妹とやってしまいました

2018/07/16

で、ある日風呂に入ろうとパジャマとパンツをタンスから出したんですが、パンツの数が減っているのに気づきました。
前は4,5枚あったのに今は3枚に減っていました。
母に聞いても知らないという事でどっかでなくしたのかと初めは気にしなかったんですが、考えてみるともしや妹の仕業かと思いました。
でもさすがに最近様子が変だからってそこまではしないでろうと一旦は思いました。
しかし、妹の様子が前よりも積極的になり、やっぱり妹がとったのかと疑いが深くなりました。
でも何のために?もしやコイツ僕に惚れてんのか?でも兄妹だしいくらかわいくてもこんな事されたらさすがに引く。妹はとってないと天に願いましたが、その願いも届きませんでした。僕はどうしても疑いが取れなくて妹が風呂に入っている間、妹の部屋を僕のパンツがあるか探索しました。色々探してみると机に鍵のかかった引き出しがあったんでどうみても怪しいと思い鍵を探しました。他の引き出しの奥に隠れてた鍵をみつけ、ドキドキしながら鍵を開けました。引き出しの中を見てみると見事僕のパンツが入っていました。これだけども相当ショックだったのに、さらには僕と妹で撮った写真やプリクラと、クシャクシャになったティッシュがありました。何かと思って臭いを嗅いだら独特の青臭いにおいがしました。もしや僕の使い捨てティッシュ?しばらくショックでぼんやりしていましたが妹がもうそろそろで上がってくる頃だったのでまた鍵を閉めて元通りに直し部屋を出ました。自分の部屋に戻ると脱力感とショックと胸の辺りの変なモヤモヤ感で何もする気になれませんでした。妹のことが頭の中でフル回転してました。
今までの態度や彼氏をつくらなかったこと、パンツとって妹がこれでオナっていたのかとか、色々結びついてきてこんな気分は初めてでした。
そして僕は親のいない日を見計らって、妹にこの事を言いに行きました。あの引き出しの中を見て以来、近親相姦の一歩手前まで踏み込んでしまったような気分に耐えられなくて妹に言いに行こうと決心しました。
この事を妹に話せば前みたいに仲の良い兄妹ではいられなくなると思いましたが、
今の現状から抜け出したかったので覚悟を決めました。
それに妹には他の男に興味を持ってもらいたいし。
で、うちの親は共働きなので帰宅が深夜頃の金曜日を決行日としました。そして決行日当日、朝から胸が締め付けられる感じでとても妹の顔を見ることが出来なかったんで
朝食をとらず一目散に学校へ逃げました。学校でも今日の段取りや、
やはり言わずにしておこうかと迷ったり頭の中で四六時中考えてました。
そんな事をずっと考えて下校時刻になりましたが、一直線に家に帰る気分ではなかったので、夕食ギリギリまで粘って帰ることにしました。
妹とはあまり一緒にいたくなかったし、家に居る事が耐えられないと思いました。そして7時頃、出来る限り遅く歩いて30分延ばして家に帰宅しました。家のドアの前で深呼吸をして覚悟を決め家にこそこそ入りました。
居間に行くと妹がいました。いつもどおりをよそおいながら
「ただいま。」と言いました。微かに声が震えていた気がします。
「お帰り。」微妙に怒ってました。
「お兄ちゃんさー、遅くなるならメールしてよ。ごはん冷めちゃったよ。」うちはだいたい6時半頃夕飯です。
「悪い、でも○○○はもう食ったろ?」
「食べてないよ。お腹へっても待ってたんだから。」
食ってろよ!待たねーで食えよ!!ていうか外で食べとけば良かったと今頃になって思いました。
暖めなおされた夕飯がでてきました。今日はカレーでした。
妹は母さんの料理には敵わないものの、なんというか中学生らしい(今年から高校生ですが)料理をします。つまりまあ、うまいです。
「どお、うまい?」
「あー、うん、うまい。」
「ほんと?よかった!」めちゃくちゃうれしそうに言います。
まだ何もしてないのに胸が痛みました。
「ねー明日休みじゃん、一緒にどっか行こうよ。」
「ごめん、明日友達とジャ○コ行くから。」ウソです。
なんだか不満そうな顔をして妹が食べながら言いました。
「お兄ちゃん最近一緒に遊んでくれないよね。なんか避けられてる。」そうだよ。お前のせいだよ。
「避けてねえよ。つーかさ、お前もいい年なんだから兄離れしろよ。」
「いいじゃん兄妹なんだから。お兄ちゃん最近冷たいし避けてる!!」
だからお前のせいだよ。
「今度絶対どっか行こうね!」
その後てきとーに話をして僕は曖昧に返事をしながらカレーをたいらげました。
「ごちそうさま。」
「あ、お兄ちゃんお風呂水入れといて。」
「わかった。先に入っていい?」
「いいよ。」
僕は風呂を沸かし先に入りました。ここからが本番だと湯ぶねに浸かり気持ちを落ち着かせました。風呂から上がり、妹の部屋へ行きました。
