アパートの隣人の行為が気になって

2018/11/30

アパートの隣の部屋の奴は、しょっちゅう誰かを連れ込んでヤッテるようだ。
時には家出娘を連れ込んで(ほとんど拉致)乱交に及んでこともあるみたいだ。
昨日の夜もガタガタギシギシ始まった。
普段から「いったいどんな奴らが..」と思っていたこともあり、ちょっと顔を見てやろうと考えた。
音がしなくなった頃アパートの外に出て、寒い中そいつらが部屋から出てくるのを待った。
15分ぐらいたった頃、男が一人出てきた。
割とワイルドっぽい奴だ。
部屋の主ではない。
おそらく悪い仲間なのだろう。
「車で待ってるから早く来いよ」と、その男は部屋の中に声をかけてた後、路駐している車に乗り込みエンジンをかけた。
その後3分ぐらいして、もう一人男が出てきた。
確かこの男が部屋の主だ。
大柄だが穏やかでまじめそうな雰囲気で、とても悪いことをするようには見えない。
「最近の若い奴らは、見かけでは判断できないな」などと考えていたら、部屋の主は車の助手席に乗り、そのまま車はどこかへ行ってしまった。
とりあえず顔を拝めたので、部屋に戻ろうとドアの前まで来たとき、俺はあることに気がついた。
「確か後から出てきた奴は、鍵をかけてなかったんじゃないか?」そう考えた瞬間、俺の心はドス黒い感覚に覆われてしまった。
「部屋に残されている女をヤッてみたい。俺一人ぐらい加わっても問題にはならないんじゃないか。」隣の部屋のドアの前に立ち、聞き耳をたてた。
「何も聞こえてこない..」おそらく眠ってしまったのだろう。
部屋の照明はついていなかった。
少し迷った後、ドアノブを回し少し引いた。
やはり鍵は掛かっていない。
この時点では「とりあえず中の様子を覗いてみたい。その後で気づかれないように引き返せば、大丈夫だろう」などと考えていた。
ドアの内側を覗いてみると、俺の部屋と同じつくりの玄関がある。
だが、大きなスニーカーが4足並べて置いてあり、ぬいだ靴を置く場所が無い。
靴を履いたままでは音を立ててしまうと考えた俺は、いったん自分の部屋に戻り靴を脱いだ。
また、自分がジーンズを履いていることに気づき、すぐに事を済ませる為にジャージに履き替えた。
この時点で「ちょっと覗いてみるだけでも..」という考えだったのが完全にヤル気になってしまっていた。
くつ下のままで、再度となりの部屋に行き、静かにあがりこんだ。
ワンルームの暗い部屋に目を凝らすと、部屋の中央に乱れたままの布団があり、そこには誰もいなかった。

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