彼女へのお願い
2018/05/15
まどかさん貴女に想い焦がれる僕の気持はもう充分に伝わっていると思います。
それでもやはり,僕のことを受け入れてくれる気になれないのなら,僕が貴女のことをあきらめるための,「最後のお願い」を聞き入れて欲しいのです。
憧れの貴女のその手で,僕の下半身から「おちんちん」を切り落として欲しい。
そうでもしないと,どうにもあなたへの想いを断ち切れないのです。
僕の「おちんちん」は,もう随分以前から,貴女以外の女性には反応せず,まったく勃起できなくなってしまっています。
貴女以外の女性には何の役にも立たないというのに,貴女のことを想うと,思い出すだけで,激しく硬く勃起してしまい,自分の手で慰めて(瞬間的な空しい快感と共に)射精させるまでコチコチにいきり立ち続けて全然おさまらず,とても苦痛なのです。
-----なのに貴女は僕を受け入れてくれない。
でも,この陰茎を切断して取り去ってしまえば,貴女を口説く最終目的そのものが消え失せてしまうから,あなたのことをあきらめるしかなくなる。
と。
自分でも何度か切り取ろうと試みたのだけれど,はさみを持つ手を握り締めるその瞬間,「ひょっとしたら,万に一つでも,貴女が受け入れてくれるかもしれない」というあてのない考えが頭をよぎり,そのたび空しく思い留まってしまい,僕の下半身の真ん中には今も役に立たないモノがぶらさがり,いや,今も貴女を想って激しくいきり立ち,僕を苦しめています。
だから,お願いです。
たった一度,ほんの一瞬でいいから貴女のかわいい口に含んでもらった後,一気に噛み切ってもらえたら。
それで本望なのだけど,でもあなたのその手で切り取ってもらえるのならナイフでもはさみでも何でも構わない。
貴女に見せたら,そんな小さくて情けないモノ,あってもなくても一緒じゃない,って言われるかもしれないけれど。
とにかく根元からすっぱりとちょん切って,残らず全部取り除いてしまって下さい。
そして未練が残らぬように。
切り取った「おちんちん」は切り刻んで処分して欲しい。
これまで色々悩んで調べたんだ。
「人間の性欲の中枢は脳にあり,睾丸を取り除いても性欲はなくならない」らしい,事等。
そして最後の手段として「やはり,あこがれの貴女のその手で,切り落としてもらうしかない」と思って・・・。
実際に切り取った後の尿道の処理の仕方が問題になるので,陰茎癌の治療や性転換で陰茎を切断するときの手術の方法や,中国の宦官や宮刑のやり方も調べました。
切り取ってもらう時は激しい痛みに襲われるだろうし,出血多量で死ぬかもしれない。
「おちんちん」が無くなると,その後一生,用を足すときも不便になるに違いない。
でもそんなこともどうでもよく思えるくらい今こうして貴女に思い焦がれるこの苦しみに耐えきれなくなっています。
だから,貴女への激しい想いを,あなたの手で断ち切って下さい。
他の女性と,二度と交わる事ができない身体になることは後悔しません。
でも,この「おちんちん」をあなたの身体に挿入して,その奥にある子宮に精液を注ぎ,僕の子供を産んでもらえなかったことはものすごく心残りです。
???????????????????????????????????・・・という手紙を、僕は長い時間をかけて書き上げ、彼女に郵送した。
その手紙が届いて数日後、という頃合いを見て僕は彼女に電話をした。
「手紙を読んでくれた?」
「うん。でも、あんなこと、信じられない」
「でも、本気なんだ」
「あなたが本気だとしても、とても引き受けられない。お断りするわ」
「じゃあ、僕のことを受け入れてもくれないし、あきらめさせてもくれないんだね?それはぼくにとってものすごく残酷なことなんだ・・・」それから何か月か、あきらめずに僕は時々彼女に電話し、「お願い」を聞き入れてくれるよう懇願しつづけた。
そしてある日、彼女はようやく「最後のお願い」を実行する気になってくれた。
「じゃあ今度の土曜日、僕のアパートに来てくれるね。待っているよ」
「うん」
「じゃあ、血まみれになって捨ててもいい様な着替えを用意してきてね」そして土曜日。
前夜から絶食、下剤を飲んで腹を空にした僕は朝から準備に忙しかった。
ベッドの上にビニルシートを敷き、手足を拘束する紐や消毒の道具や、タオル、看護婦をしている知り合いに無理をいって頼んで持ち出してもらったメスを煮沸消毒・・・等々、揃えて行った。
そしてシャワーを浴びて特に念入りに下半身を洗い、陰毛をきれいにそり落とした。
身体を拭いてベッドに座り、陰部を丁寧に消毒していると玄関のベルがなった。
「どうぞ」
「こんにちは。きゃっ、もう裸になっているの?」
「消毒していたんだ。あ、僕のおちんちんを見るのも初めてだったんだよね・・・」
「思ったより、ていうよりちゃんと大きなおちんちんじゃない。ちょっと皮をかぶり気味だけど、取っちゃうなんてもったいないわ」
