に宿題したことってなかったと思う。
人間って何かエサがあるとがんばれちゃうんですね。
時計を見ると12時に近くになっていました。
ペロもからだを丸くしてうとうとしていたようです。
「さあ、時間よ」
誰に定められたわけでもないのに、自分を促しました。
2階に上がり、部屋の灯りをつけずにさっきの窓から外のようすをながめました。
静かでした。
窓を開けて耳に神経を集中させてみました。
「しーん」という音が聞こえるくらい静かでした。
からだを乗り出してあたりの家のようすをうかがってみました。
どこも灯りがおちています。
心臓がばっくんばっくんして思うように息ができなくなりました。
「さあ、やるのよ」
わたしは自分に言い聞かせました。
そして全裸になりました。
そして、膝までくるTシャツだけをきました。
まずは偵察でした。
でもTシャツ1枚だけです。
これだけでもとんでもない格好なのです。
でもそのあとに考えていることに比べたら。
わたしは勇気を出して下に下りました。
丸くなっていたペロがわたしがおりてくると駈け寄ってきました。
わたしは無言でペロの首輪にリードをつけました。
「こんな夜中にお散歩なの?」
ペロがちょっと不思議な顔をしました。
わたしは黙ったままリードを引きました。
ペロもお散歩は大好きなので、喜んでついてきました。
玄関のドアを開けます。
冷たい空気がTシャツの下から入ってくるような気がしました。
心臓はばっくんばっくんでした。
わたしは玄関を出たところでためらってしまいました。
「大丈夫よ、ちゃんと服着てるように見えるよ、ただの夜のお散歩じゃない」
自分に言い聞かせて、なんとか固まってしまった足を前に動かしました。
するとペロが飛び出すように前へ前へと進んでいくのです。
わたしは観念しました。
「ペロだって早く行こうって言ってるじゃない」
ペロに引かれるままにわたしは進んでいったのです。
あたりの家はどこも真っ暗です。
街灯もありませんので、月明かりだけが頼りでした。
路上に一台自動車が止まっていたのですが、そーっと近づいてみるともちろん誰も乗っていませんでした。
当たり前ですよね。
でもそのときはもし誰か乗っていたら引き返そうと思ったんです。
幸いというか、残念というか、誰も乗っていませんでした。
ペロはぐいぐいとわたしを引っ張っていつもの公園に向かっていきました。
公園の入口でリードを引っ張りました。
一応人がいないかを確認したんです。
誰もいませんでした。
向こうの奥のトイレのあかりがうすぼんやりと灯っているだけであとは灯りはありませんでした。
遊具も照らしているのは月明かりだけでした。
わたしは暗闇に目が慣れてきていました。
公園の中もしーんという音が聞こえるくらい静かでした。
いくらか余裕が出てきました。
わたしはふだんのようにペロをつれてあちこち歩いてみました。
でもTシャツの下は全裸なんです。
あそこが熱くなっていました。
「ここで触ろうか」
でもわたしは我慢しました。
どうせならもっとすごいことするんだ。
しっかりと人がいないことを確認してわたしはもっと遊びたいというペロを引きずるようにして家に戻りました。
玄関を入ると急に力が抜けてしまいました。
その場に崩れるように尻餅をついてしまいました。
やっぱり緊張していたんです。
ペロはわたしの横で不思議そうに見ていました。
わたしは玄関で両足を大きく開きました。
Tシャツはおなかのあたりに巻き上がっていました。
あそこがじんじんとするくらい濡れていました。
ペロがわたしの両脚の付け根に顔を埋めました。
「あ」
ペロの鼻息があそこにあたりました。
わたしは思わず言ってしまったんです。
「ペロ、なめて」
知らず知らずのうちに大きな声になってしまいました。
でもペロはなめてはくれなかったんです。
マーガリンがついていなかったからでしょうか。
わたしはペロよりもけだものです。
指でくいっとあそこを開き、ペロの顔に押しつけようとしました。
でもペロはなめてくれないのです。
仕方ないので自分でしました。
はしたない声をいっぱいあげてしまいました。
ペロは不思議そうにそんなわたしを眺めているだけでした。
「ペロのばか」
本気で思ってしまいました。
いつのまにかTシャツも脱いで全裸になってしまっていました。
ほんとにわたしってけだものです。
何度もイッテしまいました。
わたしはよろよろと立ち上がり、ひとりで2階に行きました。
