勘違いで結婚が決まった
2018/06/17
書きためてないけど衝撃的だったからかたらせて スペック
私 24歳 人生で一度だけローラに似てると言われた
彼 29歳 まじめ スケートのプーさん好きな人にホンの少し似てる
私と彼は同じ会社の違うフロアに勤めてる所謂社内恋愛だった
付き合って一年半で、隠してもいなかったので社内の人達は皆知ってた
気があったし順風満帆だった半年くらいまえのある日、彼と喧嘩をしてしまった
しかもその日仕事でミスをしてしまい、私はどん底に落ち込んだまま家に帰った
それでご飯も食べずにテレビを見ていたら、スポーツもののアニメが放送されていた
なんとなく見てたら、その中の登場人物の一人にすごいイケメンがいて、
気になって目で追ってたらあっという間に放送が終わって、そしていつの間にか
悲しい気持ちがどこかに行ってしまっていた
放送後、布団に入った後も頭はAでいっぱいで、夢にもAが出てきていた
このアニメキャラをAとするんだけど、Aの登場で私の人生が狂い始めたこのアニメが気になった(というかAが気になった)私は、それまで放送されていた
アニメを全話視て、そして原作の漫画を30巻以上大人買いをした。
アニメで動くAを見て興奮して、原作で死ぬほどかっこいいAをみてもっと惚れなおした
アニメの店に行ってAのグッツを買って部屋に飾ると幸せな気分になった
数日後に彼と仲直りをしたけど、前までより彼に感心が持てなくなっていることに気付いた
仲直り後のデートをしている時も「早く帰って漫画でAの話読みたい」とそればっかり考えていた
私は完全にAに夢中だったけど、この時はまだ「これがオタクってやつかー」と
のんきに考えていたそれからしばらくして いつもの様にオタクの店に行くと、同人誌というものが売っていた
同人誌は一般人が好きに漫画を書いて それを好きに売るノートみたいな本のことね
Aが表紙に描いてある本も何冊かあったので買ってみることにした
一般向けと18禁と書かれたコーナーで分かれていて、もちろん18禁のほうの
一番絵がきれいな本を3冊買った
家に帰ってウキウキしながら読んでみると、東堂と今泉がAに尻を掘られていて。
フクチャンがAの尻を掘っていた
裸のグラビアみたいなのを想像していたわたしは大ショックを受けた。
そしてなにより腹が立って腹が立って仕方なかった。
Aと絡んでるキャラが憎らしくて憎らしくて堪らなかった
そこで初めて「私はAに恋をしているんだ」と気が付いたそれからの生活は胃痛との戦いだった
他に好きな人が出来た以上、彼とは別れなければいけない。
でも「好きな人が
二次元の住人ってどうやって説明すれば?まず信じてくれるの?
そんなことばかりを考えていた
何度考えても上手い説明ができる気にならず、一ヶ月くらい悶々と生活していたら
同期に告白された同期って言ってもその人は中途採用の40歳で、びっくりするほど仕事が出来ない人。
江頭を気持ち悪くして30?`太らせた感じの男で、女性にセクハラをするってことで
ものすごく嫌われていた
私と少しだけ仕事がかぶっていて、(私がアシスタントしてる営業の取引先が
被っている)何度か尻拭いをしたことで好かれたらしい
好意はありがたいけど、正直Aと彼のことがなくてもムリな人だったのでスッキリ断った
でも、同期40歳は諦めなかった
その日からプチストーカーが始まったプチストーカーの内容は
・徒歩通勤の筈なのに、電車で一時間の私の最寄り駅まで付いてきて
「偶然だね!一緒にご飯食べよう」と誘ってくる。
(週三回以上)
・休日最寄り駅をウロウロしてて、出かける私に「偶然だね!よかったら
出かけない?」と誘う(毎週土日)最後のほうはマンションまで来てた
・給湯室においてある私のマグカップにキスをしていたらしい(すぐに捨てた)
あとはツイッターとフェイスブックのアカウントを特定されて、偽の女の子の
アカウントを作成して私に近づいてきて「下着買う参考にしたいから写メちょうだい」って
