童貞のまま好きな娘と同棲したら色々カオスだった 後日談

2018/02/22

前回の話
どうもこんばんわ
いやあ、仕事が忙しくて忙しくて
とりあえず俺の体力が続く限り後日談的なあれを投下できればっと思います
では、どうぞ
4月1日
「係長、ハゲ過ぎw」
イモトが係長のハゲ頭を撫でる。
「男の価値はハゲてから決まるんですよ!」
そう言って係長とイモトが馬鹿笑いをする。
つーか、かなり飲んでるけど皆帰れるの?俺はかなり心配になる。
俺達は結構飲んでいた。
ヒロさんはマリコに去年も俺が待っていた事を伝えている。
マリコはそれを聞いて最初は怒った感じで「五年後って言ったじゃん!」と
言っていたんだが、途中から泣き出した。
「ナオト…の気持ち考えたら、泣けてくる…」
そう言っていた
何だかんだでハシゴして二件目を出た時には3時を回っていたと思う。
「お金足りた?」
俺が金を払って出て行くとマリコが聞いて来た。
マリコは目が少し充血して酔っているのが分かる。
まあ、俺も酔っているが。
「ああ、足りたよ…」
「回しげりー!!」
俺がそう言った瞬間に俺の脇腹にイモトの回し蹴りが炸裂した。
俺は息が出来ずに悶絶。
イモトと係長が馬鹿笑いをしていた。
まあ、奴ら程は酔っていないが…
「てか、どうする?イモトは実家か?」
ヒロさんの言葉にイモトは係長の腹を握りながら「実家ー!」と答えた。
「係長、帰れねーだろ?俺んちおいでよ」
ヒロさんは係長に言うと「あ、いや、なんかお邪魔じゃないですか?」と
何故か恥ずかしそうに言う。
まあ、気持ちは分かるよ。
「じゃ、そう言う事で…俺らは帰るわ」
ヒロさんは俺にそう言った。
「え、俺達は??」
俺が慌ててそう言うとヒロさんが俺の方に近寄り小声で呟く。
「あそこのホテルはビジネスホテルだけど二人で泊まれる」
ヒロさんの指差す方にはビジネスホテルが有った。
俺は生唾を呑み込んだ。
え、マジ?
マリコをチラリと見るとマリコはカバンを両手で持ち下を見ながら足を動かしている
「そう言う…事だ…」
ヒロさんは、それだけ言うと「じゃあな、マリコ!お前これからは、
ちょくちょく連絡しろよ!」そう言う。
「え、あ、うん…気をつけてね…」
マリコがおずおずと手を振る。
「気を付けるのはマリコの方だっつーの!隣の野獣に気を付けろー!」
イモトがそう言って馬鹿笑いをした。
「い、いやいや、何を言ってんだよ…」
そう言いながらも俺の顔が赤くなるのが分かった。
マリコの顔を見れない。
「じゃあ、お二人とも末長くお幸せに!」
係長は手を振って歩き始めた。
「イモトちゃんも、係長も…またねー!」
マリコが大きく手を振りながらそう叫び、俺達は三人を見送ったのだった…
三人が消えると俺はもうドキドキで半端ない。
「さてと…」
マリコがそう言って俺を振り向く。
「どうしよっか…」
マリコは少し俯き加減で俺にそう言う。
「あ、いや…ヒロさんが、そのビジネスホテル泊まったらって…なんか安いみたいだし…」
安いかどうかは知らんが。
「うん…じゃあ、そうしよっか…」
マリコは相変わらず俯いてそう言う。
マリコも緊張しているのが伝わって来た。
何だよ、この緊張感。
よく映画とかで二人が再会したら一気に盛り上がってそのまま…
なんて言う描写が出て来るが…全くそんな盛り上りを見せないんですが。
つーか、映画はその過程を省くんじゃねーよ。
どうやってそんな雰囲気に持って行くんだよ!
俺は映画に腹を立てながら歩く。
すると、ふと左手が重くなった。
え?
俺が左手を見るとマリコの右手が俺の袖を引っ張っている。
俺の心臓が少し高鳴った。
マリコは俯き加減だ。
俺はドキドキしながら袖を掴んだマリコの右手を離して、そして俺の左手に繋ぎ替えた。
そして手を繋いで俺達は歩く。
お互いに黙ったままだった
これが…そう言う雰囲気…なのか…
俺はそう思う…
ホテルに入るまでは…
ツインの部屋に入るとマリコがはしゃぎ出す。
「なんか、ホテルってテンション上がる~♪旅行に来たみたい♪」
ベッドの上で跳ねるマリコ。
