女の怖さがよくわかった寝取られ実験

2024/05/09

寝取られ記念にたててみた。

去年の暮れから付き合っていた女を友人に寝取られた。
いや、仕組んだのは俺自身なのだけれどね。
女性というものの怖さとかがよくわかっていい人生経験になったと思う。

その彼女(仮りにMとする)と知り合ったのは去年のサークルの忘年会で、
理系と文系の大学同士での集まりだったから話が噛み合わないこともしばしば。

俺は理系側。でも一人だけ理系の話に興味がある子がいた。それがMだった。
わりと可愛い子でね。他の女子と違いケバくなくて理系サークルメンバーからも評判が良かった。

サークルの奴らは理系にしては珍しく彼女とか居る奴多かった。
俺は未だ彼女ができたことなどないので仲間から「狙ってみれば?」と勧められた。

俺としては付き合う=結婚するというイメージがあったため、こういう場で相手を見つけるのは気が進まなかった。

大学に入るまではその考えがかなり強かったんだけど、入ってしばらくしたら「まあ付き合うだけならノーカンかな」とか思い始めてた。

両親からもいつまでたっても彼女ひとりできないと嘆かれていたからな。
まあ、ものは試しとアタックしてみたわけよ。
理系の大学の様子を説明する係を任せてもらい、Mに授業の様子とか実験とかを説明した。
それからケータイのアドレスを交換するところまで行き、その日は解散となった。

しばらくして、Mとメールのやりとりとかするようになった。
話題は意外にもゲームとかアニメとかの話だった。
M曰く、あんまりアニメの話とかする人いないから友達との会話もたまに疲れてしまうそうな。

俺には姉がいるため少女漫画とかも結構読んでたからそちらの話もできた。そのあたりも気に入られる要素だったんじゃないかと思う。

友人Kにいつくらいから付き合うとかになるの?って尋ねたら

「ノリじゃね」と言われた。

Kの教えに従い、大晦日に二年参りにでかけたときにでも告白してみようかなと思い、忘年会で特に仲良かったメンバーででかけた。
二年参りする人間ってわりと居るもんだなとか考えつつ皆と歩いていると、Mに呼び止められた。

なんじゃろと思ってると「少し二人になりたい」とか言われたから付いていった。

すると「私と付き合ってくれますか?」とか言われた。
やや拍子抜けしつつ「いいですよ、俺でよければ」とだけ答えた。
それから付き合うことになった。

付き合うことになって1ヶ月は特に何もなかった。
デートはしても6時前にはMを駅まで送ったし、手を繋ぐことはしてもキスなんぞしなかった。
もちろんその先をする気はこれっぽっちもなかったんだけどね。
Mもそういうの求めて来なかったし。

2月になってバレンタインデーの日、デート中にチョコを貰った。手作りの。
家族や友達から貰うのとは違った嬉しさを感じた。

3月になったあたりでKを含めて友人に近況を聞かれることがあった。
理系かつオタ集団のため、K以外は付き合うってことに興味深々って感じ。

俺もオタのため、ゲームや漫画の例を挙げつつ「こういうドリーム展開はないw」などと説明した。

やがて、どのくらいの頻度でヤッてるかとかいう話になった。
俺はキスもしてないと答えると、何故かドン引きされたのを覚えている。

そして本題へ

そういう関係になっていないのは次の理由のうちどれかだという話に

1、実は罰ゲーム
2、俺がホモ、もしくはMがレズ
3、そんなにMに好かれていない

4、として「俺がMを好きじゃない」という現実があったのだが、友人らはそれには気づかなかった。

というわけで、いっちょMがどの程度俺のことを好きでいてくれているのか試してみようって話になった。

方法は、イケメンKにMを口説かせてなびくかどうか。
Kは小栗旬似で、小栗をもう少ししなやかにした感じ。

賭けるかどうか相談したけど、後でバレても面倒なので純粋な試しにした。
俺はもし賭けるなら「なびく」に賭けていたと思う。
なぜならKのイケメンぶりが激しいから。俺とはもう違う人種。

KとMは俺経由で知合いだったのでMにKのメアドを教える流れはそれほど不自然ではなかったと思う。

まずはMにKのいいところをさりげなく話題に挙げて教えた。
俺はペーパーだけどKは車によく乗り、車もお洒落だとか、Kは女性にモテるのに本当に好きな相手としか付き合わず、とても大事にする奴だとか、
そういう会話を間隔空けてしてた。

KとMもメールのやりとりをするようになり「K君てかっこいいね」とかいうメールを貰うようになったとKから聞いた。

しばらくして、作戦その1としてKにMと二人っきりで出かけようと誘うメールをしてもらった。

映画に一緒に行く人いないからよかったらどう?程度のもの
メールしたときは俺とKは友人宅に一緒にいた。友人も試しの内容を知ってた。
返事は意外にも「NO」だった。
理由は、誘った日はバイトがあるとのこと。
しつこくするのもアレなので作戦1はとりあえず保留にした。