「○○○風呂上がったよ。」
「はーい。」
一旦部屋へ戻り妹が風呂に入るまで待ちました。妹が部屋から出る音がして3分ぐらい待ち、風呂場へ足音がたたないよう静かに歩きました。
ちゃんと風呂に入っているようなので妹の部屋へ行きました。
そして、あれを見つけて以来一度も入っていなかった妹の部屋に忍び込みました。あの鍵の閉まった引き出しの中にはまだアレが入っているのか・・・。
僕は前に隠してあった引き出しから鍵を探りました。
この時不意に「僕、何やってんだろ。」と悲しくなりました。
鍵を見つけ、いざ引き出しを開けてみました。そしたら案の定前見たときと同じ物が出てきました。しかも以前よりちょっと写真が増えている。
僕は一生分のため息をしました。はあ・・・。
僕は引き出しを鍵の開いた状態で戻し、妹が上がってくるのを待ちました。
この時めちゃくちゃ時間が長く感じました。とてつもなく。30分くらいでしょうか。妹は風呂から上がったらしく階段を上がってくる音がしました。僕はベットの上に座り呼吸を整えました。
妹が部屋に入ってきました。最初は少しビックリしてたけど、途端にうれしそうな顔になりました。
あー、この後この笑顔があっという間に消えるんだからそんな顔しないでくれ。
「どーしたのお兄ちゃん?あたしの部屋に来るなんて珍しいね。」
濡れた髪をタオルで拭きながら僕の隣に座ってきました。
「○○○話がある。」僕は自分が動揺しないようにあえて妹の目を見ながら話しました。
「ん、何?」妹は微かに微笑みながら見つめ返してきました。僕は意を決して立ち上がり、机のあの引き出しに手を掛けゆっくり引きました。
髪を拭いていた手が止まり、妹の笑顔は固まり、ゆっくりと消えていきました。
「これどーゆうこと?」僕は体が震えてました。止めようと思っても止まらず妹を見続けることしか出来ませんでした。「え・・あ・・それ・・・えっと・・・」
妹も声にすることが出来ないみたいで、パジャマの胸元をギュッと握り締めてました。口元が震えているように見えました。
僕は妹が怖がらない様になるべくゆっくりと優しい口調で喋りました。
「いいかい?僕たちは血の繋がった兄妹なんだよ?○○○がこんなことしちゃいけないだろ?」
妹は何も反応がなく、ずっと下を向いていました。僕はこれ以上何を言えばいいのかわかんなくてしばらく僕は黙ってしまいました。
妹も何も喋らないものだから10分くらい沈黙が続きました。「好きだから。」妹が喋りだしました。
「お兄ちゃんのこと」
「一人の男の人として」
「好きだから。」
下を向きながら妹は、静かながらもしっかりと言いました。
「僕も○○○の事が好きだよ。でもこれは兄妹で好きだって意味だし、○○○を一人の女性としては絶対好きになれない。」
「好きなんだもん。」
「だから出来ないんだって。」
「好きなんだもん。」
「だからさ・・・・」
「でもお兄ちゃん、もしあたしが他人だったら絶対付き合いたいって言ってたじゃん!!」
いきなり妹が叫んできました。息を荒つかせ、感情が爆発したみたいでした。
僕はそんなこと言った覚えがなかったんですけど多分前に言ってしまったんでしょう。その言葉が妹の気持ちに火を点けてしまったのか。
アホか僕は。
「でもそれは他人だったらだろ?僕たちは血の繋がった兄妹だしさっきも言ったけど・・・」
「でもあたしのことかわいいって思ってんでしょ!!ならあたしと付き合ってよ!!本当はお兄ちゃんだってあたしの事好きなんでしょ!!」
「バカ!!なわけねーだろ!!」
妹の言葉に反応して負けずと叫んでしまいました。
「お前のこと確かにかわいいって思ってるけど、その好きとはどーやっても結びつかねーだろ!!」
「かわいいって思ってんならそれでいいじゃん!!あたしお兄ちゃんのためならなんだってしてあげるよ!!エッチだって!!」
その言葉についに僕も抑えてた感情を爆発させてしまいました。
「ばっ、あほ!!エッチなんかしたくねーよ!!かわいくてもお前となんかしたくねーよ!!第一僕たち兄妹だぞ!!
なんでこんなことしてんだよ!!他人だったとしてもこんなことしてるヤツに好かれたくねーし引くっつの!!気持ちわりいーんだよボケェ!!」
本音+aな気持ちを吐き出しました。妹は再び黙り込み、
僕はもうここにいるのが嫌だったんで引き出しと一緒に乱暴に妹の部屋を出て行きました。自分の部屋に戻ると引き出しの中身を全部ゴミ箱に入れこれが見えないよう他のごみで覆い、ベットの上に座り込みました。
電気も点けずに薄暗い部屋にいたせいか、妙な静けさがありました。
ただ隣から聞こえる妹の泣き声が嫌なほど僕の頭に響いていました。
この夜は全く眠れませんでした。2週間以上経ちましたでしょうか。

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