年下の先輩で若干24歳の主任 2
2023/07/22
「したいよね」
それはそうだろう。
即答した。
「うん、したい」
いつもの無表情のまま答える。
「一回だけね」
カオリさんはキャスターバッグを開けて箱を取り出す。
「これ、使って…」
今夜、彼氏と使う予定だったゴムを俺に渡す。
俺はベルトを外しズボンとパンツを脱いでゴム装着。
カオリさんの股間に手を入れると、もうベタベタで完全に準備はできていた。
狭いソファに寝てもらい、正常位で入れる。
「きゃふっ…あ…」
ゆっくりと奥まで入れる。
「うわわわぁ…、ぃぁぁぁぁ…」
一番奥まで入れるとビックリしたような声を上げた。
ゴム越しに感じる中はすごく熱い。
気持ち良過ぎる。
夜中にまず人は来ないだろうが、激しくするとカオリさんが大声だしそうで怖かった。
それに「一回だけ」と言われたので、できるだけ長く感じていたかった。
ヌププププと、ゆっくりと突いて抜く。
カオリさんは深い呼吸で応えてくれた。
そのまま、対面座位に移行して、ブラウスのボタンを全部外す。
ヌーブラを剥がして(?)自称Bカップと対面。
うーん、Bあるかないか?
手は華奢な背中に回し、スベスベの肌を撫でる。
「ゾクゾクするよぅ……はぁぁぁ…」
首の後ろに回されたカオリさんの腕が強く抱きしめてきた。
目の前の乳首を唇で摘んで、時折強く挟んむ。
「はぁぁぁぁぁ…、んんん!!……はぁ…はぁ…舐めないで、シャワー入ってないし」
深い呼吸の中に混ざる、突然の刺激にビクビクと反応する。
これが楽しくて何度もしてしまった。
舐めるのは汚いと何度か抵抗されたが、途中から諦めて抵抗はなくなった。
「遊ばないで…。イヤだよ」
俺を見下ろして、甘えるように語り掛けてきた。
「いちいち反応してくれるから…」
「…こんなの初めて…んっ」
「どの辺が初めて?」
「こんな形で入れて、…背中を触られて…、…胸をいじられるの」
対面座位をしたことがないのか…。
また初めての男になってしまった。
最後にソファに膝を付かせてバック。
「はぁぁ…あん、はぁぁぁ…あん…ん」
ゆっくりとギリギリまで引き抜き、ゆっくりと奥まで突く。
「すごい奥まで…はぁぁぁぁ…あん……、当たってる…」
意識を飛ばさないスピードで突く。
「バックは好き?」
「うん。でも、こんなの初めて…ゆっくりだし…奥まで当たる…」
「奥は好き?」
「ハァ…好きというか…、ハァ…こんなに奥まで当たるは初めて…」
「俺のどう?」
「細い…」
!?
マジで!?
細い…ほそい…ほ・そ・い。
俺、細井さん?
ショボンな言葉に慌ててフォローが入る。
「…ごめん、長い。…細くて長い…うぁぁぁん!!」
ムカついて奥までガツンと突く。
「細いので突いてみた」
「…ゴメン、細いウナギが入ってくるみたい…」
訳分からん。
店の水槽にはウナギはいるけど、関係あるのか?
