あの夏の日

2018/12/02

小6の夏休みに、家でローターを発見した。
このローターが、俺を切ない恋へと突き進ませた。
今思い出しても・・・鬱
ローターを見つけたのは、クローゼットの中。
うちは共働きで、昼間は誰もいない。
夏休み、サッカーの練習から帰ってくると、おやつが見当たらなかった。
いつも必ず用意してあるのに・・・激しく腹が減った俺は、非常用袋の中に乾パンが入ってるのを思い出した。
親父たちの部屋のクローゼットの中。
ローターは、その非常用袋の後ろに隠してあった。
当時、正式名称こそ知らなかったが、なんに使うものかは知っていた。
友達の家でみたエロビデオに登場したから。
こんなすごい物が家にあったなんて・・・俺は、興奮した。
ぜひ使ってみたい!!そう思った。
だけど、そんな事に付き合ってくれる女なんているはずがない。
悶々としながらも、あきらめた。
そんな事も、忘れかけていたある日。
サッカーの練習の帰り道で、クラスの女子と出くわした。
ハーフだから?美人だけど黒髪のM耶・・・
でも、俺よりも背が高く、「オス!」とか言うような奴だったから全然タイプじゃなかった。
やはり、俺にいちゃもんを付けてきた。
「よお!チビ」
「うるせー!デカ女」
そんな言い合いをしていたら、M耶がバランスを崩し、乗っていたチャリンコの前輪が側溝に落ちた。
M耶は掴もうとした塀を掴み損ね、手首を少し切ってしまった。
「俺んちそこだからバンソーコ取ってくる」
家に入ってバンソーコを手に取り、玄関のドアを開けると門の外にM耶がいた。
「おい!入れよ」と、俺は手を振った。
家の玄関に腰掛けたM耶は、当然のように怪我した手を差し出してきた。
ちょっと戸惑ったけど、M耶の手首にバンソーコを張ってやった
「S史んちって誰もいないの?」
家を見回しながらM耶が言った。
「あ?ウチ共働き。」
「ウチも。ウチも。でも、ウチはお姉ちゃんがいるけどね」
そんな事を話したと思う・・・
そしてM耶は唐突に言った。
「ね!ゲームあるでしょ?」
「あるけど?」
「やらせて!!!うちゲームってオセロしかないんだもん」
「オセロ!?チョーつまんね。つーかお前のできるゲームはねーよ。どれもハイレベル」
「わかんないじゃん!」
てな事で、うちでゲームする事になった。
案の定、相手にならず俺は飽き飽きしてきた。
M耶は、話しかけても聞こえないくらいハマってた。
俺は、いつの間にか眠ってしまった。
母親の声で目が覚めたら、すっかり夜になっていた。
いつの間にか帰ったのか・・・挨拶なしかよ。
でも、すぐに自分にタオルケットがかけられてるのに気が付いた。
俺は昼間のことを思い出していた。
ウトウトしながら眺めた、斜め後ろからのM耶・・・
華奢な背中、少し膨らんだ胸、タンクトップの脇の隙間、ツインテールのうなじ・・・
俺は後になってムラムラきていた
次の日サッカーの練習から帰ってくると、玄関の前にM耶が寝ていた。
ワンピースだった。
「おい!」
M耶が目を覚ました。
「あ・・・練習行ってたのかよ?」
「そうだよ!おめーみたく暇じゃねーの。俺は」
「なによ?またゲームの相手してやろうってのに」
「・・・マジで言ってんの?お前」
「いいから!早く中に入ろう。暑いよ」
クーラーのタイマーを仕掛けてあったから、家の中は涼しかった。
「早く、ゲーム!昨日あともうちょっとだったんだよ」
ゲームを付けてやると、とり憑かれてるかのようにコントローラーを掴んだ。
「俺、シャワー浴びてくるから」
「どーぞどーぞ」
シャワーを浴びながら、俺は考えていた。
あのクローゼットの奥に潜むアレ。
