残響 4

2024/01/16

エミは股を広げたままKの上で踊り狂いながらおっぱいを揺らし、ときどきKの立て膝で体を支え、恍惚な表情を浮かべている。

「ちなみにね、最初はだめだったんだけど、ちゃんと奥でも感じるようにしといたから、思いっきり突いても大丈夫だよ、例えばこんなふうに」

Kはエミの腰を掴んで激しく突きたてた。

「きゃあぁあぁああ!んはっ!あん!あ!」

Kの腰使いでエミの体は振動し、くしゃくしゃになった顔をがくがくさせていた。

「すごいね、エミちゃん気持ちよさそうだね」

ミオちゃんがオレに向かって喋りかける。
確かに気持ちよさそうだった。オレが見たこともないエミ。オレの知らないエミ。

「ゆうくん、オレ逝きそうだよ、このまま逝っていいかな?」

オレは言葉が出なかった。え?何?何でオレに聞くの?違う!だめなはず…

「ひゃんっ!あっ!ああぁん!なかぁ!あぁぁん!気持ち!ぃいぃいい!だめぇ!なかぁ!」

エミは拒絶か受け入れかよく分からない声を上げなら、Kに突かれていた。

「じゃあ、彼氏さんに見られながらふたり一緒にいこうね、熱いのいっぱい中にあげるね」

Kの動きは激しさを増す。

「あん!いくのぉ!いっちゃうのぉぉ!あっあっあっぁあぁあぁああ………」

エミの体は空中で凝固し、ただ激しく打ち付ける腰の動きが響いたと思うと止まり、締め付けるエミのおまんこのなかでKのペニスが振るえて脈打った。
Kはエミの中で逝った。深く繋がったままお互いの腰が小刻みに痙攣し、エミはたまらずKの立て膝に掴まって犬のように息を激しく呼吸をすると、

「あっ!」

と声をあげる。
また波が来たのか、エミの腰は不規則に細かく動いた。腰の震えは全身に広がり、肩をびくっびくっと振るわせる。

「熱い…」

そう呟くとエミは前のめりに倒れた。失神したようだった。

「すごいね、エミちゃん、あんなところまで逝けるんだ。ゆうくんは感じやすい彼女持って幸せだね」

頭上からミオちゃんの声がする。

「いっぱい出ちゃった」

Kがエミの体の下から這い出てきて、毒気のない笑顔を向けた。
オレの心臓は踊り狂い、全身に血液が駆け巡る。興奮とも怒りともつかないどす黒い感情の塊が吐露する行き場もなく、内側で跳ね続ける。

ミオちゃんはオレの頭を膝から下ろすと、横にそっと寝転んだ。

「ゆうくんの体あったかいな、すごいね、どきどきしてるよ、興奮してる?」

ミオちゃんはオレの体に自分の体を擦り付けて、キスしてきた。首筋や瞼の上にそっと何度も軽い口付けを繰り返す。

「エミちゃん、いっぱい出されちゃったんだって」

ミオちゃんは上目使いでオレを見詰めた。

「受精しちゃうかもね、ふたりともあんなに感じてたもん」

ミオちゃんの腕がオレの腕と絡み合う。

「私もゆうくんと『受精』したいなぁ」

絡み合った感情の糸が、全身の血管を支配し、オレを縛り上げ、どこからともなく血液が溢れ出そうになる。

「あれ、ゆうくんもしかして泣いてる?」

気がつくと、オレは泣いていた。ミオちゃんが涙を舌で掬い上げる。

「あのね、私達はただあなた達と仲良くなりたいだけなの」

ミオちゃんは蛇のように体をくねらせながら、ゆっくりとオレの下半身へと頭を移動させ、内腿をキスする。

「でも、エミちゃんはKについてけないって、離れちゃって…んっ…でも、私、エミちゃんがすごい『才能』の持ち主って…クチュ…聞いてて」

股の間にそそり立つオレのちんぽの向こうでミオちゃんが小さくオレに笑いかけて、そっとペニスを握る。その瞬間、全身を電流が駆け抜け、臀部の筋肉が震える。オレの反応を見てミオちゃんはくすくすと笑う。

「あ、反応してくれた。よかった」

ミオちゃんは舌先で、カリ首の辺りをチロチロと舐めて、ゆっくりと竿を下になぞっていく。思わずオレは吐息を漏らす。

「だから、いろいろ…チュ…計画して…チュ…Kとか…女とっかえひっかえ…してるみたいに見えるけど…チュ…違うのね…チュ…私達ごく親しい人とかしないもの。私、ゆうくんとも友達になりたいな。ゆう君のこと好きになっちゃた」

ペニスが温かい感触に包まれた。ミオちゃんはオレのモノを含んで、ゆっくりと上下し始めたかと思うと、舌で亀頭を弄びはじめている。
ペニスはますます膨張して、オレは知らない間に喘いでいた。

ミオちゃんはペニスから口を離した。

「ゆうくん、怒ってる?」

ミオちゃんはオレの両足の間で膝を抱えて座り、再び片手で軽くペニスをしごき始めた。気持ちよくするというより、手持ち無沙汰で何かを触っているみたいに。

「怒ってるけど、コンナに興奮して情けない?」

唾やオレの分泌液でべとべとになったペニスの亀頭をミオちゃんは親指で擦り出す。

「それとも、エミちゃんが目の前でKくんとやっちゃってて、悲しい?」

横でKは再びエミを抱きしめ、股間をまさぐり始めていた。逝ったばかりのエミの体は再び波に乗り始めて、吐息を漏らす。
ときどきこっちを見て、絶望にも似たすまなそうな顔をする。でもそう見えているのはオレだけかもしれない。