そもそも俺はMがバイトを始めたことを知らされていなかったわけで、
後ほど俺も「来週の○日どこ行こうか?」とメールしたんだけど

「その日は妹と出かける」と返ってきた。

その時はKに嘘を吐いたのか俺に嘘を吐いたのかわからなかった。

しばらくして作戦その2
サークルの飲み会にKを呼ぶ

ノリがいい人ばかりなのでKの参加は簡単だった。
途中で俺が「急にバイトのヘルプ入った」と言ってKにMを任せ飲み会を去る。
Kは酒を飲まないようにしていたので飲み会後Mを家まで送る。
これで俺とKに足という格差が生まれたわけだ。俺は車で送るほど運転できないから。

その後作戦1を再度決行

すると「このあいだのお礼」ということでOK貰えた。
デートはKのエスコート。デート代は俺が用意した。
わりといいところまわったらしい。

その日さりげなくMに今日何してたか聞くと「妹とでかけてた」と返ってきた。

「身長180cm超えの妹がいるかよ」と返しかけたが
「本当に仲の良い姉妹ですね。今度仲間に入れて下さい」とだけ返した。

そんな風にしばらくKとMの絆を深めてもらったところで最終作戦。
といいつつ3つ目なわけで

作戦内容はKがMとヤれるかどうか

実行はKの誕生日にした。
その日俺とMは待ち合わせをしたが、俺が「急に友達と会わなくちゃいけなくなった」と言ってドタキャンする。

タイミング良く(笑)KがMへと「今日暇?」とデートの誘いをする。
てなもの。

予想通りMはOKを出した。
KがMを車で迎えに行き、二人はデートに出かける。
俺はその間Kの誕生日プレゼントを用意していたので以下伝聞。

KはMに対し今まで見せないようなアプローチを見せる。
Mは戸惑いつつもまんざらじゃない顔だった(らしい)。
Kの誘いに押し切られMはKの部屋に

ここからは俺もKの部屋のベランダから見てた。

二人は仲良くお酒を飲んでる。途中Kから手信号(ジェスチャー)で「この女はwww」みたいなものを受け取る。
ベランダからは見えるが、中からは見えない謎ベランダ。
スクデイの言葉みたいな感じだな。

で、いよいよKがMを本格的に口説き出す。

「前から好きだった」とか「絶対○○(俺)より大切にする」とか

するとMはあろうことかKを拒否った。
ここまできて拒否るのかよってツッコミ入れたくなったね。

それでもKがMのここがイイだのこういう行動にホレただの言うと
「そんなところまで見ていてくれたんだ」とM感動。

その行動ってのは俺がMと付き合ううちに気づいたことをKに教えたものなのだけど、俺はそれを褒めたことはないし気づいたことも言ってない。

するとそれまでの拒否が嘘だったみたいにMがOK出した。
で、Mがシャワー浴びに行ってる間にベランダにKが出てきた。

「マジでヤッていいの? アレ」

とか聞いてくるから

「いいんじゃないか? 好き合ってるなら」
と返した。
だがKはそこまでMを好きじゃないらしい。つーかKは彼女いるしな。

乗りかかった船ということでKも最後まですることにしたみたい。
Mが返ってきて、Kもシャワー浴びると電気を豆電球だけ残し消す。
全部消すと月明かりで俺がいるのがバレるから。

んで、事が終わってしばらくしたらKがメールする。
メール相手は俺。入ってこいの合図。

俺はKのために買っておいたプレゼントとクラッカーを持ってKの部屋に突入した。

「誕生日おめでとー!」パアーンッ

てな感じにクラッカー鳴らしつつ入った。
驚くMと驚いたふりをするK。

俺は「あれ?」とかわざとらしく固まったふりをして

「あっと・・・すまん、ごゆっくりー」

と谷口ばりの早さでプレゼントを置いて部屋から出ていった。
クラッカーは持ち帰った。

その日のメールでMに「今日はデート行けなくてごめんなさい」
と送った

Mからの返信で「今日はいきなりどうしたの?」と来た。
どうとでもとれる文面だと思った。

俺は「今日はK君の誕生日だったことを忘れていました。慌ててプレゼントを買って家に遊びに行ったのですが、彼女さんが居たので慌てて出てきました」
と送った。

俺があの部屋に居たのはMだと気づいていないと思ったのかMは、

「そうだったんだー。タイミングが悪かったね」
とか返してきた。

当り前だけどMに嘘を吐かれたなー。つか俺が嘘に疲れたなーと思ったので終わらせることにしました。

俺「ところで、Hってやっぱり好きな人同士じゃないとしたくないものなのでしょうか? 結婚したい相手など」

M「うーん、そうだと思うよ。このひとだって思わないと普通しないと思う」

俺「なるほど。ではKとその彼女は結婚するくらい好き合ってるというわけですね」

M「そうなんだと思うよー」

と言質をとったところで

俺「そうですか。ではMさんはKと結婚するんですね」

俺がそうメールを送ると、すぐにMから電話があった。
俺は電話には出ず、電源を切った。
その後、メッセでKとその後の様子などを報告しあってから寝た。

次の日友人らを集め、Kと一緒に結果を発表した。
どうやら女性はこれと決めた相手としかHはしないが、これと思う男性は変わるものだ、と

「まあ、そんなものだよなー」と仲間内で女性の怖さを語り合った。

以上があらましです。

こんな下らない経験を最後まで読んで下さり本当にありがとうございました。

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