というか、結局細い…。
かなり長く入れていたと思う。
中が乾いてきて、膣が大きく開いてきた。
ギリギリまで抜くと、カオリさんの膣に空気が入るようになる。
締め付けがゆるい…。これではイケない。
「あ…、あっ…、はぁぁ、…奥に当たると…」
カオリさんは相変わらず感じてる。
さらにゆっくりと動くと、広がっていた中が、急にギュウギュウを締まってきた。
「頭がおかしくなる…ぁぁぁん」
俺はそろそろイクのを確信したが、最初で最後だと思うとじっくり味わいたくなった。
射精感がこみ上げてくるにつれて、ゆっくりと動く。
イキたいけど、ゆっくりと上り詰める感じ。
「俺さんの先が…、爆発しそうに大きくなってる…」
「もう逝きそう…」
「エッ?ホント?…ァっ…」
グッと腰を掴んで、一番奥まで串刺しにするつもりで突いた。
「ああああん!!」
今日一番の大声。
その瞬間、ゴム中出し。
余韻で小刻みにゆっくりと動いた。
会心の射精感に満足した。
カオリさんは放心状態。
長い髪も乱れて、貞子状態。
後片付けして事務所を出る直前。
「私、彼氏いるって言ったよね?」
「何回も聞いた」
「それで私を、どうしたい?」
この子、やっぱり大物だと思った。
俺、試されてる。
「カオリさんは彼氏のこと、どう思ってるの?」
「私のことではどうでもいいの。俺さんがどうしたいか聞いてるの」
「かわいいし、優秀」
「そんなこというの?俺さんのこと見誤ったかな。がっかりさせないでよ。私をどうしたい?」
こいつ…、これだから嫌われる訳だ。
まあでも、この口ぶりからOKは出てるし、カオリさんほどの女の人と一回限りにはしたくない。
俺には縁のないほどの人だと思っていたけど、何が起きるかわかないものだ。
はっきりと言っておこう。
「好き、付き合いたいと思う」
答えた瞬間に首に手を回してきて、見たことない泣きそうな甘い笑顔でキスしてくれた。
「好き」というのは、まあ軽い好きだけどね。
「ありがと。気持ち良かったよ…凄く」
抱きしめられまま、耳元で囁いてくる。
「今の彼氏とは別れるよ」
そのまま、タクシーで俺の部屋に向かった。
カオリさんは乗った瞬間に寝てしまう。
降りて部屋に向かうけど、足取りが小鹿状態。
「腰がガクガクする」
自分でも可笑しいようだ。
肩を貸して、階段を登る。
部屋に入ってキスしたけど、舌は入れさせてくれなかった。
歯磨きするまで、お預けくらう。
シャワーに入ってもらってる間に部屋を片付け。
二泊分のお泊りセット持参の子を、お持ち帰りしてしまう運の良さ。
カオリさんの後からシャワーに入って、フトンに入る。
裸か確認するために、手を下の方に伸ばして行くと、割れ目にヌルッと指が埋まる。
「ああん!!…はぁ、…バレた?」
「すごいよ。ここ」
さらに指を押し込んだ。
「いやぁぁん」
嫌がる様子はない。
「こんなの、一年に一回あるかないかくらい」
そのまま、キス。
堰を切ったように、お互いの舌が絡む。
「うう…んっ、はぁ、はぁ」
苦しそうに息をして、顔を離す。
「ちょっと、指は止めて。キスに集中できない」
下の方は、一時中断してまたキスをした。
キスが終わってゴムつけて、カオリさんの希望で対面座位で挿入。
「さっきの、すごい良かった」
ちょっと冷たい部屋で、ぴったりとくっつく俺達。
またキスしながら、小刻みに動いたり奥をゆっくりと突く。
喘ぎ声を混ぜて、話したような気がする。
時計を見ると、2時を回っている。
「昨日は、彼氏にはドタキャンされるし、鍵は忘れるし、犯されるし最悪な日だった」
ここで、ギューと抱きしめてきて、
「今日は、いい日だよ」
この後は、あんまり覚えてない。
お互い疲れていたし、眠気と快感で意識が薄くなる。
カオリさんは濡れっぱなし、俺はずっとバキバキに立っていた。
細いウナギだけど…。
キスでお互いの口も耳もベトベトになって、ドロドロに溶けそうだった。
秋の肌寒い部屋で、二人で密着してお互いの体温をずっと感じてた。
時間はどのくらいかわからない。対面座位で入ったまま、カオリさんはいつの間にか寝ていた。
俺はイかないまま、カオリさんを横にして寝かせた。
