ストリップの舞台で童貞喪失

2022/07/21

私は今から20年くらい前に、新宿OSによく出ていたお姉さんに恋してしまったことがあります。

童貞の学生だったので、最初はステージに上がる勇気などなく、舞台の上にしかれた布団の上で、妖しいライトに照らされながら他の客と交わる彼女の姿を、胸が張り裂けそうな気持ちで眺めるしかありませんでした。
交わりが終わり、客の局部に付いたコンドームの中を満たしている精液が、今でも目に焼き付いています。
彼女のステージが終わったあと、劇場のトイレで、さっきの客と自分の姿を重ね合わせながら、オナニーに浸りました。
私のお姉さんに対する恋愛にも似た感情は、行き場の無い切ないまでに辛いものでした。
ステージの上で裸体をさらし、他の客と重なりあう彼女の姿は、セックス経験の無かった私に毎回、激しい嫉妬を掻き立てました。
ですが、それとは別の感情、言いようの無い胸の高まりと、心臓を撫で回されるような高揚感を感じたのです。
そんな状態で、一人目の客との交わりを終えた彼女と、ステージのすぐ脇で見つめていた私の目が合ってしまいました。
彼女は私に向かって、笑いながら「学生さん、大丈夫?」と声をかけてきました。
私はその意味がわからず、彼女に声をかけられた嬉しさと、突然のハプニングの驚きで「あ…あ…」みたいなしどろもどろの答えしか出来ませんでした。
(その返事すら、周りの音楽にかき消されて彼女には聞こえなかったと思います)