「もっとすごいことするんだ」
わたしの頭の中から理性は失われていたんです。
頭の中はうつろでした。
ベッドの上から首輪を取り上げ、首にまきつけました。
首輪にリードをつけました。
からだの前でリードがぶらぶらと揺れます。
じわじわと不安と恐怖がわきあがってきました。
でもたぶんそれ以上に快感に対する期待の方が大きかったのだと思います。
さっきいじめたばかりのあそこがまたじんじんとしてきました。
いじりたいのをがまんしながら両膝にサポーターをあてました。
それから大きなキーホルダーのようなジョイントの金具と家の鍵と別の南京錠の鍵をキーホルダーにひとつにまとめたものと洗濯バサミを持って下におりたんです。
階段を下りながらこれから自分がしようとしていることにどきどきしていました。
ペロは暗い玄関でひとり丸くなっていました。
わたしがおりてくると首をあげてわたしの方をじっと見ました。
さっきと違っていることに気づいたのでしょうか。
不思議そうな顔をしていました。
わたしはなるべく音をたてないように静かにペロのリードの取っ手とわたしのリードの取っ手を持ってきたジョイントで連結しました。
「がちゃり」
その音が暗闇に鳴り響きました。
ペロもどきっとしたようでした。
でもそれ以上にわたしがどきっとしたのです。
わたしとペロがリードでつながってしまったのです。
これでふたりとも仲間なんです。
わたしは洗濯バサミで両方の乳首をはさみました。
ぎゅっと痛みを感じました。
それをちょっと我慢しながら、わたしはキーホルダーを口にくわえたんです。
いよいよ出発です。
玄関のドアを静かに開きました。
急に視界が開けてびっくりしました。
さっきはTシャツを着ていたのでだけなのに、まったく違った景色に見えました。
口の中がからからでした。
思わず身震いしてしまいました。
「さあ、やりなさい」
もうひとりのわたしが命令します。
わたしはその命令に逆らうことができないのです。
わたしは玄関の前でひざをついてよつんばいになりました。
ひざあてをしているので膝は痛くありません。
よつんばいになると視点が低くなって、まったく違った景色に見えます。
「ペロはいつもこんな景色を見ているんだ」
そう考えるとほんとに自分が犬になってしまったような気になってしまいます。
唇の先でキーホルダーをくわえていたので、唇の両端からよだれが垂れてきました。
ほんとの犬になったみたいでした。
でもなぜか心のどこかで幸福感を味わっていたのです。
この姿がほんとの自分なんだって思っていたのです。
変でしょうか。
変ですよね。
わかっています。
でもほんとうなんです。
ペロが不思議な顔をしてわたしの顔に鼻先を向けました。
わたしはあごでペロに先に行くようにと促しました。
口にはキーホルダーをくわえていたので声が出せなかったのです。
わたしの気持ちがペロに通じました。
いつものようにわたしの前に立ってペロが歩いていきました。
でもさすがに道路に出るときはためらいました。
「こんなとんでもないことしちゃって、ほんとにいいの?今なら引き返せるよ」
でもペロはそんなわたしのためらいにおかまいなしでずんずんと前に進んでいくのです。
わたしはよつんばいのまま道路に引き出されたのです。
道路に出てしまうと、また違った景色でした。
まるで知らない街を歩いているみたいでした。
前や後ろから誰か来ないか一応注意したのですが、誰かが来ても隠れる場所などないのです。
今考えるとすごく怖いことです。
でもそのときは恐怖よりも期待の方がずっと大きかったのだと思います。
アスファルトの上とはいえ、小石があちこちに転がっていて、膝はサポーターで大丈夫でしたが、てのひらやつま先がちょっと痛かったです。
それにペロがいつものペースで進んでいくので、まるでわたしがペロに散歩されているみたいでした。
リードが引かれて首輪がぐいぐいとしめつけられるようでした。
目は用心のためにあちこちに配っていました。
誰も来そうにありません。
あたりの家はどこも真っ暗です。
でも、ひょっとしたら物音に気づいて2階の窓から隠れて見ているかもしれない。
そう考えるとどきどきして立ち上がって家に駆け戻りたくなってしまいました。
その気持ちを抑えて、なんとかよつんばいのまま進んでいったのです。
洗濯バサミの重みでおっぱいが下に垂れ下がっていました。