でも、なんだか凄い満足した。
翌朝、俺の方が先に目を覚ました。
カオリさんは裸で寝てしまったことにビックリして、すぐに体を隠した。
まだ、俺に慣れてない。
「体の相性ってあるんだね」
「彼氏とは良くなかったの?」
「相性があると思ってなかった。…彼氏…うーん、もう別れるから彼氏ではないけど…、入れてると途中から痛かった」
「太い?」
「ゴリゴリ入ってくる感じかな。あと、俺さんのは奥まで当たったよ。頭が真っ白になった」
「…俺は細いですよ」
「ごめんね。狭い私には、ぴったり」
適当にイチャイチャして、朝から一回。
最初は明るくて恥ずかしそうだったけど、騎乗位でしていたら嬉しそうに腰を動かしてくれた。
「ああん…俺さんすごい…気持ちいぃ…」
「何が?」
「抜けないよ。安定感っていうのかな?ずっと入ってる」
そのうち、カオリさんは正座のような膝立ちの騎乗位から、M字に開くようにして腰を降ろして打ちつけてきた。
規則正しく、バシバシとぶつかる音がする。
「やっ…、あっ…、あっ…」
調子に乗って俺も下から突いた。
「ヤダっ…何か出そう」
急に腰を浮かしたので抜けた。
そのまま、俺の方に倒れこんでくる。
「…急に動かないでよ」
しばらくそのままで動けないカオリさん。
「自分からあんなに動けたのは初めてだよ」
「前の彼氏とは騎乗位しなかったの?」
「すぐ抜ける。彼にはアソコの位置の関係かもしれないって言われたよ」
「でも、太いんでしょ」
「またそれ?抜けると意味ないよ。自分から腰動かしてセックスするなんて初めて」
幸せ~、といいながら抱きしめられた。顔にかかる髪がくすぐったい。
ところで、さっきから使ってるゴムはサイズがLL。初めて見た。
装着はすぐにできるが、ズルズルと中で滑って不安定な感じがする。
彼氏は正常位以外だと、抜けそうになって気になり、乾いてしまうらしい。
立バックは身長差からできず、騎乗位の腰を動かすと簡単に抜けたようだ。
だから、俺の上では、いろいろ腰を動かして試していたようだ。
しばらくしてカオリさんは寝てしまった。
うつ伏せに寝てる姿は、細長い秋刀魚。
朝ご飯を用意して起したら、また嬉しそうな笑顔を見せてくれる。
食べ終わってゴロゴロしてると、モノを触ってくる。
「これすごいね。すごい気持ちよくしてくれる」
「細いから、すごいでしょ」
自虐ネタを振ったら飛びついてきた。
「細いウナギはおいしいよ」
掴んで撫でてくる。
「かおりさんは秋刀魚だね」
いきなりきつく握られた。
「そんな安い魚じゃない。それにどこが秋刀魚なの?」
「細長くて、貧乳なところ」
「Bあるから貧乳じゃないよ。貧乳はA!!」
カオリさんによると、Bは小さめ、Cは普通、Dは大きめ、E以上が巨乳、らしい。
「それに、秋刀魚は安すぎる。ウナギは高い」
この中国産め、といいながら手はパンツの中に入ってきた。
「じゃあ、カオリさんは太刀魚ね」
「まだ納得いかないけど、秋刀魚よりいい」
生で握られて手はゆっくりしごいてくれる。
「俺さん、まだイッてないよね」
パンツを脱がしてきた。
「やっぱり長い…」
手でガチガチに立っていたところに、生暖かい感触が加わる。
「ウナギはおいしい?」
こちらに顔を向ける。
口から出し、ニッコリとして一言。
「細いしおいしい」
かわいくて、許してしまった。
でも、前彼のモノも気になる。
「前の彼氏は、どんなのだった?」
「うーん…、ツチノコかな?」
太くて短い…、LLの珍獣。
「長く舐めてると、顎が外れそうだった。俺さんのかわいい。ずっと咥えていれるよ」
…かわいくて細いウナギ。
この秋刀魚、言いたい放題だ。
先だけ加えて棒を全ての指で握る。
「笛みたい」
リコーダーを吹いてるつもりらしい。
なんだか萌えてしまった。
会社では見たことない、ふざけた姿だった。
そのままで逝けそうになかったので、上は脱いでもらった。
手の平サイズの胸を触らせてもらうと、カオリさんから少し声が漏れて一気に逝きそうになる。
撫でるように触っていた胸を、逝く直前に掴むように揉んだ。
昨晩からほとんど逝ってない俺は、大量にカオリさんの体にかけてしまった。
「アツっ…」