「もういいんだ。それより早速段取りを説明するよ」
「まず僕を動けないようにベッドに紐でくくりつけて。手足と腰と、しっかりほどけない様にね、そう、もっときつくしばって・・・うんOK」
「あ、そうだ、汚れてもいい服に着替えて、手を消毒液で洗ってきて」
「わかった」彼女はバスルームに入って行ったが、思いのほか早くふたたびバスルームのドアが開く音がした。
驚いたことに彼女は全裸で現れた。
初めて見る彼女の裸体は素晴らしかった。
「どうしてもあなたに身体を許すことはできないけど、せめてあなたが男性でいる最後の時に、私の身体を見せてあげる。かえって残酷なことかもしれないけれど」
「いや、うれしいよ。まどかさんの裸を見ながらおちんちんをMさんに切られるなら本当に本望だ。じゃあ、切り取る準備にとりかかって。それから、切り落としたあとは、傷口の処置は・・・」尿道の確保等、後の処理を彼女に説明した。
彼女はメモをとり、用意した色々なものを確認し、僕の指示に従っていよいよ切断作業にとりかかった。
まず、彼女の裸に感動して激しく勃起したおちんちんの根元を糸できつく縛った。
そして舌を噛まないように巻いたタオルを口に噛ませてもらった。
そして彼女はメスを手にとり、僕に向かって行った。
「本当に後悔しない?全部取っちゃっていいのね?しかも麻酔もなしで」
「・・・」声を出せない僕はうなづいた。
「おちんちんだけ取っちゃって、いいの? 睾丸が残っていると性欲が残ってすごく苦しいって聞いたけど」
(いいんだ)と言う表情で僕はもう一度うなづいた。
彼女は真剣な顔で左手で僕のおちんちんを握り、右手のメスを根元で縛った上にあててから一度止めて目をつぶり「切るわよ」と彼女自身に言い聞かせる様につぶやいた。
そして彼女が目を開いたと思った次の瞬間、下半身を凄まじい痛みが襲った。
彼女はうまく、一気に切り落としてくれたようだ。
(ああ、これが彼女をあきらめるために必要な痛みなんだ・・・)激痛の次に、切り口からどくどく出血しているのを感じ、彼女を見ると目に涙を浮かべて左手に切り落とした血まみれの物体 ?ほんのちょっと前まで僕のおちんちんだったもの? をにぎりしめ、ぼうぜんと立ち尽くしていた。
吹き出した血をあびて乳房にも陰部にも真っ赤な血しぶきがついた彼女の透き通るように白い裸体は、この世のものと思えないほど美しかった。
(まどかさん、ありがとう)僕は痛みと出血でだんだん気が遠くなっていった。
どのくらい気を失っていたのかよくわからないが多分ほんの少しの間だったかもしれない。
気が付くと彼女はもう服を着て落ち着き、ベッドの横の椅子に座っていた。
僕はまだ全裸でベッドに拘束されているが、くわえていたタオルは彼女が外してくれた様だ。
傷口の処置はしてくれたようだがまだ股間は猛烈に痛む。
「気が付いたのね。痛いでしょう。とりあえずあなたにいわれた通り、尿道が塞がらない様に栓をして、止血と消毒をしておいたわ。飛び散って血まみれになったあたりは掃除しておいたけど」
「本当にありがとう。無理なお願いを聞いてくれて感謝してるよ」
「もう拘束を解いていいかしら? 痛みを我慢してしばらく歩いたりしないといけないんじゃなかった?」
「うん」僕は文献や医学書を調べたあげく、最新の手術法ではなく、昔の中国の宮刑や宦官のやりかたに従うことにしたのだ(宮刑と違うのは睾丸は取らなかったことだが)。
拘束していた紐を切ってもらい、彼女に助けを借りながらなんとか身体をベッドの上に起こしたが、少し身体を動かしただけで傷口がひどく痛い。
「ううっ・・・」
「大丈夫?」
「仕方ないさ。ちょっとつかまらせてもらって、少し部屋の中を歩いてみる」彼女の肩を借り、ほんの少しだけ部屋の中を歩いたが、痛みに耐えかねてほんの5分ほどでギブアップした。
昔の宦官は陰茎、睾丸全てを切り足られた後すぐにずいぶん歩き回らされたらしいが本当だろうか?「痛み止めと抗生物質はあるみたいだけど、明日から生活できる?」
「一週間有給休暇をとったんだ。あさってあたり栓を抜いてオシッコがでれば大丈夫なはずだけど。それまでは絶食、水も飲めないんだよね」
「じゃあ、私は帰るわね。あなたのことは心配だけど。私もさすがに疲れた」
「ありがとう。お礼のしようもないけど」
「ううん。じゃあ、さようなら」その後、痛みもおさまり、傷口はふさがった。
トイレも個室を使わなければならないが、なんとか排尿もできるようになった。
そしておちついてくると、彼女への想いを断ち切ったことの満足感に浸りながら普通の生活に戻ることができた。
そしてそんな生活にも慣れ、傷口も全く問題なく治癒したころだった。
ある晩、突然目が覚め、僕は激しい性欲を感じた。
寝ぼけたまま、かつての様に自分のおちんちんを握り、しごいて慰めようとして愕然とした。
「無…