「それとも、私に触られて嬉しい?」

ミオちゃんはこっちを向いて微笑んでる。

「それとも、いろんな感情がいっぱいで分かんないのかな」

オレは何も答えられない。ミオちゃんペニスを持っている手を離して膝を抱えている手に添えた。

「私、辛いとか嬉しいとか悲しいとか楽しいとか、最初は一つの塊みたいに同じエネルギーだと思うのね、ただほんのちょっと出口が違うだけだと思うの」

ミオちゃんは、抱えている膝をゆっくりと開いた。ちいさなおまんこがヌラヌラと光っている。

「だから私が、正しい門のところまで導いてあげる」

言っていることはよくわからないが、もうオレは我慢できなかった。

ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。ミオちゃんとオマンコしたい。

ミオちゃんがゆう『正しい門』に『導かれ』、オレはその小さな体に覆い被さった。裂け目にペニスを押し当てて、滑り込ませる。ねっとりとした熱い感触がペニスを締め上げていく。

「あは、きた…はぁ」

ゆっくりと沈み込ませていくと、ミオちゃんはオレにしがみつき、嬉しそうな吐息で囁く。ペニスが完全にミオちゃんの中に埋もれ、お互いの骨盤が密着すると、膣が収縮しながらペニスに纏わり付いているのが分かる。すごく熱い。

「あん、ゆうくんの、熱いよ」

オレはたまらず、腰を動かし始める。ミオちゃんの腰も同じように動き始め、ただ快感を求めるように、お互いの性器を動かし始めた。

「熱いよ、ねえ、ゆうくんの熱いの」

確かに性器が燃えるように熱い。動かすたびに熱さは増して、熱を求めるようにお互いを密着させ、粘膜という粘膜を繋ぎあわせように、唇を求め舌を絡め吸い合った。

となりではKがエミを突いている。部屋はエミとミオちゃんの喘ぎ声であふれている。オレは上体を持ち上げ、ミオちゃんの腰を激しく突いた。

「あっ、あっ、えぐっ、あん、すごっ」

ミオちゃんはたまらず、隣にいたエミの腕にすがりつく。オレはミオちゃんの小さなオッパイを手の平でくるんだ。
手の平でミオちゃんのオッパイはすっぽり覆われる。乳首を刺激すると「やんっ」と声を上げる。

ミオちゃんの体は小さくて、片手の親指と小指で両乳首が刺激できた。もう片方の手をエミの弾んでいるおっぱいを揉みしだく。

「あっ!あっ!んっや!」「やだぁぁあ!あっ!気持ち…いぃ!」

二人の声が響き渡る。オレは無我夢中で腰を振る。ミオちゃんの体がくの字に曲がり、奥深くペニスをくわえ込んでいる。

「やだっ!あっ!それ!あぁあぁん!すごっいぃぃ」

汗が体を溶かすように、互いの体が重なり合い、エミの体も密着して、いったい自分がどこにいるのか分からないくらい、四人は絡み合い、やわらかさの中にオレは埋もれていた。

「すごぃ!あっ!あっぁぁぁぁっ!あーーーー」
「やだ!またいちゃ!いっちゃう!あぁあっぁーー」

もう誰が誰の声か分からない。密着した体から誰かの鼓動が伝わり、自分の鼓動と重なり、リズムが性器に繋がり、弾んだ音は快感となって体中を駆け巡る。
快感は次第に大きくなってオレの中で暴れ出し、思わず声が漏れる。もう逝きそうだった。

「来て!来て!ぁぁああ!中に、いっぱいちょうだい!」
「熱いのちょうだい!ぁあああ」
「もうだめ!いちゃ!ぁぁああうううのぉぉぉおおおーーーーー」

ミオちゃんの奥でオレのペニスが弾け、精子がほとばしり、電流が脳天を突き抜け、腰ががくがくと振るえ、振るえは全身に広がり、その間ずっとペニスは精液を吐き出し続けた。

気持ちよすぎる。頭が白くなり、ミオちゃんの膣は蠢き収縮しオレの精液を吸い上げる。

「やああ!いっぱいでてるよぉ!」
「はぁっ、はっ!あっうん」

4人は快感の頂点にいて、息を切らしながら、誰かの体を掴んでいた。

目が覚めると、オレはエミと裸で毛布に包まっていた。部屋にはオレとエミ以外誰もいなかった。
テーブルの上に「おはよう。昨日はすごかったよ。学校行ってくるね。タオルあるから勝手にシャワー浴びていいって。ミオ」という能天気な書置きがあった。

エミも目を覚ますと、ふたりして順番にシャワーを浴びて、服を着た。
その間、ほとんど会話らしい会話をしなかった。着替え終わると、後は帰るだけということになって、このままだと確実に終わってしまうような気がして、何か喋ろうと思ったけれど、ふさわしい言葉も浮かばず、

「前から、会ってたの?」

と、つまらないことを聞いた。

「ごめんね」

「いや、まあ、あんまりオレが言えた義理じゃないんだけど、自分は大事にしないと」

「大丈夫、ピル飲んでるから」

エミは投げやりに答えた。

「私、ピル飲んでるから、Kに飲んどけって言われたから。ずっとこんなの続いてたから」

その後の会話は、あまり憶えていない。ただ、私と別れたいかと訊いてきたエミに対して、絶対にそれは嫌だと答えたのは憶えている。

「なんで、好きになっちゃった人が変態なんだろ」

エミが呟いた。彼女にとってオレはどういう位置づけなのかよく分からない。
ただ、そのあとも、ふたりで変わらずデートしたり、ごく普通のセックスしたりすることもあって、傍目から見るとどこにでもいるようなカップルのように過ごしていた。

まあ、この数週間後に、奴らのせいで、数人の前で公開セックスすることになるわけだが、それはまた別の話。

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