喉からお腹の方にかけて、真っ白の液が垂れていた。
熱さに唖然とするカオリさん。
ふき取っていると、くすぐったがる様子がおかしい。
「濡れてる?」
「わかった?」
フェラをしていると、濡れてきたようだ。
下を脱がすと、また紐パンが登場。
ほとんどTバックしか持ってないらしい。
フェラのお返しはクンニ。
舐め始めると、気持ち良さそうに小さな声で喘いでくれる。
次に指を挿入。
「ふああぁぁ…、…ぁぁ」
ヌプヌプと濡れた中に指を奥まで入れて、ゆっくりと出し入れする。
「はっ…、くっ、…ううっ…」
ちょっと苦しそうな息遣いに変わる。
俺の腕をありえないような力で掴んできた。
中断して顔を上げる。
「大丈夫?」
「はぁ、はぁ…危ない…かも。一気に来た。アアアン…」
大丈夫そうだから、再び続ける。
俺を掴む腕だけでなくて、全身に力が入っていた。
「っは…っは…っは…っは、ううっ…、ハァハァ…っは…っは」
呼吸は一定のリズムになり、長い脚をガクガクさせながら上げる。
「っつ…っはぁぁぁ、っくぅぅ・・・」
すぐに腰と全身をビクビクと震わせて、イッてしまった。
最初から3分も経ってない。
「あれ、なんなの?」
「舐めながら、指入れた」
「俺さん、彼女とかにいつもそんなことしてたの?」
「いつもではないけど…、たまにね」
「始まってすぐに、今まで一番気持ちいいところまで行ったよ」
「カップラーメンより早くイケたね」
「そんな安くない」
テクを尊敬してくれるし、申告を信じれば初めてのことばっかりできて嬉しい。
夕方に近づくと、カオリさんのだんだん口数が減ってきた。
明らかにテンションが下がって、考えごとをしてる。
「ごめん、今から電話するよ」
暗くなる頃に、電話で彼氏に別れ話を切り出した。
俺は部屋から出て、飯の準備を始めた。
一時間弱は話してたと思う。
途中、大きな声を出したり、長い沈黙もあった。
長年付き合った人だろうし、別れ話するほうも辛だろう。
「電話、終わったよ」
リビングからの扉から顔を出して台所の俺に声を掛けてくる。
俺達は居間の方に食事を運ぶ。
携帯が再び鳴り出すが、カオリさんは電源を切る。
夕食中は別の話をして、喜んで食べてくれた。
メインは冷蔵庫にあったサンマだった。
しばらくして、元彼の話しを始めた。
「私、悪い女だよね」
ちょっと自分に酔ってるような気もするが、
初めて長く付き合った彼と別れた訳なので黙って聞いた。
「彼氏が休日出勤でがんばっている時に、浮気して気持ち良かったから、別れるだよ」
「切れる理由を探していたのだよね。そのきっかけだっただけじゃないの?」
「そうだけど、そうじゃない」
彼にしたら、したくもない休日出勤してる土曜の夕方に彼女から突然、別れの電話が入る。
話し合いにも応じず、一方的に別れられて電話にも出ない。
昨日まで彼女は知らない男と、一日中Hしてイカされる。
…そういわれるとかわいそうだ。
「あのさ、俺さんと付き合っても、そういう可能性あると思わない?」
「俺は元彼じゃないよ。それに彼は残業を止めるつもりはないんでしょ」
「…うん、ゴメン。近いうちには別れてた。でも順番間違えた…」
友達なら疎遠はあっても、特に別れというのはないけど、
彼と別れるということは2度と同じように会うことはない。
4年も付き合った人ともう会う事がないという事実に、落ち込んでいる。
楽しかった想い出もいっぱいあるだろう。
安いソファに並んで座っているが、体は触れていない。
想い出に浸るカオリさん。
きっと、近づいたら嫌がられるだろうと思いつつ、肩に触れる。
パシッと、瞬間的に払いのけられた。
予想していたから、面白かった。
でも、少し傷付いた。
「…ゴメン。今はちょっと気分じゃない」
狭いソファの上で小さく丸まり、体育座りして壁の一点を見つめてる。
「一人になりたい?俺、コンビニでも行こうか?」
「一人にはしないで…。隣りにいて」
そのまま膝に顔を埋める。
すすり泣く音がいつの間にか聞こえてきて、いつの間にか止まっていた。
隣りを見ると、俯いた顔は長い髪に埋まって見えない。
俺は時計を見ていた。
長針は半周ほど回ってる。
<続く>