言ってきたり すぐ退会したからなんてことはなかったけど
今こうして書いてみると結構ヤバイけど、その時の私はAと彼のことで頭がいっぱいで
「あーはいはい」としか思っていなかった
でもある日、同期はやってはいけないことをしたある日、わたしは朝から最悪の気分だった
前日放送のアニメで、大好きなAが敵キャラに負けてしまったからだ
もちろん原作の漫画で顛末は知っていたけど、実際にアニメになって動くと
想像以上にヘコんでしまい、その日は一睡も出来なかった
そんな気分で仕事をしていたら、昼休みに同期40歳が寄ってきた
同期は「A負けたね」とニヤニヤしながら言った
なんで知ってるの?と思ったけど、そういえばアニメショップに買い物に行った時に
尾行されてたなーその時Aのグッツ買ってるの見たのかと思って「そうだね」とだけ
言って話しかけるなオーラを出していた
そしたら同期がいきなり「これあげる」とポケットから何かを取り出した同期が私の前に出したのは、Aのキーホルダーだった
それもただのキーホルダーじゃなくて、ある企業とコラボしたAに猫耳が付いている、
その時にはプレミアがついていたグッツだった
欲しくて欲しくてたまらなかったけど手に入らなくて、生で見るのが初めてだったから、
最初は目の前に何があるのかすら分からなかった
キーホルダーを認識した瞬間、それまで気持ち悪いと思っていた同僚が天使に見えた
「ありがとう!!」って手を伸ばしかけたら、同期はさっとキーホルダーを上に掲げて
「ただではあげられない」とニヤニヤ笑いながら言った
「は?」っていったら「僕とキスしてくれたらあげる」と言われた
固まってたら、同期がAのキーホルダーをいきなり口の中にいれてべろべろ舐め回し始めた弱虫ペダルかwwwwww>>36
うわ なんでわかったの?同期結構すごいな。
俺にはできない。
>>39
結構どころじゃない。
いろいろあってこの後結局退職させられたしね思考停止する私に、同期はよだれまみれのキーホルダーを吐き出して
「愛してるAとチューすると思っていいからさぁ」と無理やり私の手の上においた
よだれまみれで生暖いAを呆然と見ていたら、同期はニヤニヤしながらこういった
「負け犬のこんな男やめときなよ」
それでもう、人生でこれ以上ないくらいにキレた「ふざけんな!!あんたにあの人の何がわかる!!あの人がどれだけ
苦労をしていたか知らないくせに!どんな気持ちだったのか考えたことも
ないくせに!あなたよりあの人の方が1000倍かっこいいから!!
もういい!隠してたけど私はあの人が大好きだ!愛してる!お前なんかに
分かってたまるか!!!わたしはどんなにみっともなく負けても、
何があってもあの人を愛してる!!」
よく覚えていないけど、目撃者が言うにはこんな事をいっていて、最後には
わんわん泣きじゃくりながら同期の頭を30cmものさしで叩いていたらしい
ちなみに場所はオフィスのどまんなか。
昼休憩になると消灯されて、
強制的に食事に出なければいけないんだけど、残った仕事をしている人や、
デスクでくつろいでいる人がちらほらいる状況
私の声はフロア全体に響きわたっていて、休憩室にいた人まで覗きに来ていた
取り押さえられて冷静になった時「終わった」と思った取り敢えずその日はそれで帰されて、明日から出社しろと上司に言われた。
家に帰って冷静になると、死にたいと思った。
恋人がいるくせに二次元のキャラを愛し、職場で愛を叫ぶ女なんて
迷惑どころの話じゃない
もう会社にはいられない、やめてしまおうと本気で思った
そんなこんなで悶々と考えていたら、彼からメールがはいった
「いまから行ってもいい?」
最悪だと思ったけど、けじめは付けなければいけない。
私は「きて」とだけ送った
彼は20分位で家に来た
謝ろうとしたらいきなり抱きしめられて「ありがとう、ありがとう、ごめんなぁ」と言われた
そして彼はわんわん泣きだしたなるほど、それで勘違いか!
彼氏の頭もおめでたい...いや、この場合は仕方ないか.. 1 201…