雌犬ってこんな感じなのでしょうか。
ものすごく長い道のりでした。
ようやく住宅を抜けて公園の入口に到着しました。
ペロがはしゃいでいます。
わたしの首がぐいぐいと引かれます。
わたしはペロのあとを必死についていきました。
そうすることしかできないんです。
ペロは入口のそばにある木に向かっていきました。
いつもマーキングする木です。
片足をあげて木におしっこをしました。
わたしはどきんとしました。
「わたしもマーキングしなきゃ」
でもペロがした木にはできません。
縄張りを荒らすことになりますから。
わたしは別の木に向かって進んでいきました。
今度はわたしがペロを引っ張るかっこうになりました。
木にたどりつきました。
「さあ、犬なら犬らしく、しなさい」
あたりを見回しました。
もちろん誰もいるはずがありません。
真っ暗です。
あそこはというと、じゅんじゅんと濡れていました。
おしっこもずっとしていなかったので、すぐにでも出そうな状態でした。
わたしは木に向かって片足をあげました。
それをしてしまうと自分がほんとうに犬になってしまうような気がしました。
片足をあげたまま固まってしまったのです。
人間として一線を越えてしまいそうな自分にためらっていたのだと思います。
そのとき、まるでわたしを促すように、ペロがぐいっとリードを引きました。
その拍子に、たまっていたおしっこがしゃーっと出始めたんです。
おしっこはじゃあじゃあ出て、うまく木にマーキングすることができませんでした。
ペロが驚いたように「わん」と一声ほえました。
ペロ、ごめんなさい。
この木はわたしがマーキングするの。
おしっこはじゃあじゃあと止まりませんでした。
そして下半身と、おなかの方までかかってしまったのです。
でもそのとき感じた幸福感。
わたしはとうとう本物の犬になれたんだ。
おしっこをするだけで頭の中が真っ白になり、イッテしまったようです。
気がつくとおしっこまみれになったわたしは「ふせ」の格好でいました。
脇腹をなめるペロの舌のおかげで気がついたのです。
もしそのまま気を失ってしまっていたら。
朝になってジョギングする人に発見されていたら。
今考えるとぶるぶると震えるほどです。
ペロのおかげで気がついたわたしは、注意力なんてふとんでいました。
「わたしは犬よ」
心が100パーセント解放された気分でした。
わたしはペロとつながったままよつんばいで駆け出しました。
そのときはもう誰かが来ても犬の格好のままですり寄っていったかもしれません。
向こうの奥のトイレの方まで行ってしまいました。
土の上でしたが、掌やつま先の痛さも感じていませんでした。
トイレのところには薄暗い街灯がひとつだけありました。
ふつうに考えたらたとえ薄暗くてもそんなところには行かないはずなのですが、興奮していると危ない方へ危ない方へと足が向いてしまうのです。
わたしとペロと2匹はよつんばいで一緒に駆けていきました。
トイレの入口に到着すると、さすがに息がはあはあしました。
ペロが舌を出してはあはあしています。
わたしも。
そこで気がついたのです。
口にくわえていたキーホルダーを落としてきたことを。
ほんの一瞬ですが、わたしは理性を働かせて頭の中を整理してみました。
そして思い出しました。
キーホルダーをさっきのマーキングした木の所に落としてきたことを。
わたしはあわててまたよつんばいで走り出しました。
立っていけばいいのに、そのときは自分でよつんばいと決めていたのです。
キーホルダーは木の根元にありました。
ただし、さっきのマーキングでこぼれたおしっこのところにあったのです。
「犬はね、手を使っちゃいけないんだよ」
わたしは草むらのキーホルダーを口でくわえ直しました。
やっぱりちょっとおしっこくさかったです。
ペロが木の根元でしっぽを振りながらお座りしていました。
わたしもペロの隣でお座りしました。
久しぶりにからだを起こしたので足が痛かったです。
お座りするとあそこに草がさわさわと当たりました。
こちょこちょとくすぐられているみたいでした。
その姿勢で公園の周囲をぐるっと見回してみました。
もちろん人の気配はありませんでした。
不思議なもので、そうしているとものすごい幸福感を味わうことができました。
わたしの前世は犬だったと思います。
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