笑とる、笑とる。
さっきまでの雰囲気が急速に無くなって行く感じがして焦る俺。
「あ、マリコ…俺…ちょ、シャ、シャワー浴びて来るよ…」
俺がおずおずとそう伝えるとマリコは跳びはねながら「はいはーい♪」とご機嫌な感じで答えた。
いや、雰囲気、これ何か違う…そう思いながら俺はシャワーを浴びる
ちょっと、これシャワー浴びた後にどうしたら良いんだろ?
タオルだけ巻いて出るの?
でも、それっていかにもって感じで何かやらしくね?
うわ、どうしよう?
そんな事を悩み結局、俺は再び服を着て出ると言うチキンな方法を選んでしまったんだ…
だけど、鼻息は荒かった筈。
「…マリコ…出たよ…」
そう興奮しながら言う俺だがマリコの返事が無い。
ん?俺は気になりベッドに行くと…
寝とるがな!!
マリコは横向きになりながら眠っていた。
「…マリコ」
恐る恐る声を掛けてみるが反応なし。
マジか!!!
この俺の下半身はどうすりゃ良いのさ!
ヘナヘナと崩れ落ちる俺…マリコの横に座りマリコを見た。
気持ち良さそうに寝息を立てて眠るマリコ。
そんな気持ち良さそうに眠られたら起こせねーよ。
確かに、今日一日疲れた上に酔っていたから眠たいだろうな…
俺はマリコの寝顔を見つめる。
…良いか…セックスなんていつでも出来る。
それより…今はマリコの寝顔を見ていたかったんだ…
目が覚めた時に一瞬、自分がどこに居るのか分からなかった。
だが、すぐに昨日はホテルに泊まった、と言う事に気が付く
「…おはよ」
その声に気が付いて横を向くとマリコは俺のベッドに横たわり俺を見つめて笑っていた。
「おはよう…起きてたのか」
「…うん、昨日は化粧も落とさずに寝ちゃったから…シャワー浴びてたの」
そのシャワー中に目が覚めれば良かった…
マリコは俺の胸に頭を埋めて来た。
仄かに香水の匂いがしてクンクンと匂いを嗅ぐ変態な俺。
「…マリコ…良い匂い」
「え~?頭、洗ってないから臭いから匂わないで~!」
そう言ってマリコは俺から離れる。
全然臭く無いし、寧ろ良い匂いなんだが。
マリコはベッドの端に座り少し恥ずかしそうに下を向いた。
「…ナオト…ごめんね」
「え?」
「私…寝ちゃって…」
そう言われマリコの言いたい事が伝わり俺はすぐに首を横に振った。
「い、いや…べ、別に大丈夫だよ」
俺がそう言うとマリコはチラリと俺を見て微かに笑う。
そして、再び俺に抱き付いて来た。
俺はマリコの体に腕を回す。
背中の細さが伝わる。
そして、ブラジャーのホックも。
ほんでもって、俺の股間辺りに有る胸のブラジャーの固さも。
それを意識したのか、それとも朝の生理現象なのかは不明だが元気になる下半身。
俺はソッとマリコの体に当たらない様に避ける。
マリコもそれに気がついたのか
何も言わずに顔を少し赤くしていた
このままじゃ、不味いと思い俺は「さて!朝飯でも食べに行くか!」と叫んでみた。
マリコも顔を上げて「うん」と頷き俺から離れた。
俺は急いでトイレに行き朝の生理現象を静めた。
あ、違うよ普通にオシッコしただけね。
その後にすぐに歯を磨いた。
寝起きじゃ口が臭くてチュウ出来ないからね。
洗面台から部屋に戻り着替えようとするとジッとマリコが見てくる。
え?何?ちょっと恥ずかしいんだけど。
「…何で見てんの?」
「ナオト…腕の筋肉…太い」
まあ、仕事柄腕の筋肉はついた。
ウチの会社は皆、腕が太いんよ。
「マリコをダッコ出来るぜい」
俺が笑いながら言うとマリコは立ち上がり俺の傍に来た。
「じゃあ、してみて♪」
キラキラの笑顔のマリコ。
フフフ…自販機屋ナメんなよ。
「うりゃ!」
俺はそう言ってマリコをお姫様ダッコする。
「きゃあ!」
マリコは笑いながら叫び俺の首に腕を巻き付けた。
俺はギュッとマリコを抱き抱える。
マリコは少し恥ずかしそうに下唇を軽く噛んで笑う。
俺も微笑んで…そして、キスした。
俺はキスしたままマリコをユックリとベッドに下ろしマリコを見つめた。
マリコは…

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