「じゃあ…次は特別に学生さんね」

彼女の言葉は冗談なのか、ただのからかいなのか…
固まったままの私に彼女は手を伸ばし、ステージに上がることを促しました。
周りからはブーイング似た冷やかしの声、足は骨が抜けたみたいにガクガクし、立ち上がのもやっとです。
セックスの経験が無いのにステージの上に上がるなんて…
無理だ…そんなの出来ない…
初めての経験に対する猛烈な不安と、童貞であることのコンプレックスが私を思いとどまらせようとしました。
でも、今を逃したら彼女とは永遠に…
私は冷静を装う臆病な感情を握りつぶし、覚束ない足取りでステージに上がりました。
ステージの上に敷かれた真っ白な布団はスポットライトで照らされ、言いようの無い妖しく艶めかしい色で浮き出されているようでした。
これからこの布団の上で行う彼女とのセックスが、あくまで見せ物であることを思い知らされるような気持ちになりました。
「じゃあ下を脱いでね」
彼女に促されてジーンズのベルトを外しましたが、そこで手が止まってしまいました。
性器を女性に見せるのは初めてでしたし、勃起してるのは同じ男にも初めてだったからです。
照明に照らされたステージから薄暗い客席を見渡すと、大勢いるはずの客の姿があまり見えず、それがせめてもの救いでした。でも、何人かの客の眼鏡が反射でギラギラ光っていたのが、今でも記憶に残っています。
覚悟を決めて、一気にジーンズとパンツを脱ぎました。
その瞬間、恥ずかしい気持ちが彼女に対する切ない感情の訴えに変わったのです。
上手く言えませんが
僕の勃起を見て欲しい…
性欲だけでこんなに勃起してるんじゃないんだ…
お姉さんが好きだから
お姉さんに初めての女性になって欲しい…
理性的な人からは、馬鹿げた想いだと言われるかも。
でも、頭の中はそんな感情が駆け巡っていました。
彼女は枕元に置いた小さな籠から、四角いビニールの包みを手に取りました。綺麗なマニキュアの指先で包装を破り、中からピンク色のコンドームを摘みました。
、童貞だった私には息をのむような光景でした。
憧れの彼女とのセックスが現実として果たせるんだとの思いが一気に高まり、口の中に生唾が込み上げました。
彼女の中に注がれる私の精液を遮る薄いゴムの膜が、今から行う交わりが妄想なんかではないことの証に思えたのです。
私の性器は彼女の全てを欲しがるかのように硬さを増し、生き物みたいに脈打ちました。
彼女に一人の男として扱われることに恍惚の快楽を感じたのです。
ステージの上で間近に見た彼女は、それまで以上に美しく艶やかでした。私には、ほのかに漂う香水のかおりも快楽の催眠術に陥れる媚薬に思えました。
促されて布団の上に仰向けになると、彼女は指先のコンドームを唇にくわえ、そのまま私の勃起した性器に被せてくれました。
彼女の口内の柔らかで温かい感触が、亀頭の先端から根元に伝わるやいなや、経験したことのない快楽が全身に広がりました。
ライトに照らされた眩しい光の中で、まるで天上にいるかのような錯覚に陥るような瞬間でした。唇が亀頭をなぞり、舌が茎に絡みつくように這い回りながら、私に至極の悦びを与えてくれたのです。
彼女は唇を離すと、聞き取れないような小さな声で私に話しかけました。思わず目線を反らしてしまった私に、優しい笑みを浮かべながら「初めて…かな?」と尋ねたのです。
私は彼女が口にした「初めて」の意味が、ステージに上ることではなくセックスそのものであることはすぐに判りました。
当時、私は19才でしたが、年齢以上に童顔で17才くらいに見られることもありました。誰が見ても童貞そのものの「少年」でした。勇気を出して正直に頷いたのですが、舌が乾ききったようになり声が出ませんでした。
周りのお客さんたちに私たちのやり取りが聞こえる筈はないのですが、様子ですぐ判ったのでしょう。
客席から「おっ、筆下ろしショーだぞ」との声が聞こえましたが、彼女は人差し指を立てて唇にあて、周りの客を静かにさせてくれました。
何色もの光がまじった中で、彼女は仰向けの私の上で脚を開き、狂おしいまでに勃起した性器に手を添えて自分の秘部にあてがいました。そして、口を微かに開きながらゆっくりと私の勃起の上に腰を下ろしたのです。
私にとっては、女性との初めての交わりというより、憧れだけで遠くから見つめるしかなかった彼女と結ばれた瞬間でした。
彼女の中は温かな粘液で艶めかしく濡れ、膣壁が茎の全てを愛でるように包み込んでくるました。
今にして思えば、秘部の中のぬめりは、見ず知らずの男の性器を苦痛なく受け入れるために、彼女自身が中に塗ったローションだったと思います。
でも私にはそれが、彼女が私を迎えてくれる証に思えました。溢れる程の至福の悦びに、私は嗚咽のような喘ぎ声を漏らしながら、真っ白なシーツの上で仰け反りました。
見た目が17才のあどけない「少年」ながらも、男としての本能が受精を求めるかのように、勃起を彼女の中に突き立てたのです。
仰向けになった私の上に重なった彼女は、焦らすかのようにゆっくりと、大きく腰を動かしました。
劇場の中に音楽は流れていましたが、それにも関わらずお客さんたちは水を打ったように静まり返り、ステージの上で行われている私達の交わりを、息を飲み込みながら見つめていたと思います。
彼女は下になった私の背中に手を回し、起き上がるように促しました。一旦、お互いの体は離れてしまいましたが、そのまま彼女は布団の上に仰向けになると、スレンダーな両脚を開いて再び私を求めてくれました。
私は唯一身に付けていたTシャツを脱ぎ捨て、全裸になって彼女の上に重なったのです。
彼女の手が私の勃起に添えられ、体の奥深くへと導いてくれました。
2回目の挿入ということもあり、先程の時に増して交わりの瞬間を実感することが出来たと思います。
私の未熟ながらも張り裂けんばかりに強張った亀頭が、彼女の膣口を押し開き、温かい粘液に包まれた膣壁にそって子宮の奥へと達する至福の瞬間は、今でも脳裏に焼き付いています。
ついさっきまでの私にとって、彼女は舞台の下から仰ぎ見るだけの手の届かない女優さんでした。
それが今は照らされた光の中で私と結ばれているのです。童貞の私には、夢の世界へと連れ出されたような思いでした。
その時、彼女の枕元に置かれた小さな籠が目に入りました。その中に、先客が彼女と交わった証…他の男が彼女の中で放った欲望の跡…お絞りに包まれ、真っ白な精液で満たされたコンドームがあったのです。見えないように隠してはいたのでしょうが…
私には切ない事実でした。
今までも何回となく自分の目で、男と交わる彼女の姿、彼女の体に精を放つ男の姿を見つめていたのに…
その度に私自身になんとか現実の向こうの映像なんだといい聞かせ、時には自慰の対象にもしていたのに…
今、そんな私を弄ぶかのように彼女は体を仰け反らし、耳元で喘ぎの声を漏らしながら私の肉茎を受け入れているのです。
それまでに感じたこともない程の、言いようのない激しい嫉妬心が込み上げました。
彼女は何人の男の欲望を、そして射精する肉茎の縮動をこの露わな膣の中で感じたのだろう…
彼氏、あるいは未来の夫となる男が、彼女の今の姿を知ったら…
初めてのセックスを彼女に委ねながらも、嫉妬とサディスティックな感情に打ちひしがれながら、得体の知れない初めて感じる悩ましい程の下劣な快楽に浸ってしまったのです。
それらは全て、一瞬の間にすり替わった屈折した欲望でした。堪えようのない射精への甘い誘惑が込み上げ、体の奥深くから濃厚な精液が溢れ出そうになりました。
彼女の首筋に付けられた金色の装飾品が、2人の交わりに合わせて揺れ動いています。
私は殆ど本能のように彼女の耳元に顔をうずめ、偽りの無い喘ぎの言葉を繰り返し発しました。

お姉さん…好きです…好きなんです

はっきりは覚えていませんが、彼女は笑みを浮かべながら頷いてくれたような気がします。そして私の下半身に手をまわし、抱き寄せてくれたのです。
その瞬間、一気に下腹部が震え、熱い樹液のような精が茎を伝わり彼女の中へと注がれたのです。一人の男として私の射精を感じて欲しい、彼女の全てを独占したいと願いながら、ライトの光に包まれながら果てたのです。
避妊のための幕に遮られながらも、子宮の奥深くまで達することを願いながら…

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