メグミの場合
2018/12/01
わたしはメグミといいます。
苗字は…申し訳ありませんが、勘弁してください。
自分の生き方を捻じ曲げられる出来事に遭遇してから、もう6年も経ちました…いえ、過去形で言うのは間違っていますね。
それは、今でも続いているのですから…当時のわたしは12歳。
地元の市立小学校に通うごく普通の小学校六年生でした。
わたしには、この時大学3年になる兄がいるのですが、年が離れている割には仲よしでした。
どちらかというとわたしが一方的に甘えてわがままに振舞っていた、という方が正しかったですけど。
その年、A大学の教養学部を春に修了して本校に通う様になった兄は、松岡(仮名)という経済学教授のゼミを選択し、程なく松岡ゼミの友達を家に連れてくるようになりました。
人見知りをしない方だったわたしは、すぐにその人たちとなかよくなり、まるでわたし自身が松岡ゼミの一員である様な顔をして輪の中に入る様になりました。
A大学の経済学部の男女比率は五十対一くらいで、松岡ゼミのゼミ生も全員男の人でしたが、それだけにわたしは何だか王女様のような気分になっていて、彼らにチヤホヤされる事に有頂天になっていたのだと思います。
夏休みも近づいたある日、そのうちの一人から、大学が夏期休暇に入るとすぐに松岡ゼミの合宿があり日本アルプスにあるT高原の貸し別荘で一週間、勉強会をすると聞かされました。
T高原といえば有名な観光地で、わたしは以前から行ってみたいな、と思っていたので、聞いてすぐ、自分も合宿に連れて行け、と兄に言いました。
「おい、無理言うなメグミ。遊びじゃないんだぞ」日頃はわたしに甘い兄も、流石に首を縦にはふりませんでしたが、意地になったわたしは、なんとしても行きたくなって、その後に家に来た人たちにも頼み込みました。
日頃はわたしと仲が良かったゼミの人たちも、あきらかに迷惑そうな様子でしたが、意外にも、そんなに口を利くほうじゃなかった人たちが賛成してくれたのです。
「いいじゃないか。別に邪魔をする訳じゃないし。メグミちゃんがいた方が楽しいよ」それは兄の先輩にあたる四年生の三人で、松岡ゼミの幹部にあたる人たちでした。
発言力のある三人が賛成した事で他の人たちも反対しなくなりました。
数日後、兄から松岡先生も参加していいよ、と言ったと聞かされ、わたしは大喜びでした。
8月に入ってすぐ、わたし達は夏季合宿に向かいました。
参加者は松岡先生の他、兄を含めて十名の三年生と三名の四年生、そしてわたしでした。
狭いマイクロバスに揺られながらも、T高原に行けるという喜びにワクワクしていました。
しかし、マイクロ・バスが到着したのは、T高原の奥も奥、まるで人跡未踏の様な山麓にポツンと建っている、古ぼけた貸し別荘でした。
「さあみんな降りろ。いい別荘だろう。ここなら何の邪魔も無しに講義に没頭出来るぞ」張りのある教授の声に、わたしは心からガッカリしましたが、それでもカプセル型のシャワー・ルームが付いた一人用の寝室を特別に割り当てて貰え、ホッとしました。
いくら小学生とは言え、大学生の男の人たちと同じ部屋に寝るのはいやだったからです。
初日は荷物や部屋の片付けで終了し、遅い時刻になって、ようやく夕食の時刻になりました。
配送センターから届けられていた夕食が広間に並べられていましたが、さめ切っていて、あまり美味しくはありませんでした。
ただ何故か、初日からビールや日本酒が出て、夕食は早くも宴会と化しました。
わたし自身はもちろんお酒なんか飲めませんが、実は常々、美味しそうだな、とは思っていました。
隣に座った四年生の一人が、オチョコに入った日本酒を差し出して、ちょっと舐めてみるか、と言って来たのはその時でした。
わたしは興味深々で受け取って舌先でペロッと舐めてみました。
今までに体験した事の無い味でしたが、意外に甘く感じられて、どちらかと言えば好きな味でした。
つい悪のりしてオチョコの酒を飲み干すと、おーすごいと言って褒め称えてくれました。
その後、どうも記憶が確かでないのですが、どうも何杯かおかわりした様な気がします。
やがて夕食も終わり、お酒くさいため息を突きながら個室に戻ったわたしは、鍵とチェーンを施錠して服を脱ぎ、シャワー・ルームに入りました。