あれを使ったら、あいつもあのビデオみたいになるのかな?
もしかしたら、今すんげーチャンスなんじゃ?
でも、土下座してお願いしても無理だろうな・・・
ムリヤリ縛ってやれば、最初は嫌がっても後から気持ちよくなって許してくれるんじゃ?
許してくれなかったら、やばいよな?
嘘でも告って彼女にしたら、思うようにやれるかも・・・?
つかフラレたりして。
などと、いろいろ考えてみたが結論がでなかった。
風呂場からでて、いつものようにバスタオルを腰に巻いて自分の部屋に向かった。
途中、居間の横を通るけど、あまり深く考えていなかった。
居間の横を通った時、M耶と目が合った。
M耶は、目が点になって口が開いていた。
「やーらしー。見てんなよ。」
M耶は顔を赤くして、パッと目をそらした。
「み、みてねーよバーカ」
「照れんなよバーカ」
と言い残し部屋に向かった俺も、実はドキッていた。
着替えをすまし、俺は親父たちのクローゼットに向かった。
ある・・・。
1階の居間に行くと、あいつは飽きもせず熱心にゲームをしていた。
「なぁ、賭けしよーぜ?」
「賭け?」
「うん。ゲームで勝負して、負けた方が勝った奴の言う事をきく」
「へ?不公平じゃん。私が負けるに決まってんじゃん」
「コレだったら大丈夫。簡単だよ」
俺はマリオカートをM耶に差し出した。
「いいよ!絶対勝つから!!」
あっさりと(当然だが)俺は勝った。
「ええええええ!もう一回!」
「だめだよ。約束だろ」
俺は、早くメインイベントに移りたくて仕方なかった。
「なに?何すればいいの?」
「・・・チューさせて」
M耶はキョトンとしていた。
その隙に、俺はブチュッとキスをした。
初キスは、おでこは打つし、何がなにやらって感じだった。
M耶は、顔を真っ赤にしながら叫んだ。
「な、まだいいって言ってないのに!」
俺様の有難いキスなのに、グイグイ唇を拭いていた。
「罰ゲームだから、いいもくそもねーんだよ」
「・・・でも」
M耶は、それ以上言い返さなかった。
「もっかいやろうぜ!」
「う・・・ん」
また勝った。
「次は胸を触らせて」
「えええええ!やだよ!!」
「うるせー!勝ったからいいんだよ!」
「・・・」
「早く!手どけろ」
「はいはい!さっさとどうぞ!」
とは言うものの、俺の手は緊張していた。
服の上からだったからあまりわからなかったけど、ドキドキした。
次は、胸を直に触ろうと思った。
また勝った。
「また!?なんかツマンナイ。もうやめる!!」
「負けたのに逃げるのはヒキョーです!」
「だって・・・むずかしいんだもん。」
「じゃ今度は・・・胸を見せて。で!で!触らせて!」
「・・・」
沈黙・・・
「・・・ちょっと後ろ向いてて。」
逆らえないと思ったのか、M耶は罰ゲームに踏み切った。
俺は素直に従い後ろを向いた。
「・・・いいよ」
振り返ると、肩を出し、ワンピースが胸の上で抑えられていた。
「早く!見せて!」
ゆっくりと手が下ろされると同時に、少し膨らんだ胸が・・・見えた。
しばらく呆けてしまった俺。
ゴクリと唾を飲み、手が震えたが直に胸を触った。
しばらく手が硬直していたけど、ゆっくりと動かしてみた。
やわらかくてプニプニしていた。
揉んだり、乳首をツツいたり、摘んだり、引っ張ったりしてみた。
そうしている内に、つんと乳首が突き出てきた。
M耶を見ると、真っ赤な顔で横を向いていた。
俺は乳首を吸ってみようと、胸に顔を近づけた。
「だめ!!」
その声に一瞬ビックリしたが、構わず続けた。
乳首を口に含んだが、特に何も感じなかった。

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