ぬるめに設定したシャワーを浴びていると、飲んだお酒のせいでしょうか、めまい、というより景色がぐるぐる回る様な感覚になりました。
やがて立っている事も出来なくなったわたしは、カプセルの床にペタンと座り込んでしまいました。
「おかしいなあ、お酒ってこんなになるのかなあ…」独り言を呟きながら、プラスチックの壁にもたれかかって雨の様なシャワーを浴びている内に、次第に眠くなっていく事に気が付きました。
夏とはいえ、こんな状態で眠ったら大変だという事は分かっていましたが、身体がいう事を利いてくれないのです。
思考もまとまらなくなったわたしは、やがて吸い込まれる様に意識を失って行きました。
手首が痛い…目覚めた時、わたしが最初に感じたのがそれでした。
何故手首が痛いかが分かったのは、それから数秒程経ってからの事です。
シャワーの床に座り込んでいた筈のわたしは、今は寝室の中央で直立していました。
頭の上に両手首を持ち上げさせられ、天井の照明を支えている鎖から垂れ下がったロープで縛られているのです。
シャワーを浴びていた時そのままの、下着ひとつ身につけていない姿で、わたしは身体の自由を奪われていたのです。
「気が付いたらしいな」
「!」自分の置かれた状況がようやく呑み込めたのは、裸で縛り上げられたわたしの目の前に立っている、やはり何も着ていない松岡先生の姿を見た時でした。
二王立ちでわたしと対峙する先生は、腕を組みながらにやにやとした笑みを浮かべ、わたしの身体を舐めまわす様に視線をゆっくりと動かしていました。
股間に突き出した赤黒い男性自身が、やや上向きの姿でわたしを指し示しているのを見た時、わたしは全身が凍り着いた様な恐怖を感じました。
「ん、んー」ほんの僅か茫然とした後、我にかえったわたしは逃げ出そうともがきながら声をあげました。
しかしこもった様なうめき声しかあげられません。
タオル地の布で口を塞がれていたのです。
「残念だったな。このドアのチェーンも鍵も、実は全部外から外せるのさ。俺と、この貸し別荘を経営してる俺の友達だけしか方法を知らないけどな」
「………」あざ笑う様な松岡先生の言葉を聞いた時、わたしは、自分が罠に陥ちた事を知りました。
この貸し別荘で合宿を催したのも、わたしが参加するのを認めてくれたのも、すべてこの為だった…「んん!」松岡先生の腕が、身長143センチしかないわたしの裸身にのびてきました。
まだ膨らみと呼べるものが無い胸元が、先生の節くれだった手の平に交互に撫でさすられ、わたしは全身に鳥肌を立てました。
ゴリゴリした指先で、米粒くらいしか無い乳首をこすり上げられると、ズキズキとした感覚が生じるのです。
「ふふふ、ガキにしちゃいい感度してるな。たまらない」ケラケラと笑いながら、さらに松岡先生はわたしの胸元を手の平でこするのです。
少し固くなっていた乳首が激しくさすり上げられ、より一層しこり始めました。
「ん、んん」その恥ずかしさに顔から火が噴き出しそうな気分でしたが、固くしこった両の乳首を指で同時に摘みあげられると、今度は全身から血の気が引く様な気分になりました。
「うう!」
「ふふ、かなり敏感だな。これからの成長が楽しみだ」楽しそうにつぶやきながら、先生はそのしこり具合を確かめる様に、摘まんだ指先で乳首をクニュクニュと揉みほぐし続けました。
「う、んん、ん…」悲しみや屈辱感で、頭の中がグチャグチャになっているわたしでした。
ただ不思議な事に、好きでも無い先生に乳首を揉まれていると、そこから嫌じゃない感覚が生じていた事は事実でした。
電流の様な、ジンジンとしたしびれの様な、そんな感覚が、乳首から全身に広がっていくのです。
「ふふ、まるっきり子どもなのに、結構スケベな反応だな」そう呟きながら、先生はわたしに近づき、斜め左に立って、まだ女のふくらみが全然無いわたしの身体に、絡み付く様に両腕を廻しました。
「ん。んん」膝立ちになった先生は、わたしの左のお乳を吸いはじめました。
揉みほぐされて固くなっていた乳首を唇で強く吸引されたり、舌先でペロペロと舐められたりしていると、指先で揉まれているのとは違う、うずく様な感覚が生じました。
同時に、背中に廻された右手が、わたしの右脇の下から右の乳首をさすり、もう片方の手が、おヘソの下のあたり…まだツルツルのアソコを撫で始めました。